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本記事にはアフィリエイト広告(Hyperliquid・MEXCの招待リンク)が含まれます。本記事は投資の助言ではありません。HLPは元本が保証された商品ではなく、預けたUSDCが減るおそれがあります。
「HyperliquidのHLPに預けると、どのくらい増えるの?」「APRの数字は信用していい?」「預けたらすぐ引き出せる?」「過去に損をしたことはある?」
HLP(Hyperliquidity Provider、ハイパーリクイディティ・プロバイダー)は、分散型の先物取引所Hyperliquid(ハイパーリキッド)が運営する公式のVault(ボールト、運用用の共同口座)です。USDCを預けるだけで、Hyperliquidの取引所の「マーケットメイク」と「清算の引き受け」の損益を、預けた額に応じて分け合えます。
この記事では、Hyperliquidの公開API(誰でも取得できる公式のデータ)から、HLPの利回り・累計損益・最大ドローダウン・預け入れ総額と、HLPのお金が実際にどこで運用されているかの内訳を取り出して検算しました。そのうえで、仕組み、預け方と引き出し方、過去の損失事例、ユーザーVaultとの違いと選び方、税金、リスクまでを順番に解説します。
この記事の結論(2026年9月25日時点。APRは2026年9月30日時点)
- HLPとは:HyperliquidのマーケットメイクとHyperliquidで清算された建玉の引き受けを行う、手数料0%の公式Vault。USDCを預けると損益を持ち分に応じて受け取る
- いまの利回り:APR(年率換算の利回り)は3.86%(2026年9月30日時点)。直近30日の損益を年率に直した値で、将来の利回りを約束する数字ではない
- 過去の実績:2023年5月の開始から累計1億3,831万ドルの利益。過去1年は約+18%だが、直近半年は約+0.4%とほぼ横ばい。利益は相場が荒れた日に集中する
- 預け方・引き出し方:Vaultsページの「HLP」→「Deposit」。最後に預けてから4日間は引き出せない。手数料・成功報酬はかからない
- リスク:大口の意図的な清算や相場操縦で損失を出したことが3回ある(2025年3月のETH 約400万ドル、2025年11月のPOPCAT 約490万ドル、2026年4月のFARTCOIN 約120万〜150万ドル。2025年3月のJELLYでは一時約1,350万ドルの含み損)。元本の保証はない
先に数字を見たい人はHLPの利回りの実績へ、すぐに預けたい人はHLPの預け方へ進んでください。
本記事のデータは2026年9月25日17時30分ごろ(日本時間)にHyperliquid公開APIと公式ドキュメントで確認したものです(HLPのAPRと、APRから計算した試算・比較だけは2026年9月30日時点の値に更新しています)。APRや預け入れ総額は毎日変わります。円換算は1ドル=約158.7円で計算しています。
HyperliquidのHLPとは?
HLP(Hyperliquidity Provider)は、Hyperliquidの取引所に流動性を出し、清算された建玉を引き受ける、Hyperliquid公式の共同運用口座(プロトコルVault)です。USDCを預けた人は、HLPの損益を預けた額の割合に応じて受け取ります。
Hyperliquid公式ドキュメントは、HLPの役割を「複数のマーケットメイク戦略で流動性を提供し、清算を行い、EarnにUSDCを供給し、取引手数料の一部を受け取る」と説明しています。そして、HLPは完全にコミュニティが所有する(運営会社の口座ではない)とも書いています。
| 項目 | HLPの内容(2026年9月25日) |
|---|---|
| 正式名称 | Hyperliquidity Provider(HLP) |
| 運営 | Hyperliquid(プロトコル)。公式が用意したVault |
| 開始 | 2023年5月 |
| 預けるもの | USDC(Hyperliquidの先物口座にあるUSDC) |
| APR(直近30日を年率換算) | 3.82%(9月30日時点は3.86%) |
| 預け入れ総額(TVL) | 1億8,432万ドル(約292億円) |
| 累計損益 | +1億3,831万ドル(約219億円) |
| 手数料・成功報酬 | なし(0%) |
| 引き出せるまで | 最後に預けてから4日 |
| 最低預入額 | 10 USDC(公式のWeb画面の入力欄の制限) |
| Vaultのアドレス | 0xdfc24b077bc1425ad1dea75bcb6f8158e10df303 |
出典:Hyperliquid公開API(vaultDetails)、公式ドキュメント「Protocol vaults」「HyperCore vaults (legacy)」、公式のWeb画面の公開コード(2026年9月25日取得・確認)
HLPに預けるには、Hyperliquidの口座(ウォレットをつないで使う)にUSDCを入れておく必要があります。ウォレットの準備から入金・出金までの手順はHyperliquidの始め方・使い方に画面つきでまとめています。Hyperliquidは金融庁の登録業者ではないため、日本の利用者保護は受けられません。

ひとことで言うと「取引所の胴元側に少しだけ出資する」仕組み
一般的な取引所では、取引の相手になって値差(スプレッド)を稼ぐマーケットメイクや、清算で生まれる利益は、取引所や一部の業者のものです。Hyperliquidはこの役割をHLPという共同口座に任せ、損益を預けた人全員で分ける形にしました。公式ドキュメントはこれを「ほかの取引所では特権的な業者しかできない戦略を、みんなに開放する」と説明しています。
そのため、HLPの損益は「Hyperliquidで取引している人たちの反対側」の損益に近くなります。相場が大きく動いて多くの人が清算された日にHLPは大きく稼ぎやすく、逆に誰かに相場を操作されて不利な建玉を押しつけられると、HLPが損をします。
HLPは「Vault」の一種。ユーザーVaultとの違い
HyperliquidのVaultには、公式のHLP(プロトコルVault)と、一般のトレーダーが作る「ユーザーVault」の2種類があります。HLPは成功報酬0%で、ユーザーVaultは利益の10%が作った人(リーダー)に入ります。詳しい違いと選び方は、後半のユーザーVaultとの違いで比べます。
HLPの利回りはいくら?公開APIで見る実績
2026年9月30日時点のHLPのAPR(年率換算の利回り)は3.86%です。2023年5月の開始からの累計損益は+1億3,831万ドルで、預け入れ総額は1億8,432万ドルです(この2つは2026年9月25日時点)。
APR(直近30日を年率換算)
3.86%
累計損益(2023年5月〜)
+1億3,831万ドル
預け入れ総額(TVL)
1億8,432万ドル
最大ドローダウン(全期間)
5.68%
出典:Hyperliquid公開API(vaultDetails。APRは2026年9月30日、累計損益・預け入れ総額・最大ドローダウンは2026年9月25日17時30分ごろ取得)。最大ドローダウンは公式のWeb画面と同じ計算式(損益の最高値からの下落幅÷その時点の預け入れ総額)で当サイトが算出
APRはどう計算されている?(2026年9月25日のデータで検算)
HyperliquidのVault画面に出るAPRは、直近30日の損益を、その期間の預け入れ総額で割って1年分に直した値です。2026年9月25日のデータで当サイトが公開APIから検算すると、HLPの直近30日の損益は+58万8,156ドルで、預け入れ総額約1億8,420万ドルに対して30日で約0.32%。これを365日に直すと約3.8%で、当時の表示(3.82%)と一致しました。9月30日時点の表示は3.86%で、直近30日の損益が入れ替わるため、APRは毎日少しずつ動きます。
つまりAPRは「この30日の調子が1年続いたら」という仮の数字です。来月も今のAPR(9月30日時点で3.86%)で増えることを示すものではありません。大きな清算があった月の直後はAPRが跳ね上がり、何も起きない月が続くと下がります。
期間別のリターン(過去1年・直近半年・年ごと)
APRだけでは実力が分からないので、公開APIの損益と預け入れ総額の記録から、期間ごとの「預けっぱなしにしていたらどうなったか」を当サイトで計算しました(入出金の影響を除いた持ち分1口あたりの増え方)。
| 期間(APIの記録点) | リターン | HLPの損益 | 主なできごと |
|---|---|---|---|
| 直近7日 | +0.09% | +16.0万ドル | — |
| 直近30日 | +0.32% | +58.8万ドル | — |
| 直近半年(2026年3月18日〜9月25日) | +0.37% | −31万ドル | 2026年4月のFARTCOIN事件 |
| 2026年(2025年12月24日〜2026年9月25日) | +7.91% | +2,008万ドル | 1月末の大口清算で約1,500万ドル |
| 過去1年(2025年9月17日〜2026年9月25日) | +18.32% | +6,069万ドル | 2025年10月の大暴落で約4,000万ドル |
| 2025年(2024年12月18日〜2025年12月24日) | +18.96% | +6,831万ドル | JELLY・POPCAT事件、10月の大暴落 |
| 2024年(2023年12月27日〜2024年12月18日) | +79.07% | +4,882万ドル | 預け入れ総額が小さく、1ドルあたりの取り分が大きかった |
出典:Hyperliquid公開API(vaultDetails の allTime/month/week の損益と預け入れ総額の履歴、2026年9月25日取得)から当サイトが算出。APIの記録は1〜2週間おきのため、期間の区切りは記録点の日付。途中の細かな上下は反映されない
表から分かるのは、HLPのリターンは「毎月少しずつ」ではなく「大荒れの日にまとめて」という点です。過去1年の+18.32%のうち、2025年10月の大暴落と2026年1月末の大口清算の2回だけで、損益の9割近く(約5,500万ドル)を稼いでいます。

この図で分かること:累計損益が「横ばい→急な階段」で増えてきたことと、預け入れ総額が2025年9月の最高から7割減ったこと
「いつ預けたか」で結果はどれだけ変わる?(保有期間別の最小・最大)
2024年1月以降の記録点すべてを「預け始めの日」として、30日・90日・180日・365日預けていた場合のリターンを当サイトで計算しました。
| 預けた期間 | 最も悪かった例 | 中央値 | 最も良かった例 | マイナスになった割合 |
|---|---|---|---|---|
| 30日 | −0.76%(2025年10月29日〜11月26日) | +0.98% | +14.08%(2024年2月14日〜3月20日) | 73回中7回 |
| 90日 | −0.42%(2026年4月1日〜7月8日) | +5.86% | +22.24%(2024年1月17日〜4月17日) | 44回中3回 |
| 180日 | −0.20%(2026年2月4日〜8月5日) | +11.05% | +36.15%(2024年1月10日〜7月10日) | 45回中2回 |
| 365日 | +15.61%(2024年10月2日〜2025年10月1日) | +21.92% | +52.57%(2024年1月10日〜2025年1月15日) | 49回中0回 |
出典:Hyperliquid公開API(vaultDetails の allTime 履歴、2026年9月25日取得)から当サイトが算出。記録点の間隔が1〜2週間のため、期間は±数日ずれる。過去の結果は将来の結果を保証しない
これまでは1年預けてマイナスになった例はありません。ただし180日預けて−0.20%の期間が2026年に実際にあったように、半年近く増えないこともあります。直近半年の+0.37%が、いまのHLPの素の実力に近いと考えておくほうが安全です。
「HLPは月利30%超」は本当?
日本語の解説記事やSNSで「HLPは月利30%超」といった表現を見かけることがありますが、公開APIの記録では、2024年以降の30日間リターンの最高は+14.08%、中央値は+0.98%です。「月利30%」は、ユーザーVaultのAPR(30日の成績を年率に直した数字)や、特定の短い期間の数字が混ざって伝わった可能性があります。HLPの数字を見るときは、必ずVaultページのAPRと「期間」を確認してください。
HLPはどうやって稼いでいる?収益の源泉と資金の内訳
HLPの収益源は、①マーケットメイク(売買の値差)、②清算の引き受け、③Earn(USDCの貸し出し)の利息、④取引手数料の一部、の4つです。HLPの中は7つの子戦略(子Vault)に分かれていて、公開APIでそれぞれの残高と損益が見られます。

この図で分かること:預けたUSDCがどの4つの収益源に回り、損益がどう戻ってくるか
①マーケットメイク:売りと買いの注文を出して値差を取る
HLPのマーケットメイク戦略(Strategy A・B)は、Hyperliquidと大手取引所の価格から「公正な価格」を計算し、その上下に売り注文と買い注文を出し続けます。取引したい人の注文がHLPの注文と約定すると、HLPは売値と買値の差(スプレッド)を稼ぎます。公式ドキュメントは「HLPは大手取引所の先物・現物価格をもとに、厚く狭い気配を出せる」と説明しています。
2026年9月25日時点で、Strategy AとBはそれぞれ177銘柄に建玉を持っていました(公開API clearinghouseState)。ただし、一方向に大きく動く相場では、マーケットメイクは損をしやすい戦略です。直近30日は2つ合わせて−27.3万ドルでした。
②清算の引き受け(Liquidator):HLPの利益の半分以上
Hyperliquidでは、証拠金が維持証拠金の3分の2を下回った建玉は、板で決済しきれない場合にHLPの「清算用Vault(Liquidator)」が引き取ります(公式ドキュメント「Liquidations」)。引き取った建玉は、平均すると清算した側の利益になると公式は説明しており、その利益はすべてHLPを通じて預けた人に配られます。
公開APIで見ると、清算を担う4つの子戦略(Liquidator、Liquidator 2・3・4)の累計損益は合計+7,467万ドルで、HLP全体の累計損益(+1億3,831万ドル)の約54%を占めています。

この画像で分かること:清算用VaultがHLPの一部で、清算の利益がHLPに入ると公式が書いていること
③Earn(USDCの貸し出し):いまはHLPの資金の54%
2026年に公式ドキュメントのHLPの説明へ「EarnにUSDCを供給する」が加わりました。Earnは、Hyperliquidの中でUSDCなどを貸し借りする公式機能です。公開APIで確認すると、HLPの子戦略「Strategy X」が約1億33万USDCをEarnに貸し出しており、これはHLPの資金全体の約54%にあたります。
Earnで貸したUSDCの利回りは、2026年9月25日時点で年2.97%(借りられている割合66.1%、借りる側の金利5%)でした。HLPのAPRが3%台に落ち着いているのは、資金の半分以上がこの「年約3%の貸し出し」に回っていることが大きな理由です。
④取引手数料の一部
公式ドキュメントは、Hyperliquidの手数料は「HLP、Assistance Fund(HYPEの買い戻しと焼却に使う基金)、市場を作った事業者」に回ると説明しています。HLPへの配分の割合は公式には書かれていませんが、データサイトDefiLlamaは、手数料の約99%がAssistance Fund、約1%がHLPに回ると推計しています。
HLPの資金は今どこにある?子戦略7つの内訳
| 子戦略(子Vault) | 役割 | 残高 | 割合 | 直近30日の損益 | 累計損益 |
|---|---|---|---|---|---|
| HLP Strategy X | EarnへのUSDC供給(2025年12月開始) | 1億33万ドル | 54.4% | +24.7万ドル | +32万ドル |
| HLP本体(子戦略以外) | 待機資金・手数料の受け取りなど | 4,486万ドル | 24.3% | +57.8万ドル | — |
| HLP Liquidator 2 | 流動性の高い銘柄の清算 | 3,000万ドル | 16.3% | 0ドル | +3,082万ドル |
| HLP Liquidator | 全銘柄の清算 | 100万ドル | 0.5% | 0ドル | +4,352万ドル |
| HLP Liquidator 3 | 中程度の流動性の銘柄の清算 | 100万ドル | 0.5% | +3.6万ドル | −51万ドル |
| HLP Liquidator 4 | 流動性の低い銘柄の清算 | 100万ドル | 0.5% | +338ドル | +84万ドル |
| HLP Strategy A | マーケットメイク | 312万ドル | 1.7% | −8.3万ドル | +431万ドル |
| HLP Strategy B | マーケットメイク | 301万ドル | 1.6% | −19.0万ドル | −418万ドル |
| 合計(HLP) | — | 1億8,432万ドル | 100% | +58.8万ドル | +1億3,831万ドル |
出典:Hyperliquid公開API(HLPと子Vault7つの vaultDetails、Strategy Xの borrowLendUserState、2026年9月25日取得)。役割は各子Vaultの公式説明文による。「HLP本体」の30日損益は、HLP全体から子戦略7つの合計を引いた当サイトの計算値

この図で分かること:HLPの資金の半分以上(54%)がEarnの貸し出しに回っていること
直近30日の損益+58.8万ドルを分けると、HLP本体(手数料の受け取りなど)が+57.8万ドル、Earnへの貸し出しが+24.7万ドル、清算が+3.6万ドル、マーケットメイクが−27.3万ドルでした。相場が静かな時期は、マーケットメイクの小さな損を、手数料と貸し出しの利息で埋めているのがいまのHLPの姿です。

この図で分かること:9月25日までの直近30日は、マーケットメイクの損を手数料と貸し出し利息で埋めて、APR 3.82%(9月25日時点。9月30日時点は3.86%)になっていたこと
HLPはなぜ暴落の日に大きく稼ぐ?過去の大きな利益と損失
HLPの累計損益は「長い横ばい」と「急な階段」を繰り返しています。大きく動いた日を、報道と公開APIの損益の動きの両方で確認しました。
| 時期 | できごと | HLPへの影響(報道) | 公開APIの損益の動き |
|---|---|---|---|
| 2025年3月12日 | ETHを50倍で買っていた大口が証拠金を引き出し、わざと清算させた | 約400万ドルの損失 | 3月5日→12日:−396万ドル |
| 2025年3月26日 | JELLY(ミームコイン)の価格つり上げで、HLPが大きな売り建玉を抱えた | 含み損は一時約1,200万〜1,350万ドル。バリデーター投票で上場廃止し、24時間の損益は約+70万ドル | 3月12日→26日:+124万ドル |
| 2025年10月10〜11日 | 米国の対中関税の発表で相場が急落し、市場全体で約190億ドルが清算 | 約4,000万ドルの利益 | 10月1日→15日:+4,143万ドル |
| 2025年11月12日 | POPCATの相場操縦(19のアドレスで買い建て後、見せ板を消して暴落させた) | 約490万ドルの損失 | 10月29日→11月12日:−466万ドル |
| 2026年1月31日 | ETHを大きく買っていた大口トレーダーの清算 | 約1,500万ドルの利益 | 1月21日→2月4日:+1,882万ドル |
| 2026年4月9日 | FARTCOINで大口が買い建てを膨らませ、自ら清算させた | 約120万〜150万ドルの損失 | 4月1日→15日:−228万ドル |
出典:CoinDesk(2025年3月12日、3月26日、10月11日、11月13日)、The Block(JELLY、2026年1月の大口清算)、CoinGecko Learn、BeInCrypto(FARTCOIN)。APIの列はHyperliquid公開API(vaultDetails)の記録点の差で、同じ期間のほかの損益も含む(2026年9月25日取得)

この図で分かること:HLPの大きな利益は暴落の日、大きな損失は相場操縦の日に起きていること
暴落の日にHLPが稼ぐ理由
相場が一気に動くと、高いレバレッジの建玉が次々に清算されます。板で決済しきれない建玉はHLPの清算用Vaultが割安に引き取り、そのあとで決済するので、清算が多い日ほどHLPの利益が増えやすいのです。2025年10月10〜11日の大暴落では、HLPは2日ほどで約4,000万ドル(当時の預け入れ総額の約1割)を稼ぎました。
HLPが損をする典型パターン「わざと清算させる」
一方でHLPの損失は、ほとんどが「流動性の薄い銘柄で大きな建玉を作り、わざと清算させて、不利な建玉をHLPに押しつける」という手口です。JELLY・POPCAT・FARTCOINはすべてこの型でした。
- 攻撃する人が、取引量の少ない銘柄で大きな建玉を作る
- ほかの取引所で価格を動かす、または見せかけの大きな注文で価格をつり上げる
- 自分の建玉を清算させ、HLPの清算用Vaultに建玉を引き取らせる
- 価格を逆方向に動かし、HLPが抱えた建玉に損を出させる(攻撃側は別の口座で反対の建玉を持って利益を得る)
Hyperliquidは事件のたびに、最大レバレッジの引き下げや建玉の上限の見直しをしてきました。それでも同じ型の事件は2026年4月にも起きており、今後もHLPが損失を出す可能性はあります。
JELLY事件の「上場廃止で損を消した」対応をどう見るか
JELLY事件では、HLPの含み損が膨らんだところで、バリデーター(Hyperliquidのブロックチェーンを動かす運営者)が投票でJELLYの先物を上場廃止し、攻撃者に有利にならない価格で決済しました。HLPに預けている人にとっては損が消えた一方で、「都合が悪いと運営側がルールを変えられる」として、分散性(特定の誰かに決定権が集中しないこと)への批判も出ました。次に同じことが起きたとき、同じ対応がとられる保証はない点も覚えておきましょう。
HLPの預け方【4ステップ】
HLPへの預け入れは、Vaultsページで「Hyperliquidity Provider (HLP)」を開き、「Deposit」に金額を入れて署名するだけです。手数料もガス代もかかりません。
準備:HyperliquidにUSDCを入れておく
HLPに預けられるのは、Hyperliquidの先物口座にある「出金可能額(Withdrawable)」のUSDCです。まだHyperliquidを使っていない人は、先に口座を作ってUSDCを入金してください。登録から入金までの手順はHyperliquid(ハイパーリキッド)の始め方で画面付きで解説しています。
日本の取引所からUSDCを直接Hyperliquidへ送ることはできないため、一般的には、国内取引所でXRPなどを買い、海外取引所に送ってUSDCに替え、Arbitrum(アービトラム)のネットワークでウォレットへ出金してからHyperliquidに入金します。海外取引所はMEXCなどが使われます。
当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。
注意:MEXCは日本の金融庁に登録されていない海外取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)、無登録営業についての警告を受けています。MEXCの利用には本人確認(初級KYC以上)が必要です。
MEXCの登録から入出金まではMEXCの口座開設・登録方法で解説しています。

この図で分かること:預け入れが5つのステップで終わること
STEP1:Vaultsページを開く
Hyperliquidにログインし、画面上部のメニューから「Vaults」を開きます。ブックマークした公式サイト(app.hyperliquid.xyz)から開き、検索広告の偽サイトに注意してください。Vaultsページの一番上に「Protocol Vaults」として「Hyperliquidity Provider (HLP)」が表示されます。
STEP2:「Hyperliquidity Provider (HLP)」を開いて数字を確認する
HLPの行を押すと、HLPのページが開きます。預ける前に、次の3つを見ておきましょう。
- APR:直近30日の損益を年率に直した値(9月30日時点は3.86%)
- Vault Performance:期間を切り替えて損益(PnL)と最大ドローダウン(Max Drawdown)を確認できる
- 損益のグラフ:「Account Value」と「PnL」を切り替え、階段状に増えているか、最近は横ばいかを見る
STEP3:「Deposit」を押して金額を入れる
ページ右側(スマホは下側)の「Deposit」を押すと、入力画面が開きます。金額を入れると、預けた後のHLPの中での自分の持ち分(Share after deposit)が表示されます。最低預入額は10 USDCです(公式のWeb画面の入力欄の制限。預け入れ総額が1億ドル以下のVaultは5 USDC)。
入力画面には、ロック期間(最後に預けてから4日間は引き出せない)についての注意が出ます。4日以内に使う予定のあるお金は預けないでください。
STEP4:「Deposit」を押してウォレットで署名する
「Deposit」を押し、ウォレット(MetaMaskなど)で署名すると、数秒で預け入れが終わります。ガス代(ETHなど)は不要です。HLPのページの「Your Performance」タブで、預けた額・損益(PnL)・自分の預け入れ後の最大ドローダウンを確認できます。すべてのVaultの合計残高は「Portfolio」ページに表示されます。
出典:Hyperliquid公式ドキュメント「For vault depositors (legacy)」、公式のWeb画面の公開コード(2026年9月25日確認)。画面の表記は変わることがあります
HLPの引き出し方と「4日ロック」
HLPから引き出せるのは、最後に預けてから4日(96時間)が過ぎてからです。追加で預けると、4日の計算はその時点からやり直しになります。
4日ロックの数え方(例)
| やったこと | 引き出せるようになる日時 |
|---|---|
| 9月25日 17:00に1,000 USDCを預けた | 9月29日 17:00から |
| 9月27日 10:00に100 USDCを追加で預けた | 10月1日 10:00から(最初の1,000 USDCも含めて全額) |
| 10月1日 10:00以降に一部だけ引き出した | 残りはそのまま運用が続く(引き出しでロックはやり直しにならない) |
出典:Hyperliquid公式ドキュメント「Protocol vaults」(例:9月14日8時に預けた場合、9月18日8時に引き出せる、と記載)。ユーザーVaultのロックは1日

この画像で分かること:4日ロックが公式に明記されていること(本文の4日ロックの根拠)
少しずつ積み立てるように預けると、そのたびに全額が4日ロックされます。いつでも引き出せる状態を保ちたい人は、まとめて1回で預けるほうが管理しやすくなります。
引き出しの手順
- HLPのページを開き、「Withdraw」を押す
- 引き出す額を入れる(「Max」で全額)。ロック中は、いつから引き出せるかの注意が表示される
- 「Withdraw」を押してウォレットで署名する。引き出したUSDCは、Hyperliquidの先物口座の残高に戻る
HLPから引き出したUSDCを、さらにArbitrumのウォレットや取引所へ出すときは、別に「出金(Withdraw)」の操作が必要で、出金画面に表示される出金手数料がかかります(旧ブリッジ経由なら1回1 USDC)。手順はHyperliquidの出金方法で解説しています。
引き出し額が表示と少しずれることがある
Vaultが建玉を持っている場合、引き出しに必要な分の建玉を決済するため、わずかな価格のずれ(スリッページ)が出ることがあります(公式ドキュメント「For vault depositors (legacy)」)。HLPの建玉は資金全体に比べて小さいため、通常は気にするほどの差にはなりにくいですが、相場が荒れている最中の引き出しでは注意してください。
HLPの手数料・最低額・コストの一覧
HLPそのものには、預け入れ手数料・引き出し手数料・成功報酬のどれもかかりません。コストになるのは、HyperliquidへのUSDCの入出金の手数料です。
| 項目 | HLP | ユーザーVault |
|---|---|---|
| 預け入れ手数料 | 0 | 0 |
| 引き出し手数料 | 0 | 0 |
| 成功報酬 | 0% | 利益の10%(リーダーへ) |
| ガス代 | なし | なし |
| 最低預入額 | 10 USDC | 5 USDC(預け入れ総額1億ドル超のVaultは10 USDC) |
| ロック期間 | 最後の預け入れから4日 | 最後の預け入れから1日 |
| Hyperliquidからの出金 | 出金画面に表示される手数料(旧ブリッジ経由のArbitrumへの出金は1回1 USDC) | |
出典:Hyperliquid公式ドキュメント「HyperCore vaults (legacy)」「For vault depositors (legacy)」、API「Initiate a withdrawal request」、公式のWeb画面の公開コード(2026年9月25日確認)

この画像で分かること:HLPは4日、ユーザーVaultは1日のロックと公式が書いていること
出金手数料を取り戻すのに何日かかる?
出金手数料を旧ブリッジ経由の1 USDCとして計算します(標準の経路の手数料は出金画面に表示される額)。9月30日時点のAPR 3.86%が続くと仮定すると、100 USDCを預けた場合、1 USDCを取り戻すのに約95日かかります。1,000 USDCなら約9.5日、10,000 USDCなら約1日です。少額だと、入出金の手数料が利益を上回りやすい点に注意してください。
| 預ける額 | 1日あたりの目安(APR 3.86%、9月30日時点) | 出金手数料1 USDC(旧ブリッジ)を取り戻す日数 |
|---|---|---|
| 100 USDC(約1.6万円) | 約0.011 USDC | 約95日 |
| 1,000 USDC(約15.9万円) | 約0.106 USDC | 約9.5日 |
| 10,000 USDC(約159万円) | 約1.06 USDC | 約1日 |
HLPに預けるといくら増える?金額別シミュレーション
1,000 USDC(約15.9万円)を1年預けた場合、いまのAPR(9月30日時点で3.86%)が続けば約+39 USDC、過去1年の実績なら約+183 USDC、直近半年のペースなら約+7 USDCです。どの数字になるかは、1年の間に大きな清算が起きるかどうかで大きく変わります。
| 前提 | 1,000 USDCを1年 | 10,000 USDCを1年 |
|---|---|---|
| いまのAPR(9月30日時点の3.86%)が1年続く | +39 USDC(約6,100円) | +386 USDC(約6.1万円) |
| 過去1年の実績(+18.32%) | +183 USDC(約2.9万円) | +1,832 USDC(約29.1万円) |
| 直近半年のペース(半年で+0.37%) | +7 USDC(約1,200円) | +74 USDC(約1.2万円) |
| 過去の最悪の30日(−0.76%)が1回起きる | その30日で−8 USDC(約1,200円) | その30日で−76 USDC(約1.2万円) |
| 2025年10月の大暴落のような日(約+10%)が1回ある | その数日で+約100 USDC | その数日で+約1,000 USDC |
当サイトの試算。利益の再投資(複利)と入出金の手数料は含めていない。1ドル=約158.7円。過去の結果は将来の結果を保証しない
円高になると円での価値は減る
HLPはUSDC(米ドル建て)で運用するため、円で見ると為替の影響を受けます。1ドル=158.7円から142.8円(10%の円高)になると、HLPで+3.86%増えても円での価値は約6.5%減ります。円で生活費を考えている人は、為替の動きも含めて判断してください。
HLPとユーザーVaultの違いは?Vaultの選び方
HLPは公式が運営し成功報酬0%・ロック4日、ユーザーVaultは一般のトレーダーが運用し成功報酬10%・ロック1日です。ユーザーVaultは高いAPRを出すものもありますが、成績のばらつきがとても大きくなります。
| 比べる点 | HLP(プロトコルVault) | ユーザーVault |
|---|---|---|
| 運用する人 | Hyperliquid(コミュニティ所有) | Vaultを作った個人・チーム(リーダー) |
| 戦略 | ◎ マーケットメイク・清算・貸し出しに分散 | △ リーダーの売買(1つの戦略に偏りやすい) |
| 成功報酬 | ◎ 0% | △ 利益の10% |
| ロック期間 | △ 4日 | ○ 1日 |
| 預け入れ総額 | ◎ 1億8,432万ドル(全Vaultの約64%) | △ 開いている3,095本の合計で1億272万ドル |
| 成績の安定性 | ○ 1年ではマイナスなし(過去の記録) | × 10万ドル以上のVaultでも27%は累計マイナス |
| 運用の終了 | — | △ リーダーが閉じると全員に払い戻し |
出典:Hyperliquid公式ドキュメント「HyperCore vaults (legacy)」「For vault leaders (legacy)」、Hyperliquid公式統計API(全Vault 9,475件、2026年9月25日取得)から当サイトが集計。◎○△×は当サイトの評価
ユーザーVaultの実態(公開データの集計)
Hyperliquidの公式統計APIで、これまでに作られたユーザーVault 9,467本を集計しました。
- 作られた9,467本のうち、6,372本(67%)はすでに閉じられている
- 開いている3,095本の預け入れ総額は合計1億272万ドルで、HLP1本(1億8,432万ドル)より少ない
- 預け入れ総額10万ドル以上の77本のうち、21本(27%)は開始からの累計損益がマイナス
- 同じ77本のAPRの中央値は37.7%と高いが、26本は直近30日のAPRがマイナス
ユーザーVaultのAPRは、HLPと同じく「直近30日の成績を1年に直した値」です。1か月だけ大きく勝ったVaultは、APRが数百%と表示されます。APRの高さだけで選ぶと、運のよかった1か月を買うことになりかねません。
ユーザーVaultを選ぶときの7つのチェック
| チェック項目 | 見る場所 | 目安 |
|---|---|---|
| ①運用期間 | Vaultページのグラフ(All-time) | 半年以上の記録がある |
| ②最大ドローダウン | Vault Performance の Max Drawdown | 自分が耐えられる下落幅か(例:20%以内) |
| ③累計損益(All-time PnL) | Vault Performance | プラスで、右肩上がりか |
| ④預け入れ総額(TVL) | Vault一覧 | 小さすぎないか(引き出しで建玉が決済されやすい) |
| ⑤リーダーの持ち分 | Vaultページ | リーダーは5%以上を持ち続ける決まり。多いほど自分のお金もかかっている |
| ⑥建玉とレバレッジ | Positions タブ | 1銘柄に偏っていないか、レバレッジが高すぎないか |
| ⑦説明文と戦略 | About タブ | 何をするVaultかが書かれているか(説明文は後から変えられない) |
出典:Hyperliquid公式ドキュメント「For vault leaders (legacy)」「For vault depositors (legacy)」(2026年9月25日確認)
ユーザーVaultのルール(知っておくべき3点)
- 引き出しで建玉が決済されることがある:証拠金が足りないと、注文の取り消しのあと、建玉の20%ずつが自動で決済されます。大口の引き出しは、残る人の成績にも影響します
- リーダーが閉じると払い戻し:リーダーが「Close Vault」を選ぶと、建玉をすべて決済したうえで、預けた人全員に持ち分が払い戻されます
- 作るには1万USDCのガス代:Vaultを作るには1万USDCのガス代(手数料と同じく分配される)と、最低100 USDCの自己資金が必要です。作る側の本気度の目安にもなります
なお公式ドキュメントでは、HLPやユーザーVaultのような従来のVaultは「legacy(旧来の)」と位置づけられ、今後の新しいVaultはHyperEVM(Hyperliquidのスマートコントラクト環境)の上で、外部のチームが自由に作る形が想定されています。HyperEVMのVaultは運営元ごとにルールが違うため、預ける前に必ずその運営元の説明を確認してください。
HLPとほかの運用方法の比較(Earn・HYPEステーキング)
Hyperliquidの中でお金を増やす方法は、HLP、Earn(USDCの貸し出し)、HYPEステーキングの3つが代表的です。いまの利回りだけを見ると大きな差はありませんが、増え方とリスクの性質が違います。
| 比べる点 | HLP | Earn(USDCの貸し出し) | HYPEステーキング |
|---|---|---|---|
| 預けるもの | USDC | USDC | HYPE |
| いまの利回り | APR 3.86%(30日の実績を年率換算) | 年3.15%(借りられる割合で変動) | 年2.2〜2.3%程度(ステーキング総量で変動) |
| 増え方 | ○ 大荒れの日に大きく増えることがある | ○ 毎時少しずつ | ○ 毎日少しずつ(HYPEで受け取る) |
| 元本が減るリスク | △ 相場操縦・戦略の損失 | ○ 借り手の清算が間に合わない場合など | × HYPEの価格変動がそのまま出る |
| 引き出し | 最後の預け入れから4日 | 貸し出し分に余裕があればすぐ | 解除から7日 |
| 取引手数料の割引 | × | × | ◎ 保有量に応じて割引 |
出典:Hyperliquid公開API(vaultDetails、allBorrowLendReserveStates、validatorSummaries)、公式ドキュメント「Portfolio margin」「Staking」(「いまの利回り」の行は2026年9月30日、そのほかは2026年9月25日確認)。HYPEステーキングの利回りは公式ドキュメントの式(総ステーク量4億HYPEで年約2.37%、総量の平方根に反比例)と総ステーク量約4.41億HYPEからの当サイトの試算
いまのHLPは資金の半分以上をEarnに貸しているため、平常時のHLPは「Earnの利息+手数料の分配+大荒れの日の清算の利益」という形になっています。大荒れの日の上乗せを取りにいくならHLP、値動きの少ない利息だけでよいならEarn、HYPEを長く持つつもりならステーキング、と目的で分けて考えましょう。HYPEステーキングの詳しい手順はHYPEステーキングのやり方で解説しています。
HLPの利益に税金はかかる?
HLPで増えた分の税金の扱いは、国税庁のFAQに直接の記載がなく、考え方が分かれます。増えたUSDCを利益とみる場合、日本では原則として雑所得になり、給与などと合わせて最大55%(所得税45%+住民税10%)の税率がかかります。
- 考え方の例:HLPから引き出した時に、預けた額より増えた分を所得として計算する
- USDCの扱い:USDCを暗号資産と扱うか、電子決済手段と扱うかで、計算の仕方が変わる
- 記録を残す:預けた日時・額、引き出した日時・額、その時のドル円レートを、Hyperliquidの履歴から記録しておく
金額が大きい場合は、申告の前に税務署か税理士に確認してください。Hyperliquidの取引履歴の出し方と、先物・ファンディング・ステーキングを含めた損益の計算は、海外取引所の税金と確定申告のやり方でまとめています。
HLPのリスクと注意点
HLPは「元本保証のない、取引所の損益を分け合う運用」です。預ける前に、次の6つのリスクを確認してください。
| リスク | 内容 | 対策 |
|---|---|---|
| 相場操縦による損失 | 流動性の薄い銘柄で不利な建玉を押しつけられる(2025年3月・11月、2026年4月に実例) | 失っても困らない額にとどめる |
| 戦略の損失 | 一方向に動く相場ではマーケットメイクが損をする(直近30日も−27.3万ドル) | APRだけでなく最大ドローダウンも見る |
| 利回りの低下 | 直近半年は+0.37%とほぼ横ばい。大荒れがないと増えない | 「年数%+たまの上乗せ」と考える |
| 4日ロック | 急に現金が必要になっても4日は引き出せない | 生活費や証拠金に使うお金は預けない |
| 運営・ブロックチェーンのリスク | バリデーターの判断(JELLYの上場廃止など)、システム障害、ブリッジやUSDCの問題 | 1つのサービスに資産を集中させない |
| 為替・税金 | ドル建てのため円高で目減り。税金の扱いが分かれる | 円での損益と取引記録を残す |
また、Hyperliquidは米国居住者などを利用対象外としています。日本居住者が使う場合も、海外のサービスで、日本の金融庁の登録を受けたサービスではないことを理解したうえで、自己責任で利用してください。
HLPが向いている人・向いていない人
向いている人
- HyperliquidにUSDCを置いたまま、取引しない分を遊ばせたくない
- 数か月〜1年単位で置いておける
- 増え方が不規則でも気にならない
- HYPEの値動きは取りたくない(ドル建てで持ちたい)
向いていない人
- 元本が減るのは絶対に困る
- 数日以内に使うかもしれないお金しかない
- 毎月決まった額の利息がほしい
- 100 USDC程度の少額(入出金の手数料で利益が消えやすい)
HLPについてよくある質問
Q. HLPの利回りは何%ですか?
A. 2026年9月30日時点のAPRは3.86%です。これは直近30日の損益を1年に直した値で、将来の利回りを約束するものではありません。過去1年の実績は約+18.32%、直近半年は約+0.37%でした(公開APIから当サイトが計算)。
Q. HLPに預けたお金は減ることがありますか?
A. あります。HLPは元本保証がなく、2025年11月のPOPCAT事件では約490万ドル、2026年4月のFARTCOIN事件では約120万〜150万ドルの損失を出しました。公開APIで見ると、30日単位では73回中7回、マイナスで終わった期間があります。
Q. HLPは何日で引き出せますか?
A. 最後に預けてから4日後です。追加で預けると、そこから4日のやり直しになります。ユーザーVaultは1日です(公式ドキュメント「Protocol vaults」「For vault depositors (legacy)」)。
Q. HLPの最低預入額はいくらですか?
A. 10 USDCです(公式のWeb画面の入力欄の制限。預け入れ総額が1億ドル以下のVaultは5 USDC)。ただし、HyperliquidからArbitrumへの出金には手数料がかかる(旧ブリッジ経由なら1回1 USDC)ため、少額では手数料の割合が大きくなります。
Q. HLPに手数料はかかりますか?
A. 預け入れ・引き出し・成功報酬のどれもかかりません。公式ドキュメントは「プロトコルVaultには手数料も利益の分配もない」と明記しています。ユーザーVaultは利益の10%がリーダーに入ります。
Q. HLPの利益はいつ受け取れますか?
A. 利益は別に配られるのではなく、HLPの中の自分の持ち分の価値が増える形で反映されます。引き出した時に、増えた分を含めてUSDCで受け取ります。
Q. 招待コード(HIDARI)はHLPにも関係ありますか?
A. 招待コードの割引(取引手数料4%オフ)は取引手数料が対象で、HLPへの預け入れには関係しません。Hyperliquidで取引もする人は、口座を作る時に入れておくと取引のたびに得になります。詳しくはHyperliquidの招待コード(紹介コード)の使い方を参照してください。
Q. HLPとユーザーVault、どちらがいいですか?
A. 初めて預けるならHLPが無難です。HLPは戦略が分散され、成功報酬がなく、2024年以降は1年単位でマイナスになった期間がありません。ユーザーVaultは高いAPRのものもありますが、預け入れ総額10万ドル以上のVaultでも27%は累計マイナスで、選ぶには成績を読み解く力が必要です。
Q. HLPはスマホでも預けられますか?
A. 預けられます。スマホのブラウザ、またはウォレットアプリ(MetaMaskなど)の中のブラウザでapp.hyperliquid.xyzを開き、Vaultsから同じ手順で預けます。
Q. HLPの成績はどこで確認できますか?
A. HyperliquidのVaultsページでHLPを開くと、APR、損益のグラフ、最大ドローダウン、預けている人の数などが見られます。ログインしなくても表示されます。
まとめ:HLPは「年数%+大荒れの日の上乗せ」を狙う運用
HyperliquidのHLPは、手数料0%でHyperliquidのマーケットメイクと清算の損益を分け合える公式Vaultです。いまのAPRは3.86%(9月30日時点)で、資金の半分以上はEarnでUSDCとして貸し出されています。
- 利回りは一定ではなく、2025年10月の大暴落のような日にまとめて増える。直近半年はほぼ横ばい
- 大口の意図的な清算や相場操縦で損失を出したことがあり(3回)、元本の保証はない
- 預け方はVaults→HLP→Deposit。最後に預けてから4日は引き出せない
- ユーザーVaultはAPRだけで選ばず、運用期間・最大ドローダウン・累計損益を確認する
HLPを使うには、まずHyperliquidの口座を作ってUSDCを入金します。Hyperliquidで取引もするなら、招待コード「HIDARI」を使うと取引手数料が4%安くなります。
紹介コードHIDARIでHyperliquidを始める(手数料4%オフ)
本記事のデータは原則2026年9月25日時点のものです(HLPのAPR、APRから計算した試算、ほかの運用方法との利回りの比較は2026年9月30日時点)。HLPの損益・預け入れ総額はHyperliquid公開APIと公式統計API、ルールは公式ドキュメントと公式のWeb画面で同日に確認しました。数値は毎日変わるため、預ける前にVaultページで最新の数字を確認してください。本記事は投資の助言ではありません。
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