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BitradeX(ビットレードエックス)は、「AIが自動で運用して高い利回りを出す」とうたう海外の暗号資産サービスです。BitradeXは2026年8月15日に公式サイトで出金機能の一時停止を発表し、10月13日時点でも再開の公式発表はありません。
この記事は「BitradeXは詐欺なのか、ポンジスキームなのか」を判断するための材料を、BitradeXの公式発表、タイ・マレーシア・カナダの金融当局の警告、日本の金融庁の一覧といった一次情報だけで整理します。後半では、同じ型の投資話を見分けるチェックリストと、名前の似たBIKDEX・BitKeepXについても確認した事実をまとめます。
すでに入金していて出金できない人は、手順と相談先を詳しくまとめた「BitradeXで出金できない|今やるべきことと相談先」を先に読んでください。
この記事の結論(2026年10月13日時点)
- BitradeXを詐欺と認定した日本の裁判所の判断や当局の処分は、2026年10月13日時点で確認できません。
- ただしBitradeXの公式発表には、元本と収益の保証・年利182.5%・ロック期間・紹介報酬・出金停止という、ポンジスキームに共通する5つの特徴がそろっています。
- BitradeXは日本の金融庁に登録されていません。名前の似た国内の登録業者ビットトレード(BitTrade、関東財務局長 第00007号)とは別の会社です。タイ証券取引委員会(2026年2月26日)、マレーシア証券委員会(2026年3月16日)、カナダ・アルバータ州証券委員会(2026年4月16日)が、無登録・無認可の業者として警告しています。
- BitradeXの出金は2026年8月15日から止まったままで(10月13日に公式サイトのお知らせで確認)、9月のアプリ更新(v1.3.5・v1.3.6)にも出金再開の記載はありません。アプリは10月13日時点でもv1.3.6のままです。
- 新たな入金はしないでください。出金のための「手数料・税金・保証金」の支払いにも応じず、記録を残して警察(#9110)・消費者ホットライン(188)に相談してください。
- BitradeXは詐欺?結論:公式発表から5つの危険サインが確認できる
- BitradeXの最新状況:出金停止はいつから?2026年3月〜10月の時系列
- BitradeXとは?AiBot・USDN・USDXの仕組みを図で理解する
- BitradeXは金融庁に登録されている?金融庁と各国当局の警告
- BitradeXはポンジスキーム?AI自動運用型ポンジの手口比較(HyperFund・MTI)
- ポンジスキームの見分け方:AI自動運用型投資のチェックリスト10項目
- BIKDEX・BitKeepXは詐欺?当局の警告は未確認、運営会社も不明
- BitgetTradex・BitDeal・DorxBit・Bit Eprex・Bitgoexesは詐欺?名前が似たサービスに注意
- 入金してしまった・出金できない人が最初にやること
- 安全な取引先の調べ方:金融庁の登録業者を確認する手順
- BitradeXに関するよくある質問(FAQ)
- まとめ:BitradeXは「保証・高利回り・紹介報酬・出金停止」がそろった危険なサービス
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- 出典(一次情報)
BitradeXは詐欺?結論:公式発表から5つの危険サインが確認できる
BitradeXを詐欺と断定した日本の裁判所の判断や、日本の当局による摘発の発表は、2026年10月13日時点で確認できません。ただし、BitradeX自身が公式ヘルプセンターと公式サイトで公開している発表を読むと、ポンジスキーム(後から入った人のお金を先の人への配当に回す仕組み)に共通する特徴が5つそろっています。
| 危険サイン | BitradeXの公式発表で確認できる事実 | 判定 |
|---|---|---|
| ① 元本・収益の保証 | 公式FAQで「収益保証」「元本+収益の二重保証」と説明 | × |
| ② 異常に高い利回り | AI 360Dで年利182.5%、キャンペーンでは最後の30日が最大272.5%(2026年7月14日の公式発表) | × |
| ③ 元本のロック | AI 30-360は30〜360日のロック期間中、早期償還できない(公式FAQ) | × |
| ④ 紹介・チーム報酬 | VIP/SVIPの「差額収益率」が最大84%(8月24日から64%に引き下げ)、同ランク収益率20% | × |
| ⑤ 出金の制限 | 8月15日に出金停止。8月24日からは収益の25%を「直接出金できない口座」へ振り分け | × |
この5つは、「運用で稼いでいる」のではなく「新しい入金で配当を払っている」サービスが資金繰りに行き詰まったときに出てくる動きと同じです。BitradeXにまだ入金していない人に、新規の入金をする理由はありません。
BitradeXのように、運営の「資産は安全」という説明を外から確かめる手段がないサービスと違い、日本で暗号資産を扱う業者は金融庁への登録が必要です。登録業者には、利用者から預かった暗号資産を自社の資産と分けて管理すること(分別管理)が法律で義務づけられていて、登録番号は金融庁の一覧で誰でも照らし合わせられます。たとえばOKJ(オーケーコイン・ジャパン、関東財務局長 第00020号)は、預かった暗号資産を100%コールドウォレットで分別管理していると公式ヘルプで説明しています(貸暗号資産を除く)。登録業者でも価格は上下し、元本は保証されません。
当サイトの紹介リンクからOKJに登録し、メールアドレスの登録から90日以内に2万円以上の取引(約定)をすると、2,000円分のビットコインがもらえます(OKJ公式、2026年10月時点)。当サイトはOKJと紹介提携しており、このリンクから登録があると報酬を受け取ることがあります。
BitradeXの最新状況:出金停止はいつから?2026年3月〜10月の時系列
BitradeXでは2026年7月末にシステムの拡張・性能の最適化を理由とするメンテナンスとアカウント機能の停止、8月15日に出金停止、9月13日に運用商品AiBotの終了と残高の移し替えが発表され、10月13日時点でも出金は止まったままです。BitradeXの公式発表、公式X、当局の資料、報道を日付順にまとめます。
| 日付(2026年) | 出来事 | 出典 |
|---|---|---|
| 2月26日 | タイ証券取引委員会(SEC)が、BitradeXの公式サイト・アプリ・Facebookページを「無認可のデジタル資産事業」として投資家警告リストに掲載 | タイSEC |
| 3月16日 | マレーシア証券委員会が投資家警告リストに「BitradeX」を追加 | SC Malaysia |
| 4月16日 | カナダ・アルバータ州証券委員会が投資注意リストに追加 | ASC |
| 7月上旬 | 「1.8億USDT規模の準備金証明(PoR)がCoinMarketCapに掲載された」と発表 | 公式ヘルプ |
| 7月14日 | AI 360D(年利182.5%)の「高金利枠」を100万USDT分追加で販売 | 公式ヘルプ |
| 7月28日 | 「システム拡張と性能最適化」のメンテナンスを発表。「資産の安全には影響しない」と説明 | 公式ヘルプ |
| 8月9日 | 一部のホットウォレットが外部から攻撃されて資産を失い、既存ユーザーの資産を一度に払い戻せないと発表(報道による) | NADA NEWS |
| 8月11日 | 8月24日から、収益と紹介報酬の25%を「取引金アカウント」(直接出金できない口座)に振り分けると発表 | 公式ヘルプ |
| 8月15日 | 出金機能を段階的に再開しようとしたが問題が残り、出金機能を一時停止。再開時期は「別途お知らせ」 | 公式サイト |
| 9月5日 | 公式XでCEOが動画で説明。「大規模なシステムアップグレード中で、9月15日までに完了する見込み」 | 公式X |
| 9月13日 | アプリV1.3.5を発表。AiBotを終了し、残高をEco Account(USDX)へ移行。BYBステーキング(180日・360日)を開始 | 公式ヘルプ |
| 9月28日〜30日 | Android版(9月28日)とiPhone版(日本時間9月30日)がv1.3.6に更新。更新内容はVIP向けのデザイン、読み込みの改善、チーム一覧と収益グラフの表示で、出金の記載はなし | Google Play/App Store |
| 10月13日 | 公式サイトの出金のお知らせは8月15日付のまま。公式ヘルプセンターにも9月15日より後の新しい発表はない。アプリはiPhone版・Android版ともv1.3.6のまま | 当サイト確認 |
アップデートで出金できるようになる?ログインできない・アプリが見つからないときは?
アプリ更新の中身、払ってはいけない請求、ログインやカードの不具合への対処は「BitradeXで出金できない|8月から停止、アップデート後も再開せず」で詳しく説明しています。この記事では、BitradeXが「詐欺・ポンジスキームか」を判断する材料に絞ります。
8月15日:BitradeXが出金機能を一時停止
BitradeXは公式サイトの「出金サービスのメンテナンス進捗に関するお知らせ」で、前日に出金機能を段階的に戻そうとしたところ一部の問題が解決していなかったため、出金機能を一時停止したと発表しました。再開の時期は示されておらず、2026年10月13日時点でも同じお知らせが最新のままです。

BitradeXが8月15日に出金機能を一時停止し、再開時期を示していないことがわかる(出典:BitradeX公式サイト。2026年10月13日時点でも同じお知らせが最新)
8月11日:収益の25%が「出金できない口座」へ
出金停止の4日前、BitradeXは「VIP/SVIP 差額収益率の調整および取引金アカウントのローンチに関するお知らせ」を出しました。8月24日から、AiBotの運用収益と紹介報酬のうち25%を新設の「取引金アカウント」に入れる、という内容です。
公式発表によると、取引金アカウントのお金は直接の出金も、他のユーザーへの送金も、他の口座への振替もできません。使えるのは「プラットフォームが指定する取引」だけで、その取引機能の開始時期も未定です。つまり8月24日以降、画面に表示される収益の4分の1は、引き出す手段がない状態で積み上がっています。

8月24日から収益の25%が入る「取引金アカウント」は直接出金できないことがわかる(出典:BitradeX公式ヘルプセンター、2026年8月11日公開)
9月13日:AiBotを終了し、残高を「USDX」とBYBステーキングへ
9月13日の「BitradeX App V1.3.5 重要バージョンアップのお知らせ」で、BitradeXは次の変更を発表しました。
- 従来のAiBot資産運用サービスを終了し、残高は新しい「Eco Account」に移す
- AiBotの収益単位「USDN」を、新しい単位「USDX」に1対1で交換する
- USDXは「参考年率約3%」の運用に回せる
- USDTとUSDXを組み合わせて「BYBステーキング」(180日・360日など)に参加できる
- 招待関係は保持し、チーム実績と報酬の仕組みを作り直す
注目したいのは、この発表に「出金を再開する」という言葉がどこにもないことです。出金できない残高を別の社内単位に替え、さらに180〜360日のステーキングに誘導する流れは、出金を先送りする動きと読めます。BYBステーキングはUSDTとUSDXを組み合わせて参加する設計で、手元にUSDTがなければ追加入金が必要になります。

AiBotの終了と残高の移行が発表され、出金再開には触れていないことがわかる(出典:BitradeX公式ヘルプセンター、2026年9月13日公開)
「ホットウォレット攻撃」と「準備金1.8億USDT」の説明が合わない
BitradeXの公式FAQは「プラットフォーム資産の95%をマルチシグのコールドウォレットで保管している」「2,000万ドルの特別リスク準備金がある」と説明しています。7月には「1.8億USDT規模の準備金証明をCoinMarketCapに掲載した」とも発表しました。
ところがNADA NEWS(2026年8月11日)によると、BitradeXは8月9日に「一部のホットウォレットが攻撃され、残った準備金では既存ユーザーの資産を一度に払い戻せない」と説明しています。資産の95%が攻撃されにくいコールドウォレットにあり、1.8億USDTの準備金があるなら、ホットウォレットの被害だけで出金が止まるという説明とは合いません。この食い違いについて、BitradeXは公式に説明していません。
BitradeXとは?AiBot・USDN・USDXの仕組みを図で理解する
BitradeXのAiBotは、預けた暗号資産を運営が社内の単位「USDN」に替え、「AIの自動売買で出た」とする収益を毎日USDNで表示する商品です。公式FAQにもとづいて、お金の流れを整理します。
| 用語 | 公式の説明 | 利用者から見た注意点 |
|---|---|---|
| AI 30-360 | 30・90・180・360日の定期商品。ロック期間中は早期償還できない | 元本がすぐ戻らない |
| AI Daily | いつでも解約できる商品。保有期間が長いほど利率が上がる | 長く置くほど得に見える設計 |
| USDN | AiBotに参加した時だけ得られる「証書」。USDTと1対1で固定 | 外部の取引所では売れない社内単位 |
| BTX | BitradeXのプラットフォームトークン。預けた資産はいったんBTXに替えられ、USDNに変わる | 両替のたびに手数料がかかる |
| USDX(9月〜) | USDNを1対1で交換する新単位。参考年率約3% | これも社内単位。出金再開の説明はない |
公式FAQの説明では、預けたUSDTなどは「BTX → USDN」と社内の単位に替えられ、収益もUSDNで積み上がります。画面の残高が増えていても、それは運営が表示している数字で、外に引き出せて初めて自分のお金になります。
図:ポンジスキームのお金の流れ(BitradeXの公式説明と重なる部分)
USDTを入金
(BTX→USDN)に交換
「配当」と紹介報酬
出金制限・停止
図:Coin Map編集部作成。BitradeXが実際に後の入金を配当に回しているかは外部から確認できない。図は一般的なポンジスキームの構造と、BitradeXの公式発表で確認できる部分の対応を示したもの
年利182.5%はどれくらい異常か:数字で比べる
BitradeXが7月に販売したAI 360Dの年利182.5%は、日利にすると0.5%です。米国証券取引委員会(SEC)が2024年に摘発したポンジスキーム「HyperFund」がうたっていた「1日0.5〜1%」の下限と、ちょうど同じ水準です。
うたわれていた年利の比較(単利で年換算)
出典:BitradeX公式ヘルプ(オリビエ・ジルー氏との提携告知、2026年7月14日、9月13日)、米SEC(2024年1月29日)。棒の長さは365%を100%とした比率

BitradeXが年利182.5%(最後の30日は最大272.5%)をうたっていたことがわかる(出典:BitradeX公式ヘルプセンター、2026年7月14日公開)
100万円相当を預けた場合のシミュレーション
年利182.5%(日利0.5%)のAI 360Dに、100万円相当のUSDTを預けたとします(価格変動と手数料は考えない単純計算)。
| 項目 | 金額(円相当) | 説明 |
|---|---|---|
| 1日の表示収益 | 5,000円 | 100万円×0.5% |
| うち取引金アカウント行き(8/24〜) | 1,250円 | 25%。直接出金できない |
| 360日後の表示収益 | 180万円 | 5,000円×360日 |
| 元本 | 100万円 | 360日間ロック。途中解約できない |
| 運営が1年後に払う必要がある額 | 280万円 | 元本+収益。預かった額の2.8倍 |
預かったお金を1年で2.8倍にして返し続けるには、AIの売買で毎年180%以上の利益を出し続ける必要があります。これを「保証」できる運用は、現実の金融市場には存在しません。払える原資が新規の入金しかなくなったとき、出金制限が始まります。
BitradeXは金融庁に登録されている?金融庁と各国当局の警告
BitradeXは、日本の金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月1日現在、27業者)に載っていません。海外では、少なくとも3つの金融当局(タイ・マレーシア・カナダのアルバータ州)がBitradeXを無登録・無認可の業者として名指しで警告しています。一方、日本の金融庁の警告リストには、10月13日時点でBitradeXの名前はありません。
| 国・当局 | 日付 | 内容 |
|---|---|---|
| タイ証券取引委員会(SEC) | 2026年2月26日 | 投資家警告リスト(Investor Alert)に、BitradeXの公式サイト(bitradex.ai)・Google Playのアプリ・Facebookページを「無認可のデジタル資産事業」として掲載 |
| マレーシア証券委員会(SC) | 2026年3月16日 | 投資家警告リスト(無認可のサイト・商品・会社の一覧)に「BitradeX」を追加。取引・投資をしないよう呼びかけ |
| カナダ・アルバータ州証券委員会(ASC) | 2026年4月16日 | 投資注意リストに追加。BitradeXとbitradex.aiは同州で証券・デリバティブの取引や助言の登録がない |
| 日本・金融庁(登録) | 2026年9月1日現在の一覧 | 暗号資産交換業者登録一覧(27業者)に掲載なし |
| 日本・金融庁(暗号資産の無登録業者への警告) | 2026年10月13日確認 | 「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等」(国内・海外)に掲載なし。最新の掲載は2026年9月のIzakaya Limited(IZAKA-YA) |
| 日本・金融庁(金融商品取引業の無登録業者への警告) | 2026年10月13日確認(9月25日更新の一覧) | 「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等」に掲載なし |

マレーシア証券委員会が2026年3月16日にBitradeXを警告リストに追加したことがわかる(出典:Securities Commission Malaysia)
タイ証券取引委員会(SEC)は2026年2月26日、BitradeXを「無認可のデジタル資産事業(Unlicensed digital asset business)」として投資家警告リストに載せました。対象として挙げられているのは、公式サイト(bitradex.ai)、Google Playで配布されているBitradeXのアプリ(日本のGoogle Playで配布されているものと同じアプリ)、BitradeXを名乗るFacebookページの3つです。マレーシア証券委員会の警告より約2週間半早く、当サイトが確認できた当局の警告の中では、もっとも早い日付です。タイSECの「Investor Alert」で「bitradex」と検索すると確認できます(2026年10月13日確認)。
金融庁の警告リストに名前がないことは、「安全」という意味ではありません。金融庁の一覧は、警告書を出した時点で無登録営業が確認できた業者だけを載せたもので、金融庁自身が「掲載されていない者であっても、無登録交換業に該当する行為を行っていることがあり得る」と注意書きしています。
BitradeXのほかに、出金停止や金融庁の警告を受けているサービス(IZAKA-YA、Zoomexなど)の最新状況は「仮想通貨の詐欺・出金停止・金融庁警告の一覧」で、1サービス1行で確認できます。
国内の「ビットトレード」とは別の会社
名前が似ているビットトレード株式会社は、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者(関東財務局長 第00007号)です。BitradeX(ビットレードX)とビットトレードは無関係の別会社で、ビットトレード(BitTrade)自身も2026年8月12日に公式Xで「BitradeXの提供・運営には一切関与していない」と注意を呼びかけています。
「英国の法人登記」「米国MSB」は投資運用の許可ではない
BitradeXは「英国で登録された会社」「米国MSBライセンスを取得」と説明しています。英国の法人登記簿(Companies House)には、BITRADEX FINTECH LIMITED(会社番号16322746、2025年3月18日設立)が登録されています。
しかし、法人登記は会社を作った記録にすぎず、金融サービスの許可ではありません。MSB(Money Services Business)は米国の財務省金融犯罪取締ネットワーク(FinCEN)への送金業者などとしての登録で、「元本保証の運用商品を日本の個人に売ってよい」という許可ではありません。日本の居住者を相手に暗号資産の売買や交換を仲介するには、金融庁への登録が必要です(資金決済法第63条の2)。
BitradeXはポンジスキーム?AI自動運用型ポンジの手口比較(HyperFund・MTI)
「AIやボットが自動で運用して毎日配当が出る」という形のポンジスキームは、過去に米国当局が大規模に摘発しています。BitradeXの公式発表と、米SEC・米CFTC(商品先物取引委員会)が公表した2つの事件を並べると、共通点がはっきり見えます。
| 項目 | BitradeX | HyperFund | Mirror Trading International(MTI) |
|---|---|---|---|
| うたい文句 | AIの自動量的取引(AiBot) | 暗号資産マイニング | 自動売買ボットによるFX取引 |
| 約束した利回り | 年利最大182.5%(キャンペーン時272.5%) | 1日0.5〜1% | 高いリターン(ボットの運用益) |
| 保証 | 元本+収益の「二重保証」 | 高リターンを「保証」 | 架空の取引明細で運用益を装う |
| 紹介報酬 | VIP/SVIPの差額収益・チーム報酬 | 会員制のマルチ商法型 | マルチ商法型 |
| 社内の単位・トークン | BTX・USDN→USDX | — | 入金はビットコインのみ |
| その後 | 2026年8月15日に出金停止(10月13日時点で再開の発表なし) | 2022年に崩壊し出金不能。2024年1月、SECが創業者らを詐欺で提訴 | 2022年6月、CFTCが提訴。2023年4月にCEOへ17億ドル超の賠償と17億ドル超の制裁金、同年9月にMTIへ17億ドル超の賠償を命じる判決 |
| 集めた額 | 公表なし(準備金は1.8億USDTと自称) | 17億ドル超 | 29,421BTC(17億ドル超) |
HyperFundについてSECは「マイニング事業はほとんど行っておらず、投資家の入金以外に収入がなかった」、MTIについてCFTCは「ボットによるFX取引はほとんど行われず、架空の取引明細を見せていた」と認定しています。どちらも最初の数か月〜数年は配当が出て、出金もできていました。「出金できた人がいる」ことは、安全の証明になりません。
日本でも、警察庁の統計でSNS型投資詐欺の被害は2025年に9,523件・1,288.0億円(前年比+47.9%)にのぼり、警察庁は「必ずもうかる」「元本保証」といった文言を含む広告を確認したとしています。

SNS型投資詐欺の被害が2025年に9,523件・1,288.0億円だったことがわかる(出典:警察庁、2026年6月5日公表)
SNSやマッチングアプリで知り合った相手に投資を勧められたときの見分け方はマッチングアプリ・SNSで仮想通貨の投資を勧められたら詐欺?で解説しています。
ポンジスキームの見分け方:AI自動運用型投資のチェックリスト10項目
次の10項目のうち1つでも当てはまれば、入金をやめて金融庁の登録一覧を確認してください。BitradeXに限らず、「AI」「自動売買」「アービトラージ」をうたう投資話の見分け方です。

ポンジスキーム型サービスに共通する危険信号を一覧で確認できる(図:Coin Map編集部作成)
| No. | チェック項目 | BitradeXの場合 |
|---|---|---|
| 1 | 「元本保証」「収益保証」「損失は補填」と説明される | 該当(公式FAQ) |
| 2 | 年利が数十%〜数百%、または「日利◯%」で表示される | 該当(年利182.5%) |
| 3 | 元本にロック期間があり、途中で引き出せない | 該当(最長360日) |
| 4 | 人を紹介すると報酬が入り、ランクが上がると報酬率が上がる | 該当(VIP/SVIP) |
| 5 | 「独自AI」「量的取引」と言うが、売買の中身や損益の検証方法が示されない | 該当 |
| 6 | 入金すると外では使えない社内の単位・トークンに替えられる | 該当(USDN・USDX) |
| 7 | 金融庁の登録一覧に名前がない/海外当局の警告リストに載っている | 該当(タイ・マレーシア・カナダ) |
| 8 | 「期間限定」「先着◯万ドル枠」で入金を急がせる | 該当(高金利枠100万USDT) |
| 9 | 著名人の起用や海外イベントで信用を演出する | 該当(元サッカー仏代表オリビエ・ジルー氏との提携と「年利最大180%」を公式に告知) |
| 10 | 出金の前に「手数料」「税金」「認証費」を求められる | 報道・相談事例あり |
日本では、元本の全額以上を払い戻すと約束して不特定多数からお金を集めることは、出資法第1条で禁じられています。「元本保証の高利回り」という話は、その時点で疑う理由になります。
ポンジスキーム・マルチ商法・登録業者は何が違う?
ポンジスキームは「運用益がないのに、後から集めたお金で配当を払う」仕組みで、紹介報酬の有無は問いません。紹介報酬で会員を増やすマルチ商法の形をとると、新しい入金が集まりやすくなるため、AI自動運用型の投資話では両方が組み合わさることがよくあります。
| 比べる点 | ポンジスキーム | マルチ商法型の投資話 | 金融庁の登録業者 |
|---|---|---|---|
| 配当・利益の元手 | 後から入った人の入金 | 紹介した人の入金から報酬 | 利用者自身の売買の損益 |
| 元本・利回りの保証 | ×(保証をうたう) | ×(保証をうたうことが多い) | ◎(保証しない) |
| 紹介報酬・ランク制度 | △(あることが多い) | ×(中心の仕組み) | ○(紹介特典はあっても配当の仕組みではない) |
| 預けたお金の管理 | ×(外から確認できない) | × | ◎(分別管理が法律で義務) |
| 崩れるきっかけ | 新しい入金が減ったとき | 勧誘が止まったとき | ― |
BitradeXの公式発表で確認できるのは「保証」「紹介報酬・ランク制度」「社内単位への交換」で、表の左2列と重なります。BitradeXが実際に後の入金を配当に回していたかは外から確認できませんが、利用者から見た危険は同じです。
高利回りをうたう案件の見分け方は「仮想通貨の「利回り」、何%なら安全?怪しい高利回り案件の見分け方」、AI自動売買botの話題については「「AIで自動売買botを作って一晩で数十倍」の実態検証」でも詳しく解説しています。
BIKDEX・BitKeepXは詐欺?当局の警告は未確認、運営会社も不明
BIKDEX(ビクデックス)とBitKeepX(ビットキープX)は、2026年10月8日時点で、金融庁の暗号資産交換業者の登録一覧に載っていません。日本の居住者に暗号資産の売買をすすめる業者で登録がないものは、それだけで取引を避ける理由になります。
一方で、金融庁の無登録業者への警告リストと、各国の当局の警告を集めたIOSCOのデータベース(I-SCAN)にも、BIKDEXとBitKeepXの名前は見つかりませんでした。警告リストに名前がないことは、安全という意味ではありません。名前やドメインを次々に変える業者には、当局の警告が追いつかないためです。
当サイトが確認した事実は、次のとおりです(金融庁の一覧とbitkeepx.comのドメインは2026年10月8日、それ以外は9月30日に確認)。
| 確認した項目 | BIKDEX | BitKeepX |
|---|---|---|
| 金融庁の登録 | なし | なし |
| 金融庁の無登録業者への警告 | 掲載なし | 掲載なし |
| 海外当局の警告(IOSCO I-SCAN) | 該当なし | 該当なし |
| 運営会社・所在地 | 公開情報なし(ドメインの登録者も非公開) | 公開情報なし(ドメインの登録者も非公開) |
| ドメイン | bikdex.com(2025年9月登録)ほか。2026年9月30日時点で取引画面は表示されず、ドメイン登録業者の停止ページが出る | bitkeepx.com(2024年9月登録)。2026年10月8日時点でもドメイン自体が登録されていない |
| 名前の似た正規サービス | ― | ウォレット「BitKeep」(2023年に「Bitget Wallet」へ改名)。BitKeepが「BitKeepX」という取引所を出したという公式発表は見つからない |
運営会社が分からず、サイトのドメインも止まっているサービスに、預けたお金を返す義務を負う相手はいません。BIKDEXやBitKeepXのURLを教えられたら、入金する前に、上のチェックリストと金融庁の登録一覧で確認してください。
BIKDEX・BitKeepXはどう勧誘される?当局の資料で分かる範囲
BIKDEXとBitKeepXについて、勧誘の経路や手口を当局(金融庁・警察・国民生活センター)の資料や大手メディアの取材で確認できたものは、2026年10月9日時点でありません。当サイトで確かめられたのは、2つとも金融庁の登録業者ではなく警告リストにも載っていないこと、運営会社が公開されていないこと、BIKDEXのドメインが停止ページになり、BitKeepXのドメイン(bitkeepx.com)が失効していることまでです(上の表)。
一方で、国民生活センターは、SNSで知り合った相手から別の連絡アプリに誘導され、暗号資産の投資を勧められて国内取引所で買った暗号資産を海外の指定口座に送金し、出金時に「追加の認証金」を求められて出金できなくなった相談を、2025年12月に注意喚起しています(国民生活センター「SNSで勧誘される詐欺的な暗号資産の投資話 被害回復は困難です」)。SNSやマッチングアプリで知り合った相手に教えられたURLで口座を作り、入金する流れは、この型にそのまま当てはまります。
この型の詐欺では、出金を申し込むと税金・手数料・認証金などの名目で追加の支払いを求められます。国民生活センターは、いったん送金すると被害の回復は極めて困難だとしています。出金の前に追加の支払いを求められたら、払わずに相談窓口へ連絡してください。対処は、すぐ下の「BIKDEX・BitKeepXで出金できない場合」を見てください。
なお、一部のブログに「金融庁がBIKDEXをブラックリストに登録した」とありますが、2026年10月8日時点で金融庁の無登録業者への警告リストにBIKDEXの名前はなく、この記述の根拠は確認できていません。
BIKDEX・BitKeepXで出金できない場合
BIKDEXやBitKeepXで出金できないとき、追加のお金は払わないでください。「出金には税金・手数料・保証金が先に必要」と言われて払っても、出金できるようにはなりません。やることはBitradeXの場合と同じで、記録を残し、下の「入金してしまった・出金できない人が最初にやること」の窓口に相談してください。BIKDEXやBitKeepXの名前で検索すると「返金できる」とうたうページが上位に並びますが、依頼する前に「「取り戻せます」は二次被害の入口」を読んでください。
BitgetTradex・BitDeal・DorxBit・Bit Eprex・Bitgoexesは詐欺?名前が似たサービスに注意
BitgetTradex・BitDeal・DorxBit・Bit Eprex・Bitgoexesの5つは、2026年10月9日時点で、金融庁の暗号資産交換業者の登録一覧に載っていません。金融庁が警告書を出した無登録業者の一覧(暗号資産交換業と金融商品取引業の2つ)にも、この5つの名前はありません。
当サイトは、この5つについて、運営者の公式の声明、国内外の当局の資料、大手メディアの独自取材を確認できていません。そのため、この記事では5つが詐欺かどうかを判断しません。ただし、金融庁の警告の一覧に載っていないことは「安全」という意味ではありません。金融庁は、一覧に載っていない者でも無登録で暗号資産交換業を行っていることがあると注意しています。
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| 名前 | 金融庁の登録一覧 | 金融庁の無登録業者の警告一覧 | 公式の声明・当局の資料・大手報道 |
|---|---|---|---|
| BitgetTradex | 載っていない | 載っていない | 確認できず |
| BitDeal | 載っていない | 載っていない | 確認できず |
| DorxBit | 載っていない | 載っていない | 確認できず |
| Bit Eprex | 載っていない | 載っていない | 確認できず |
| Bitgoexes | 載っていない | 載っていない | 確認できず |
出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」、金融庁「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について」(海外所在業者は令和8年9月更新)、金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(令和8年9月25日更新)。いずれも2026年10月9日確認。
名前が似たサービスかどうかを確かめる3つの手順
- 金融庁の登録一覧で、会社名と登録番号を探す
日本で暗号資産の売買を仲介できるのは、金融庁・財務局に登録した業者だけです。一覧に会社名と「関東財務局長 第○○号」などの登録番号が無ければ、日本の法律による利用者保護の対象外と考えてください(調べ方はこの記事の後半「安全な取引先の調べ方」の章で説明しています)。 - 有名な取引所の名前を含むなら、その取引所の公式の確認ページで調べる
たとえば「Bitget」の名前を含むサービスは、Bitget公式の公式チャネルの確認ページ(Official Verification)で、URL・メールアドレス・SNSのアカウントが公式のものかを調べられます。公式と出ないURLやアカウントは、名前が似ていてもその取引所とは別のものとして扱います。BitradeXと国内の登録業者BitTrade(ビットトレード)が別の会社であるのと同じです。 - SNS・マッチングアプリ・LINEで知り合った人に教わったURLには入金しない
出金のために「手数料」「税金」「保証金」を先に払うよう求められたら、払わないでください。すでに入金して出金できない人は、入金してしまった・出金できない人が最初にやることに進んでください。
入金してしまった・出金できない人が最初にやること
BitradeXやBIKDEX・BitKeepXに入金してしまった人が最初にやることは、次の3つです。
- これ以上お金を入れない:USDXへの交換やBYBステーキングのための入金、「出金手数料」「税金」「保証金」の支払いには応じない
- 記録を残す:アプリの残高・入出金履歴、送金の日時・金額・送金先アドレス・TxID、勧誘のやり取りを保存する
- 公的な窓口に相談する:警察相談専用電話 #9110、消費者ホットライン 188、金融庁 金融サービス利用者相談室 0570-016811(平日10〜17時)
証拠の残し方、相談先ごとの使い分け、国内取引所への連絡、受け取っていた配当の税金の扱いは「BitradeXで出金できない|今やるべきことと相談先」にまとめています。
「BitradeXのお金を取り戻せます」は二次被害の入口
出金トラブルが報じられると、SNS広告やDMで「資金を追跡して取り戻せる」「成功報酬で回収する」と持ちかける業者が現れます。日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)は「回収や返金をうたう追加請求は、二次被害の可能性がある」として、新たな支払いや契約の前に公的な窓口へ確認するよう案内しています。
- 「必ず取り戻せる」と言い切る(回収を保証できる人はいない)
- 着手金・調査費・手数料を暗号資産で払わせようとする
- 弁護士ではない業者(探偵・調査会社・「回収サービス」)が返金交渉を代行すると言う
- BitradeXの「公式スタッフ」を名乗って個別に連絡してくる(BitradeX自身も8月2日に、公式スタッフを装う詐欺アカウントへの注意を出しています)
返金の交渉を代わりに行えるのは、原則として弁護士です。依頼する前に、その弁護士が日本弁護士連合会の弁護士情報検索に載っているかを確認してください。
警察・消費者ホットライン188・金融庁の窓口の使い分けと、被害届の出し方は「仮想通貨詐欺の「返金できます」は二次被害の入口|本当の相談先と被害届の出し方」にまとめています。
安全な取引先の調べ方:金融庁の登録業者を確認する手順
日本の居住者が暗号資産を売買するなら、金融庁・財務局に登録された暗号資産交換業者を使うのが基本です。登録業者は、利用者の資産を会社の資産と分けて管理すること(分別管理)などが法律で義務づけられ、金融庁の監督を受けています。

ポンジ型サービスと金融庁に登録された暗号資産交換業者の違いがわかる(図:Coin Map編集部作成。「正規の取引所」は金融庁に登録された暗号資産交換業者を指す)
ただし、登録業者でも暗号資産の価格は上下し、登録業者が「利回り」や「元本」を保証することはありません。「保証する」と言われたら、その時点で登録業者の商品ではないと考えてください。
海外の暗号資産取引所そのものを比べたい人向けに、手数料・本人確認・金融庁の警告の有無を並べた海外取引所ランキングもあります。海外の取引所は日本の登録業者ではないため、ここで説明した分別管理の義務や日本の利用者保護の対象外です。
確認の手順(3分でできる)
- 金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」を開く
金融庁サイトの「暗号資産・電子決済手段関係」ページにある「暗号資産交換業者登録一覧(PDF・Excel)」を開きます。2026年9月1日現在、27業者が載っています。 - サービス名ではなく「会社名」で探す
一覧は会社名(例:ビットトレード株式会社)で載っています。勧誘された業者の運営会社名と登録番号(例:関東財務局長 第◯◯◯◯◯号)を確認し、一覧と照らし合わせます。 - 同じページの「警告書の発出を行った無登録業者」も確認する
国内業者・海外業者の2つの一覧があります。ここに載っていれば、金融庁が無登録営業として警告した業者です。 - 投資商品の場合は「金融商品取引業者登録一覧」も確認する
「運用」「ファンド」「配当」をうたう商品は、金融商品取引業者の登録一覧も見ます。 - 日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の会員一覧と照らす
国内の登録業者は、原則として業界の自主規制団体であるJVCEAに加入しています。

2026年9月1日現在の登録業者が27社であること、名前の似たビットトレード株式会社が第00007号の登録業者であることがわかる(出典:金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」令和8年9月1日現在。一部を切り出して編集部で並べたもの)
国内の登録業者を使うときの注意点(販売所と取引所の違いなど)は、「金融庁、暗号資産交換業者の「販売所」誘導に懸念表明|取引所との違いと損しない見分け方」で解説しています。
BitradeXに関するよくある質問(FAQ)
Q. BitradeXは詐欺ですか?
A. BitradeXを詐欺と認定した日本の裁判所の判断や当局の処分は、2026年10月13日時点で確認できません。ただし、BitradeXは元本と収益の保証、年利182.5%、ロック期間、紹介報酬、出金停止という、ポンジスキームに共通する特徴が公式発表からそろって確認でき、タイ・マレーシア・カナダ(アルバータ州)の当局が無登録・無認可の業者として警告しています。新たに入金する理由はありません。
Q. BitradeXはポンジスキームですか?
A. BitradeXが後から集めたお金を配当に回していたかどうかは、外部から確認できません。ただし、BitradeXがうたっていた日利0.5%(年利182.5%)と「元本保証」は、米SECがポンジスキームとして摘発したHyperFundの「1日0.5〜1%」の約束と同じ水準で、出金停止までの流れも過去のAI・ボット型ポンジと共通しています。
Q. BitradeXの出金はいつ再開されますか?
A. BitradeXは2026年8月15日に出金機能を一時停止し、再開時期は「別途お知らせする」としています。10月13日時点で再開の公式発表はありません。9月のアプリ更新(v1.3.5・v1.3.6)の内容にも出金再開は書かれていません。出金できないときの対処は「BitradeXで出金できない」をご覧ください。
Q. BitradeXは金融庁に登録されていますか?
A. 登録されていません。金融庁の暗号資産交換業者登録一覧(2026年9月1日現在・27業者)にBitradeXは載っていません。金融庁の無登録業者への警告リストにも、10月13日時点でBitradeXの名前はありませんが、警告リストに載っていないことは安全という意味ではありません。
Q. ビットレードX(BitradeX)とビットトレード(BitTrade)は同じ会社ですか?
A. 別の会社です。ビットトレード株式会社は金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者(関東財務局長 第00007号)で、2026年8月12日にBitradeXとは無関係だと公式Xで注意を呼びかけています。
Q. 以前は出金できていました。それでも危ないのですか?
A. 危険です。米SECが摘発したHyperFundや米CFTCが摘発したMTIも、崩壊するまでは配当が出て出金もできていました。ポンジスキームは新しい入金が続く間は出金に応じられるため、「出金できた」は安全の根拠になりません。
Q. 知人に勧誘されて始めました。勧誘した人に責任はありますか?
A. 勧誘の内容(「元本保証」「必ずもうかる」などの説明)によっては、勧誘した人に法的な責任を問える場合があります。個別の判断が必要なので、勧誘のやり取りを保存したうえで弁護士や法テラスに相談してください。
Q. 「BitradeXのお金を取り戻せる」という業者に頼んでもいいですか?
A. 勧められません。JVCEAは回収や返金をうたう追加請求を二次被害の可能性があるとしています。まず警察(#9110)か消費者ホットライン(188)に相談してください。
Q. BIKDEXやBitKeepXは詐欺ですか?
A. BIKDEXとBitKeepXは、2026年10月13日時点で金融庁の暗号資産交換業者として登録されていません。金融庁やIOSCO(各国当局の警告データベース)の警告は確認できませんでしたが、運営会社は公開されておらず、2026年9月30日時点でBIKDEXのドメインは停止ページになり、BitKeepXのドメイン(bitkeepx.com)は失効しています。入金はせず、出金できない場合は追加のお金を払わずに #9110・188・金融庁に相談してください。
まとめ:BitradeXは「保証・高利回り・紹介報酬・出金停止」がそろった危険なサービス
まとめ(2026年10月13日時点)
- BitradeXを詐欺と認定した日本の判断はまだないが、公式発表にポンジスキームと共通する5つの危険サインがそろっている
- 出金は2026年8月15日から停止。9月13日にAiBotを終了し、残高を社内単位USDXへ移行。9月末のv1.3.6でも出金再開の記載なし
- 日本の金融庁に登録なし(国内の登録業者ビットトレードとは別の会社)。タイ(2月26日)・マレーシア(3月16日)・カナダ・アルバータ州(4月16日)の当局が警告。金融庁の警告リストには10月13日時点で掲載なし
- 元本保証・年利182.5%・ロック期間・紹介報酬は、米国で摘発されたHyperFund・MTIと同じ型
- BIKDEX・BitKeepXも金融庁の登録なし、運営会社不明、ドメインは停止・失効
- 追加入金・手数料の支払いはしない。記録を残して#9110・188へ。「取り戻せる」業者は二次被害に注意
暗号資産を売買するなら、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者を、自分で登録一覧を見て選んでください。「保証」「高利回り」「紹介報酬」がそろった話は、どれだけ有名人が宣伝していても入金しないのが一番の防御です。
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- 金融庁、暗号資産交換業者の「販売所」誘導に懸念表明|取引所との違いと見分け方
出典(一次情報)
- BitradeX公式サイト「出金サービスのメンテナンス進捗に関するお知らせ」(2026年8月15日付、2026年10月13日確認)
- BitradeX公式ヘルプ「BitradeX App V1.3.5 重要バージョンアップのお知らせ」(2026年9月13日)
- BitradeX公式ヘルプ「VIP/SVIP 差額収益率の調整および取引金アカウントのローンチに関するお知らせ」(2026年8月11日)
- BitradeX公式ヘルプ「フラッシュセールが期間限定でアップグレード:AI 360D高金利枠が増枠開放」(2026年7月14日)
- BitradeX公式ヘルプ「BitradeX AI投資よくある質問(FAQ)」
- BitradeX公式ヘルプ「BitradeXがオリビエ・ジルーと提携、年利最大180%を実現!」
- BitradeX公式ヘルプ「システムアップグレードおよびメンテナンスに関するお知らせ」(2026年7月28日)
- BitradeX公式ヘルプ「BitradeX の億ドル規模の証明(PoR)が CMC に掲載されました」(2026年7月)
- BitradeX公式X「CEOによる説明動画」(2026年9月5日)
- Google Play「BitradeX」(v1.3.6、2026年9月28日更新)/App Store「BitradeX」(v1.3.6、2026年9月30日更新)
- BitTrade公式X「BitradeXとの関係についての注意喚起」(2026年8月12日)
- Securities Commission Malaysia「Investor Alert List (as at 16/3/2026)」
- Alberta Securities Commission「Investment Caution List: BitradeX」(2026年4月16日追加)
- Securities and Exchange Commission, Thailand「Investor Alert」(2026年2月26日掲載、「bitradex」で検索。2026年10月13日確認)
- 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」(令和8年9月1日現在、2026年10月13日確認)
- 金融庁「無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について(海外)」/「(国内)」(2026年10月13日確認)
- 金融庁「無登録で金融商品取引業を行う者の名称等について」(令和8年9月25日更新、2026年10月13日確認)
- IOSCO「I-SCAN(International Securities & Commodities Alerts Network)」(「bikdex」「bitkeepx」で検索、2026年9月30日確認)
- BitKeep「BitKeep 2023 Roadmap Reveals Its Plan to Rebrand as Bitget Wallet and Strengthen Security」(PR Newswire、2023年3月)
- UK Companies House「BITRADEX FINTECH LIMITED(16322746)」
- 米SEC「SEC Charges Founder of $1.7 Billion “HyperFund” Crypto Pyramid Scheme」(2024年1月29日)
- 米CFTC「CFTC Charges South African Pool Operator and CEO with $1.7 Billion Fraud Involving Bitcoin」(2022年6月30日)/「判決に関する発表」(2023年9月7日)
- 警察庁「令和7年における特殊詐欺及びSNS型投資・ロマンス詐欺の認知・検挙状況等について(確定値)」(2026年6月5日)
- 国民生活センター「SNSで勧誘される詐欺的な暗号資産の投資話 被害回復は困難です」(2025年12月11日)
- 日本暗号資産等取引業協会「被害に遭われた方へ」
- 金融庁「金融サービス利用者相談室」
- e-Gov法令検索「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」
- 報道:NADA NEWS「「出金できない」──年利最大400%をうたうBitradeXめぐり不安広がる」(2026年8月11日)
- 国民生活センター「SNSで勧誘される詐欺的な暗号資産の投資話 被害回復は困難です」(2025年12月11日、2026年10月9日確認)
本記事のデータは2026年10月13日時点です(BIKDEX・BitKeepXのドメインとIOSCOの確認は2026年9月30日時点)。BitradeXの状況は変わる可能性があるため、最新の公式発表と当局の情報をご確認ください。
免責事項:本記事は特定の事業者を詐欺と断定するものではなく、公開された一次情報にもとづく注意喚起と一般的な情報提供を目的としています。投資を勧めるものではありません。個別のトラブルは警察・消費生活センター・弁護士などの専門機関にご相談ください。




