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「BinanceのアプリでPayPayのお店で払えるようになったらしい。日本に住んでいる自分も使える?」
2026年9月30日、Binance(バイナンス)の決済機能「Binance Pay」が、日本全国のPayPay加盟店で使えるようになりました。Binanceの公式Xの告知は約69万回表示され、CoinMarketCapも速報しています。この記事では、Binance・PayPay・Binance Japanの公式発表を2026年10月1日に確認し、誰が使えるのか、どういう仕組みなのか、そして日本に住んでいる人が仮想通貨で買い物をするにはどうすればいいのかを順番に解説します。
この記事の結論(2026年10月1日時点)
Binance PayのPayPay加盟店での支払いは、訪日旅行者だけが対象で、日本に住んでいる人(Binance Japanの利用者を含む)は使えません。BinanceとPayPayの両方が、公式に「日本居住者は対象外」と書いています。
日本に住んでいる人が仮想通貨をお店で使うなら、①仮想通貨カード(MEXCグローバルカードなど)、②Binance Japan Card(国内発行のクレジットカード)、③Binance Japanで売ってPayPayマネーに出金してから払う、の3つが現実的な方法です。日本居住者が申し込める仮想通貨カードの還元率・手数料・月額は、仮想通貨クレジットカード比較で比べています。
日本居住者
対象外
Binance・PayPay公式
開始日
9月30日
2026年・全国のPayPay加盟店
対象のBinance Payユーザー
約4,800万人
100以上の国・地域
お店の受け取り
日本円
お店の申し込みは不要
日本に住んでいる人はBinance PayでPayPay払いできる?
できません。Binance PayのPayPay加盟店での支払いは、Binanceで本人確認を済ませた訪日旅行者だけが使える機能で、日本の居住者は対象外です。この点は、Binance側とPayPay側の両方が公式に書いています。
| 発表元 | 書かれていること(要約) | 日本居住者 |
|---|---|---|
| Binance公式FAQ(訪日客向けの使い方) | Binanceの本人確認を済ませた訪日客専用の機能で、日本の居住者は使えない | × |
| Binance公式のお知らせ(2026年9月30日) | 日本を訪れる旅行者にだけ表示・提供され、日本の居住者には提供されない | × |
| PayPayのプレスリリース(2026年9月30日) | 脚注で「日本に居住するBinance Japanユーザーは本機能の利用対象外」と明記 | × |
| PayPay加盟店向けヘルプ「HIVEXとは」 | 連携先を「Binance Pay(グローバル〈日本・アメリカを除く〉)」と記載 | × |
出典:Binance・PayPay株式会社の公式ページ(2026年10月1日確認)。リンクは記事末尾の「出典」にまとめています。


Binance Japanの口座があっても使えない?
Binance Japanの口座を持っていても、この機能は使えません。PayPayの発表は、対象外の人を「日本に居住するBinance Japanユーザー」と名指ししています。また、利用者数の約4,800万人(2026年6月1日時点)も、日本に住むBinance Japanのユーザーを除いた数です。
そもそも日本に住んでいる人は、海外版のBinance(Binance.com)を使えません。Binanceは2023年8月に日本向けの「Binance Japan」を始め、日本居住者向けのBinance.comのサービスを2023年11月30日で終えて、Binance Japanへ移しています(CoinPost報道)。Binance PayのPayPay払いは、このBinance.com側の機能です。
日本に住みながら居住国を偽って海外版のBinanceに登録し、この機能を使うことはやめてください。Binanceは本人確認(KYC)で居住国を確認しており、公式に対象外とされている使い方をすると、口座の利用を止められるおそれがあります。
Binance Pay×PayPayで何が始まった?
2026年9月30日から、海外のBinanceの利用者が日本に来たとき、Binanceアプリの「Binance Pay」で、全国のPayPay加盟店に暗号資産(仮想通貨)で支払えるようになりました。お店は売上を日本円で受け取ります。
Binanceは9月29日(UAE・アブダビ発)にプレスリリースを出し、9月30日に公式サイトのお知らせと公式Xで告知しました。PayPay株式会社も9月30日に「インバウンド施策の連携先に『Binance Pay』を追加」と発表しています。主な内容は次のとおりです。
| 項目 | 内容(公式発表より) |
|---|---|
| 開始日 | 2026年9月30日 |
| 使える人 | Binanceの本人確認を済ませた訪日旅行者(日本居住者は対象外) |
| 対象ユーザー数 | 100以上の国・地域の約4,800万人(2026年6月1日時点) |
| 使える場所 | 全国のPayPay加盟店(コンビニ・飲食店・スーパー・商業施設・駅など)。ネットのお店など一部は対象外 |
| 払い方 | お店のPayPayのQRコードを読み取る/アプリの支払いコードをお店に読み取ってもらう |
| 使える暗号資産 | 100種類以上(USDT・USDC・BTC・ETH・BNBなど)。Binanceの口座の残高から払う |
| 円への換算 | 支払いの時に自動で円に換算。確定前にレートが表示される |
| 手数料 | 取引手数料なし・ガス代(ネットワーク手数料)なし。ただし換算には為替のスプレッド(差額)が含まれる |
| お店の受け取り | 日本円(PayPayから) |
| つないでいる仕組み | TBCASoft社のHIVEX(ハイベックス) |
| 開始記念 | 対象の訪日旅行者に期間限定の10%即時割引(最低利用額なし、1人あたり上限6 USDT相当。終了日は公表されていない) |
出典:Binance公式のお知らせ・公式FAQ・PR Newswireのプレスリリース、PayPay株式会社のプレスリリース(2026年10月1日確認)
BinanceとCoinMarketCapは何と投稿した?
Binanceの公式Xは9月30日、「パスポートは旅行者、支払い方法は地元の人」という言い回しで、Binance PayがPayPay加盟店で使えるようになったと告知しました。この投稿は、10月1日時点で約69万回表示されています。CoinMarketCapの公式Xも、「対象の海外のBinance Payユーザーが、HIVEX経由で日本全国のPayPay加盟店で支払える。お店の受け取りは円のまま」と速報し、約4.4万回表示されました。
どちらの投稿も、対象を「旅行者」「海外の(overseas)ユーザー」としています。日本の利用者向けの機能ではないことは、告知の段階から示されていました。
Binance PayからPayPay加盟店に円が届く仕組みは?
旅行者がBinance Payで払った暗号資産は、その場で円に換算され、HIVEXとPayPayを通ってお店に日本円で入金されます。お店の側から見ると、いつものPayPay払いと同じように受け取れます。

- 旅行者:海外のBinance(Binance.com)の口座で本人確認を済ませた人が、Binanceアプリの「Pay」からPayPayの支払い画面を開く
- Binance Pay:口座の暗号資産から支払う。支払いの確認画面には、円の注文額、USDTでの支払額、レートが表示される(Binance公式FAQ)
- HIVEX:TBCASoft社が開発した、各国のQR決済をつなぐネットワーク。PayPayとは2023年10月から接続している
- PayPay:全国のPayPay加盟店のQRコード・バーコードで決済を受け付ける
- お店:売上を日本円で、いつもの振込サイクルで受け取る
PayPayの発表に書かれている法律に関わる点は、「PayPay加盟店は、売上代金を日本円で受け取る」ことです。お店が暗号資産を受け取るわけではありません。
HIVEXとは?ほかにどの決済サービスがつながっている?
HIVEX(ハイベックス)は、海外のQRコード決済をPayPay加盟店で使えるようにする、訪日外国人向けの仕組みです。PayPayの加盟店向けヘルプによると、2026年10月1日時点でつながっている決済サービスは、Binance Payを含めて10種類です。

| 決済サービス | 主な国・地域 | PayPayとの連携開始日 |
|---|---|---|
| Binance Pay | グローバル(日本・アメリカを除く) | 2026年9月30日 |
| UnionPay App | 中国(香港・マカオを含む) | 2026年9月3日 |
| Plus Pay(全盈+PAY) | 台湾 | 2026年2月3日 |
| Taishin Pay+ | 台湾 | 2026年2月3日 |
| Octopus | 香港 | 2025年9月25日 |
| WeChat Pay | 中国 | 2025年9月16日 |
| iPASS MONEY | 台湾 | 2024年10月29日 |
| PXPay Plus | 台湾 | 2024年2月29日 |
| E.SUN Wallet | 台湾 | 2023年11月29日 |
| JKO PAY | 台湾 | 2023年10月2日 |
出典:PayPay加盟店向けヘルプ「HIVEXとは」(2026年10月1日確認)。新しい順に並べ替え
これまでの9種類は、どれも台湾・香港・中国の電子マネーやQR決済でした。一覧の中で、暗号資産で支払うサービスはBinance Payだけです。
お店(PayPay加盟店)は何か手続きが必要?
お店の手続きは不要で、PayPayのHIVEXに対応している加盟店なら、そのままBinance Payの支払いを受けられます。PayPayの加盟店向けヘルプには、次のように書かれています。
- 導入の手続きはなく、申し込みも不要
- 決済システム利用料はPayPay決済と同じ:「PayPayマイストア ライトプラン」契約中は1.60%、未契約は1.98%
- マネー限定加盟店とオンライン決済の加盟店は対象外
- HIVEXを無効にすることもできるが、もう一度使うには申請が必要
お店が受け取るのは日本円なので、暗号資産の値動きの影響を受けることはありません。
訪日旅行者はどうやって払う?対象者と使い方
訪日旅行者は、Binanceアプリの「Pay」から「PayPay」を開き、お店のQRコードを読み取るか、支払いコードを見せて払います。日本の友人や家族に紹介するときのために、Binance公式FAQの手順をまとめます。
使えるのはどんな人?
- 海外版のBinance(Binance.com)で口座を作り、本人確認(KYC)を済ませている人
- Binance Payが提供されている国・地域の人(PayPayの加盟店向けヘルプでは、日本とアメリカが除かれている)
- 日本を訪れている旅行者(日本の居住者は対象外)
払い方は2通り
| 手順 | 方法1:支払いコードを見せる | 方法2:お店のQRを読み取る |
|---|---|---|
| 向いている場面 | レジやセルフレジでバーコードを読み取るお店 | レジ横にPayPayのQRコードが置いてあるお店 |
| 1 | Binanceアプリのホームで[Pay]をタップ | Binanceアプリの[スキャン]をタップ |
| 2 | [PayPay]をタップ | お店のPayPayのQRコードを読み取る |
| 3 | レート・支払い方法・使う通貨の優先順位を確かめ、支払いコードをお店に読み取ってもらう | 円の注文額・USDTの支払額・レートを確かめて[Pay] |
| 4 | 支払い完了。必要ならお店に完了画面を見せる | 支払い完了。必要ならお店に完了画面を見せる |
出典:Binance公式FAQ「How to Pay with Binance Pay at a PayPay Merchant in Japan as a Visitor?」(2026年9月29日公開・10月1日更新、10月1日確認)
支払いコードを見せる方法では、3分以内にお店に読み取ってもらわないと「注文の期限切れ」になります。その場合、支払いは自動で取り消されて返金されるので、もう一度コードを表示して読み取ってもらいます。
PayPayのマークがあっても使えないお店は?
PayPayのロゴがあるお店でも、次のお店ではBinance Payで払えません(Binance公式FAQ)。
- ネットのお店(オンラインの加盟店)
- 一部のタクシー・自動販売機
- 日本の本人確認が必要なお店(チケット・証券・投資信託・暗号資産・保険の販売、家賃の集金など)
- 「PayPayマネー」限定の表示があるお店
- 一部のバーコード決済のお店
- 海外からの支払いに対応していない一部の加盟店
取り消し・返金・トラブルのときは?
- 取り消し:支払いが終わった後は取り消せない。返金するかどうかはお店の判断なので、お店に直接頼む
- 返金の額:返金の手数料はかからないが、支払いと返金は別の取引として換算されるため、為替の変動とスプレッドで、払った額と返ってくる額が違うことがある
- 二重払い・金額の間違い:まずお店に連絡する。解決しない、またはすでに日本を出た場合は、取引から60日以内にレシートなどを添えてBinanceのサポートに連絡する
- 失敗したのに引き落とされた:通常は自動で取り消され、Binanceの口座に返金される
日本居住者がBinanceでできること・できないことは?
日本に住んでいる人が使えるのは、日本の登録業者であるBinance Japanのサービスです。Binance JapanにもBinance Payという名前の機能がありますが、お店での支払いには使えません。名前が同じで混同しやすいので、整理します。
| サービス | 内容 | 日本居住者 |
|---|---|---|
| Binance Pay(海外版)のPayPay払い | 訪日旅行者が全国のPayPay加盟店で暗号資産で支払う | × 対象外 |
| Binance Japanの「Binance Pay」 | Binance Japanのユーザー同士で、UID・メール・電話番号・QRコードを使って暗号資産を送る機能(2024年11月開始、開始時56銘柄。日本円は対象外。海外のBinanceユーザーへは送れない) | ○(送金だけ。お店では払えない) |
| Binance Japan×PayPayマネー連携 | PayPayマネーでBinance Japanに入金して暗号資産を買う/売った代金や口座の日本円をPayPayマネーに出金する | ○ |
| Binance Japan Card | ライフカード発行のJCBクレジットカード。利用額の1.6%相当のBNBがもらえる | ○(審査あり) |
出典:Binance Japanのお知らせ「Binance Japan、国内においてBinance Payを提供開始」、PayPay株式会社のプレスリリース(2025年11月21日・2026年4月9日)、Binance Japan Cardのプレスリリース(2026年10月1日確認)
Binance Japanの「Binance Pay」は、開始時の発表で「将来的には日本国内の小売店決済への対応を目指す」とされていました。2026年10月1日時点で、日本居住者がBinance Japanの暗号資産をそのままお店で使える機能の開始は、確認できる発表がありません。
なお、PayPay株式会社は2025年10月9日、Binance Japanとの資本業務提携と株式40%の取得を発表しています(PayPay発表。2025年9月から持分法適用会社)。今回の訪日客向けの連携は、PayPayの発表で「インバウンド施策」と位置づけられ、Binance Japanのサービスとは別のものです。
日本居住者が仮想通貨をお店で使う方法は?3つを比較
日本に住んでいる人が仮想通貨をお店の支払いに使う方法は、①仮想通貨カード、②Binance Japan Card、③Binance Japanで売ってPayPayマネーに出金する、の3つです。どれも「その場で暗号資産を円に替えて払う」か「円で払って暗号資産をもらう」形で、お店側は円で受け取ります。
| 比べる点 | ①仮想通貨カード(例:MEXCグローバルカード) | ②Binance Japan Card | ③Binance Japan→PayPayマネー |
|---|---|---|---|
| 仕組み | USDTなどをチャージして、Visaの加盟店で払う | 円で後払い。還元をBNBでもらう | 暗号資産を売って円にし、PayPayマネーに出金してPayPayで払う |
| 持っている暗号資産を使える | ◎ そのまま払える | × 円で払う(もらう側) | ○ 売ってから使う |
| 還元 | ◎ 4〜10%(M-Scoreによる) | ○ 1.6%(BNB) | − PayPay側の条件による |
| 手数料 | △ 決済手数料1%(2026年10月1日から) | ○ 年会費は初年度無料、2年目以降1,650円(年10万円以上の利用で無料) | ○ 出金1回110円(売買の手数料は別) |
| 使えるお店 | ◎ Visa加盟店(Apple Pay・Google Payも可) | ○ JCB加盟店 | ◎ PayPay加盟店 |
| 審査 | ◎ 上級KYCのみ | △ カード会社の審査あり | ◎ 両方の本人確認のみ |
| 運営 | △ 海外の事業者(日本の登録なし) | ◎ 国内の登録業者+国内のカード会社 | ◎ 国内の登録業者+PayPay |
各社公式サイト・プレスリリースより作成(MEXC・Binance Japan Cardは2026年9月23〜24日、Binance Japan×PayPayは10月1日確認)。評価:◎とても良い/○良い/△注意/×できない
持っているUSDTをそのまま使いたい・還元を重視
→ ①MEXCグローバルカードなどの仮想通貨カード
日本の会社のクレジットカードで安心して使いたい
→ ②Binance Japan Card
いつものPayPayで払いたい・たまに使う
→ ③Binance Japanで売ってPayPayマネーに出金
①仮想通貨カード:MEXCグローバルカードなど
日本の店舗で暗号資産をそのまま使いたいなら、USDTなどをチャージして使う仮想通貨カードがいちばん近い方法です。Visaの加盟店で使え、Apple Pay・Google Payに登録すればスマホのタッチ決済もできます。
当サイトの比較記事では、日本居住者が申し込めると確認できたカードの中で、資金をロックせずに作れるMEXCグローバルカードを「すぐ作りたい人」の候補にしています。還元率4〜10%(M-Scoreによる。新規は4%から)、為替の上乗せは0%で、発行の条件は上級KYCだけです。ただし、決済手数料は2026年10月1日から1%かかります(9月30日までは無料)。
MEXCには3種類のカードがあり、日本居住者が申し込めると公式に確認できるのはグローバルカードだけです。作り方や対応国の違いは、MEXCカードとは?日本で作れるのはグローバルカードだけで解説しています。
当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。
MEXCを使う前に知っておくこと
- MEXCは日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者ではありません。金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)、無登録で営業しているとして警告を受けています
- 2026年2月から、本人確認(KYC)をしないと入出金・取引ができません。カードの発行には上級KYCが必要です
- MEXCの公式アプリは日本のApp Store・Google Playから削除されていますが、公式の手順(iPhoneはAltStore PAL、Androidは公式サイトのAPK)で入手できます
Based・Tria・ether.fi・KASTなど、ほかの仮想通貨カードの還元率・手数料・月額の試算は、比較記事にまとめています。
持っているUSDTを日本でどう使うか(カード・円に換える・送金)の比べ方は、USDTは日本のどこで使える?にまとめています。
②Binance Japan Card:国内発行のクレジットカード
Binanceのサービスで買い物をしたい日本居住者には、Binance Japan Cardが公式に用意されている選択肢です。ライフカードがBinance Japanと組んで発行するJCBのクレジットカードで、2026年1月13日に申し込みの受付が始まりました。
- 還元:利用額の1.6%相当のBNBが、翌月末までにBinance Japanの口座に入る
- 年会費:初年度無料、2年目以降1,650円(年10万円以上の利用で翌年度無料)
- 申し込みの条件:日本国内に住む18歳以上で、Binance Japanの口座開設と本人確認が済んでいること。カード会社の審査がある
このカードは円で後払いするクレジットカードなので、持っている暗号資産で払うのではなく、払った額に応じて暗号資産(BNB)がもらえる形です。月10万円使うと、還元は月1,600円分のBNBになります。
③Binance Japanで売って、PayPayマネーで払う
いつものPayPayで払いたいなら、Binance Japanで暗号資産を売り、代金をPayPayマネーに出金してから、PayPayで支払う方法があります。Binance JapanとPayPayの連携は、PayPayの発表によると次の条件です。
| 項目 | Binance Japan→PayPayマネー(出金) | PayPayマネー→Binance Japan(入金) |
|---|---|---|
| 手数料 | 1回110円 | 購入と同時の入金は無料/事前の入金は110円 |
| 下限 | 1,000円 | 1,000円 |
| 上限 | 24時間100万円・30日200万円 | 24時間100万円・30日200万円(事前の入金は2026年8月18日に引き上げ) |
| 反映 | 即時(原則24時間365日、メンテナンス時を除く) | 即時 |
| 条件 | Binance JapanとPayPayの両方で本人確認が済み、Binance Japanのアプリでアカウント連携に同意していること。PayPayマネーライトは対象外 | |
出典:PayPay株式会社のプレスリリース(2025年11月21日・2026年4月9日)、PayPayのお知らせ(2026年8月19日)。手数料はBinance Japanに支払うもの(2026年10月1日確認)
たとえば、1万円分の暗号資産を売ってPayPayマネーに出金すると、手数料110円が引かれて9,890円がPayPayに入ります(売買の手数料・価格差は別)。出金はまとめて行うほど、1回110円の負担が軽くなります。
暗号資産を売った時点や、暗号資産で支払った時点で、買ったときより値上がりしていれば、その差額は原則として雑所得になります。①〜③のどの方法でも同じです。計算の例は仮想通貨の利益、税金はいくら?で解説しています。
訪日外国人向けのサービスとして何が変わる?
今回の連携で、暗号資産を持つ海外の旅行者が、日本で両替やカードを用意しなくても、PayPayのお店で買い物ができるようになりました。PayPayの発表では、訪日客の増加と、海外で広がる暗号資産・ステーブルコインでの支払いへの対応が理由に挙げられています。
- 訪日客の数:2026年8月の訪日外客数は309万8,900人(日本政府観光局の推計値)。韓国・マレーシア・イタリア・スペインなど14の市場で、8月として過去最高だった
- Binance Payの規模:Binanceによると、Binance Payは300種類以上の暗号資産に対応し、世界の2,100万以上のお店で使われ、2021年の開始以来の取扱高は3,210億ドルを超える
- お店にとって:申し込みなしで、暗号資産を持つ旅行者の支払いを円で受け取れる。手数料はPayPay決済と同じ
- 旅行者にとって:日本円への両替や現地の銀行口座がなくても、口座の暗号資産から払える
これまでHIVEXでつながっていたのは、台湾・香港・中国の電子マネーやQR決済でした。Binance Payは国・地域を限らないサービスなので、PayPayにとっては、アジア以外の国からの旅行者にも支払いの手段を広げる意味があります。
一方で、日本居住者にとっては、今回の発表で使えるサービスが増えたわけではありません。日本で暗号資産を支払いに使うなら、上で比べた3つの方法から選ぶことになります。
よくある質問
Q. 日本に住んでいてもBinance PayでPayPay払いはできますか?
できません。BinanceとPayPayの公式発表で、日本の居住者(日本に住むBinance Japanのユーザーを含む)は対象外と明記されています。対象は、海外版のBinanceで本人確認を済ませた訪日旅行者です。
Q. Binance Japanのアプリに「Binance Pay」があるのはなぜ?
Binance Japanの「Binance Pay」は、Binance Japanのユーザー同士で暗号資産を送り合う機能です(2024年11月開始)。名前は同じですが、PayPay加盟店での支払いには使えず、海外のBinanceユーザーにも送れません。
Q. 訪日旅行者がBinance Payで払うと手数料はかかりますか?
Binanceの公式FAQでは、取引手数料はかからず、ガス代もかからないとされています。ただし、暗号資産から円への換算には為替のスプレッドが含まれ、返金の時は支払いの時と別のレートで換算されるため、返ってくる額が違うことがあります。上乗せの具体的な率は公表されていません。
Q. どの暗号資産で払えますか?
Binanceの公式FAQによると、USDT・USDC・BTC・ETH・BNBなど100種類以上の暗号資産で払えます。支払いの時に自動で円に換算され、確定する前にレートが表示されます。
Q. お店はBinance Payを使うために申し込みが必要ですか?
必要ありません。PayPayの加盟店向けヘルプによると、HIVEXの導入に手続きはなく、手数料はPayPay決済と同じ(ライトプラン契約中1.60%、未契約1.98%)です。マネー限定加盟店とオンライン決済の加盟店は対象外です。お店は売上を日本円で受け取ります。
Q. 日本居住者がPayPayで仮想通貨を使う方法はありますか?
Binance Japanで暗号資産を売り、その代金をPayPayマネーに出金すれば、PayPayで支払えます。出金の手数料は1回110円、下限は1,000円、上限は24時間100万円・30日200万円です。暗号資産のまま払う方法ではない点に注意してください。
Q. 海外発行の仮想通貨カードをPayPayに登録して払えますか?
PayPayは、PayPayカードと一部の三井住友カード以外のクレジットカードで直接払う方式を2026年8月31日に終え、「他社カード利用券」を買って使う方式に変えています。海外発行のチャージ式の仮想通貨カードで利用券を買えるかは公式に記載がなく、確認できていません。仮想通貨カードは、お店でVisaのタッチ決済などとして使うのが確実です。
Q. 日本居住者向けにも同じ機能は始まりますか?
2026年10月9日時点で、日本居住者向けに暗号資産でPayPay加盟店に払える機能の発表はありません。Binance Japanは2024年11月の発表で、将来的に国内の小売店決済への対応を目指すとしていました。新しい発表があれば、この記事に追記します。
まとめ
- 2026年9月30日から、海外のBinance Payユーザー(約4,800万人)が、HIVEX経由で全国のPayPay加盟店で暗号資産で払えるようになった。お店は円で受け取る
- 日本居住者(Binance Japanのユーザーを含む)は対象外。Binance・PayPayの両方が公式に明記している
- 日本居住者が仮想通貨をお店で使うなら、①仮想通貨カード(MEXCグローバルカードなど)、②Binance Japan Card、③Binance Japanで売ってPayPayマネーに出金、の3つ
※当サイトはMEXCと紹介提携しており、この記事内のリンクから登録があると当サイトに報酬が支払われることがあります。Binance・Binance Japan・PayPayとの提携はありません。
本記事のデータは2026年10月1日時点で、Binance・PayPay株式会社・Binance Japanの公式発表、公式FAQ、加盟店向けヘルプを確認したものです。対象者・手数料・使えるお店は変わることがあるため、使う前に公式の最新情報を確認してください。
出典
- Binance公式のお知らせ「Binance Pay Brings PayPay QR Payments to Tourists in Japan」(2026年9月30日)
- Binance公式FAQ「How to Pay with Binance Pay at a PayPay Merchant in Japan as a Visitor?」
- Binanceのプレスリリース(PR Newswire、2026年9月29日)
- PayPay株式会社のプレスリリース(2026年9月30日)
- PayPay加盟店向けヘルプ「HIVEXとは」
- PayPay株式会社のプレスリリース:Binance JapanへのPayPayマネー事前入金・出金(2026年4月9日)
- Binance Japanのお知らせ「Binance Japan、国内においてBinance Payを提供開始」
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