分散型無期限先物取引所(PerpDEX)の建玉残高(オープンインタレスト)が、2026年8月中旬から下旬にかけて約209億ドルに達し、年間の最高水準を記録したと報じられています。中央集権型取引所(CEX)からの資金シフトが進んでいることを示すデータとして注目されています。何が起きているのか整理します。

何が起きたのか:PerpDEXの建玉残高が過去最高水準に
PerpDEXの建玉残高は、2026年8月初旬の約148億ドルから約209億ドルへと増加し、年間で最も高い水準に達したと報じられています。建玉残高とは、決済されずに残っているポジションの総額を示す指標で、市場参加者がどれだけの資金をレバレッジ取引につぎ込んでいるかを表します。
興味深いのは、取引量自体は過去6ヶ月で34%減少しているにもかかわらず、建玉残高は増加している点です。これは、短期的な売買を繰り返すトレーダーが減る一方で、ポジションをより長期間保有する投資家が増えていることを示唆していると分析されています。
なぜHyperliquidが牽引しているのか
この建玉残高の増加を牽引しているのが、当サイトでも紹介しているPerpDEX「Hyperliquid」です。Hyperliquidが強さを保っている背景として、以下の点が挙げられています。
- 厚い流動性
- 中央集権型取引所に近い水準で機能するオーダーブック方式のマッチングエンジン
- 誰でも許可なく新しい市場を立ち上げられる仕組み
さらにHyperliquidは、株式やコモディティなど現実資産(RWA)を対象とした無期限先物にも対応しており、2026年5月末時点でRWA関連の建玉残高は26.5億ドルに達したと報じられています。
CEXからPerpDEXへのシフトが進む
建玉残高全体に占める中央集権型取引所(CEX)のシェアは、2025年初の96.4%から2026年4月30日時点で86.5%まで低下したとされています。逆にPerpDEXのシェアは10月以降10%を超える水準で推移しており、分散型の無期限先物取引所が着実に存在感を増していることがうかがえます。
Hyperliquid以外の主要PerpDEXも成長中
当サイトで紹介しているAsterをはじめ、複数のPerpDEXがこの市場成長の中で存在感を強めています。ウォレット接続だけで取引を始められる手軽さも、PerpDEX全体の人気を後押ししている要因の一つです。
Hyperliquidを試してみる
Hyperliquidは口座開設不要、MetaMask等のウォレット接続だけで取引を始められるPerpDEXです。詳しい始め方は当サイトのHyperliquid解説記事で紹介しています。
利用にあたっての注意点
- 建玉残高の増加は市場の活況を示す一方、レバレッジ取引のリスクが積み上がっていることも意味します。急激な価格変動時には強制決済(ロスカット)が連鎖するリスクがある点に注意が必要です
- PerpDEXは口座開設が不要な分、CEXのような本人確認プロセスがないため、自己責任での資金管理がより重要になります
まとめ
PerpDEXの建玉残高は2026年8月に年間最高値の209億ドルに達し、Hyperliquidを中心に分散型の無期限先物取引所が着実に存在感を増しています。CEXからのシェアシフトも進んでおり、今後もこの傾向が続くか注目されます。


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