「Zoomexの資産を日本円に戻したい」「出金手数料はいくら?」「出金できないのはなぜ?」。Zoomex(ズーメックス)の出金で調べることは、だいたいこの3つです。
この記事では、Zoomexの公式ヘルプ(日本語版)を2026年10月5日に確認し、日本円に戻す流れ、出金の前に確かめること、出金の手順、手数料・1日の上限・かかる時間、受け取る国内取引所の選び方、出金できないときの原因をまとめました。
先に知っておきたいこと:Zoomexは2026年9月25日に警告を受けています
2026年9月25日、関東財務局はZoomex(Zoomex.com)に対し、日本で登録を受けずに暗号資産の証拠金取引(店頭デリバティブ取引)を勧誘していたとして警告を出し、金融庁の無登録業者の一覧にも載りました。Zoomexは日本の登録業者ではなく、日本の法律による利用者保護の対象外です。
2026年10月5日時点で、Zoomexは日本居住者向けのサービス終了を発表しておらず、公式ヘルプの「サービスの提供が制限されている国・地域」に日本は入っていません。出金も通常どおりできます。警告の中身と、利用者への影響はZoomexが金融庁の警告リストに掲載|日本人は違法?出金すべき?で解説しています。
この記事の結論(2026年10月5日時点)
- Zoomexから日本円を銀行口座へ直接出金することはできません。Zoomexの資産をXRPなどに換えて国内取引所へ送り、国内取引所で売ってから日本円を銀行へ出金します。
- 出金できるのは資金調達口座の資産だけです。取引口座から振り替えると、受け取ったボーナスはすべて回収されます。
- 1日の出金上限は本人確認なし(Lv.0)で100 BTC相当。即時出金は最大30分ほど、「審査中」になったら日本時間1時・9時・17時の審査を待ちます。
- Zoomexを名指しで「受け取れる」と案内している国内取引所は、確かめた6社にはありません。確実なのは、OKJなどが受け取り先として認めているMEXCを中継するルートです。
- 日本円を受け取る国内の口座が無い人は、MEXCからの入庫を公式ヘルプで案内しているOKJ(金融庁登録の国内業者)が使えます(受け取り先の選び方)。
この記事でわかること
Zoomexから日本円に直接出金できる?日本円に戻す3つのルート
Zoomexから日本円を直接出金することはできません。Zoomexには日本円で暗号資産を買う機能(第三者の決済業者を通した銀行振込・クレジットカード)はありますが、公式ヘルプに書かれた出金の方法は、暗号資産を外部へ送る「オンチェーン出金」と、Zoomexの別アカウントへ送る「内部振替」の2つだけです。
日本円にするには、次の流れになります。
① Zoomexで換える
USDTなどを、現物取引でXRPに換える
② 出金する
資金調達口座からXRPをオンチェーン出金
③ 国内で売る
国内取引所の「取引所(板)」でXRPを売る
④ 銀行へ
国内取引所から日本円を銀行口座へ出金
迷いやすいのは②の「どこへ送るか」です。国内の取引所は、トラベルルール(送り主と受取人の情報を取引所どうしで伝える決まり)にもとづいて、送り元の取引所ごとに受け取りの扱いを決めています。Zoomexは、確かめた国内6社の公式ヘルプのどれにも「受け取れる取引所」として名前がありません(くわしくは受け取り先の選び方)。そのため、送り先は次の3つから選びます。
| ルート | 受け取り側が送り元を認めているか | 追加の手数料 | 本人確認 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| A. MEXCを中継してOKJへ | ◎ OKJの『入庫・出庫が可能な取引所』の一覧にMEXCがある | ○ MEXCのXRP出金0.02 XRP(約5円) | △ MEXCの本人確認が必要 | 確実さを優先したい人、MEXCの口座がある人 |
| B. 自分のウォレットを経由してOKJへ | ○ OKJの一覧に「プライベートウォレット」がある(入庫履歴で送付人を登録) | ○ XRP Ledgerの手数料はごくわずか。ただし1 XRPは準備金として残る | ◎ 追加の本人確認なし | XRP対応のウォレットを自分で管理できる人 |
| C. 国内取引所へ直接 | △ Zoomexを名指しした案内なし。受け取るかは各社の確認しだい | ◎ なし | ◎ 追加なし | 送る前に受け取り先へ問い合わせて、受け取れると確かめた人 |
◎○△は公式の記載にもとづく当サイトの評価。受け取り側の扱いはOKJ・bitbank・GMOコイン・コインチェック・bitFlyer・SBI VCトレードの公式ヘルプ(2026年10月2日・5日確認)、MEXCの手数料は公式データ(2026年10月4日)、XRP Ledgerの準備金は公式ドキュメント(2026年10月5日)による。
3つのルートの手数料の差は数円〜数百円で、選ぶ決め手は「受け取り側がその送り元を認めているか」です。受け取り側に断られると、資産が宙に浮いて取り戻すのに日数がかかります。迷ったらAのMEXC中継を選んでください。
※MEXCも日本の登録業者ではなく、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。2026年2月5日から本人確認をしないと入金・出金ができません。ここでは日本円に戻すための「中継」として使う前提で書いています。
出金の前に確かめる5つ
Zoomexの出金で止まる人の多くは、申請の前の準備でつまずいています。出金画面を開く前に、次の5つを確かめてください。
出金の前のチェックリスト
- 出金する資産が資金調達口座にあるか(取引口座のままでは出金できない)
- 取引口座にボーナスが残っていないか(振替で全額回収される)
- Google認証とメールの認証コードを受け取れるか
- 直近にパスワード変更・電話番号変更・暗号資産購入・Google認証の変更をしていないか(24〜48時間出金できない)
- 出金する額が1日の上限に収まるか
1. 出金できるのは「資金調達口座」の資産だけ
Zoomexでは、出金できるのは資金調達口座にある資産だけです。Zoomexの口座は、資金調達口座・取引口座・コピートレード口座・資産運用アカウントの4つに分かれていて、先物や現物の取引に使う資産は取引口座に入っています。出金する前に、資産ページの「振替」で、振替元を取引口座、振替先を資金調達口座にして移します(公式ヘルプ「口座タイプ」「他の口座に資産を移動する方法」)。

2. 振替をするとボーナスは全額回収される
取引口座から資金調達口座へ資産を振り替えると、受け取ったボーナスは使える分も使えない分も含めて全額回収されます。Zoomexの公式ヘルプ「ボーナス利用ガイドライン」は、ボーナス回収が起きる条件の1つに「出金による回収(例:取引アカウントから資金調達アカウントへの資産振替時)」を挙げています。
ボーナスそのものは出金できず、ボーナスを使って得た利益だけが出金できます。ボーナスの条件(取引量など)を満たす途中で振り替えると、残りのボーナスは戻りません。出金するかどうか迷っている段階なら、先にボーナスの残高と有効期限を「特典センター」で確認してから振り替えてください。

3. Google認証とメール認証を使える状態にする
オンチェーン出金では、送信の前にメール認証とGoogle認証のコードを入力します。出金先アドレスの登録にもGoogle認証が必要です。機種変更などでGoogle認証のアプリが使えない場合は、先に公式ヘルプ「Google認証(GA)の2段階認証紛失について」の手順で復旧します。
ただし、Google認証を設定し直すと、そのあと出金が止まる点に注意してください(次の4)。
4. 24〜48時間、出金が止まる4つの操作
次の操作をすると、アカウントと資産を守るために出金が一時的に止まります。
- アカウントのパスワードを変更・再設定した
- 登録している携帯電話番号を変更した
- 「暗号資産の購入」機能(日本円などでの購入)で暗号資産を買った
- Google認証を解除・設定した
止まる時間は、公式ヘルプの「出金に関するよくあるご質問」では24時間、「アカウントのステータスに関してよくあるご質問」では24〜48時間と書かれています。制限は時間がたつと自動で解除されます。急いで出金したい日の前に、これらの操作をしないようにします。

5. 本人確認(KYC)のレベルと1日の上限を確かめる
Zoomexは本人確認をしなくても出金できますが、1日に出金できる額に上限があります(上限の表)。また、Zoomexは必要に応じて本人確認を求めることがあり、ボーナスで得た利益を出金する前に本人確認を求める権利も定めています(公式ヘルプ「個人本人確認に関するよくある質問」の備考、「ボーナス利用ガイドライン」)。上限はBTCに換算した額で、ほかの通貨にもかかります。個人の本人確認(Lv.1)は審査に最大3〜5日かかることがあるので、上限を超える額を動かす予定があるなら早めに申請します。
Zoomexの出金手順(5ステップ)
Zoomexの出金は、資産画面の「出金」から、通貨・ネットワーク・アドレス・金額を入れ、メール認証とGoogle認証で送信します。公式ヘルプの手順は次のとおりです。
- 出金画面を開く:ホーム画面の右上のアイコンから「出金」を選ぶか、資産画面の「資産概要」タブまたは「資金調達アカウント」タブにある「出金」を押します
- 「オンチェーン出金」を選ぶ:外部の取引所やウォレットへ送るときはこちら。Zoomexの別アカウントへ送るときは「内部振替」(手数料なし)です
- 通貨・ネットワーク・アドレス・金額を入れる:XRPなら、通貨にXRPを選び、受け取り側の入金画面に出ているアドレスと宛先タグ(メモ)を入れます
- 「出金」を押して認証する:メール認証とGoogle認証のコードを入れ、「送信」を押すと申請が完了します
- ステータスを確かめる:資産画面の「すべての履歴」→「出金」で、ステータスとトランザクションハッシュ(TxID)を確認できます

出金先アドレスは先に登録しておける
何度も同じ相手へ送るなら、出金画面の「ウォレットアドレス」→「追加」で、出金先を登録しておけます。登録の最後にGoogle認証のコードを入れます。登録したアドレスは同じ画面から削除できます。
XRPを送るときは宛先タグを必ず入れる
国内取引所やMEXCのXRPの入金アドレスは利用者で共通なので、宛先タグが無いと、届いても自分の口座に反映されません。Zoomexは宛先タグなしでもXRPを出金できてしまう仕組みで、公式ヘルプは「タグの要否を受け取り側に確かめるのは利用者の責任」「タグなしで送って失った場合は責任を負わない」と書いています。入れ忘れたときの対処はXRPの宛先タグを間違えた・忘れたときの対処で解説しています。
初めての送り先には、まず少額を送り、受け取り側に反映されたのを確かめてから残りを送ります。手数料は2回分かかりますが、アドレスやタグの間違いで全額を失うよりずっと小さな損で済みます。
Zoomexの出金手数料・最低出金額はいくら?
Zoomexの出金手数料は、通貨とネットワークごとに決まった額で、出金する金額が多くても少なくても同じです。公式ヘルプは、ブロックチェーン上の承認を早めて出金の処理を速くするため一定のマイニング手数料を採用しており、そのぶん他の取引所より手数料が高めになることがあると説明しています。手数料は今のところ利用者が自分で決めることはできません。
具体的な金額と最低出金額は、出金画面で通貨とネットワークを選ぶと表示されます。Zoomexは公式ヘルプに通貨別の一覧を載せておらず、「出金ページで確認」と案内しています(2026年10月5日確認)。手数料はネットワークの混雑などで変わることもあるので、送る直前に画面の表示を確かめてください。
手数料を抑えるコツは3つです。
- 送る通貨はXRPにする:XRP Ledgerは送金にかかるコストがもともと小さく、国内取引所でも板で売れます。BTCやイーサリアム本体(ERC20)は手数料が高くなりがちです
- まとめて送る:手数料は1回ごとの定額なので、少額を何回も送るほど割高になります
- USDTのまま国内へ送らない:国内の主な取引所はUSDTを扱っておらず、送っても反映されません(受け取り先で後述)
出金の前にかかる「換えるコスト」
Zoomexに置いている資産がUSDTなら、送る前にXRPへ換えます。方法は2つあります。
| 方法 | 手数料 | 注意点 |
|---|---|---|
| 現物取引(XRP/USDT) | メイカー・テイカーとも0.1% | 最小注文額は5 USDT。手数料は買ったXRPから引かれる。取引口座で行う |
| 両替(スワップ) | 無料(表示されるレートに差が含まれる) | 資金調達口座でもできる。1回・1日の上限がある。レートは15秒ごとに更新。ボーナスは換えられない |
出典:Zoomexヘルプ「現物取引手数料について」「どのように資産を交換しますか?」、Zoomex公開API(XRP/USDTの取引条件)。2026年10月5日確認。
両替は手数料が無料と書かれていますが、レートは複数のマーケットメイカーの提示価格で決まり、板の価格と同じとは限りません。金額が大きいときは、両替の見積もりと現物の板の価格を見比べてから選ぶと損をしにくくなります。
Zoomexの1日の出金上限と、かかる時間
Zoomexは本人確認なし(Lv.0)でも1日100 BTC相当まで出金できます。上限は毎日日本時間9時にリセットされます。
| 本人確認(KYC)のレベル | 1日の出金上限 | 必要なもの |
|---|---|---|
| Lv.0(本人確認なし) | 100 BTC相当 | なし |
| Lv.1 | 200 BTC相当 | 身分証明書(パスポート・運転免許証など)の表裏 |
| Lv.2 | 500 BTC相当 | 住所証明(公共料金の請求書・銀行取引明細書・住民票) |
出典:Zoomexヘルプ「出金に関するよくあるご質問」「個人本人確認に関するよくある質問」(2026年10月5日確認)、Zoomex公式メディア「本人確認」(Lv.2、2026年9月25日確認)。上限はBTCのインデックス価格で換算し、すべての通貨に適用されます。なお、同じ公式メディアの記事の後半には「本人確認が完了していない段階では1日あたり10BTCまで」という記載もあり、公式ヘルプ(100 BTC)と食い違っています。大きな額を出金する前に、出金画面に表示される上限で確かめてください。
ほとんどの個人にとって、Lv.0の上限で足りなくなることはありません。上限より先に気をつけたいのは、次の「アカウントの状態による制限」です。公式ヘルプには、アカウントの状態によっては出金できる額が「入金した総額」までになり、入金した種類の資産でしか出金できなくなる場合があると書かれています(例:100 XRPを入金した場合は最大100 XRP。別の資産に換えたなら、入金した資産に戻してから出金)。出金画面の上限が急に小さくなったら、この状態を疑ってサポートに確認します。
出金にかかる時間:即時出金と定時審査
Zoomexの公式ヘルプには、最大30分ほどで処理される「即時出金」と、日本時間1時・9時・17時の審査を待つ「審査中」の2つが書かれています。即時出金には1回あたりの上限額があると書かれていますが、その金額は公式ヘルプに載っていません。出金履歴が「審査中」になったら、次の審査の時刻を待ちます。
| ステータス | 意味 | やること |
|---|---|---|
| 審査中 | 申請は届いていて、日本時間1時・9時・17時の審査を待っている | 次の審査の時刻まで待つ |
| 出金保留中 | 審査を通り、ブロックチェーンへの送信を待っている | 待つ |
| 出金成功 | Zoomexからの送信が完了 | TxIDで着金を確認。届かなければ受け取り側に問い合わせ |
| 却下 | さまざまな理由で申請が拒否された | 資産が戻っているか確認し、サポートに理由を聞く |
| キャンセル済み | 利用者が申請を取り消した | 内容を直して申請し直す |
出典:Zoomexヘルプ「出金に関するよくあるご質問」(Q1・Q5・Q8)。2026年10月5日確認。「やること」は当サイトの整理。

たとえば18時に申請して審査中になった場合、次の審査は翌日1時です。急ぐときほど、審査の時刻の前に申請を済ませておくと待ち時間が短くなります。Zoomexから送られた後は、XRPなら数秒で台帳に記録され、受け取り側の確認(国内取引所の送付人の登録や審査)しだいで反映されます。
Zoomexの資産を日本円にする手順(MEXCを中継してOKJへ)
ここでは、受け取り側の扱いがいちばんはっきりしている「MEXCを中継してOKJで売る」ルートの手順を説明します。MEXCとOKJの口座は、出金の前に作っておきます(MEXCは本人確認が必要、OKJは口座開設の審査に数日かかることがあります)。
- Zoomex:USDTをXRPに換える:取引口座の現物でXRP/USDTを買うか、両替でXRPに換えます
- Zoomex:XRPを資金調達口座へ振り替える:ボーナスが回収される点に注意(出金の前に確かめる5つ)
- MEXC:XRPの入金アドレスと宛先タグをコピーする:MEXCの入金画面でXRPとXRPのネットワークを選びます
- Zoomex:XRPをオンチェーン出金する:アドレスと宛先タグを入れ、メール認証・Google認証で送信
- MEXC:着金を確かめ、OKJへXRPを出金する:OKJのXRPの入庫アドレスと宛先タグを入れます。MEXCのXRPの出金手数料は0.02 XRP、最低出金額は11 XRP(2026年10月4日、MEXC公式データ)。くわしい画面の手順はMEXCの出金方法(日本円に戻す手順と手数料)にあります
- OKJ:入庫履歴で送付人などを登録し、XRPを売る:「販売所」ではなく「取引所(板)」で売ると受け取る日本円が多くなります
- OKJ:日本円を銀行口座へ出金する:1回400円(100万円未満)
1,000 USDTを日本円にすると、手元にいくら残る?
2026年10月5日0時13分の価格で、Zoomexの1,000 USDTを上の手順で日本円にした場合の計算です。
| 段階 | かかるコスト | 残る額 |
|---|---|---|
| Zoomexの現物で1,000 USDT分のXRPを成行で買う(1 XRP=1.5064 USDT) | 取引手数料0.1%=0.664 XRP(約158円) | 663.17 XRP |
| ZoomexからMEXCへXRPを出金 | Zoomexの出金手数料(出金画面に表示) | 663.17 XRP −Zoomexの手数料 |
| MEXCからOKJへXRPを出金(入金・入庫は無料) | 0.02 XRP(約5円) | 663.15 XRP −Zoomexの手数料 |
| OKJの取引所(板)で売る(買い気配237.81円) | テイカー手数料0.14%(約221円) | 約157,483円 |
| 銀行へ出金 | 400円 | 約157,083円(Zoomexの出金手数料のぶんを除く) |
価格:Zoomex公開API(XRP/USDT 売1.5064)・OKJ公開API(XRP/JPY 買237.81円)、2026年10月5日0時13分(日本時間)。手数料:Zoomexヘルプ「現物取引手数料について」、MEXC公式の手数料データ(2026年10月4日19時25分)、OKJ「手数料一覧」(取引所Lv1、2026年10月2日確認)。成行で売ると数量によっては板の下の値段でも約定するため、目安です。
Zoomexの出金手数料を除いたコストは合計で約784円で、いちばん大きいのは国内での売却手数料と銀行への出金手数料です。MEXCを中継するぶんのコストは約5円にとどまります。反対に、販売所で売るとスプレッド(買値と売値の差)のぶん受け取る額が数千円単位で減ることがあるので、売る場所のほうが大事です。
自分のウォレットを経由する場合(ルートB)
MEXCの口座を作りたくない場合は、XRPを受け取れる自分のウォレット(自分で秘密鍵を管理するウォレット)に一度送り、そこからOKJへ送る方法もあります。OKJは入庫できる相手として「プライベートウォレット」を挙げていて、入庫履歴で送付人の情報を登録します。
注意点は2つです。XRP Ledgerでは、アドレスを使い始めるのに1 XRPの準備金が必要で、この1 XRPはウォレットに残ります。また、秘密鍵やリカバリーフレーズを失うと資産を取り戻せません。ウォレットに慣れていない人は、ルートAのほうが安全です。
受け取る国内取引所はどこ?Zoomexからの直接受け取りの扱い
確かめた国内6社のうち、Zoomexを名指しで「受け取れる」と案内している取引所はありませんでした。各社の公式ヘルプの記載を、Zoomexから直接送る場合に当てはめると次のとおりです。
| 国内取引所 | 公式の案内 | Zoomexから直接 | MEXCから | 日本円の出金手数料 |
|---|---|---|---|---|
| OKJ | 入庫・出庫できる海外取引所はMEXC・Bybit・Bitget・OKX・Binance・Gate.io・KuCoin・Poloniex(2026年5月28日時点)と、プライベートウォレット | △ 一覧に無い。送る前に問い合わせ | ◎ 一覧にある | 400円(100万円未満) |
| bitbank | すべての入金で送付人情報の登録が必要(登録には審査あり)。送付先の一覧にMEXC.com・Bybit・Bitgetなど | △ 一覧に無い。審査しだい | ○ 送付先の一覧にある(受け取りは送付人の登録・審査しだい) | 550円(3万円未満)/770円 |
| GMOコイン | 送付元の業者で一律には断らないが、預入ごとに確認。結果によっては反映を断る | △ 預入ごとの確認しだい | △ 同上 | 無料(大口は400円) |
| コインチェック | 通知対象法域以外の取引所(例:Bybit・MEXC)とは「ほとんどの暗号資産」を送金・受取できる | △ 名指しなし(Zoomexの所在地は当局の公表で「不明」) | ○ 例に挙がっている | 407円 |
| bitFlyer | 外部から受け取るFAQに送り元を限る記載はなく、同社の確認後に反映。送付先リストにZoomexは無い | △ 確認しだい | ○ 送付先リストに「MEXC(セーシェル)」(受け取りは同社の確認しだい) | 220〜770円 |
| SBI VCトレード | 入庫時に送付人名・出庫元の業者名などの確認を求めることがある | △ 確認しだい | △ 名指しなし | 無料 |
出典:OKJ「入庫・出庫が可能な取引所はどこですか」「トラベルルール対応に伴う暗号資産の入庫・出庫に関するお知らせ」、bitbank「未反映入金とはなんですか」「暗号資産の直接送付が可能な暗号資産交換業者等(VASP)」、GMOコイン「【トラベルルール】預入(外部口座からGMOコインへの送付)は行えますか」、コインチェック「Coincheckのサービスで送金・受取ができる暗号資産を教えてください」(2026年9月3日更新)、bitFlyer「暗号資産を外部から受け取るには」「暗号資産送付先リスト」、SBI VCトレード「入庫時の注意事項」、各社の手数料ページ。2026年10月2日・5日確認。◎○△は当サイトの評価。日本円の出金手数料は1回あたり。

表のとおり、MEXCは、OKJが入庫・出庫できる取引所として公式に名前を挙げ、bitbank・bitFlyerの送付先の一覧やコインチェックの例にも出てくる取引所ですが、Zoomexはどこにも名前がありません。Zoomexから国内へ直接送りたい場合は、送る前に受け取り先の問い合わせフォームで「Zoomexからの入金を受け付けているか」を確かめ、受け付けると返事があってから少額で試してください。
国内の口座がまだ無い人は:OKJ
OKJ(オーケーコイン・ジャパン、関東財務局長 第00020号)は金融庁に登録した国内の取引所で、公式ヘルプでMEXCとの入庫・出庫ができると案内しています。XRPの入庫手数料は無料(最低0.1 XRP)、日本円の出金は1回400円(100万円未満)です。日本円で買ったXRPを、反対にMEXCへ送ることもできます。
口座開設の手順と、海外取引所から日本円に戻す使い方はOKJの始め方(海外取引所から日本円に戻す使い方)で、画面つきで解説しています。
USDTのまま国内へ送らない
OKJ・GMOコイン・bitbank・bitFlyer・コインチェックへは、USDTのまま送らないでください。この5社はUSDTを扱っておらず、送っても反映されず、資産を失うおそれがあります(各社の公式情報・公開データ、2026年10月2日確認)。Zoomexの中でXRPに換えてから送ります。
ネットワークは受け取り側の入金画面に合わせる
受け取り側の入金画面に出ているネットワーク名と同じものを、Zoomexの出金画面で選びます。同じネットワークが選べなければ送りません。たとえばOKJは、ETHなどをBNB Smart Chainで送ると反映できないと注意しています。間違えたときの対処は送金ネットワークを間違えたときの対処で解説しています。国内各社の送れる相手・送れない相手の全体像は仮想通貨のトラベルルールとは?送金できない理由と送金可否一覧にまとめています。
Zoomexから出金できない・届かないときの原因と対処
Zoomexの「出金できない」は、多くが口座の種類・一時的な制限・審査待ち・宛先の間違いのどれかです。画面に出ている症状から原因を探してください。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 出金ボタンが無い・残高が0に見える | 資産が取引口座にある | 資金調達口座へ振り替える(ボーナスは回収される) |
| 出金が制限されていると表示される | パスワード・電話番号の変更、暗号資産の購入、Google認証の変更の直後 | 24〜48時間待つ(自動で解除) |
| 出金できる額が入金額までしかない | アカウントの状態により、出金が入金総額・入金した資産に限られている | 入金した資産に戻して出金。理由はサポートに確認 |
| ボーナスが出金できない | ボーナスはデリバティブ取引専用で出金不可 | ボーナスで得た利益だけが出金できる |
| 「審査中」のまま進まない | 日本時間1時・9時・17時の審査待ち | 次の審査の時刻まで待つ。過ぎても変わらなければサポートへ |
| 上限を超えていると表示される | 1日の上限(Lv.0で100 BTC相当)を超えた | 日本時間9時のリセット後に出金するか、本人確認のレベルを上げる |
| 認証コードが届かない・通らない | メールの受信設定、Google認証の時刻ずれ・機種変更 | 公式ヘルプのトラブルシューティング(メール・Google認証)の手順で直す |
| 「出金成功」なのに受け取り側に反映されない | 宛先タグの入れ忘れ、ネットワーク違い、受け取り側の送付人の登録・審査待ち | TxIDを受け取り側に伝えて問い合わせる。bitbank・OKJは送付人の登録を先に済ませる |
| 「却下」になった | 申請の内容や口座の状態に問題があった | 資産が戻ったかを確かめ、サポートに理由を聞く |
出典:Zoomexヘルプ「出金に関するよくあるご質問」「アカウントのステータスに関してよくあるご質問」「ボーナス利用ガイドライン」「口座タイプ」。2026年10月5日確認。原因と対処の対応づけは当サイトの整理。
Zoomexのサポートは、公式サイト・アプリのライブチャットか、日本語窓口のメール(support-jp@zoomex.com、公式ヘルプに記載)で問い合わせられます。問い合わせるときは、出金履歴の日時・通貨・数量・TxIDを伝えると話が早く進みます。
「警告で凍結された資産を取り戻せる」「手数料を払えば出金できる」とSNSやDMで近づいてくる人は、詐欺を疑ってください。Zoomexの出金に、外部の人にお金を払う手続きはありません。手口と相談先は仮想通貨詐欺の「返金できます」は二次被害の入口で解説しています。
警告を受けたZoomexの資産は、今すぐ全部出金すべき?
今すぐ全額を出金しなければならない状況ではありませんが、「いつでも出金できる状態」は今のうちに作っておくのが安全です。2026年10月5日時点で、Zoomexは日本居住者向けの新規登録停止やサービス終了を発表していません。ただ、同じように警告を受けたBybit・Bitgetは、その後に新規登録の停止、決済だけの取引、強制決済へと進みました。撤退を発表してから新しい取引ができなくなるまでは、どちらも約3か月でした。
出金の準備として、次の3つを先に済ませておくと、もしもの時にあわてずに済みます。
- 受け取り先(MEXCやOKJなど)の口座を作り、本人確認まで終えておく
- 少額のXRPで、Zoomexから受け取り先まで実際に届くかを試しておく
- Zoomexの登録メールアドレスとGoogle認証が使える状態かを確かめておく
警告の中身、撤退の前に出やすいサイン、Bybit・Bitgetの時系列はZoomexが金融庁の警告リストに掲載|今やることと移す先で解説しています。取引を続けるために別の海外取引所へ資産を移す人は、手数料・本人確認・警告の有無・撤退の段階で8社を比べた表と、目的別のおすすめから選べます。Zoomexの評価と警告の扱いは同じ記事の7位:Zoomexにあります。
出金にかかる税金は?
Zoomexから同じ通貨を外部へ送るだけなら、それ自体は課税されません。ただし、USDTをXRPに換えたときや、国内でXRPを日本円に売ったときは、その時点の利益が雑所得の対象になります(暗号資産どうしの交換も課税)。Zoomexの注文履歴は、先物(USDT無期限・インバース無期限)の分を資産→注文履歴→「エクスポート」でダウンロードできますが、現物とコピートレードの履歴はエクスポートできないため、自分で記録を残しておきます。計算と申告のしかたは仮想通貨の確定申告のやり方で解説しています。
Zoomexの出金についてよくある質問
Q. Zoomexから日本円で出金できますか?
A. できません。Zoomexの出金は暗号資産を送る方法(オンチェーン出金・内部振替)だけです。XRPなどに換えて国内取引所へ送り、売ってから銀行へ出金します。
Q. Zoomexの出金手数料はいくらですか?
A. 通貨とネットワークごとに決まった額で、出金額に関係なく同じです。具体的な額は出金画面で通貨とネットワークを選ぶと表示されます(公式ヘルプに一覧はありません、2026年10月5日確認)。内部振替は無料です。
Q. 本人確認(KYC)をしていなくても出金できますか?
A. できます。本人確認なし(Lv.0)でも1日100 BTC相当まで出金でき、Lv.1で200 BTC相当、Lv.2で500 BTC相当に増えます。上限は毎日日本時間9時にリセットされます。
Q. 出金にはどれくらい時間がかかりますか?
A. 即時出金なら最大30分ほどです。出金履歴が「審査中」になった場合は、日本時間1時・9時・17時の審査の後に送られます。受け取り側に反映されるまでの時間は、受け取り側の確認しだいです。
Q. Zoomexからbitbankやコインチェックに直接送れますか?
A. 各社の公式ヘルプに、Zoomexを名指しした案内はありません(2026年10月2日・5日確認)。直接送るなら、事前に受け取り側へ問い合わせてください。確実なのは、OKJが入庫・出庫できる取引所として公式に名前を挙げているMEXCを中継する方法です。
Q. 振替をしたらボーナスが消えました。戻せますか?
A. 公式ヘルプでは、取引アカウントから資金調達アカウントへの振替などの「出金による回収」で、ボーナスは全額回収されると定められています。回収されたボーナスが戻る仕組みは公式ヘルプに書かれていません。
Q. 出金が「審査中」のまま止まっています。
A. 日本時間1時・9時・17時の出金審査を待っている状態です。次の審査の時刻を過ぎても変わらない場合は、ライブチャットかサポートのメールで問い合わせます。
Q. Zoomexが日本から撤退したら出金できなくなりますか?
A. 先に撤退したBybit・Bitgetは、新しい取引ができなくなった後も出金は続けられるようにしました。ただしZoomexが同じ扱いをするとは限らず、規約上は日本を除外地域に加え、未決済のポジションを清算することもありえます。出金の準備は早めに済ませておくのが安全です。
Q. Zoomexのアプリからも出金できますか?
A. Zoomexの公式ヘルプの出金手順はPC(ブラウザ)の画面で説明されていて、口座間の振替はアプリでも同じ手順でできると案内されています。2026年10月4日時点で、Zoomexのアプリは日本のApp Store・Google Playの両方で配信されています。アプリで出金画面が見つからないときは、ブラウザ版の資産画面から出金してください。
まとめ:Zoomexの出金は「資金調達口座・XRP・中継先」の3つを先に決める
- Zoomexから日本円を直接出金することはできない。XRPに換えて国内取引所へ送り、売って銀行へ出金する
- 出金できるのは資金調達口座の資産だけ。取引口座から振り替えるとボーナスは全額回収される
- 1日の上限は本人確認なしで100 BTC相当。即時出金は最大30分ほど、「審査中」は日本時間1時・9時・17時の審査待ち
- パスワード・電話番号の変更、暗号資産の購入、Google認証の変更の後は24〜48時間出金できない
- Zoomexを名指しで受け取れると案内する国内取引所は、確かめた6社には無い。確実なのはMEXCを中継してOKJなどへ送るルート
- Zoomexは2026年9月25日に関東財務局の警告を受けた。今すぐ全額を出金する必要はないが、受け取り先の口座と少額の試し送金は今のうちに
Zoomexが日本居住者向けの対応や出金の条件を変えた場合は、この記事に追記します。
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データの確認日と出典
本記事のデータは2026年10月5日時点です。Zoomexの出金の手順・上限・審査・ステータス・制限・口座タイプ・ボーナス・両替・現物手数料・除外地域は、Zoomex公式ヘルプ(日本語版)を2026年10月5日0時台に確認しました。価格はZoomexとOKJの公開API(10月5日0時13分)、MEXCの出金手数料はMEXC公式の手数料データ(10月4日19時25分)です。国内取引所の受け取りの扱いと日本円の出金手数料は、各社の公式ヘルプ・手数料ページ(2026年10月2日・5日確認)によります。警告の内容は関東財務局・金融庁の公表資料(2026年9月25日)です。
Zoomex・MEXCは日本の暗号資産交換業・金融商品取引業の登録を受けていない海外の業者で、Zoomexは関東財務局から1回(2026年9月25日)、MEXCは金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)と関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。手数料や扱いは変わることがあるため、送る前に各社の画面で確認してください。本記事は情報提供を目的としたもので、特定の暗号資産の売買や取引所の利用を勧めるものではありません。




