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TradingViewでHyperliquidの建玉・清算を見る方法|表示手順と読み方【2026年10月】

チャート画面に建玉・ファンディングレート・清算のデータが重なって浮かぶ様子を描いたイラスト PerpDEX・DeFi

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この記事の結論

TradingViewでHyperliquidの建玉・清算・ファンディングレートを見るには、シンボル検索で「HYPERLIQUID:」の無期限先物(末尾が「.P」の銘柄。例:HYPEUSDC.P、ビットコインならBTCUSDC.P)を開き、「インジケーター」→「ファンダメンタル」から指標を追加します。追加した指標は、価格チャートの下に別のパネルで表示されます。

TradingViewは2026年9月21日、Hyperliquidの無期限先物に建玉・ファンディングレート・清算・ロングショート比率など9つのデリバティブ指標を追加しました。分散型取引所(DEX)のデリバティブ指標をTradingViewが扱うのは初めてです。現物(末尾に「.P」がない銘柄)や、Binance・Bybitなど他の取引所の銘柄を開いていると、Hyperliquidの指標は表示されません。

本記事のデータは2026年9月23日時点のTradingView公式ブログ、Hyperliquid公式ドキュメント、報道にもとづいています(TradingView公式ブログと料金ページは2026年10月1日に再確認)。TradingViewの画面表示や提供範囲は変更される可能性があるため、最新の状況は公式サイトでもご確認ください。

先に結論:TradingViewでHyperliquidの何が見られるようになった?

TradingViewでは、Hyperliquidの無期限先物について「どれだけポジションが積み上がっているか(建玉)」「ロングとショートのどちらが手数料を払っているか(ファンディングレート)」「どれだけ強制決済されたか(清算)」を、価格チャートと同じ画面で確認できるようになりました。

知りたいこと 答え
いつ発表された? 2026年9月21日(TradingView公式ブログ)
何が追加された? 建玉、ファンディングレート、清算、ロングショート比率(アカウント数)、ロングショートのアカウント割合(%)、マーク価格、インデックス価格、プレミアム、ベーシスの9指標
対象の銘柄は? Hyperliquidの無期限先物170以上。HIP-3市場のTrade[XYZ]・Paragonを含めると300以上
何が新しい? TradingViewがDEXのデリバティブ指標を扱うのは初めて。これまではBinance・Bybit・OKXなど中央集権型取引所(CEX)のみだった
どうやって表示する? シンボル検索で「HYPERLIQUID:」の無期限先物を開き、「インジケーター」→「ファンダメンタル」から追加
無料で使える? 公式ブログにプランの記載はない。TradingViewは1チャートに表示できるインジケーター数がプランによって異なるため、使える指標数に制限がかかる場合がある
見れば値動きがわかる? わからない。指標は売買判断の材料の一つで、単独で上がる・下がるを示すものではない

指標を見ながらHyperliquidで実際に取引するなら、ウォレットの準備から入金・注文・出金までの手順をHyperliquidの始め方・使い方に画面つきでまとめています。当サイトの紹介コード「HIDARI」から始めると、Hyperliquid公式の紹介制度で取引手数料が4%割引になります(取引量2,500万ドルまで。公式ドキュメント「Referrals」で2026年10月3日確認)。Hyperliquidは金融庁の登録業者ではないため、日本の利用者保護は受けられません。

TradingViewは何を発表したのか?9月21日の公式ブログの内容

TradingViewは2026年9月21日、公式ブログ「Introducing derivative metrics for Hyperliquid」で、Hyperliquidの無期限先物にデリバティブ指標を追加したと発表しました。TradingViewはHyperliquidを「最大のデリバティブDEX」と紹介し、同社のデータの中でデリバティブ指標が提供される初めての分散型取引所だとしています。報道でも「DEXでは初」と伝えられました。対象は300以上の無期限先物です。

発表の要点は次のとおりです。

  • 9つの指標:ポジションの状況から清算まで、9種類のデリバティブ指標を追加
  • 対象は300以上:Hyperliquid本体の無期限先物170以上に加え、Hyperliquidの基盤上に作られたHIP-3市場「Trade[XYZ]」「Paragon」も対象。合計で300以上の銘柄になる
  • これまではCEXだけ:こうしたデータは、これまで中央集権型取引所でしか提供されていなかった
  • ファンディングは1時間ごと:TradingViewはHyperliquidの大きな違いとして、多くのCEXが8時間ごとであるのに対し、ファンディングレートが1時間ごとに支払われる点を挙げている
TradingView公式ブログの発表画像。HYPEUSDC(Hyperliquid取引所)のチャート画面で、Indicatorsから追加された9種類の指標名(赤枠)が確認できる

TradingView公式ブログの発表画像。HYPEUSDC(Hyperliquid取引所のシンボル)のチャートで、Indicators→Fundamentalsに追加された9種類の指標名(赤枠)が確認できる。数値は集計時点のサンプル表示で、実際の建玉・清算・ファンディングの数値そのものではない(出典:TradingView公式ブログ「Introducing derivative metrics for Hyperliquid」)

ファンディングレートの支払い頻度:CEXとHyperliquidの違い

項目 多くのCEX Hyperliquid
支払い間隔 8時間ごと 1時間ごと
1日の支払い回数 3回 24回
例:レート0.01%/hの場合の日額目安 0.01%×8h×3回=0.24%/日 0.01%×1h×24回=0.24%/日

※1時間あたりのレートが同じなら日額の合計は変わらないが、Hyperliquidは支払いが1時間単位で細かく反映されるため、ポジション保有中のレート変動がより早く反映される点が異なる

HIP-3市場(Trade[XYZ]・Paragon)とは?

HIP-3は、Hyperliquidの基盤を使って外部の開発者が独自の無期限先物市場を立ち上げられる仕組みです。今回の対象になったのは次の2つです。

市場 TradingViewでの接頭辞 主な取扱い
Hyperliquid本体 HYPERLIQUID: BTC・ETH・HYPEなど暗号資産の無期限先物(170以上)
Trade[XYZ] HIP3XYZ: 株式・コモディティ・為替・上場前企業などの無期限先物
Paragon HIP3PARA: ビットコインドミナンス(BTC.D)やアルトコイン全体の時価総額など、指数の無期限先物

TradingViewはこれまでも、2026年7月にHyperliquidとTrade[XYZ]の価格データを追加するなど、Hyperliquid関連の対応を段階的に広げてきました。今回はそこに、価格以外の「ポジションの中身」がわかるデータが加わった形です。

追加された9つの指標と意味:それぞれ何がわかる?

TradingViewに追加されたHyperliquidの9指標は、大きく「ポジションの量」「トレーダーの偏り」「価格のずれ」の3種類に分けられます。それぞれの意味と、見るときの注意点を一覧にしました(指標の意味は一般的な定義で説明しています)。どの指標も単独で値動きを示すものではない点を先に押さえておきましょう。

指標名(英語表記) 何がわかるか 見るときの注意
建玉
(Crypto open interest)
まだ決済されずに残っている先物ポジションの総量。市場にどれだけ資金とレバレッジが入っているか 建玉だけでは、増えた分がロングかショートかはわからない。必ず価格の動きとセットで見る
ファンディングレート
(Funding rate)
ロングとショートのどちらが相手に手数料を払っているか。プラスならロングが払い、マイナスならショートが払う Hyperliquidは1時間ごとの支払い。8時間ごとのCEXと比べるときは、Hyperliquidの値を8倍して揃える
清算
(Liquidations)
証拠金不足で強制決済されたポジションの量。ロングの清算とショートの清算に分けて見られる 清算が大きく出たのは「すでに起きた結果」。次の値動きを予告するものではない
ロングショート比率・アカウント数
(Long short ratio accounts)
ロングを持つアカウント数 ÷ ショートを持つアカウント数。2.0ならロングの口座がショートの2倍 口座の数の比率で、ポジションの金額ではない。少数の大口がショートでも、口座数ではロング優勢に見えることがある
ロングショートのアカウント割合
(Long short accounts %)
ロング・ショートそれぞれのアカウントが全体の何%か(例:ロング65%・ショート35%) 上の比率を割合で表したもの。偏りの大きさを直感的に見るのに向く
マーク価格
(Mark price)
含み損益や清算の判定に使われる基準の価格 実際の約定価格とは一時的にずれることがある。清算ラインはマーク価格で判定される点を押さえておく
インデックス価格
(Index price)
複数の取引所の現物価格などから算出される、原資産の基準価格 無期限先物の価格が「本来の価格」からどれだけ離れているかを見るための物差し
プレミアム
(Premium)
無期限先物の価格とインデックス価格の差。ファンディングレートの計算のもとになる プラスは先物が割高(買いが強い)、マイナスは割安(売りが強い)状態
ベーシス
(Basis)
先物価格と現物(インデックス)価格の差。価格差の大きさを見る指標 一時的な乖離はよく起きる。極端な乖離が続くかどうかを見る

Hyperliquidのファンディングレートが1時間ごとなのはなぜ重要?

Hyperliquidのファンディングレートは1時間ごとに支払われるため、CEXの8時間ごとの数値と並べるときは換算が必要です。Hyperliquid公式ドキュメントによると、1時間ごとの支払いは「8時間あたりのレートの8分の1」で、ロングとショートの間で直接やり取りされ、取引所は手数料を取りません。また、ファンディングには1時間あたり4%の上限があります。CEXとの違いを表にまとめると次のとおりです。

比較項目 Hyperliquid 多くの中央集権型取引所(CEX)
ファンディングの支払い間隔 1時間ごと 8時間ごとが標準(銘柄によって短い場合あり)
表示されるレートの単位 1時間あたり 8時間あたり
同じ条件で比べるには 1時間の値を8倍する そのまま
金利部分(基準) 1時間0.00125%(8時間0.01%相当) 8時間0.01%が一般的
上限 1時間あたり4% 取引所・銘柄ごとに異なる
取引所の取り分 なし(ロングとショートの間で直接やり取り) 取引所によって異なる
出典:Hyperliquid公式ドキュメント「Funding」、TradingView公式ブログ(2026年9月25日確認)

この違いを踏まえて、実際の支払い額を見てみます。

たとえば1万ドル分のロングを持っているときの支払い額は、次のようになります(ファンディングレートが一定だと仮定した計算です)。

1時間あたりのファンディングレート 8時間換算 1時間の支払い 1日(24時間)の支払い
0.00125%(公式ドキュメントの金利部分) 0.01% 0.125ドル 3ドル
0.01% 0.08% 1ドル 24ドル
0.05% 0.4% 5ドル 120ドル

1時間あたり0.01%は小さく見えますが、8時間換算では0.08%で、CEXでよく見る0.01%(8時間)の8倍にあたります。Hyperliquidの数値を見て「低い」と判断する前に、8倍して比べる習慣をつけておくと読み違えを防げます。

TradingViewでHyperliquidの指標を表示する手順

TradingViewでHyperliquidの建玉やファンディングレートを表示するには、Hyperliquidの無期限先物のチャートを開き、インジケーターのファンダメンタルから追加します(TradingView公式ブログの案内)。パソコンのブラウザ版を例に説明します。

  1. TradingViewでチャートを開く
    TradingView(jp.tradingview.com)にアクセスし、上部メニューの「チャート」(スーパーチャート)を開きます。
  2. シンボル検索でHyperliquidの無期限先物を探す
    画面左上の銘柄名をクリックするか、キーボードで銘柄名を打ち込むとシンボル検索が開きます。「HYPERLIQUID:HYPE」のように「HYPERLIQUID:」に続けて銘柄名を入力し、無期限先物を選びます。無期限先物は、銘柄名の末尾が「.P」になっているもの(例:HYPEUSDC.P)です。
  3. 取引所名がHyperliquidになっているか確認する
    チャート左上の表示で、取引所がHYPERLIQUIDになっているかを確認します。同じHYPEでも、他の取引所や現物(末尾に「.P」がないもの)を開いていると、Hyperliquidのデリバティブ指標は表示されません。
  4. 「インジケーター」を開く
    画面上部の「インジケーター」ボタンをクリックします。キーボードの「/」(スラッシュ)キーでも開けます。
  5. 「ファンダメンタル」からデリバティブ指標を選ぶ
    ダイアログの「ファンダメンタル」(英語表示ではFundamentals)を開き、デリバティブの項目から「暗号資産の未決済建玉(建玉)」「ファンディングレート」「清算」などを選びます。検索欄に「Funding rate」「Liquidations」など指標名を入力して探すこともできます。
  6. チャートの下に表示されたことを確認する
    選んだ指標は、価格チャートの下に別のパネルとして表示されます。複数を組み合わせる場合は、同じ手順で1つずつ追加します。

Trade[XYZ]・Paragonの銘柄で表示するには?

HIP-3市場の銘柄も手順は同じです。シンボル検索で、Trade[XYZ]なら「HIP3XYZ:」、Paragonなら「HIP3PARA:」に続けて銘柄名を入力し、無期限先物を開いてから「インジケーター」→「ファンダメンタル」で追加します。

指標が表示されない・追加できないときは?

  • 現物のチャートを開いている:デリバティブ指標は無期限先物が対象です。末尾が「.P」の銘柄を開き直してください
  • 別の取引所の銘柄を開いている:「BINANCE:」「BYBIT:」などの銘柄ではHyperliquidのデータは出ません。接頭辞が「HYPERLIQUID:」になっているか確認します
  • インジケーターの上限に達している:TradingViewは1チャートに同時表示できるインジケーター数がプランによって異なります。使っていない移動平均線などを外すと追加できる場合があります。なお、今回の指標が無料プランで使えるかどうかは、公式ブログに明記されていません

指標の読み方:取引でどう使う?

TradingViewで見られるHyperliquidの指標は、単独で「上がる」「下がる」を教えてくれるものではありません。価格の動きと組み合わせて「今の値動きを支えているのは新しい資金か、決済か」「レバレッジが過熱していないか」を確認するための材料です。ここでは代表的な4つの読み方を、仮の数字を使った例で紹介します。

読み方1:建玉×価格の4パターン

建玉の増減を価格の上げ下げと組み合わせると、値動きの中身を4つのパターンに分けて考えられます。TradingViewのヘルプでも「価格と建玉がともに上がるなら値動きは強い可能性がある」「価格が上がっても建玉が増えないなら値動きは弱い可能性がある」と説明されています。

価格 建玉 考えられる状況 チェックしたいこと
上昇 増加 新しいロングが入って上がっている。上昇に資金の裏付けがある ファンディングが過熱していないか
上昇 減少 ショートの買い戻し(決済)で上がっている。新規の買いは少ない ショートの清算が同時に出ていないか
下落 増加 新しいショートが入って下がっている。売りに資金の裏付けがある ファンディングがマイナスに傾いていないか
下落 減少 ロングの手じまい・清算で下がっている。売りが一巡しつつある場合もある ロングの清算が大きく出ていないか

例:HYPEの価格が90ドルから95ドルへ約5.6%上がったとき、建玉が10億ドルから12億ドルに増えていれば「新しい買いを伴った上昇」、逆に10億ドルから8億ドルに減っていれば「ショートの買い戻しが中心の上昇」と読めます。後者は買い戻しが終わると上昇の勢いが弱まることもあるため、同じ5.6%の上昇でも意味合いが違います(数値は説明のための仮のものです)。

読み方2:ファンディングレートの過熱

ファンディングレートが大きくプラスに傾いている状態は、ロングが割高な手数料を払ってでもポジションを持ち続けている、つまり買いに偏っている状態です。偏りが大きいほど、価格が少し下がっただけでロングの決済や清算が連鎖しやすくなります。

例:Hyperliquidのファンディングレートが普段は1時間あたり0.00125%前後の銘柄で、0.02%(8時間換算0.16%)まで上がっていたとします。1万ドルのロングなら1日48ドル、30日で約1,440ドルを払い続ける計算です。これだけのコストを払ってもロングが減らない状態は「強気」の表れですが、同時に「逆回転したときに崩れやすい」状態でもあります。ファンディングがマイナスに大きく傾いている場合は、その逆でショートに偏っています。

読み方3:清算の集中

清算の指標が突出して大きく出た足は、レバレッジをかけたポジションがまとめて強制決済されたことを示します。ロングの清算が集中したなら売りが連鎖して下げが加速した場面、ショートの清算が集中したなら買い戻しが連鎖して上げが加速した場面です。

例:ある1時間足でロングの清算が数千万ドル規模まで膨らみ、同時に建玉が大きく減ったとします。これはレバレッジをかけたロングが一掃されたことを意味し、その後は売りの圧力が弱まることもあれば、下げが続くこともあります。清算は「起きた結果」なので、その直後に逆張りで飛び込むのではなく、建玉とファンディングが落ち着くかを確認してから判断するのが無難です。

読み方4:ロングショート比率の偏り

ロングショート比率は、ロングを持つ口座とショートを持つ口座の「数」の比率です。口座数の偏りが極端なときは、多くのトレーダーが同じ方向に賭けている状態といえます。

例:ロングショート比率が3.0(ロング75%・ショート25%)なのに、ファンディングレートはほぼゼロ、建玉も横ばいだったとします。これは「小口のロング口座は多いが、金額ではショートも同じくらい持たれている」可能性を示します。口座数だけで「みんなが買っているから上がる」とは判断せず、ファンディングや建玉と照らし合わせて見るのがポイントです。Hyperliquid以外の取引所もまとめたロングショート比率や、BTC・ETHの清算が集中しやすい価格帯(清算マップ)は、CoinGlassで無料で見られます(見方はCoinGlass(コイングラス)の使い方)。

組み合わせて見るときのチェックリスト

  1. 価格が動いたとき、建玉は増えたか減ったか(新規か決済か)
  2. ファンディングレートは8時間換算でどのくらいか(偏りの強さ)
  3. 直前に清算の急増はあったか(すでに一掃されたか)
  4. ロングショート比率の偏りは、ファンディング・建玉と矛盾していないか

どの指標も「材料の一つ」であり、組み合わせても値動きを確実に当てられるわけではありません。レバレッジ取引では、損切りの位置と証拠金の管理を先に決めておくことが最優先です。

なぜ注目されているのか?DEXのデータが大手チャートツールに載る意味

今回の対応が注目されているのは、Hyperliquidが無期限先物市場で無視できない規模になり、CEXと同じ物差しで比較できるようになったからです。

Hyperliquidの建玉は、2026年9月に入って過去最高の更新が続いています。Crypto Briefingは、DefiLlamaのデータをもとに、Hyperliquidの建玉が9月20日に約81億ドルに達し、世界の無期限先物の建玉の約10.9%を占めたと報じました。さらにHyperliquidは9月23日、公式Xで建玉が180億ドルに達し、過去最高を更新したと発表しています(crypto.news)。この180億ドルは、ロングとショートを足し合わせた「両建て」の数字です。片側だけで数える建玉に直すと約90億ドルになります。数え方が違うため、81億ドルと180億ドルは単純には比べられません。TradingViewの発表(9月21日)は、この記録更新が続くさなかのことでした。

DEXのデータがTradingViewに載ることには、次のような意味があります。

  • CEXと並べて比べられる:BinanceやBybitの建玉・ファンディングと、Hyperliquidの数値を同じチャートツールで見比べられる(取引所そのものの違いは海外仮想通貨取引所の比較ランキングで解説)
  • オンチェーンのデータが身近になる:Hyperliquidの取引はブロックチェーン上で記録されていますが、これまでは専用の分析サイトを開く必要がありました。普段使っているチャートで確認できるようになったことで、利用のハードルが下がります
  • 株式・指数の先物にも広がる:Trade[XYZ]やParagonを通じて、株式やコモディティ、暗号資産の指数などの無期限先物でも、同じ指標が見られます

Hyperliquidの建玉・出来高とHYPEの値動きの推移は「HYPEの将来性・今後をデータで検証」、PerpDEXごとの建玉の比較は「PerpDEXおすすめランキング9選」で解説しています。

Hyperliquidの始め方:指標を見て取引したくなったら

Hyperliquidは口座開設が不要で、MetaMaskなどのウォレットを接続するだけで無期限先物を取引できる分散型取引所です。ウォレットの準備から入金、最初の注文までの手順は「Hyperliquid(ハイパーリキッド)の使い方・始め方」で画像付きで解説しています。

始める前に押さえておきたいポイントは次のとおりです。

  • 入金にはUSDCを使う(ウォレットからブリッジして入金する)
  • レバレッジは銘柄ごとに上限が異なる。最初は低い倍率から始める
  • ファンディングは1時間ごとに発生するため、ポジションを長く持つほどコストに注意する
  • TradingViewでチャートと指標を確認し、Hyperliquidで注文する、という使い分けができる

Hyperliquidで無期限先物を取引する

ウォレットを接続するだけで、TradingViewで見た銘柄をそのまま取引できます。当サイトのリンク(紹介コード:HIDARI)から始められます。

Hyperliquidを使ってみる

HYPEトークンを先物ではなく現物で持ちたい場合は、HYPE/USDTの現物を取り扱う海外取引所MEXCでも購入できます。登録手順はMEXCの口座開設ガイドで解説しています。

MEXCでHYPEの現物を見る

当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。

※Hyperliquidは分散型取引所であり、日本の金融庁の登録業者ではありません。MEXCは日本の金融庁に暗号資産交換業者として登録されていない海外の業者で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)警告を受けています。2026年2月5日から、本人確認(初級KYC以上)をしないと入金・出金ができず、取引も制限されます。いずれも日本の法律にもとづく利用者保護の対象外であり、レバレッジ取引は証拠金を失うおそれがあります。利用する場合は各サービスの利用規約とリスクを必ずご自身で確認し、自己責任で判断してください。

TradingView×Hyperliquidに関するよくある質問

TradingViewでHyperliquidの建玉は無料プランでも見られる?

TradingViewの公式ブログには、Hyperliquidの指標をどのプランで使えるかの記載はありません。TradingViewの料金ページでは、1つのチャートに同時に出せる数が「インジケーター」と「ファイナンシャル(財務データ)」で別に決まっていて、無料のBasicプランはインジケーター2つ・ファイナンシャル1つ、Essentialは5つ・4つ、Plusは10個・7つ、Premiumは25個・10個です(TradingView料金ページ、2026年10月5日確認)。Hyperliquidの指標は「インジケーター」→「ファンダメンタル」から追加するため、どちらの枠で数えられるかは公式に書かれていません。無料プランでは、建玉とファンディングレートのように見たい指標を1〜2つに絞り、追加できる数を実際の画面で確かめてください。

TradingViewでHyperliquidのファンディングレートを表示するには?

シンボル検索で「HYPERLIQUID:」の無期限先物(末尾が「.P」の銘柄)を開き、「インジケーター」→「ファンダメンタル」から「ファンディングレート(Funding rate)」を選びます。検索欄に指標名を入力して探すこともできます。

Hyperliquidのファンディングレートは何時間ごと?

Hyperliquidのファンディングレートは1時間ごとに支払われます。多くのCEXは8時間ごとのため、比べるときはHyperliquidの1時間あたりの数値を8倍して8時間換算にそろえます。

どの銘柄で指標が見られる?

Hyperliquid本体の無期限先物170以上と、HIP-3市場のTrade[XYZ]・Paragonの銘柄を合わせた300以上が対象です(TradingView公式ブログ、2026年9月21日時点)。現物の銘柄は対象外です。ビットコインなら「HYPERLIQUID:BTCUSDC.P」(無期限先物)を開きます。同じHyperliquidでも、末尾に「.P」が付かない「BTCUSDC」「BTCUSDH」は現物なので、建玉や清算の指標は表示されません(2026年10月4日にTradingViewのシンボル検索で確認)。

DEXの指標がTradingViewに載ったのは初めて?

はい。TradingViewは、Hyperliquidを同社のデータでデリバティブ指標が提供される初めての分散型取引所だとしています。これまでは中央集権型取引所のみが対象でした。

建玉が増えたら価格は上がる?

建玉が増えただけでは、価格が上がるとも下がるとも言えません。建玉の増加は新しいポジションが増えたことを示しますが、増えたのがロングかショートかは建玉だけではわからないため、価格の動きやファンディングレートと合わせて判断します。

ロングショート比率が高いと上がりやすい?

一概には言えません。ロングショート比率は口座の数の比率で、ポジションの金額を表していないためです。口座数ではロングが多くても、大口のショートがいれば金額では拮抗していることがあります。

スマホアプリでも見られる?

TradingViewの公式ブログは表示方法として「インジケーター」→「ファンダメンタル」からの追加を案内しています。本記事ではパソコンのブラウザ版で説明しました。アプリでもインジケーターの検索欄に指標名を入力して探せる場合がありますが、画面構成はバージョンによって異なります。

まとめ:TradingViewでHyperliquidのポジションの中身まで見られるようになった

まとめ

  • TradingViewは2026年9月21日、Hyperliquidの無期限先物に建玉・ファンディングレート・清算・ロングショート比率など9つのデリバティブ指標を追加した
  • 対象はHyperliquidの170以上の銘柄と、HIP-3のTrade[XYZ]・Paragonを含めた300以上。DEXのデリバティブ指標は初めて
  • 表示は「HYPERLIQUID:」の無期限先物(末尾が「.P」)を開き、「インジケーター」→「ファンダメンタル」から追加する
  • Hyperliquidのファンディングは1時間ごと。CEXと比べるときは8倍して8時間換算にそろえる
  • 建玉は価格とセットで4パターンに分けて読む。清算・ロングショート比率も含め、どの指標も単独で値動きを示すものではない
  • 無料プランで使えるかは公式に明記がない。プランによって同時に表示できる指標数に制限がかかる場合がある

これまでCEXでしか見られなかった建玉や清算のデータが、Hyperliquidでも普段のチャートで確認できるようになりました。まずはHYPEやBTCの無期限先物に建玉とファンディングレートを表示し、価格の動きと見比べるところから始めてみてください。

Hyperliquidを使ってみる

※Hyperliquidは分散型取引所であり、日本の金融庁の登録業者ではありません。

※本記事は情報提供を目的としたもので、投資や特定のサービスの利用を勧誘するものではありません。紹介した指標の読み方は一般的な考え方であり、将来の値動きを保証するものではありません。本記事のデータは2026年9月23日時点のものです。TradingViewの機能・提供範囲・プランの条件は変更される可能性があるため、必ず公式サイトの最新情報をご確認ください。

情報源

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