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USDT(テザー)は、2026年9月時点で日本国内の取引所では買えません。日本円からUSDTを手に入れるには、国内の取引所でXRP(エックスアールピー)などを買い、海外取引所のMEXCへ送って、MEXCでUSDTに交換するのが一般的な方法です。
この記事では、10万円をUSDTに換えるときのコストを6つのルートで試算し、どこで・どう買えば一番損が少ないかを表にしました。あわせて、国内の取引所がUSDTを扱っていない理由を、金融庁の登録一覧と法令の条文をもとに説明します。
この記事の結論(2026年9月27日時点)
- USDTを扱う国内の取引所はない。国内でステーブルコインを扱える登録業者は2社(SBI VCトレード・コインチェック)だけで、取り扱うのはUSDCなどでUSDTは入っていない(金融庁の登録一覧、2026年8月27日現在)
- 日本円からUSDTへの流れは、国内取引所でXRPを買う → MEXCへ送る → MEXCでXRPをUSDTに交換の3段階
- MEXCへ直接送れるのは、bitFlyer・コインチェック・bitbank・OKJ(各社の公式ヘルプで確認)。GMOコインからは送れない
- 10万円の試算では、国内の「取引所(板)」でXRPを買えば、為替との差は0.2%以下(約200円以内)。「販売所」で買うと約3,900円の差になる
- MEXCは本人確認(KYC)をしないと入金できない。先にMEXCの口座を作ってKYCを済ませておくと、送金から交換までが1日で終わる
3段階のうち時間がかかりやすいのは、MEXCの口座開設と本人確認(KYC)です。登録から本人確認までの手順はMEXCの口座開設ガイドで画面付きで解説しています。MEXCは日本の金融庁に登録していない海外の取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)の警告を受けています。2026年2月からは本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。
USDTは国内の取引所で買える? → 買えない。理由はステーブルコインの規制
USDTは、2026年9月27日時点で日本の登録業者では売買できません。国内の取引所の販売所・取引所のどちらにもUSDTの取り扱いはなく、日本円で直接USDTを買う方法は国内にはありません。
USDT(テザー)とは?
USDTは、Tether(テザー)社が発行する、1 USDT=1米ドルになるよう設計されたデジタル通貨です。価格が米ドルとほぼ同じで動くため「ステーブルコイン」と呼ばれ、海外の取引所では先物の証拠金や、ほかの銘柄を買うときの基準の通貨として最も広く使われています。MEXCでも、ほとんどの銘柄が「〇〇/USDT」の組み合わせで取引されています。
取引所の中だけでなく、USDTをチャージしてVisaなどの加盟店で払える「USDTカード」もあります。買ったUSDTを日常の支払いに使いたい人は、日本で使える仮想通貨カードの比較で、手数料と還元率を見比べてください。
なぜ国内の取引所はUSDTを扱わないの?
日本では、米ドルなどの法定通貨と連動するステーブルコインは、2023年6月に施行された改正資金決済法で「電子決済手段」という区分になりました。ビットコインなどの「暗号資産」とは別の扱いで、ステーブルコインの売買や送金を仲介するには、暗号資産交換業とは別の「電子決済手段等取引業」の登録が必要です。
さらに、海外で発行されたステーブルコインを日本の業者が扱うには、内閣府令(電子決済手段等取引業者に関する内閣府令 第30条)で次の条件が決められています。
| 内閣府令の主な条件 | 内容(要約) |
|---|---|
| 発行者が外国で監督を受けている | 日本の資金決済法・銀行法と同等と認められる外国の法令で登録・免許を受け、金融庁の求めに応じて情報を出せる当局の監督下にあること |
| 裏付け資産の管理と監査 | 償還に必要な資産を同等の法令に基づいて管理し、その状況について公認会計士・監査法人に相当する者の監査を受けていること |
| 犯罪に使われたときの停止 | 詐欺などに使われた疑いがあるとき、発行者が取引の停止などの措置をとる仕組みがあること |
| 取扱業者による買取りの約束 | 発行者が償還できなくなったときなどに、日本の取扱業者が額面で買い取ることを約束し、そのための資産を保全すること |
| 金額の上限 | 利用者のために管理・移転できる金額を、第二種資金移動業(1回100万円まで)と同じ水準に抑えること |
日本の業者がUSDTを扱うには、発行者のTether社の側と日本の取扱業者の側の両方でこれらの条件を満たす必要があります。2026年9月27日時点で、USDTを取り扱う電子決済手段として登録した国内の業者はありません。
国内で買えるステーブルコインは?SBI VCトレードのUSDC
金融庁の「電子決済手段等取引業者登録一覧」(2026年8月27日現在)に載っている業者は2社だけです。
| 業者 | 登録日 | 取り扱う電子決済手段 | USDT |
|---|---|---|---|
| SBI VCトレード | 2025年3月4日(関東財務局長第00001号) | USDC、RLUSD、JPYSC | × |
| コインチェック | 2026年8月27日(関東財務局長第00002号) | USDC(一般向けの取扱い開始日は未発表) | × |
実際に日本円で買えるのは、SBI VCトレードのUSDC(米Circle社が発行する米ドル連動のステーブルコイン)です。SBI VCトレードは2025年3月に一般向けの取扱いを始めました。ただし、SBI VCトレードのUSDCは、保有できる上限が100万円相当、1回の出庫も100万円相当までで、売買は販売所だけ、ネットワークはイーサリアムだけです(SBI VCトレード公式「USDC」ページ)。コインチェックの登録の経緯はコインチェックのUSDC登録の記事で解説しています。
2026年6月の改正資金決済法で何が変わった?
2025年6月に成立した改正資金決済法は、2026年6月1日に施行されました(金融庁「令和7年資金決済法改正に係る政令の公布」)。主な中身は、信託型ステーブルコインの裏付け資産の一部を国債や定期預金で運用できるようにすること、暗号資産・電子決済手段の「仲介業」を新設すること、取引業者に国内での資産保有を命じられるようにすることです。
海外発行のステーブルコインを扱う条件(上の表)の考え方は変わっておらず、改正の施行後もUSDTが国内で買えるようにはなっていません。国内でUSDTの取り扱いが始まるときは、金融庁の登録一覧の「取り扱う電子決済手段」にUSDTが加わるので、そこを見れば確認できます。
日本円からUSDTを一番安く手に入れるルートは?10万円で6ルートを比較
10万円をUSDTに換える試算では、国内の「取引所(板)」でXRPを買ってMEXCで交換するルートが、どれも為替との差0.2%以下で最も安く済みました。損が大きいのは、国内の「販売所」で買うルート(約3.9%)と、MEXCのクレジットカード購入(約5%の例)です。
日本円 → USDT の流れ(XRPルート)
日本円を入金し、取引所(板)でXRPを買う
MEXCの入金アドレスと宛先タグへXRPを送る
XRP/USDTでXRPを売り、USDTを受け取る
10万円をUSDTに換えたときのコスト比較表
下の表は、各ルートで10万円分を買って、手数料を引いたあとに受け取れるUSDTの数です。「為替との差」は、10万円をそのままドルに換えた場合(1ドル=157.45円で635.11ドル)との差で、ルートの損の大きさを表します。
| ルート | 買い方と手数料 | 受け取れるUSDT | 為替との差 | MEXCへ直接送れるか |
|---|---|---|---|---|
| bitbank 取引所 → MEXC(XRP) | XRPを板で成行買い(テイカー0.12%)、出金0.1 XRP、MEXCのXRP/USDTは手数料0% | 約635.04 | 約11円(0.01%) | ○ |
| コインチェック 取引所 → MEXC(XRP) | XRPを板で成行買い(手数料0%。段階制が導入されると一般ユーザーでテイカー0.12%。導入日は未定)、送金0.15 XRP | 約634.10 | 約158円(0.16%) | ○ |
| bitFlyer Lightning → MEXC(XRP) | XRPを板で成行買い(手数料0.15%で計算)、送付無料 | 約633.87 | 約195円(0.20%) | ○ |
| SBI VCトレード USDC → MEXC | USDCを販売所で購入(提示価格157.571円)、出庫無料、MEXCのUSDC/USDTは手数料0% | 約634.70 | 約65円(0.06%) | △ 要確認 |
| SBI VCトレード 販売所 → MEXC(XRP) | XRPを販売所で購入(提示価格250.355円)、出庫無料 | 約610.41 | 約3,888円(3.89%) | △ 要確認 |
| MEXCでクレジットカード購入(参考) | 購入画面に日本円の選択肢は出るが(2026年10月4日確認)、公式ガイドの対応通貨に日本円は無く、上級KYCが必要。カード会社に断られることもある。「手数料0」表示でも2万円で約5.3%割高だった例(2026年9月25日の画面) | ― | 約5.3%の例 | ― |
10万円をUSDTに換えたときの「為替との差」(小さいほど得)
上の比較表の数字から作成(2026年9月27日22時25分)。カード購入だけは2026年9月25日の画面の見積もり例の率
試算から分かる3つのこと
- 「販売所」で買うと損が20倍以上になる:販売所は業者が売値を決める仕組みで、買値と売値の差(スプレッド)が実質の手数料です。試算ではSBI VCトレードの販売所のXRPが約3.9%割高で、10万円あたり約3,900円の差になりました。XRPは必ず「取引所(板)」で買います
- 取引所(板)どうしの差は200円以内:手数料だけを見れば、9月27日時点ではコインチェック(取引手数料0%・送金0.15 XRP)がbitbank(テイカー0.12%・出金0.1 XRP)より安い計算でした。ただし、コインチェックは、XRPなどBTC/JPY以外の取引所手数料を段階制にする予定で、導入されると一般ユーザーはメイカー0.10%・テイカー0.12%になります。10月19日14時の予定だった導入は延期され、新しい日時は未定で、それまでは今の料率のままです(コインチェック公式のお知らせ、2026年10月17日確認)。導入後はテイカーの料率がbitbankと同じになり、送金手数料の少ないbitbankのほうが安くなります。変更の詳細はコインチェックの段階制手数料は延期|導入されたら料率はいくら?にまとめています。今回bitbankが上回ったのは、その時点の板の価格がbitbankのほうが安かったためで、この順位は時間で入れ替わります。口座を持っている取引所のうち、MEXCへ直接送れるところを使えば十分です。OKJにもXRP/JPYの板があり、取引手数料はLv1のテイカーで0.14%、XRPの出庫手数料は最低0.2 XRP(約48円、2026年10月2日の価格)です。板の手数料と販売所との差はOKJの手数料(取引所で買うXRPの実際のコスト)で計算しています
- 指値で買うとさらに安い:bitbankは指値注文が約定した場合(メイカー)の手数料が-0.02%で、手数料を受け取れます。急がないなら、板の買い側に指値を置いて買う方法もあります
同じ日の22時29分に取り直した数字でも、取引所(板)のルートは0.02〜0.18%、販売所のルートは3.85%で、大小の関係は変わりませんでした。

なぜXRPで送るの?BTC・ETHとの送金手数料の差
MEXCへ送る通貨をXRPにする理由は、送金手数料が安く、着金も数分と速いからです。bitbankの出金手数料で比べると、差ははっきりしています。
| 送る通貨 | bitbankの出金手数料 | 日本円にすると | MEXCで対USDTの売買手数料 |
|---|---|---|---|
| XRP | 0.1 XRP | 約24円 | 0%(XRP/USDT) |
| ETH(イーサリアム) | 0.005 ETH | 約2,131円 | 銘柄による |
| BTC(ビットコイン) | 0.0006 BTC | 約8,018円 | 銘柄による |
ビットコインで送ると、10万円のうち約8,000円が送金手数料で消えます。少額をUSDTに換えるなら、送る通貨はXRPが最も損が少ない選択です。ただしXRPは、送金のときに宛先タグ(メモ)の入力が必要です。タグを忘れると入金が反映されないので、手順の中で必ず確認します。
USDTの買い方|国内取引所でXRPを買ってMEXCで交換する6ステップ
ここからは、実際に日本円をUSDTに換える手順です。最初にMEXCの口座開設と本人確認を済ませておくと、XRPを送ってからUSDTに換えるまでが待ち時間なしで進みます。
どの国内取引所から送ればいい?MEXCへ送れる取引所の一覧
国内取引所からMEXCへ送れるかは、トラベルルール(送金時に送り手と受け手の情報を取引所どうしで伝える決まり)への各社の対応で決まります。2026年9月27日に各社の公式ヘルプで確認した結果は次のとおりです。
| 国内取引所 | MEXCへ直接 | XRPを板で買える | XRPの送金手数料 |
|---|---|---|---|
| bitbank | ○ | ○(テイカー0.12%) | 0.1 XRP |
| コインチェック | ○ | ○(手数料0%。段階制の導入後はメイカー0.10%・テイカー0.12%(一般ユーザー)。導入日は未定) | 0.15 XRP |
| bitFlyer | ○ | ○(Lightning 0.01〜0.15%) | 無料(最小20 XRP) |
| OKJ | ○ | ○(テイカー0.14%) | 0.2 XRPから(範囲内で自分で設定) |
| GMOコイン | × | ― | ― |
| SBI VCトレード・BITPOINT・Binance Japan | △ | ― | ― |
| 楽天ウォレット | × | 2026年8月19日から暗号資産の出庫を停止中(2026年10月5日時点、再開は未定。楽天ウォレット公式お知らせ) | |

GMOコインは、送付できない海外取引所の例に「MEXC(シンガポール)」を挙げています。GMOコインしか口座がない場合は、送り先の所在地を別の国として入力したり、MEXCのアドレスを個人ウォレットとして登録したりせず、MEXCを送り先に載せている取引所の口座を作ってください。取引所のアドレスを個人ウォレットと申告するのは誤った申告です。国内取引所ごとの送金の決まりは、トラベルルールの解説と取引所別の送金可否一覧にまとめています。

STEP1:MEXCの口座を作り、本人確認(KYC)を済ませる
MEXCの公式サイトでメールアドレスか電話番号で登録し、本人確認(初級KYC以上)を済ませます。MEXCは2026年2月5日から、本人確認をしていないアカウントでは入金・出金ができず、取引も制限されます。KYCの手順と通らないときの対処はMEXCの本人確認(KYC)の記事で解説しています。
MEXCの口座を作る(無料)
MEXCは、XRP/USDTとUSDC/USDTの売買手数料が0%の海外取引所です。bitFlyer・コインチェック・bitbank・OKJから直接XRPを送れます(2026年9月27日時点)。
当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。
MEXCは日本の暗号資産交換業の登録を受けていない海外の業者で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日、店頭デリバティブの勧誘)警告を受けています。日本の法律による利用者保護の対象外です。本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。
登録画面から本人確認・入金・取引までの画面つきの手順は、MEXCの口座開設・登録方法で解説しています。
STEP2:国内取引所に日本円を入金する
bitbank・コインチェック・bitFlyerなど、MEXCへ直接送れる取引所に日本円を入金します。bitbankとコインチェックは銀行振込の入金手数料が無料で、振込手数料だけが利用者の負担です(各社の公式手数料ページ)。コインチェックのコンビニ入金は3万円以上30万円以下で1,018円、クイック入金は3万円以上50万円未満で1,018円かかるので、コストを抑えるなら銀行振込を使います。
STEP3:取引所(板)でXRPを買う
XRPは販売所ではなく取引所(板)で買います。アプリの初期画面は販売所になっていることが多いので、画面の切り替えに注意します。
- bitbank:「取引所」で XRP/JPY を選んで注文
- コインチェック:Webブラウザで「取引所」を開き、XRP/JPY を選んで注文(取引所はアプリからは使えない。手数料は今は0%で、段階制が導入されると一般ユーザーでメイカー0.10%・テイカー0.12%。導入日は未定)
- bitFlyer:「bitFlyer Lightning」の現物で XRP/JPY を選んで注文
送金手数料の分(0.1〜0.15 XRP)を差し引いても送りたい量が残るように、少し多めに買っておきます。

STEP4:MEXCでXRPの入金アドレスと宛先タグを確認する
MEXCの「資産」→「入金」で、通貨にXRP、ネットワークにRipple(XRP)を選びます。表示された入金アドレスとタグ(メモ)の2つをコピーします。XRPはタグを入れずに送ると入金が反映されず、取り戻すのに問い合わせが必要になります。
STEP5:国内取引所でMEXCを送り先に登録し、XRPを送る
- 国内取引所の送金先(出金先)の登録画面を開く
- 送り先の取引所として、bitFlyerなら「MEXC(セーシェル)」、bitbankなら「MEXC.com(エムイーエックスシー)」、コインチェックならサービス名の一覧から「MEXC」を選ぶ
- 受取人は「本人」、アドレスとタグはコピーしたものを貼り付ける
- メール認証などを済ませ、まず少額(例:bitFlyerなら最小の20 XRP)をテスト送金する
- MEXCに反映されたのを確かめてから、残りを送る
コインチェックは2026年9月15日から、新しく登録した送金先への送金に一定期間の制限をかけています(コインチェックの新規アドレス送金制限の記事)。送金先の登録は、USDTが必要になる日より前に済ませておきます。
STEP6:MEXCでXRPをUSDTに交換する
MEXCの「現物」取引で XRP/USDT を選び、XRPを「売り」ます。成行注文ならすぐに約定し、口座にUSDTが入ります。MEXCのXRP/USDTの売買手数料は、メイカー・テイカーとも0%です(MEXCのAPI、2026年9月27日確認)。
受け取ったUSDTは、そのままMEXCの先物の証拠金や、ほかの銘柄の購入に使えます。外部のウォレットなどへ送る場合は、送り先が受け取れるネットワーク(TRON・イーサリアムなど)を選びます。ネットワークを間違えると届かないので、送り先の入金画面の表示と必ず一致させます。
SBI VCトレードのUSDCを使う方法は?使える条件と注意点
SBI VCトレードのUSDCは提示価格が為替に近く安いものの、MEXCへ送れるかを公式情報で確認できないため、USDTを手に入れる第一の方法にはしていません。使えるのは次の条件がそろう場合だけです。
- 送り先の確認:SBI VCトレードの公式FAQは、トラベルルールの通知対象国以外にある取引所へは「その他」で名前を入力して出庫できるとしていますが、MEXCを名指しした記載はありません(2026年9月27日確認)。出庫画面の選択肢かサポートで、MEXCへ送れるかを先に確かめます
- 上限:USDCの保有上限と1回の出庫上限はどちらも100万円相当です。100万円を超える分は、分けて買って分けて送る必要があります
- ネットワーク:SBI VCトレードのUSDCの入出庫はイーサリアムのみです。MEXCの入金画面でUSDCのネットワークに「Ethereum(ERC20)」を選びます
- MEXCでの交換:MEXCのUSDC/USDTの売買手数料は0%(MEXCのAPI)で、1 USDC≒1.0001 USDTで交換できました(2026年9月27日22時25分)
なお、USDCのまま使えるサービスも多くあります。たとえばPerpDEXのHyperliquidはUSDCで入金します。USDTが必要なのか、USDCでもよいのかを、使うサービスの入金画面で先に確認しておくと、交換の手間が1回減ります。
USDTを買う前に知っておきたい注意点
MEXCは日本の登録を受けていない海外の業者
MEXCは日本の暗号資産交換業の登録を受けておらず、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)警告を受けています。日本の法律による分別管理などの保護は受けられません。USDTに換える金額は、失っても生活に困らない範囲にとどめます。MEXCから日本円に戻す手順と、出金できないときの原因はMEXCで出金できない原因と対処法で解説しています。
XRPをUSDTに換えると税金の計算が必要
国内取引所で買ったXRPをMEXCでUSDTに換えると、XRPを手放したことになり、そのときのXRPの価値と買ったときの金額の差が所得の計算の対象になります(国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」)。買ってすぐ換える場合は差額が小さいことが多いものの、いつ・いくらで買い、いくらで換えたかの記録(取引履歴)は必ず残しておきます。
「USDTで払って」「USDTで運用すれば儲かる」は詐欺を疑う
SNSで知り合った人から「USDTを買って指定のアドレスに送って」「USDTで運用すれば毎日数%増える」と勧められる手口は、投資詐欺の典型です。相手が指定するアドレスやアプリにUSDTを送ると、ほぼ取り戻せません。USDTは送金が速く国境を越えやすいため、詐欺の支払い手段に使われやすい通貨です。知らない人に勧められてUSDTを買うのはやめましょう。
また、USDTは発行元のTether社が、特定のアドレスのUSDTを凍結(送れなくする)できる仕組みになっています。どんなときに凍結されるか、自分のアドレスが対象かの確かめ方は、USDTは凍結される?凍結の理由と確かめ方で解説しています。
また、USDTは発行元のTether社が、特定のアドレスのUSDTを凍結(送れなくする)できる仕組みになっています。どんなときに凍結されるか、自分のアドレスが対象かの確かめ方は、USDTは凍結される?凍結の理由と確かめ方で解説しています。
よくある質問
Q. 日本円でUSDTを直接買える取引所はありますか?
A. 国内の登録業者にはありません。金融庁の電子決済手段等取引業者登録一覧(2026年8月27日現在)に載っているのはSBI VCトレードとコインチェックの2社で、取り扱うのはUSDC・RLUSD・JPYSC(コインチェックはUSDC)です。日本円からUSDTにするには、国内取引所で買ったXRPなどを海外取引所のMEXCでUSDTに交換します。
Q. Binance JapanでUSDTは買えますか?
A. 買えません。Binance Japanは電子決済手段等取引業者の登録一覧に載っておらず(2026年8月27日現在)、USDTのようなステーブルコインを扱える登録を持っていません。
Q. 日本円を一番安くUSDTに換える方法は?
A. 2026年9月27日の試算では、MEXCへ直接送れる国内取引所(bitbank・コインチェック・bitFlyer)の「取引所(板)」でXRPを買い、MEXCでUSDTに換える方法が、10万円あたりの損が約11〜195円(0.2%以下)で最も安く済みました。販売所で買うと約3,900円の差になります。
Q. GMOコインからMEXCにXRPを送ってUSDTを買えますか?
A. できません。GMOコインは公式の「トラベルルールについて」で、送付できない海外取引所の例に「MEXC(シンガポール)」を挙げています。MEXCを送り先に載せているbitFlyer・コインチェック・bitbank・OKJのいずれかを使ってください。
Q. 1万円くらいの少額でもUSDTにできますか?
A. できます。MEXCのXRP/USDTは1 USDT相当から注文できます(MEXCのAPI)。ただしbitFlyerはXRPの最小送付数量が20 XRP(2026年9月27日の価格で約4,800円)です。送金手数料はbitbankで0.1 XRP(約24円)なので、1万円でも手数料の割合は小さく済みます。
Q. USDTとUSDCはどちらを買えばいいですか?
A. 使うサービスが受け付けるほうを選びます。MEXCなど多くの海外取引所ではUSDT建ての取引が中心で、HyperliquidなどのPerpDEXやSBI VCトレードではUSDCが使われます。MEXCではUSDCとUSDTを手数料0%で交換できるので(2026年9月27日確認)、どちらかを持っていれば後から換えられます。
Q. XRP以外の通貨で送ってもいいですか?
A. 送れますが、手数料が高くなることがあります。bitbankの出金手数料は、XRPが0.1 XRP(約24円)なのに対し、ETHは0.005 ETH(約2,131円)、BTCは0.0006 BTC(約8,018円)です(2026年9月27日の価格で換算)。少額を換えるならXRPが向いています。
Q. XRPを送ったのにMEXCに反映されません。
A. まず、宛先タグを入れて送ったかを確認してください。XRPはタグがないと反映されません。タグを入れた場合は、国内取引所側で「審査中」「手続き中」になっていないか、トラベルルールの確認に時間がかかっていないかを送金元の画面で確認します。原因ごとの対処はトラベルルールの記事の「送金が止まったとき」で解説しています。
Q. USDTを日本円に戻すにはどうすればいいですか?
A. 買うときの逆の順番です。MEXCでUSDTをXRPに換え、国内取引所へ送って日本円で売り、銀行へ出金します。国内取引所から送付元の情報の登録を求められることがあるので、メールが来たら早めに答えます。手順はMEXCで出金できない原因と対処法で解説しています。
Q. 国内でUSDTが買えるようになる予定はありますか?
A. 2026年9月27日時点で、USDTの取り扱いを発表した国内の業者はありません。取り扱いが始まる場合は、金融庁の電子決済手段等取引業者登録一覧の「取り扱う電子決済手段」にUSDTが載るので、そこで確認できます。
まとめ:USDTは「国内の取引所でXRP → MEXCで交換」が最安で確実
まとめ(2026年9月27日時点)
- USDTを扱う国内の登録業者はない。国内で買えるステーブルコインはSBI VCトレードのUSDCなど(上限100万円相当)
- 日本円 → USDTは、国内の取引所(板)でXRPを買い、MEXCへ送ってXRP/USDTで売るのが最も安い(10万円で差は0.2%以下)
- MEXCへ直接送れるのはbitFlyer・コインチェック・bitbank・OKJ。GMOコインからは送れない
- 販売所で買うと約3.9%、MEXCのカード購入は約5%の割高になった例がある
- MEXCは本人確認をしないと入金できない。先に口座を作ってKYCを済ませておく
USDTを手に入れる準備は、MEXCの口座開設から始めるとスムーズです。登録からKYC・入金までの流れはMEXCの口座開設・登録方法で確認できます。ほかの海外取引所と比べたい人は海外仮想通貨取引所のおすすめランキングも参考にしてください。
MEXCは日本の登録を受けていない海外の業者です。金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)警告を受けています。本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。
本記事のデータは2026年9月27日時点のものです。価格・手数料・送金できる取引所は変わることがあるため、取引の前に各社の公式サイトと取引画面で最新の情報を確認してください。
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