結論から言うと、ビットコイン(BTC)は8月26日に一時81,000ドルを超えたものの、利益確定売りに押されて8万ドルを割り込み、78,000ドル台まで反落しました。同日からジャクソンホール会合が開幕し、相場は正念場を迎えています。なぜここまで急騰したのか、そしてこれからどこに注目すべきかを整理します。

何が起きたのか:8万ドル割れと利益確定売り
ビットコインは8月26日、一時81,000ドルを超える場面がありましたが、その後は上げ幅を縮小し、78,000ドル台まで反落しました。8月20日以降の上昇率は約22%に達しており、この急騰を受けた利益確定売りが出たことが反落の要因とみられています。
なぜここまで急騰したのか:きっかけは財務省の発表
一言で答えると、今回の急騰のきっかけは米財務省による国債買い戻し規模の拡大発表です。ベッセント財務長官は8月19日、長期国債(10〜20年債、20〜30年債)を対象とする流動性支援目的の買い戻しについて、1回当たりの買い入れ上限を従来の20億ドルから40億ドル以上に引き上げると発表しました(実施は9月9日から)。
この発表を受けて長期国債の利回りが低下し、リスク資産への資金流入が加速。ビットコインは発表当日、12時間足らずで64,100ドルから69,500ドルまで8.2%急伸し、その後の1週間で約23%上昇するという、2年ぶりの大幅な週間上昇を記録しました。
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次の焦点:ジャクソンホール会合とウォーシュ議長の初講演
8月27日から29日にかけて開催されるジャクソンホール会合では、FRB議長ケビン・ウォーシュ氏の就任後初となる基調講演が8月28日に予定されています。今回のシンポジウムのテーマは「金融イノベーション:決済と政策への影響」とされており、金融政策の方向性そのものに加え、ステーブルコインや決済インフラといったデジタル資産関連の議論にも注目が集まっています。
反落局面で注意したいこと
- 22%規模の急騰の後の反落は、利益確定売りとして自然な値動きです。パニックにならず、なぜ下落したのかという理由を確認することが重要です
- ジャクソンホール会合の講演内容次第では、相場が再び大きく動く可能性があります。レバレッジ取引を行う場合は、想定より大きな値幅に備えておくことをおすすめします
- 財務省の買い戻し措置の実施は9月9日からであり、発表と実施の間にはタイムラグがあります。「材料出尽くし」による調整が続く可能性も念頭に置いておきましょう
まとめ
ビットコインは8月26日に一時81,000ドルを超えた後、利益確定売りで8万ドルを割り込みました。急騰のきっかけは米財務省による長期国債買い戻し規模の拡大発表で、ベッセント財務長官が8月19日に明らかにしたものです。8月27日から開催されるジャクソンホール会合とウォーシュ議長の就任後初講演(8/28)が、次の相場の方向性を左右する重要なイベントとして注目されます。


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