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OP(オプティミズム)仮想通貨が1日で+20%、なぜ上がった?将来性を公式の数字で検証|Unichainの移行・買い戻し・発行枚数と日本円での買い方【2026年10月最新】

OP(オプティミズム)の上昇と将来性を表すイラスト 相場・ニュース

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この記事の結論(2026年10月14日12時34分 日本時間 時点)

  • OP(オプティミズム)は1日で約20%上がり、bitbankで24.85円(0.1574ドル)になりました。売買の量も前日の数倍に増えています。1日で+20%は、bitbankのOP/JPYの日足(10月12日の終値20.79円→10月13日の終値25.12円、+20.9%)にもとづきます。ただし、どの発表が引き金だったかを示す一次情報はありません。
  • 背景として公式に確認できる材料は3つです。①Uniswapのネットワーク「Unichain」がOptimismの運用サービスへ移る(テストネット10月13日、本番10月29日)、②韓国のKB証券がOptimismの上でトークン化ファンドを作る覚書(MOU、商品はまだ出ていない)、③Superchainの収入の50%でOPを買い戻す12か月の計画(2026年2月開始)です。
  • 将来性は「材料はあるが、数字はまだ小さい」です。Superchainの収入は2026年4〜9月に毎月20万ドル未満で、最大の稼ぎ手だったBaseは収入の分配をやめました。一方、2027年4月までに約2.1億OPが新たに出回る見込みです。OPの価格は最高値から約97%安いままです。
  • OPは国内の登録業者で日本円で買えます。板(取引所)で買えるのはOKJ・bitbank・BitTradeなどです。急に上がった直後なので、成行ではなく指値で、なくなっても困らない金額にとどめてください。

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OP(オプティミズム)とは?イーサリアムのL2「OP Mainnet」と「Superchain」のトークン

OP(オプティミズム)は、イーサリアムのレイヤー2(L2)ネットワーク「OP Mainnet」と、その技術で作られたチェーンのグループ「Superchain」の方針を決める投票に使うトークンです。L2は、イーサリアムの取引をまとめて処理し、手数料を安く・速くする仕組みです。

OP Mainnetは2021年12月に動き始めました。OP Mainnetの手数料(ガス代)はETHで払うため、OPを持っていなくてもOP Mainnetは使えます。OPの役割は、ガバナンス(ネットワークの更新や資金の使い道を決める投票)と、2026年に始まった買い戻しの対象になることです(Optimism公式ブログ)。

OP Stack・Superchain・OP Enterpriseの違い

名前 何か OPとの関係
OP Stack L2を作るための公開ソフトウェア(設計図) 誰でも無料で使える。使っただけではOPに収入は入らない
OP Mainnet Optimismが支える本家のL2(2021年12月〜) 利益はOptimismの金庫(トレジャリー)へ入る
Superchain OP Stackで作られ、Optimismに収入の一部を納めるチェーンのグループ この収入の50%がOPの買い戻しに使われる
OP Enterprise 企業のチェーンの運用をOptimismが請け負う有料サービス 収入は財団に入るが、2026年2月時点では買い戻しの対象外

出典:Optimism公式ブログ「OP Token Buybacks」(2026年1月8日)、Optimismガバナンスフォーラムの財団の回答(2026年2月27日)、Optimism公式ブログ(OP Mainnetの稼働開始)。2026年10月14日確認

Optimismの統計ページによると、L2・L3の月間の取引のうち64.6%(2026年9月)がOP Stackのチェーンで処理されています(Optimism公式「Stats」、10月14日確認)。ただし「OP Stackが使われている」ことと「OPに収入が入る」ことは別で、この違いが将来性を考えるうえでいちばん大事な点です(後の章で数字で説明します)。

BaseもOP Stack?2026年に独自の基盤へ移行中

Coinbaseが作ったL2「Base」はOP Stackで作られましたが、2026年2月18日にBase自身が運用する独自の基盤への移行を発表しました。Optimism財団はガバナンスフォーラムで、Baseからの収入の分配(Superchainの収入)は続かないこと、Baseは今後OP Enterpriseの顧客として関係を続けることを回答しています。

Optimismガバナンスフォーラムで、財団(system)が2月27日に回答。Baseの独自基盤への移行に伴い、これまでのSuperchainの収入の分配は続かない(the prior Superchain revenue share will not continue)と書かれている
Optimism財団が「Baseからのこれまでの収入の分配は続かない」と回答したことが分かります(出典:Optimismガバナンスフォーラム、2026年10月14日撮影)

BaseはSuperchainの収入の大半を占めていました。財団の公開シートでは、Baseがこれまでに納めた収入は合計約8,390ETHで、OP Mainnet(約11,955ETH)に次ぐ2位です(Optimism財団「Optimism Collective Revenue」、10月14日取得)。Baseの移行の発表の前後、bitbankのOP/JPYは2月17日の28.64円から2月20日の20.04円へ約30%下がりました。

OPの基本データ

項目 内容
名前・記号 オプティミズム(OP)
運営 Optimism Foundation(財団)、開発はOP Labs
トークンの配布開始 2022年5月(エアドロップ)
総供給量 4,294,967,296OP(約42.9億OP)。年2%の追加発行の仕組みはあるが、設定は0%
流通量 2,290,952,415OP(約22.9億OP、総供給量の53.3%、2026年9月30日)
価格・時価総額 0.1597ドル(25.29円)、時価総額3.67億ドル(約582億円)、時価総額順位131位
過去最高値・最安値 最高値4.84ドル(2024年3月6日)、最安値0.0807ドル(2026年8月18日)
国内の取扱い OKJ(取引所・販売所・積立)、bitbank(取引所)、BitTrade など

出典:CoinGecko API(2026年10月14日11時49分取得)、Optimism財団「OP Token Unlock」シート(流通量は2026年9月30日時点、追加発行0%の注記あり。10月14日取得)。国内の取扱いは「日本円で買う方法」の章で確認方法と一緒に載せています

OPはなぜ上がった?1日で+20%、分かっていることと分からないこと

OPの今回の上昇について、「これが原因」と示す公式の発表はありません。公式に確認できるのは、上昇の前後に出ていた3つの材料と、「いつ・どの市場で買われたか」のデータです。

値動き:8月の安値から約2倍、今年1月の水準にはまだ届かない

bitbankのOP/JPYの2026年の日足終値のグラフ。1月28日の買い戻し案の可決時は46.56円、2月18日のBaseの移行発表時は25.90円、8月18日に13.27円まで下がり、9月23日のKB証券とのMOU発表時は19.47円、10月9日のUnichainの移行発表時は21.02円、10月14日は25.31円
OPは1〜2月に大きく下げ、8月18日の13円台を底に約2倍まで戻したものの、1月の40円台にはまだ届いていないことが分かります(出典:bitbank公開APIの日足の実データ、2026年10月14日11時49分取得・当サイト作図)
どこの数字か いまの価格 24時間前 変化
bitbank(OP/JPY) 24.85円 21.34円 +16.5%
OKJ(OP/JPY) 24.99円 20.69円 +20.8%
CoinGecko(ドル建て) 0.1574ドル — 24時間+16.6%、7日+27.8%、30日+63.4%、1年−67.9%

出典:bitbank公開API、OKJ公開API、CoinGecko API(いずれも2026年10月14日12時34分 日本時間取得)

1時間ごとの価格で見ると、上昇は2回に分かれています。10月13日10時の0.1271ドルから17時の0.1398ドルまで約+10%、いったん止まったあと、10月14日0時の0.1426ドルから6時の0.1595ドルまで約+12%です(CoinGeckoの1時間足、日本時間)。bitbankのOP/JPYの売買量は、10月13日(UTCの日足)が約39万OPで、前日の約8万OPの約4.9倍でした。

1年前と比べると−68%、最高値の4.84ドル(2024年3月)からは約−97%です。「1日で+20%」は、長く下がり続けた後の戻りの途中でもあります。

先物の売買は現物の約6倍:前の週より少し先物寄り

世界最大の取引所Binanceの公開データでは、10月13日(UTC)のOPの先物(レバレッジ取引)の売買代金は約1億2,430万ドルで、現物の約2,000万ドルの約6.2倍でした。10月7〜12日は4.3〜5.4倍だったので、いつもより少し先物に寄った上昇です。

日付(UTC) 先物の売買代金 現物の売買代金 先物÷現物
10月10日 8,810万ドル 1,720万ドル 約5.1倍
10月11日 4,430万ドル 930万ドル 約4.8倍
10月12日 4,400万ドル 820万ドル 約5.4倍
10月13日 1億2,430万ドル 2,000万ドル 約6.2倍

出典:Binanceの公開API(OPUSDTの先物と現物の日足、2026年10月14日11時57分取得)。UTCの10月13日は日本時間の10月13日9時〜14日9時

先物の建玉(決済されずに残っている先物の量)は、10月13日0時(UTC)の約1億3,380万OPから、10月14日11時57分(日本時間)の約1億5,560万OPへ約16%増えました。資金調達率(ファンディングレート)は+0.0081%で、買いに偏りすぎた水準ではありません(Binance公開API)。

材料①Unichainが「OP Enterprise」へ移行:テストネット10月13日、本番10月29日

Uniswap(世界最大級の分散型取引所)のL2「Unichain」は、10月9日にOptimismの運用サービス「OP Enterprise」へ移ると発表しました。テストネット(試験用のネットワーク)は10月13日、本番のメインネットは10月29日に移ります(Uniswap公式ブログ、2026年10月9日)。今回の1回目の上昇(10月13日10時〜)は、テストネットの移行日と重なっています。

Uniswap公式ブログ「Unichain is Upgrading to OP Enterprise」。UnichainはOP Enterpriseへ移り、テストネットは10月13日に移行(Testnet migrates October 13)、チェーンID・コントラクト・残高・アプリは変わらないと書かれている
Unichainのテストネットが10月13日に移ること、チェーンID・残高・アプリは変わらないことが分かります(出典:Uniswap公式ブログ、2026年10月14日撮影)
  • 変わること:シーケンサー(取引を並べる仕組み)・RPC・監視・障害対応をOptimismが運用する。将来、ブリッジ(橋渡しのサービス)を使わずに他のOP Stackのチェーンへ資産を送れるようになる(最初はETHから。時期は未定)
  • 変わらないこと:チェーンID、コントラクト、利用者の残高、アプリ、Uniswap v2・v3・v4。Unichainを使っている人がやることはありません

注意したいのは、OP Enterpriseの収入は、2026年2月時点の財団の説明では買い戻しの対象外だという点です(ガバナンスフォーラムの財団の回答)。Unichainの移行後の収入がOPの買い戻しに回るかどうかは、10月14日時点で発表されていません。財団は「OP Enterpriseの収入を買い戻しに使うことは、組織の再編の中で検討する」とも書いています。

材料②KB証券×Securitize×Optimismの覚書(MOU):商品はまだ出ていない

韓国の大手証券会社KB証券は、トークン化(証券をブロックチェーン上の記録にすること)の基盤会社Securitize、Optimismと覚書(MOU)を結びました。Optimismの公式ブログが9月23日に発表しています(Optimism公式ブログ)。

  • 最初の計画:トークン化したMMF(マネー・マーケット・ファンド)と、KBアセットマネジメントの主力戦略のファンドを、韓国の機関投資家向けにOP Mainnetの上で出す
  • 将来の検討:トークン化した株式・ADR・社債・韓国国債(韓国の制度づくりに合わせて段階的に)
  • 役割:KB証券が発行と販売、Securitizeがトークン化の基盤とファンドの管理、Optimismが技術の基盤

MOUは「一緒に取り組む意思」を示す文書で、商品が発売されたわけではありません。また、対象は韓国の機関投資家で、日本の個人が買える商品ではありません。発表の日(9月23日)、bitbankのOP/JPYの終値は19.47円で、前日の21.43円から下がっていました。

材料③OPの買い戻し:Superchainの収入の50%で12か月

Optimism財団は2026年1月8日、Superchainの収入の50%でOPを毎月買い戻す計画を発表し、1月28日に投票で可決されました。2026年1月分の収入を使って2月に始め、12か月続けたあと見直す試験的な計画です(ガバナンスフォーラムの提案、可決の記録)。賛成は約84%と報じられています(The Block)。

Optimism公式ブログ「OP Token Buybacks」(2026年1月8日)。Superchainの収入の50%を使ってOPを買い戻し、2月から始める(using 50% of incoming Superchain revenue to buy back OP tokens, starting in February)と書かれている
Optimism財団が、Superchainの収入の50%でOPを買い戻し、2月から始めると発表したことが分かります(出典:Optimism公式ブログ、2026年10月14日撮影)
項目 買い戻しの決まり(提案の原文より)
原資 Superchainの収入(各チェーンが納めるETH)の50%
買い方 財団がOTC(取引所を通さない相対取引)の業者と組み、毎月決まった時間帯にETHをOPに換える。価格は問わない
止まる条件 その月の収入が20万ドル相当に届かない、手数料の上限を超える、決まった時間帯に換えられない、のどれか。止まった分は翌月に繰り越し
買ったOP Optimismの金庫に置く。将来、燃やす(バーン)・エコシステムの資金・ステーキングの報酬などに使う可能性
期間 2026年2月から12か月の試験。終わったら見直す

出典:Optimismガバナンスフォーラム「Proposal to Align the OP Token with Superchain Success」(2026年1月7日投稿、1月15日更新。2026年10月14日確認)

買い戻しの規模は、次の章で月ごとの収入の数字と一緒に見ます。なお、一部の海外記事は「買い戻しはUpgrade 20で2027年2月から始まる」と書いていますが、Optimism公式ブログのUpgrade 20(2026年9月25日)は不正証明(fault proof)の仕組みの更新で、買い戻しには触れていません(Optimism公式ブログ「Upgrade 20」、10月14日確認)。

分かっていること・分からないこと

分かっていること(一次情報あり) 分からないこと
上昇は10月13日10時〜17時と、14日0時〜6時の2回 最初に大きく買ったのが誰か
Unichainのテストネットの移行日(10月13日)と1回目の上昇が重なった 移行が上昇の引き金だったか。移行後の収入が買い戻しに回るか
KB証券とのMOUは9月23日発表。商品は未発売 商品の発売時期・規模
買い戻しは1月28日に可決、2月開始の12か月の計画 毎月いくら買ったか(財団が出すとした実行の記録は、10月14日時点で見つけられなかった)
先物の売買が現物の約6.2倍、建玉は約16%増 建玉のうち買いと売りのどちらが多いか

値動きの理由を「〇〇が原因」と言い切っている記事やSNSの投稿は、公式の発表に基づいていない可能性があります。理由がはっきりしない上昇は、同じように理由なく下がることもあります。

OPの将来性は?発行枚数・アンロックと買い戻しの規模を公式の数字で検証

結論は「OP Stackは広く使われているが、OPに入るお金はまだ小さく、新しく出回るOPのほうがずっと多い」です。Optimism財団が公開している2つのシート(収入とアンロック)で確かめます。

Superchainの収入は月いくら?2026年4月から毎月20万ドル未満

月(2026年) Superchainの収入(ETH) ドル換算 うちBase
1月 148.2ETH 約45.6万ドル 118.8ETH
2月 703.6ETH 約153.9万ドル 650.9ETH
3月 100.3ETH 約19.9万ドル 79.0ETH
4月 21.7ETH 約4.9万ドル 0
5月 17.4ETH 約3.8万ドル 0
6月 33.4ETH 約5.8万ドル 0
7月 20.5ETH 約3.7万ドル 0
8月 25.4ETH 約5.4万ドル 0
9月 44.8ETH 約11.7万ドル 0

出典:Optimism財団「Optimism Collective Revenue」(買い戻しの提案の中で「月ごとの収入はここで確認できる」と案内されている公開シート。各チェーンから実際にETHが送られた月の値で、稼いだ時期から数週間遅れることがある。2026年10月14日取得)

Baseからの入金は4月以降ゼロで、いま収入のほとんどはOP Mainnet自身の利益です。買い戻しの決まりでは「その月の収入が20万ドルに届かなければ、その月の換金は止めて翌月に繰り越す」ので、4〜9月はこの条件に当てはまります。財団が実際に何か月分を換金したかの記録は、10月14日時点で見つけられませんでした。

OPの発行枚数とアンロック:流通は53%、2027年4月までに約2.1億OPが増える見込み

OPの総供給量は4,294,967,296OP(約42.9億OP)で、2026年9月30日時点で出回っているのは約22.9億OP(53.3%)です。投資家向けの分はすべて出回り終わり、残りの多くは財団が管理する資金です。

配分先 割当(OP) 出回っている量(2026年9月30日) 出回った割合
投資家 7億3,586万 7億3,586万 100%
初期の開発メンバー 8億1,033万 6億8,692万 約85%
エアドロップ 8億1,604万 2億6,911万 約33%
パートナー・シード基金ほか 8億4,181万 4億1,777万 約50%
公共財の資金(Retro Funding) 8億5,899万 7,628万 約9%
ガバナンス基金 2億3,193万 1億501万 約45%
合計 42億9,497万 22億9,095万 53.3%

出典:Optimism財団「OP Token Unlock」シート(財団の予算報告から案内されている公開の集計。2026年10月14日取得)。万未満は切り捨て

同じシートの財団の見込み(概算)では、2027年4月末の流通量は約25.0億OP(58.3%)です。9月30日から約2億1,354万OP増える計算で、7か月で割ると月に約3,000万OP、今の価格(0.1597ドル)で月に約490万ドル分になります。過去1年(2025年5月〜2026年4月)には約5.9億OPが新たに出回り、流通量は約36%増えていました。

買い戻しと新しく出回るOP、どちらが大きい?(当サイト計算)

月あたりの比較(2026年10月14日11時49分の価格 0.1597ドルで計算)

  • 新しく出回る見込みのOP:月に約3,050万OP=約490万ドル分(財団の見込みの2027年4月末の流通量 − 9月30日の流通量 ÷ 7か月)
  • 買い戻しに使える額:9月の収入 約11.7万ドルの50%=約5.8万ドル(20万ドル未満の月は規定上いったん止まる)
  • 差:新しく出回る量は、買い戻しの約80倍

前提:財団の見込みは「非常に大まかな推計」と注記されている。買い戻しの額は9月の収入をそのまま使った場合の上限の目安で、実際の換金額ではない。出典は上の2つの表と同じ

つまり、いまの収入の規模では、買い戻しがOPの値段を下から支える力は小さいと言えます。買い戻しの効果が大きくなるのは、Superchainの収入が増えるか、OP Enterpriseの収入も買い戻しの対象になったときです。どちらも、10月14日時点で決まっていません。

OPの将来性をまとめると:プラスとマイナス

項目 いまの状況 評価
OP Stackの利用 L2・L3の取引の64.6%(2026年9月) ◎ 大きい
企業・金融機関の採用 Unichainの移行(10月29日)、KB証券のMOU(商品は未発売) ○ 増えている
OPに入る収入 Baseが抜け、4〜9月は毎月20万ドル未満 × 小さい
買い戻し 仕組みはある(2027年1月ごろまで)。今の収入では月数万ドル規模 △ 規模が小さい
新しく出回るOP 2027年4月までに約2.1億OP(月約490万ドル分) × 売りの重し
価格の位置 最高値から約97%安、8月の最安値から約2倍 △ 戻りの途中

出典:Optimism公式「Stats」、Uniswap公式ブログ、Optimism公式ブログ、Optimism財団の公開シート2つ、CoinGecko(いずれも2026年10月14日確認)。評価は当サイトの判断

「2030年にいくらになるか」を示せる一次情報はありません。将来性を確かめるなら、①Superchainの月の収入が20万ドルを超えるか、②OP Enterpriseの収入が買い戻しの対象になるか、③10月29日のUnichainの移行が予定どおり終わるかの3つを見てください。

OPは日本で買える?国内取引所の取扱いと手数料・板の比較

OPは、金融庁に登録された国内の取引所で日本円で買えます。2026年10月14日に各社の公開APIで確かめた範囲は次のとおりです。

取引所 OPの扱い 確かめた方法
OKJ ◎ 取引所(板)・販売所・積立 公開API(OP-JPY)、取引ルール(最小1OP)、積立の対象銘柄(10月5日)
bitbank ◎ 取引所(板) 公開API(op_jpy)
BitTrade ○ 取引所(板) 公開API(opjpy、24時間の出来高 約1,277OP)
コインチェック・GMOコイン・bitFlyer × 見つからない 各社の公開APIの銘柄一覧にOPなし

出典:OKJ、bitbank、BitTrade、コインチェック、GMOコイン、bitFlyerの公開API(2026年10月14日11時49〜53分確認)。Binance Japan・SBI VCトレードなどは確認していません

OKJとbitbankを比べる:手数料・板の厚さ・出来高

項目 OKJ bitbank
取引所の手数料(メイカー/テイカー) 0.07%/0.14% −0.02%/0.12%(指値はもらえる)
いちばん安い売り・高い買い 25.38円/25.26円 25.33円/25.28円
価格差(スプレッド) 約0.47% 約0.20%
真ん中の価格から+1%以内の売り注文 約6,600OP(約17万円分) 約16,350OP(約41万円分)
24時間の出来高 約7,800OP 約44.8万OP
3万円を成行で買うときの費用の目安 約113円(手数料42円+価格差の半分71円) 約66円(手数料36円+価格差の半分30円)
紹介特典 2,000円分のBTC(90日以内に2万円以上の約定) 当サイトの紹介リンクはなし

出典:OKJの板・ティッカー、bitbankの板・ティッカー(2026年10月14日11時49分取得、当サイト計算)、OKJ手数料一覧、bitbank手数料(10月14日確認)。費用の目安は板が動かない前提の概算

手数料・板の厚さ・出来高は、bitbankのほうが上です。OKJのOP/JPYは出来高がbitbankの約60分の1で、まとまった量を成行で買うと値段が飛びやすいので、OKJでは指値で注文してください。一方、初めて口座を作るなら、OKJの紹介特典(2,000円分のBTC)は3万円を買うときの費用の差(約50円)より大きくなります。

  • 初めて国内の口座を作る・少額で試したい → OKJ(紹介特典の条件の2万円以上の取引をOPの指値で満たせる)
  • すでにbitbankの口座がある・まとまった金額を売買する → bitbank(板が厚く、指値なら手数料がもらえる)。bitbankからの送金の手順はbitbankからの送金方法で解説しています
  • 毎月少しずつ買いたい → OKJの積立(1,000円から。OKJの積立のやり方)

OKJでOPを買う手順(取引所で指値)

  1. 口座を作る:紹介リンクからメールアドレスを登録し、本人確認をする(手順はOKJの口座開設・始め方)。紹介特典の90日は、メールアドレスを登録した日から数えます
  2. 日本円を入金する:銀行振込で入金(入金手数料は無料。振込手数料は銀行による)
  3. 取引所の画面でOP/JPYを選ぶ:販売所ではなく「取引所」を選ぶ(違いは販売所と取引所の違い)
  4. 指値で注文する:買いたい価格と数量(1OPから)を入れる。いまの価格より少し下に置くと、メイカー手数料(0.07%)で買える

OKJの新規登録ページ。友達紹介キャンペーン2,000円、紹介される方はメールアドレスの登録から90日以内に20,000円以上の約定(取引所・販売所・積立)が条件
当サイトの紹介リンクから開いたOKJの新規登録ページで、紹介特典の条件(90日以内に2万円以上の約定)が確認できます(出典:OKJ、2026年10月11日撮影)

OPを買う前の注意点は?

OPは1日で20%上がる銘柄で、同じくらいの速さで下がることもあります。買う前に次の4つを確かめてください。

  1. 上がった直後は下がりやすい:10月の中でも、bitbankのOP/JPYは10月11日の22.76円から12日の20.79円へ1日で約−8.6%下げています(UTCの日足終値)。先物の建玉が増えた上昇は、利益確定や強制決済が重なると急に下がることがあります
  2. 10月29日のUnichainの本番移行が「材料出尽くし」になりうる:予定どおり終わっても、OPに入る収入が増えるかは別の話です(上の章のとおり、OP Enterpriseの収入は2026年2月時点で買い戻しの対象外)
  3. 新しく出回るOPがある:2027年4月までに約2.1億OPが出回る見込みです(財団の概算)
  4. 税金:OPを売って利益が出たら、原則として雑所得として確定申告が必要です。計算のしかたは仮想通貨の確定申告のやり方で解説しています

買ったOPを長く持つ場合の保管のしかたは、仮想通貨はどこに保管するのが安全?を参考にしてください。この記事は投資を勧めるものではなく、価格の予想もしません。なくなっても困らない金額にとどめてください。

よくある質問

Q. OP(オプティミズム)とは何ですか?

OP(オプティミズム)は、イーサリアムのL2「OP Mainnet」と、その技術で作られたチェーンのグループ「Superchain」の方針を決める投票に使うトークンです。2026年2月からは、Superchainの収入の50%でOPを買い戻す計画も動いています。OP Mainnetの手数料はETHで払うため、OPを持たなくてもOP Mainnetは使えます。

Q. OPはなぜ上がったのですか?

OPが2026年10月13〜14日に約20%上がった理由を示す公式の発表はありません。背景として確認できるのは、Unichainの移行(テストネット10月13日、本番10月29日)、KB証券とのMOU(9月23日発表、商品は未発売)、2月から続く買い戻しの計画の3つです。1回目の上昇はUnichainのテストネットの移行日と重なりました。

Q. OPの発行枚数(総供給量)はいくつですか?

OPの総供給量は4,294,967,296OP(約42.9億OP)です。2026年9月30日時点で約22.9億OP(53.3%)が出回っていて、Optimism財団の見込みでは2027年4月末に約25.0億OP(58.3%)になります。年2%の追加発行の仕組みはありますが、設定は0%です。

Q. OPの将来性はありますか?2030年にいくらになりますか?

OPの将来の価格を示せる一次情報はありません。OP StackはL2・L3の取引の約65%で使われていますが、OPに入るSuperchainの収入は2026年4〜9月に毎月20万ドル未満で、新しく出回るOPのほうがずっと多いのが今の状況です。収入の増加、OP Enterpriseの収入の扱い、Unichainの移行の3つを見て判断してください。

Q. OPとBaseの違いは何ですか?

OPはOptimismのトークンで、BaseはCoinbaseが作ったL2ネットワークです。BaseはOP Stackで作られましたが、2026年2月18日に独自の基盤への移行を発表し、Optimismへの収入の分配も続かないことになりました。Baseを使うのにOPは必要ありません。

Q. OPは日本のどこで買えますか?

OPは、OKJ(取引所・販売所・積立)、bitbank(取引所)、BitTrade(取引所)などで日本円で買えます(2026年10月14日、各社の公開APIで確認)。コインチェック・GMOコイン・bitFlyerの公開APIの銘柄一覧にはOPがありませんでした。

Q. OPの買い戻しはいつまで続きますか?

OPの買い戻しは、2026年2月に始まった12か月の試験的な計画で、終わったあとに見直されます。2026年1月分の収入から始めて11か月続ける決まりなので、2027年1月ごろが区切りです。収入が月20万ドルに届かない月は、その月の換金を止めて翌月に繰り越す決まりがあります。

Q. Unichainの移行で、OPやUnichainを持っている人は何かする必要がありますか?

Unichainの公式ブログによると、移行してもチェーンID・コントラクト・残高・アプリは変わらず、利用者がやることはありません。OPを持っている人も、手続きは必要ありません。

まとめ:OPは「材料はあるが、OPに入るお金はまだ小さい」

  • OP(オプティミズム)は2026年10月13〜14日に約20%上がった。引き金を示す公式の発表はない
  • 背景はUnichainの移行(本番10月29日)、KB証券のMOU(商品は未発売)、2月からの買い戻しの計画
  • 将来性の数字:Superchainの収入は4〜9月に毎月20万ドル未満、Baseは収入の分配をやめた。2027年4月までに約2.1億OPが出回る見込み
  • 国内ではOKJ・bitbank・BitTradeなどの板で日本円で買える。急騰の直後は指値で、少額で

本記事のデータは2026年10月14日11時49分(日本時間)時点です。Unichainの本番移行(10月29日)や買い戻しの変更など、新しい発表があればこの記事に追記します。

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