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米国の9月の雇用統計が、2026年10月2日21時30分(日本時間)に米労働省労働統計局(BLS)から発表されました。雇用者数・失業率・平均時給の3つがそろって予想より弱い結果で、7月・8月分も下方修正されています。
この記事では、BLSの発表資料で確かめた結果の数字、雇用統計が金利とドルを通じてビットコインに効く仕組み、10月27〜28日のFOMC(米国の金融政策を決める会合)の見通し、発表直後のBTC・金・ドル円の動きを、取得時刻つきでまとめます。この記事は投資を勧めるものではなく、価格の予想もしません。
【結論】9月の米雇用統計は予想より弱かった。9月CPIで強まった10月の利上げ観測は、10月16日以降に再び後退
この記事の結論(2026年10月2日発表の9月分)
米国の9月の非農業部門雇用者数は前月比+2.9万人で、市場予想(約8.4万〜9万人)を大きく下回りました。失業率は4.2%(予想4.1%)に上がり、平均時給は前月比+0.1%・前年比+3.0%と伸びが鈍りました。7月・8月分も合計6.0万人下方改定されています(BLS発表)。
賃金の伸びが弱いとインフレが下がりやすいと見られるため、10月27〜28日のFOMCで追加の利上げがあるという見方は後退しました。発表後の約10分で金は+0.9%、ドル円は157.63円→157.11円の円高になり、ビットコインは86,549ドル→86,789ドル(+0.3%)と小さな動きでした。
利上げをするかどうかは10月28日(日本時間29日未明)のFOMCで決まり、その前に10月14日の9月CPI(消費者物価指数)があります。この結果だけで慌てて売買しないのが無難です。10月3日7時15分時点のBTCは84,506ドル(13,337,940円、CoinGecko)です。
【2026年10月17日更新】10月14日21時30分(日本時間)に発表された米9月CPIは前年比+3.7%(予想3.6%)、コアは+2.6%(予想2.5%)と予想を上回り、10月のFOMCで利上げがあるという見方はいったん強まりました(BLSのCPI発表資料、2026年10月15日確認。予想はCoinDesk JAPANの報道)。10月15日の9月の生産者物価指数(PPI)と小売売上高も予想を上回りましたが、10月16日にFRBのウォーシュ議長が10月の判断を前もって示さなかったあと、利上げの見方は再び後退したと報じられています。CME FedWatchの10月の利上げ確率は、ActionForex(10月16日21時26分 日本時間公開)の報道で16.1%(前日27.7%)です。決定は10月27〜28日の会合のあと、日本時間10月29日(木)午前3時に発表されます(FRBのFOMC日程、2026年10月17日確認)。ビットコインは10月17日21時35分に81,470ドル(12,873,454円、CoinGecko)でした。詳しくは10月17日の更新をご覧ください。
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9月雇用統計の結果は?雇用者数・失業率・平均時給を予想と比べる
9月の米雇用統計は、雇用者数・失業率・平均時給の3つすべてが予想より弱い方向に出ました。数字の向きがそろっているため、「強弱まちまち」ではなく、はっきり「弱い」結果です。
| 項目 | 9月の結果 | 市場予想 | 前回(8月分) | 判定 |
|---|---|---|---|---|
| 非農業部門雇用者数(前月比) | +2.9万人 | +8.4万〜9.0万人 | +16.2万人→改定+13.3万人 | 予想より弱い |
| 失業率 | 4.2% | 4.1% | 4.1% | 予想より弱い |
| 平均時給(前月比) | +0.1%(37.81ドル) | +0.3% | +0.3% | 予想より弱い |
| 平均時給(前年比) | +3.0% | +3.1〜3.2% | +3.1% | 予想より弱い |
| 7・8月分の改定 | 合計−6.0万人(7月:+2.1万→−1.0万人、8月:+16.2万→+13.3万人) | 下方改定 | ||
出典:BLS「The Employment Situation – September 2026」(2026年10月2日)、BLS公開API(系列CES0000000001・LNS14000000・CES0500000003)。予想はダウ・ジョーンズ集計(8.4万人、IBTimes)、ブルームバーグ集計(9.0万人)。8月の平均時給の前月比・前年比は発表前の速報値。

BLSは発表文の冒頭で、雇用者数(+29,000人)と失業率(4.2%)は「ほとんど変わらなかった」と書いています。失業率は3月から4.1〜4.3%の狭い範囲で動いており、9月の4.2%もその範囲の中です。
平均時給の伸びは前月比+0.1%、前年比+3.0%
民間の平均時給は前月から5セント上がって37.81ドルになりました。伸び率は前月比+0.1%、前年比+3.0%です(BLS発表文)。予想の前月比+0.3%を下回りました。
平均時給はFRB(米国の中央銀行)がとくに注目する数字です。賃金が大きく伸びると、企業が人件費の上昇分を値上げに回し、インフレが下がりにくくなるためです。今回は賃金の伸びが鈍ったので、「インフレ圧力が弱まる」と受け止められました。

7月・8月分も合計6万人の下方改定
雇用統計は、あとから届いた企業の報告などで過去の数字が直されます。今回、7月分は+2.1万人から−1.0万人に、8月分は+16.2万人から+13.3万人に下方改定され、2か月で合計6.0万人減りました。
改定後の7〜9月の3か月平均は約+5.1万人(−1.0万+13.3万+2.9万の平均)です。BLSによると、9月より前の12か月の平均は月+4.5万人でした。雇用の増え方は、1年を通して月数万人のペースまで落ちています。
業種別では医療が増え、金融が減った
BLSは「主要な業種はどれもほとんど変わらなかった」としたうえで、次の動きを挙げています。
| 業種 | 9月の増減 | BLSの説明 |
|---|---|---|
| 医療(ヘルスケア) | +1.7万人 | 増加は続くが、過去12か月の平均(+3.3万人)より遅いペース |
| 建設 | +1.1万人 | 過去12か月の平均(+1.0万人)並み |
| 製造業 | +0.9万人 | 2025年12月の底から+7.2万人 |
| 金融 | −0.7万人 | 2025年5月のピークから−12.9万人 |
出典:BLS「The Employment Situation – September 2026」本文(Establishment Survey Data)。
家計調査では、労働参加率(働いているか仕事を探している人の割合)が61.8%でした(8月は61.6%、BLS公開API)。失業率の数字だけでなく、仕事を探す人が増えたかどうかも、次回以降の雇用統計で見ておきたい点です。
なぜ雇用統計で仮想通貨が動くのか?金利→ドル→BTCの経路
雇用統計がビットコインに効くのは、雇用と賃金の強さがFRBの利上げの判断を変え、米国の金利とドルの値段を動かすからです。ビットコインそのものの材料ではなく、お金の「値段」(金利)を通じた間接的な影響です。
- 雇用・賃金が強い:インフレが下がりにくいと見られる → 追加利上げの見方が強まる → 米国の金利とドルが上がる → 利息を生まないビットコインや金は相対的に売られやすい。米国株も重くなりやすい
- 雇用・賃金が弱い(今回):利上げの見方が後退 → 金利とドルが下がる → ビットコイン・金・米国株には追い風になりやすい
- 弱すぎる:雇用者数がマイナス、失業率が4.3%以上などで景気後退の心配が強まると、株や仮想通貨も売られることがある
| 雇用統計の結果 | 利上げの見方 | 米国の金利・ドル | BTC・金 |
|---|---|---|---|
| 予想より強い | 強まる | 上がりやすい | 下がりやすい |
| 予想並み | 大きく変わらない | 小さな動き | 小さな動き |
| 予想より弱い(今回) | 後退する | 下がりやすい | 上がりやすい |
| 弱すぎる(景気後退の心配) | 後退する | 下がりやすい | 金は上がりやすいが、BTCは売られることもある |
今回は雇用者数がプラスを保ち、失業率4.2%も3月以降の範囲の中にあります。発表直後の市場は「景気後退の心配」より「利上げ観測の後退」で反応しました(ドル安・金高・米国株先物高、詳しくは後述)。
今は「利下げ期待」ではなく「追加利上げがあるか」の局面
FRBは2026年9月16日のFOMCで政策金利を0.25%引き上げ、3.75〜4.00%にしました。2023年7月以来の利上げです。ドットプロット(FOMC参加者の金利見通し)では年末4.1%程度とされ、年内にもう1回の利上げがありうると示されています。
そのため今回の弱い雇用統計は、「利下げが近い」という話ではなく、「追加の利上げが遠のいたかもしれない」という材料です。9月の利上げの中身は米FOMC、0.25%利上げを決定──BTCは7万5000ドル割れ後に反発で解説しています。
日本円で見るとビットコインの動きはさらに小さかった
日本円でのビットコインの価格は、おおまかに「ドル建てのBTC価格×ドル円」で決まります。弱い雇用統計でドル安・円高になると、ドル建てでBTCが上がっても、円建てでは上がり幅が小さくなるか、下がることがあります。
実際、発表前後の5分足(CoinGecko)では、ドル建てのBTCは86,549ドル→86,789ドル(+0.28%)と上がった一方、円建ては13,643,513円→13,634,910円(−0.06%)とわずかに下がっていました(21:25→21:35)。円高が上昇分を打ち消した形です。日本の金利とドル円の関係は日銀、政策金利1.25%へ利上げ──市場は逆に円安反応にまとめています。
10月27〜28日のFOMCで利上げはある?市場の見方の変化
10月のFOMCで利上げをするかどうかは、まだ決まっていません。9月の雇用統計が弱かったことで、追加の利上げがあるという見方は後退しました。決定は10月28日の米国時間午後2時、日本時間では10月29日(木)午前3時に発表されます(FRBのFOMC日程、2026年10月17日確認)。
- 発表前の見方:NY連銀のウィリアムズ総裁は9月29日の講演で、経済が見通しどおりに進めば年内にもう1回の利上げが適切になりうる一方、急ぐ必要はなく、データを集める時間はあると述べていました(IBTimes)
- 発表後の市場の動き:雇用統計の発表直後に、ドル円は約0.5円の円高、金は+0.9%、米国株の先物も上がりました。米国10年債の利回りも5.22%→5.17%に下がっています(21:25→21:35、Yahoo Finance ^TNX)。金利とドルが下がる方向の動きで、利上げ観測の後退を示しています
- 次の材料:10月29日のGDP速報値と9月のPCE(BEA)。インフレが高いままなら、利上げ観測が再び強まることもあります(9月CPIの結果は10月17日の更新)
雇用統計の発表直後に先物市場が織り込んだ10月の利上げ確率は、出典によって数字が大きく食い違っていたため載せていません。その後の確率の動きは、10月17日の更新に報道の時刻つきでまとめています。確率を見るときは、CME FedWatch(CMEグループの公式ツール)で、その時点の値と時刻を確かめてください。
【2026年10月17日更新】9月CPI・PPIは予想を上回ったが、10月の利上げ観測は一時強まったあと後退
10月14日21時30分(日本時間)にBLSが発表した米国の9月CPIは、前年比+3.7%と予想の3.6%を上回りました。食品とエネルギーを除くコアCPIも前年比+2.6%(予想2.5%)です。前月比は総合+0.6%、コア+0.3%で、ガソリンが前月比+9.1%と、総合の上昇の半分超を占めました(BLSのCPI発表資料「Consumer Price Index – September 2026」、2026年10月15日確認)。
| 9月CPI | 結果 | 市場予想 | 8月 |
|---|---|---|---|
| 総合(前年比) | +3.7% | +3.6% | +3.4% |
| コア(前年比) | +2.6% | +2.5% | +2.4% |
| 総合(前月比) | +0.6% | +0.6% | +0.4% |
| コア(前月比) | +0.3% | +0.2% | +0.3% |
出典:結果と8月の値はBLSのCPI発表資料(2026年10月14日発表、10月15日確認)。市場予想はCoinDesk JAPAN(2026年10月14日21時33分 日本時間公開)の報道。
雇用統計のあとに「後退」した10月の利上げ観測は、この物価の数字でいったん強まりました。ただしその後の2日間で、先物市場が織り込む確率は大きく下がっています。CME FedWatchの値を報じた数字を、報道の時刻の順に並べると次のとおりです。
| 報道の時刻(日本時間) | 報じた媒体 | 10月の利上げ確率 | 直前の出来事 |
|---|---|---|---|
| 10月15日 6:10 | CoinPost | 約54% | 9月CPIの上振れ(10月14日21:30) |
| 10月15日 12:57 | CoinDesk JAPAN | 26%(一時ほぼ47%) | CPIのあとの戻り |
| 10月15日 22:42 | Yahoo Finance | 34% | 9月PPI・小売売上高(10月15日21:30) |
| 10月16日 21:26 | ActionForex | 16.1%(前日27.7%) | ウォーシュ議長の発言(10月16日) |
報道の時刻は各記事の公開時刻で、確率を読み取った時刻とは限りません。当サイトはCME FedWatchのページを自動で読み取れなかった(2026年10月17日21時台に試し、アクセスを拒否された)ため、どれも報道された数字です。
10月16日、FRBのウォーシュ議長はバンコクで開かれたIMF・世界銀行の年次総会の場で、10月27〜28日のFOMCでの判断を前もって示さず、10月の利上げを急ぐ姿勢も見せなかったと報じられています。ActionForexは、この発言のあと10月の利上げの確率が27.7%から16.1%に下がったと伝えています(10月16日21時26分 日本時間公開)。それでも、利上げをするかどうかは、日本時間10月29日午前3時の発表まで決まっていません。確率を見るときは、CME FedWatchでその時点の値と時刻を確かめてください。
ビットコインは発表後に下がりました。CoinGeckoの5分ごとのデータでは、10月14日21時30分の83,697ドルから21時35分には82,797ドル(−1.1%)になり、10月15日13時13分には80,867ドル(12,756,754円)と、21時30分から約3.4%安でした(当サイト計算)。CoinDesk JAPANによると、米国10年債の利回りは発表後に5.284%へ上がっています。雇用統計のときの「金利とドルが下がる」流れとは逆向きの動きです。この記事は投資を勧めるものではなく、価格の予想もしません。
CPIの翌日、10月15日21時30分(日本時間)に出た2つの指標も、予想を上回りました。
| 10月15日の指標 | 結果 | 市場予想 |
|---|---|---|
| 9月PPI(最終需要、前月比) | +1.3% | +0.6% |
| 9月PPI(最終需要、前年比) | +6.3% | +5.4% |
| 9月PPI(食品・エネルギー・流通を除く、前月比) | +0.5% | — |
| 9月小売売上高(前月比) | +0.8% | +0.3% |
出典:PPIの結果はBLSのPPI発表資料(2026年10月15日発表、10月17日確認)、小売売上高は米国勢調査局の小売売上高(速報)(2026年10月15日発表、10月17日確認。8月は+1.3%に上方修正)。市場予想はYahoo Finance(2026年10月15日22時42分 日本時間公開)の報道。
PPIは、企業どうしで取引するモノやサービスの値段です。PPIと小売売上高も予想を上回りましたが、10月の利上げの確率は、CPIの直後ほどは上がりませんでした(上の表)。
次の材料は、10月27〜28日のFOMCそのものです。FRBが重視する9月のPCE物価指数(個人所得・支出)と7〜9月期のGDP速報値は、どちらも10月29日(木)21時30分(日本時間)の発表予定で、FOMCの決定(同じ日の午前3時)より後になります(BEAの発表予定・FRBのFOMC日程、2026年10月17日確認)。
ビットコインは、10月17日21時35分に81,470ドル(12,873,454円、CoinGecko)です。CPI発表時の10月14日21時30分(83,697ドル)より約2.7%安い水準です(当サイト計算)。
発表直後のBTC・ETH・金・ドル円・米国株先物はどう動いた?
発表直後にはっきり動いたのは金とドル円で、ビットコインの反応は小さめでした。BTCはMEXC先物の1分足で一時87,216ドル(21:31)まで上がりましたが、その後は発表前の水準近くまで戻しています。
| 資産 | 発表直前(21:25) | 発表後(21:35) | 変化 | 公開時点(10月3日7:15) |
|---|---|---|---|---|
| ビットコイン(BTC) | 86,549ドル | 86,789ドル(21:35) | +0.28% | 84,506ドル |
| BTC(円建て) | 13,643,513円 | 13,634,910円(21:35) | −0.06% | 13,337,940円 |
| イーサリアム(ETH) | 2,745.20ドル | 2,753.45ドル(21:35) | +0.30% | 2,661.77ドル |
| 金(XAUT) | 4,177.0ドル | 4,216.4ドル(21:35) | +0.94% | 4,142.9ドル |
| ドル円 | 157.63円 | 157.11円(21:35) | −0.53円 | 157.83円 |
| S&P500先物(SPX500) | 7,704.6 | 7,734.2(21:35) | +0.38% | 7,725.6 |
| ナスダック100先物(NAS100) | 30,699 | 30,849(21:35) | +0.49% | 30,797 |
時刻はすべて2026年10月2日の日本時間。出典:BTC・ETH・BTC円建て=CoinGecko API(5分足、公開時点はsimple/price)、金・S&P500先物・ナスダック100先物=MEXC先物 公開API(XAUT_USDT・SPX500_USDT・NAS100_USDTの1分足の終値、公開時点はticker)、ドル円=Yahoo Finance(JPY=X、1分足)。公開時点の列は10月3日7:15に取得。

読み方:金は発表直後の1分間に4,221.8ドル(MEXC先物の1分足の高値)まで上がりましたが、その後は上げ幅を縮め、23時30分には4,171.3ドルと発表前(4,177.0ドル)の水準に戻りました。ドル円も発表直後に157円近くまで円高が進んだあと、23時30分には157.5円台まで戻しています。ビットコインも一度上がったあとに伸び悩み、弱い雇用統計への反応は、どの資産でも長続きしませんでした。ビットコインは前日から24時間で約+3%上がっていたため、発表前にすでに買われていた面もあります(CoinGecko、10月2日21:37時点の24時間変化率+3.6%)。
金や米国株の値動きも取引したい人は
雇用統計の日は、ビットコインだけでなく金や米国の株価指数も動きます。海外取引所のMEXCでは、金(XAUT_USDT)やS&P500・ナスダック100に連動する無期限先物(SPX500_USDT・NAS100_USDT)が取引されています(2026年10月2日、MEXC公開APIで確認)。
MEXCは日本の金融庁に登録されていない海外の業者で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)の警告を受けています。2026年2月から本人確認(初級KYC以上)が必須で、本人確認をしないと入金・出金ができません。先物はレバレッジで損失が膨らみやすく、雇用統計の直後は値が飛びやすい点にも注意してください。
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日本の投資家は次に何を見ればいい?ドル円と今後の日程
次に見る材料は、10月29日未明のFOMCの決定、同じ日の夜のGDP速報値と9月のPCE物価指数、11月6日の10月雇用統計の3つです。どれも日本時間の夜から未明に発表されるので、時刻を押さえておくと慌てずに済みます。
| 日付(日本時間) | イベント | 見る点 |
|---|---|---|
| 10月14日(水)21:30(発表済み) | 米9月CPI(消費者物価指数) | 結果は前年比+3.7%(予想3.6%)。10月17日の更新を参照 |
| 10月29日(木)3:00 | FOMCの決定(10月27〜28日開催) | 追加利上げの有無と、声明の文言 |
| 10月29日(木)21:30 | 米7〜9月期GDP速報値・9月PCE物価指数 | FOMCの後に出る。物価の伸びが高いままか |
| 11月6日(金)22:30 | 米10月雇用統計 | 雇用の弱さが続くか。米国が冬時間になるため発表は22時30分 |
| 12月8〜9日(決定は12月10日(木)4:00) | FOMC(経済見通しの発表あり) | 年内の利上げの有無 |
出典:BLSの発表予定(CPI・雇用統計)、FRBのFOMC日程・BEAの発表予定(2026年10月17日確認)。米国は11月1日に夏時間が終わるため、11月からの発表は日本時間で1時間遅くなります。
発表の夜にやらない方がいいこと
- 結果を見てすぐに大きく売買する:今回のBTCのように、発表直後に上がってすぐ戻すことはよくあります。1回の発表で方向が決まるわけではありません
- 発表をまたいで高いレバレッジを持つ:発表直後は値が飛び、注文が思った価格で通らないことがあります。強制決済(ロスカット)の価格には余裕を持たせてください
- ドル建ての値動きだけで判断する:日本円で持っている人は、ドル円の動きで結果が変わります。今回はドル建てで上がっても円建てではほぼ横ばいでした
日本円で少しずつ買いたい人は、国内の登録業者の積立や、販売所より売買コストを抑えやすい取引所(板取引)を使う方法があります。違いは販売所と取引所の違いで、実際の価格を使って比べています。
よくある質問
米国の9月雇用統計の結果は?
2026年10月2日に発表された米国の9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比+2.9万人(予想約8.4万〜9万人)、失業率が4.2%(予想4.1%)、平均時給が前月比+0.1%・前年比+3.0%でした。7月・8月分は合計6.0万人下方改定されています(BLS発表)。
雇用統計が弱いとビットコインは上がる?
雇用統計が弱いと、追加利上げの見方が後退して米国の金利とドルが下がりやすく、ビットコインには追い風になりやすいとされます。ただし必ず上がるわけではありません。今回のビットコインは発表後の約10分で+0.3%と小さな動きにとどまり、円建てではほぼ横ばいでした。雇用者数がマイナスになるほど弱いと、景気後退の心配から売られることもあります。
10月のFOMCで利上げはある?
10月27〜28日のFOMCで利上げするかどうかは、まだ決まっていません。9月の雇用統計が予想より弱かったことで、追加利上げの見方は後退しました。決定は日本時間10月29日午前3時に発表されます(FRBのFOMC日程)。【10月17日更新】10月14日の9月CPIは前年比+3.7%と予想(3.6%)を上回り、利上げの見方はいったん強まりました(BLSのCPI発表資料、2026年10月15日確認)。その後、10月16日にFRBのウォーシュ議長が10月の判断を前もって示さなかったあと、CME FedWatchの10月の利上げ確率は16.1%(前日27.7%)に下がったと報じられています(ActionForex、10月16日21時26分 日本時間公開)。
雇用統計は日本時間の何時に発表される?
米国の雇用統計は、原則として毎月第1金曜日の米国東部時間午前8時30分に発表されます。日本時間では、米国の夏時間(3月〜11月初め)は21時30分、冬時間は22時30分です。次回の10月分は2026年11月6日(金)22時30分(日本時間)の予定です(BLS発表)。
平均時給はなぜ重要?
平均時給は、賃金の伸びを通じてインフレの先行きを示す数字だからです。賃金が大きく伸びると企業が値上げをしやすくなり、インフレが下がりにくくなります。FRBは利上げの判断でインフレを重視するため、雇用者数と並んで平均時給の伸び率が注目されます。9月は前月比+0.1%と、予想の+0.3%を下回りました。
まとめ:9月の米雇用統計は「弱い」。利上げの判断は10月29日未明
- 9月の雇用者数は+2.9万人(予想約9万人)、失業率4.2%、平均時給は前月比+0.1%で、3つとも予想より弱かった
- 7・8月分は合計6.0万人の下方改定。雇用の増え方は月数万人のペースまで落ちている
- 10月の利上げ観測は、雇用統計で後退し、9月CPI(前年比+3.7%)でいったん強まったあと、10月16日のウォーシュ議長の発言のあとに再び後退した(CME FedWatchの10月の利上げ確率は16.1%とActionForexが報道)。決定は日本時間10月29日午前3時
BTCは10月17日21時35分に81,470ドル(CoinGecko) - 発表直後は金+0.9%、ドル円は約0.5円の円高。BTCはドル建てで+0.3%、円建てではほぼ横ばいだった
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本記事のデータは2026年10月3日7時15分(日本時間)時点のものです。雇用統計の数字はBLSの2026年10月2日発表の速報値で、来月以降に改定されることがあります。2026年10月15日、9月CPIの結果(BLSの10月14日発表)と利上げ観測・ビットコインの値動き(10月15日13時13分時点)を追記しました。2026年10月17日、9月PPI・小売売上高の結果、10月の利上げ観測の変化(CME FedWatchの値を報じた記事)、今後の日程(FRB・BEAの公式日程)、ビットコインの価格(10月17日21時35分時点)を更新しました。




