Binance(バイナンス)は2026年8月23日、HTX(Huobi)・EXMOを含む11の暗号資産プラットフォームとの取引(送受金)を遮断すると発表しました。今月上旬に遮断した5プラットフォームと合わせると、対象は合計16取引所に達します。Binanceを利用している方にとっては、資金の送受金に直接関わる実務的な注意が必要な話です。何が起きているのか整理します。

何が起きたのか:Binanceが11プラットフォームとの取引を遮断
Binanceは2026年8月23日から、以下の11の暗号資産プラットフォームとの取引(送金・受金)を遮断すると発表しました。
- HTX(Huobi Global SA)
- EXMO Ltd
- Rapira
- Aifory Pro
- ABCeX
- WhiteBird
- NoOnecrypto
- Tradex
- Monease
- BitPapa
- Exnode
Binanceは今月上旬にも、Shelbit、Aban Tether Exchange、A7 Nigeria、A7 Africa、PilotFinanceの5プラットフォームを既に遮断しており、今回の11プラットフォームを合わせると、合計16の取引所・プラットフォームがBinanceとの取引から締め出される形になります。
なぜ遮断されるのか:規制上の根拠
当サイトでも先日取り上げた通り、HTXを含む14の暗号資産・決済サービス事業者は、EU(欧州連合)が2026年7月に採択した対ロシア制裁の「21次制裁パッケージ」の対象に指定されています(詳細記事参照)。今回Binanceが遮断する16プラットフォームのうち14はこのEU制裁対象と一致しており、残る2つ(Shelbit、Aban Tether Exchange)は米財務省が2026年8月7日に個別に指定したものとされています。
Binanceユーザーへの実務的な影響と注意点
Binanceは、対象プラットフォームへの送金・受取を試みた場合、コンプライアンス審査の対象となり資金が保留される可能性があると注意喚起しています。具体的には以下の点に注意が必要です。
- HTX・EXMO等、上記16プラットフォームのいずれかとの間で送受金の予定がある場合、8月23日以降は実行できなくなります
- 誤って対象プラットフォームに向けて送金しようとした場合、取引が保留され、資金の引き出しに時間がかかる可能性があります
- 該当プラットフォームに資産が残っている場合、Binance経由での資金移動ができなくなるため、各プラットフォーム側の公式な手続き(引き出し等)で対応する必要があります
まとめ
Binanceは2026年8月23日から、HTX・EXMOを含む11プラットフォームとの取引を遮断し、今月分と合わせて計16プラットフォームが対象になりました。これはEUの対ロシア制裁と米財務省の指定に基づく措置です。該当プラットフォームとの送受金を予定していた方は、Binance側での取引ができなくなる点に注意が必要です。規制対象になっていない大手海外取引所(MEXC・BingX等)を利用する場合も、日頃から取引所の規制状況を確認しておくことをおすすめします。


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