ベストセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者、2026年2月、ロバート・キヨサキ氏のビットコインに関する発言がX(旧Twitter)で物議を醸しました。
事の発端は、同氏が「6,000ドルでビットコインの購入を停止した」と投稿したこと(2月5日のXへの投稿。Bitcoin.comの報道、2026年10月17日確認)。
これに対し、「ずっと買い増ししていると言っていたのは嘘だったのか?」と批判が殺到。本人は2月7日のXへの投稿で「自分が買った値段(本人は”strike price”と表現)は覚えている。買った日付は関係ない」と反論し、「6,000ドルになればまた買う」とも書いていますが(Bitcoin.comの報道、2026年10月17日確認)、投資家の間では「後付けの言い訳ではないか」と失望の声が広がっています。
結論から言います。
有名人の「発言」や「言い訳」に振り回されていると、あなたは真実を見失います。
見るべきなのは「言葉」ではなく、大口が実際に動かしている「資金(事実)」だけです。
口先だけの言い訳 vs 身銭を切るBinance
論より証拠です。インフルエンサーが言葉遊びをしている間に、取引所が何をしたかご覧ください。
これは2026年2月9日に、世界最大の仮想通貨取引所Binance(バイナンス)が公式X(@binanceの投稿)で発表したデータです(DL News、2026年2月9日、2026年10月17日確認)。
Binanceは、ユーザー資産保護基金(SAFU)のために、4,225 BTC(約3億ドル相当、DL Newsの報道)を市場から買い増ししました。

【両者の決定的な違い】
- キヨサキ氏:「6,000ドルで購入停止」と書いたあと、「買った値段(strike price)の話で、日付は関係ない」と説明を足した。
- Binance:利用者保護のための基金(SAFU)の資金のうち、約3億ドル分をビットコインに替えたと公式Xで発表した。
発言と、実際の資金の動き(公式の投稿やオンチェーンの記録)は、分けて確かめるのが確実です。
発言より「実際の資金の動き」を見る
今回のキヨサキ氏のように、有名人の発言はあとから説明が変わることがあります。
発言だけで判断せず、公式の発表や記録で「誰が、いつ、どれだけ動かしたか」を確かめることが大切です。
有名人の発言より、実際にお金が動いた事実(誰が、いつ、どれだけ買ったか)を一次情報で確かめるほうが、判断の材料になります。
ただし、大口が買ったからといって値上がりが約束されるわけではありません。買うかどうか、いくら買うかは、ご自身の資金と目的で決めてください。
日本に住んでいる人が使える取引所は?
「じゃあBinanceで買えばいいの?」と思うかもしれませんが、海外版のBinance(binance.com)は、金融庁から無登録営業で2回(2018年3月・2021年6月)警告を受けており(金融庁「暗号資産・電子決済手段関係」の警告書の一覧)、日本に住んでいる人は使えません。海外版での日本居住者向けのサービスは、2023年12月1日に終わっています(Binance公式「Discontinuation of Binance Global Platform for Residents in Japan」、2026年10月17日確認)。日本居住者が使えるのは、金融庁に登録されたBinance Japan(暗号資産交換業者 関東財務局長 第00031号)です(金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」、2026年10月17日確認)。
では、日本に住んでいる人がビットコインを売買するには、どんな点で取引所を選べばよいのでしょうか?
- 手数料が安い
- 日本語に完全対応している
- 金融庁の警告を含む安全性・運営実績を確認できる
この3つの点で、日本人が使える海外取引所を、金融庁の警告の有無も含めて以下の記事で比較しました。
海外取引所は日本の金融庁に登録されていないため、比較記事で各社への警告の有無も確かめてから選んでください。
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