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Upbit(アップビット)上場で急騰するのはなぜ?10月の7銘柄の値動きと上場予定の調べ方、日本で買える場所・「上場確約」詐欺の見分け方【2026年10月最新】

韓国の取引所への上場で暗号資産が急騰し、その後に下がる様子を表すイラスト 相場・ニュース

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この記事の結論(値動きは2026年10月17日21時36分 日本時間 時点。PUFFERの上場は10月15日に追記)

  • Upbit(アップビット)に上場すると急騰しやすいのは、韓国の個人のウォンが短い時間に集中し、取引開始から5分間は買い注文が出せない仕組みのため、最初の買いが高い売り注文から順に約定していくからです。
  • ただし上がった値段は続きにくく、2026年10月にUpbitのウォン市場に加わった7銘柄(POD・NMR・PONS・KAIA・RSR・GTC・PUFFER)は、10月17日21時36分の時点で7銘柄とも上場後の最高値から30〜54%下にあります(Upbit公開API、7銘柄を同じ時刻に取得)。
  • 10月15日に7銘柄目として加わったPuffer(PUFFER)は、ウォン市場の最初の1分で基準価格の3.3倍(118ウォン)を付けたあと、35分後の14時40分には最高値から34%下、10月17日21時36分には54%下(54.0ウォン)と、7銘柄でいちばん大きく下げています(Upbitのお知らせ・Upbit公開API、詳しくは追記)。
  • 上場予定はUpbit公式の「お知らせ」でしか確かめられません。「Upbit上場が決まっている」「上場前に安く買える」という勧誘は詐欺の典型です。Upbitは日本に住む人は口座を作れないため、日本からは国内の取引所(扱いがある銘柄だけ)か海外の取引所で買うことになります。

2026年10月12日、韓国最大の暗号資産取引所Upbit(アップビット)のウォン市場に、Reserve Rights(RSR)とGitcoin(GTC)が加わりました。2銘柄とも取引開始から1時間以内に、お知らせに書かれた基準価格の約2倍まで上がっています。10月に入ってUpbitに新しく加わった銘柄は、これで6つ目です。10月15日にはPuffer(PUFFER)のウォン市場も加わり、7つ目になりました(2026年10月15日の追記)。

この記事では、Upbitのお知らせ(原文)と公開データで「なぜ上がるのか」「上がったあとどうなったか」「次の上場はどこで分かるか」「日本から買えるか」「上場をうたう勧誘は本物か」に答えます。この記事は投資を勧めるものではなく、価格の予想もしません。

10月の7銘柄を扱っている取引所(2026年10月13日9時台・PUFFERは10月15日14時台、公開APIで確認)

  • KAIA(カイア)だけは国内で買えます:OKJ(KAIA/JPYの取引所)、bitbank(表記は旧称のKLAY)。KAIAは国内の登録業者を使えます。OKJの始め方はOKJの口座開設・始め方で解説しています
  • POD・NMR・PONS・RSR・GTC・PUFFER:確認した国内6社(OKJ・bitbank・bitFlyer・GMOコイン・コインチェック・BitTrade)では取扱いなし
  • MEXC:7銘柄すべての現物(テイカー手数料0.05〜0.08%)。GTC以外の6銘柄は先物(最大20倍)もあり(PUFFERは現物・先物を10月15日に公開APIで確認)

MEXCでは、国内で買えないPUFFER・GTC・RSRなど6銘柄の現物を取引できます(10月13日・PUFFERは10月15日、MEXCの公開APIで確認)。

MEXCでPUFFER・GTC・RSRを買う(手数料20%還元)

当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。

MEXCは日本の金融庁に登録していない海外の取引所です。金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。2026年2月5日から本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。上場直後の銘柄は1日で数十%動くので、少額で判断してください。

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Upbit(アップビット)とは?韓国最大の取引所で、日本からは口座を作れない

Upbit(アップビット)は、韓国のDunamu(ドゥナム)が運営する韓国最大の暗号資産取引所で、韓国の銀行口座と身分証が必要なため、日本に住む人は口座を作れません。

Upbitの公式サポートによると、ウォンで売買するにはKバンク(韓国のネット銀行)の本人名義の口座をつなぐ必要があります。外国人の場合は、韓国の外国人登録証などと、韓国に滞在していることの証明書が求められます。日本のパスポートだけで使える取引所ではありません。

取引の量も、韓国で頭ひとつ抜けています。公開APIで10月13日9時49分に24時間の取引額を合計すると、Upbitのウォン市場(295銘柄)は約1.86兆ウォン(約2,200億円)、2位のBithumbは約0.93兆ウォンで、Upbitが約2倍でした(当サイト計算、1円=8.42ウォン)。

項目 Upbit(アップビット)
運営 Dunamu(ドゥナム、韓国・ソウル)
市場 ウォン(KRW)・BTC・USDTの3つ。ウォン市場は295銘柄(10月13日)
24時間の取引額(ウォン市場) 約1.86兆ウォン。Bithumb(約0.93兆ウォン)の約2倍(10月13日9時49分)
使える人 韓国の身分証(外国人は外国人登録証など)と、ウォン取引にはKバンクの口座が必要
日本に住む人 ×(口座を作れない)
韓国の時間 日本と同じ(時差なし)。お知らせの時刻はそのまま日本時間で読める

出典:Upbit公式サポート「고객확인을 위해 필요한 것들이 있나요?」「외국인도 고객확인을 할 수 있나요?」、Upbit公開API(market/all・ticker)、Bithumb公開API(ticker/ALL_KRW)。取引額は2026年10月13日9時49分の24時間の値を当サイトが合計

Upbitに上場するとなぜ急騰する?3つの理由

Upbit上場で急騰しやすい理由は、①韓国の個人のウォンが一度に入る、②取引開始から5分間は買えないため売り注文だけが先に並ぶ、③お知らせから取引開始まで約10〜30分しかなく、値段が決まる前に買いが殺到する、の3つです。

理由1:韓国の個人のウォンが一度に入る

韓国の個人投資家の多くはウォンで売買します。そのため、すでにUpbitのBTC市場で扱われていた銘柄でも、ウォン市場に加わった瞬間に買える人が一気に増えます。

10月12日に加わったRSRの24時間の取引額は、Upbitのウォン市場だけで約1,061億ウォン(約126億円)、GTCは約899億ウォン(約107億円)でした。同じ時間のUpbitのビットコイン(約1,235億ウォン)に迫る額です。CoinGeckoが集計した世界全体の取引額と比べると、RSRは約47%、GTCは約44%に当たる額がUpbitのウォン市場で動いた計算です(10月13日9時49〜50分、当サイト計算・単純比較)。

理由2:取引開始から5分間は買えず、売り注文が先に並ぶ

Upbitのお知らせには、取引開始の直後の制限が毎回書かれています。10月の7銘柄では、次の3つが共通でした。

制限(お知らせの原文の意味) 期間 値段への影響
買い注文の制限(買いを出せない) 取引開始から約5分 売り注文だけが先に並び、5分後に買いが一斉に入る
安い売りの制限(前日終値より10%以上安い売りを出せない) 取引開始から約5分 最初に安値で投げ売りされるのを防ぐ
注文の種類の制限(指値だけ) 取引開始から約2時間 成行注文で一気に値が飛ぶのを抑える

出典:Upbitのお知らせ7本(id 6635・6642・6644・6645・6651・6653・6659)の「거래 제한 안내」。KAIAのBTC市場は、Upbitインドネシア・タイと注文板をつなぐため、当初は買いの制限なしの予定だったが、取引開始の直前に5分間の制限を付けると更新された

買いが出せない5分の間に、売りたい人は高めの値段で売り注文を並べます。5分たつと、たまっていた買いがその売り注文を下から順に約定していくため、最初の数分〜1時間で基準価格の1.7〜2倍まで飛ぶことがあります。実際、NMRとRSRは最初の約定がお知らせの基準価格の約1.7倍でした(NMR:基準16,213ウォン→最初の約定27,630ウォン、RSR:基準2.262ウォン→3.95ウォン、Upbitの日足の始値)。


UpbitのGTCのお知らせ(韓国語)。取引開始「10월 12일 19시 30분 예정」、買い注文の制限「거래 지원 이후 약 5분간 매수 주문이 제한됩니다」、BTC市場の前日終値「246 KRW」に赤枠

GTCのウォン市場は10月12日19時30分に始まり、最初の約5分は買い注文が出せないこと、基準になる前日終値が246ウォンだったことがわかります。出典:Upbitのお知らせ(id 6653、2026年10月13日撮影)

理由3:お知らせから取引開始まで約10〜30分しかない

ウォン市場への追加(NMR・RSR・GTC・PUFFER)では、お知らせから取引開始までが9〜30分しかありませんでした(NMR 20時36分→20時45分、RSR 13時54分→14時5分、GTC 19時→19時30分、PUFFER 13時40分→14時)。新規上場(POD・PONS)でも約2時間20分です。

海外の取引所の値段も、同じ1時間のうちに動きます。CoinGeckoの1時間ごとの価格では、GTCは10月12日19時の0.166ドルから20時に0.286ドル(+72%)、RSRは13時の0.00166ドルから14時に0.00272ドル(+64%)になっていました。日本でニュースを見てから海外の取引所で買っても、たいていはもう上がったあとの値段です。

なお、韓国の取引所の値段が海外より高くなる「キムチプレミアム」は、10月13日9時50分の時点ではほとんどありません。GTCはUpbitで341ウォン、CoinGeckoの価格をウォンに直すと約346ウォンでした(1USDT=1,355ウォンで当サイト計算)。

2026年10月のUpbit上場7銘柄はどう動いた?7銘柄とも最高値から30〜54%下

2026年10月にUpbitのウォン市場に加わった7銘柄は、最高値がお知らせの基準価格の1.1〜3.3倍まで上がりましたが、10月17日21時36分の時点では7銘柄とも上場後の最高値から30〜54%下にあります。いちばん新しいPUFFER(上場から2日)が、いちばん大きく下げています(54%下)。

銘柄 種類・取引開始 基準価格(お知らせ) 上場後の最高値 10月17日21時36分 最高値から
POD(Dolphin) 新規・10月2日16時 419ウォン 1,287ウォン(10月4日、基準の3.1倍) 829ウォン(基準の2.0倍) −36%
NMR(Numeraire) ウォン追加・10月6日20時45分 16,213ウォン 30,560ウォン(10月6日、1.9倍) 16,880ウォン(1.0倍) −45%
PONS(Pons) 新規・10月8日14時 527.94ウォン 594ウォン(10月8日、1.1倍) 415ウォン(0.79倍) −30%
KAIA(Kaia) 新規・10月9日18時30分 51.82ウォン 92.3ウォン(10月9日、1.8倍) 59.5ウォン(1.1倍) −36%
RSR(Reserve Rights) ウォン追加・10月12日14時5分 2.262ウォン 4.98ウォン(10月12日、2.2倍) 2.68ウォン(1.2倍) −46%
GTC(Gitcoin) ウォン追加・10月12日19時30分 246ウォン 494ウォン(10月12日、2.0倍) 308ウォン(1.3倍) −38%
PUFFER(Puffer) ウォン追加・10月15日14時 35.31ウォン 118ウォン(10月15日、3.3倍) 54.0ウォン(1.5倍) −54%

出典:Upbitのお知らせ(基準価格・取引開始時刻)、Upbit公開API(ウォン市場のticker。7銘柄を2026年10月17日21時36分(日本時間)に1回のリクエストでまとめて取得。最高値は同じtickerの52週高値で、7銘柄ともウォン市場の上場後に付けた値。日足の高値と一致)。基準価格は、NMR・RSR・GTC・PUFFERが「UpbitのBTC市場の前日終値」、PONS・KAIAが「CoinMarketCapの前日終値」、PODが「CoinGeckoの前日終値」をウォンにしたもの(お知らせの記載どおり)。倍率と下落率は当サイト計算。「新規」はUpbitに初めて上場、「ウォン追加」はBTC市場などで扱っていた銘柄にウォン市場(NMR・RSR・GTCはUSDT市場も)が加わったもの。10月17日21時40分時点で、PUFFERのあとに新しい銘柄のウォン市場への追加のお知らせはありません

上の表の「最高値から」を棒にすると、次のようになります。かっこの中は、上場してからの日数です。

上場後の最高値から10月17日21時36分までの下落率(Upbitウォン市場)

PUFFER(2日) −54%
RSR(5日) −46%
NMR(11日) −45%
GTC(5日) −38%
POD(15日) −36%
KAIA(8日) −36%
PONS(9日) −30%

棒の長さは下落率(60%を全幅とした比率)。7銘柄とも同じ時刻(2026年10月17日21時36分)の値。出典:Upbit公開API、当サイト計算

海外の価格(CoinGeckoの1日1回の値)で同じ7銘柄を見ると、下げ幅は小さく見えます。上場の日の最高値は数分〜1時間しか続かず、1日1回の値には入らないからです。

銘柄 上場後の日次の最高(米ドル、9時の値) 10月17日21時37〜38分 日次の最高から
POD 0.889(10月5日) 0.621 −30%
NMR 16.16(10月7日) 12.47 −23%
PONS 0.370(10月11日) 0.307 −17%
KAIA 0.0605(10月10日) 0.0439 −27%
RSR 0.00220(10月13日) 0.00198 −10%
GTC 0.282(10月13日) 0.229 −19%
PUFFER 0.0509(10月16日) 0.0402 −21%

出典:CoinGecko API(30日間の日次の価格〈毎日9時(日本時間)の値と、取得した時点の最新の値〉、2026年10月17日21時38分〜40分に取得)。「上場後の日次の最高」は、Upbitの取引開始より後の9時の値のうち最も高いもの。下落率は当サイト計算。1日1回の値なので、取引開始の直後の高値は入らない

上場から20時間でどう動いた?RSRとGTCの例

10月12日に加わったRSRとGTCは、どちらも最初の1時間で最高値を付け、そのあとは少しずつ下げる形でした。RSRは取引開始の1時間以内に基準の2.2倍(4.98ウォン)まで上がり、10月13日9時50分には1.2倍(2.69ウォン)です。


Upbitのウォン市場でのRSRとGTCの取引開始から20時間の値動き。お知らせの基準価格を100とすると、RSRは最初の1時間に最高220、GTCは201まで上がり、10月13日9時台にはRSR 117、GTC 135まで下げている

RSRとGTCは、どちらも取引開始から1時間以内に最高値を付け、その後は基準価格の1.2〜1.4倍まで下げたことがわかります。出典:Upbit公開API(ウォン市場の1時間足、2026年10月13日9時50分ごろ取得)、当サイト作図(補間なし)

海外の取引所でも同じ形でした。MEXCのGTCの価格(円換算)は、Upbitの取引開始と同じ10月12日19時台に約26円から一時57円台まで跳ね、10月13日朝には30円台後半まで戻しています。


MEXCのGitcoin(GTC)の1日チャート(円)。10月12日19時台に約26円から57円台まで急に上がり、10月13日8時台に40円前後まで下げている

Upbitの取引開始(10月12日19時30分)と同じ時間に、海外のMEXCでもGTCが約2倍に跳ね、その後は下げたことがわかります。出典:MEXC「Gitcoin価格」ページ(2026年10月13日9時58分撮影、ログイン前の画面)

海外の価格(CoinGeckoの米ドル価格)で、お知らせの直前と比べても同じ傾向です。

銘柄 お知らせ直前(米ドル) 24時間以内の最高(1時間ごとの値) 10月17日21時37〜38分
POD 0.313 +155% +98%
NMR 11.95 +48% +4%
PONS 0.379 +12% −19%
KAIA 0.0379 +65% +16%
RSR 0.00166 +64% +19%
GTC 0.166 +90% +38%
PUFFER 0.0255 +176%(14時の値まで) +58%

出典:CoinGecko API。「お知らせ直前」と「24時間以内の最高」は30日間の1時間ごとの価格(2026年10月13日9時44分取得。PUFFERは2日間の1時間ごとの価格を2026年10月15日14時40分に取得し、「お知らせ直前」は13時の値、最高はその時点までの14時の値)。「お知らせ直前」はお知らせの時刻(KAIAはお知らせが後から更新されたため、お知らせ一覧APIに初めて載った17時6分)より前の最後の1時間値。右の列は7銘柄とも、日次の価格の最新の値(2026年10月17日21時37〜38分、21時38〜40分に取得)。上昇率はどれも「お知らせ直前」からの当サイト計算。1時間ごとの値なので、数分だけ付けた高値は入らない

GTCは、Upbitの発表より前の1か月で、すでに約2.1倍に上がっていました(CoinGecko、9月13日0.0785ドル→10月12日19時0.166ドル)。上場の値動きは「その日の上げ」と「それまでの上げ」を分けて見る必要があります。

10月15日のPUFFER:お知らせから5分で海外の値段が2倍に(2026年10月15日追記)

10月15日13時40分、Upbitは、イーサリアムのリステーキング(預けたETHをほかのネットワークの保護にも使う仕組み)のプロトコル「Puffer(パファー)」のトークンPUFFERを、ウォン市場に加えると発表しました。取引開始の予定は20分後の14時で、ウォン市場の最初の約定は基準価格の2.6倍、最高値は3.3倍でした。

項目 PUFFER(Puffer)
お知らせ 10月15日13時40分(Upbitのお知らせ id 6659)
加わった市場 ウォン(KRW)だけ。BTC市場とUSDT市場ではもともと扱いがあった(今回はウォン市場の追加のみ)
ネットワーク イーサリアム(Ethereum)だけ。Upbitが案内するコントラクトは0x4d1C…4530
基準価格 35.31ウォン(UpbitのBTC市場の前日終値 0.00000032 BTC)
取引開始 予定は14時。約5分の買いの制限が明けた14時5分に最初の約定(93ウォン、基準の2.6倍)
最高値 118ウォン(14時5分、基準の3.3倍)
14時40分 77.8ウォン(基準の2.2倍、最高値から−34%)
取引額(14時5分〜40分) 約175億ウォン(1USDT=1,356ウォンで約1,290万ドル)

出典:Upbitのお知らせ(id 6659)、Upbit公開API(ウォン市場の1分足・ticker、2026年10月15日14時40分取得)。倍率・下落率・ドル換算は当サイト計算


UpbitのPUFFERのお知らせ(韓国語)。登録「2026.10.15 13:40」、取引開始「10월 15일 14시 예정」、買い注文の制限「거래 지원 이후 약 5분간 매수 주문이 제한됩니다」、BTC市場の前日終値「0.00000032 BTC (35.31 KRW)」に赤枠

PUFFERのウォン市場は10月15日14時に始まる予定で、最初の約5分は買い注文が出せないこと、基準になる前日終値が35.31ウォンだったことがわかります。出典:Upbitのお知らせ(id 6659、2026年10月15日撮影)

海外の値段は、Upbitで取引が始まる前に動きました。CoinGeckoの5分ごとの価格では、お知らせの時刻の13時40分に0.0260ドルだったPUFFERが、5分後の13時45分には0.0556ドル(+114%)になり、Upbitのウォン市場の最初の約定と同じ14時5分に0.0800ドル(+207%)を付けました。14時38分は0.0558ドル(+114%)です(CoinGecko API、2026年10月15日14時40分取得、当サイト計算)。お知らせを見てから海外の取引所で買っても、Upbitの取引が始まる前にもう約2倍の値段でした。

取引開始から35分間にUpbitのウォン市場で動いた約1,290万ドルは、CoinGeckoが集計した世界全体の24時間の取引額(約2,776万ドル)の約46%に当たります(当サイト計算・単純比較)。10月12日のRSR(約47%)に近く、上場の日の売買の半分近くがUpbitのウォン市場に集まった計算です。

PUFFERは、確認した国内6社(OKJ・bitbank・bitFlyer・GMOコイン・コインチェック・BitTrade)では扱いがありません(10月15日14時台、各社の公開APIとコインチェックの取扱通貨一覧で確認)。海外のMEXCでは、現物(PUFFER/USDT、テイカー手数料0.08%・メイカー0%)と先物(最大20倍)を取引できます(MEXC公開API 現物・先物、10月15日確認)。MEXCのPUFFER/USDTの24時間の安値と高値は0.0242ドルと0.0845ドルで、1日で3倍以上の幅があります(10月15日14時40分)。MEXCは日本の金融庁に登録していない海外の取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。2026年2月5日から本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。

PONSは上場5日で基準より27%安い

上場すれば必ず上がるわけではありません。PONS(Robinhood Chainの銘柄)は、10月8日の上場の日の高値が基準の1.1倍(594ウォン)にとどまり、10月13日10時20分には384ウォンと、基準価格(527.94ウォン)より27%安くなっています。海外の価格でも、お知らせの直前より27%安です。

2026年9月には、日本円のステーブルコインJPYCがUpbitに上場した直後、1円の価値のJPYCが一時4倍超で取引され、韓国で約2.1万人が1円より高く買っていたと韓国の国会議員の事務所が公表しました。詳しくはJPYCのUpbit上場で起きた急騰と高値づかみで解説しています。

Upbitの上場予定はどう調べる?公式のお知らせだけが正解

Upbitの上場予定は、Upbit公式サイトの「お知らせ(공지사항)」にしか出ず、取引開始の10分〜2時間ほど前に発表されます。「来週上場する銘柄」を前もって知る公式の方法はありません。

  1. お知らせのページを開く:upbit.com/service_center/notice(日本からも見られます)
  2. 「거래」(取引)のラベルを見る:上場のお知らせは「거래」のラベルが付きます
  3. 題名の言葉で見分ける:「신규 거래지원 안내」=新規上場、「KRW 마켓 디지털 자산 추가」=ウォン市場への追加。反対に「거래지원 종료」は上場廃止、「거래 유의 종목 지정」は注意銘柄の指定です
  4. 本文の表で時刻と市場を確かめる:「거래지원 개시 시점」が取引開始の時刻(日本時間と同じ)、「마켓」がKRW(ウォン)・BTC・USDTのどれかです
  5. 公式X(@Official_Upbit)は後から出る:10月12日のRSRは、取引開始(14時5分)の4分後の14時9分に投稿されました。Xだけを見ていると遅れます


Upbitのお知らせ一覧(スマホ表示)。「거래」ラベルの付いた「깃코인(GTC) KRW, USDT 마켓 디지털 자산 추가」と「리저브라이트(RSR) KRW, USDT 마켓 디지털 자산 추가」に赤枠

上場のお知らせには「거래」のラベルが付き、10月12日にGTCとRSRのウォン市場への追加が発表されたことがわかります。出典:Upbitのお知らせ一覧(2026年10月13日撮影)

Upbitは2025年1月、社員になりすまして「Upbitが上場する10銘柄」をうたうPDFを配る手口に注意を呼びかけ、上場の情報は公式のお知らせでだけ伝え、社員がカカオトークなどで個別に知らせることはないと説明しています(韓国メディアBloomingbitの報道)。SNSに流れる「上場予定リスト」は、公式の情報ではありません。

Upbit上場の直後に買うリスクは?高値づかみと反落

Upbit上場の直後に買う一番のリスクは、最初の数分〜1時間の最高値の近くで買ってしまうことで、10月の7銘柄では、上場後の最高値で買った人は10月17日21時36分の時点で全員30〜54%の含み損です。いちばん新しいPUFFERは、上場から2日あまりで最高値から54%下げました。

リスク 何が起きるか 10月の例
高値づかみ 5分間の買いの制限が解けた直後に、一番高い値段で約定しやすい RSR:最高値4.98ウォン→翌朝2.72ウォン
反落 上場の材料が出尽くし、数日で基準価格の近くまで戻る NMR:1.9倍→5日後に1.0倍
基準割れ 上場前より安くなることもある PONS:5日後に基準より27%安
出遅れ 海外の値段も1時間以内に動くので、ニュースを見てからでは遅い GTC:19時0.166ドル→20時0.286ドル
先物の強制決済 数十%動くので、レバレッジをかけると短い時間で証拠金を失う RSR:取引開始の1時間に高値4.98・安値2.92ウォン

出典:Upbit公開API(日足・1時間足)、CoinGecko API。2026年10月13日10時20分時点

先物で上場の値動きをねらうのは、とくに危険です。証拠金に対して何倍までなら耐えられるかは、レバレッジは何倍まで安全か(証拠金100万円のシミュレーション)で計算しています。

Upbitに上場した銘柄を日本で買うには?国内で扱いがあれば国内、なければ海外

Upbitは日本から使えないので、Upbitに上場した銘柄を買うなら、国内の登録業者で扱っているかをまず確かめ、扱いがない銘柄だけを海外の取引所で買います。

銘柄 国内(確認した6社) MEXC 現物 MEXC 先物
KAIA ◎ OKJ(KAIA/JPY)・bitbank(KLAY表記) ○ ○(最大20倍)
RSR × ○ ○(最大20倍)
GTC × ○ ×
NMR × ○ ○(最大20倍)
POD × ○ ○(最大20倍)
PONS × ○ ○(最大20倍)
PUFFER × ○ ○(最大20倍)

出典:OKJ・bitbank・bitFlyer・GMOコイン・コインチェック・BitTradeの公開API、MEXC公開API(現物 exchangeInfo、先物 contract/detail)。2026年10月13日9時台に確認(PUFFERは10月15日14時台に同じ方法で確認。MEXCはexchangeInfo?symbol=PUFFERUSDT・contract/detail?symbol=PUFFER_USDT)。調べていない国内の業者は含まない。bitbankはKAIAを旧称の「KLAY」で表記しており、bitbank公式は「KLAYとKAIAは名称が異なるだけの同じ暗号資産」と説明している

KAIAは国内のOKJで買える

KAIA(カイア。韓国カカオ系のKlaytnとLINE系のFinschiaが2024年に統合してできたブロックチェーンのトークン)は、国内の登録業者のOKJで日本円で売買できます。10月13日9時台のOKJのKAIA/JPYは約7.1円で、Upbitの61ウォン(約7.2円)とほぼ同じ値段でした。国内で買える銘柄は、海外に送金する手間と海外の業者のリスクを負わずに済みます。口座の作り方と紹介特典の条件はOKJの口座開設・始め方にまとめています。

国内で買えない銘柄はMEXCなど海外の取引所で

RSR・GTC・NMR・POD・PONS・PUFFERは、確認した国内6社では扱いがありません。海外の取引所のMEXCでは、6銘柄とも現物を売買できます(GTC・RSR・NMR・POD・PONS・PUFFERのテイカー手数料0.08%、メイカー0%)。

  1. MEXCに登録し、本人確認(KYC)を済ませる(MEXCの口座開設・登録方法)
  2. 国内の取引所で買った暗号資産をMEXCへ送る(送り元の出金ネットワークと、MEXCの入金画面のネットワークが同じか確かめる)
  3. MEXCでUSDTに替え、「GTC/USDT」などの現物で買う。値動きが大きいので、指値で少額から

MEXCは日本の金融庁に登録していない海外の取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。2026年2月5日から本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。MEXCの評判と注意点はMEXCの評判・口コミの検証、海外の取引所の比べ方は海外仮想通貨取引所おすすめランキングで解説しています。

売って利益が出たら、国内でも海外でも雑所得として確定申告の対象になります(海外取引所の税金と確定申告のやり方)。

「Upbit上場確約」の勧誘は詐欺?見分け方

「Upbitへの上場が決まっている」「上場前に安く買える」「上場したら値段が何倍になる」と持ちかける勧誘は、詐欺の典型です。Upbitの上場は、Upbitのお知らせでしか発表されません。

日本暗号資産等取引業協会(JVCEA)の注意喚起のチラシは、気をつける勧誘の例として「ICOトークンを紹介され、これから取引所に上場し必ず値上がりする、と言われた」を挙げています。Upbitの運営会社も2025年11月、上場(取引サポート)の申請は公式サイトでしか受け付けず、そのための金銭を求めることも、外部の仲介を通すこともないと発表しました(韓国メディアBlockmediaの報道)。

こう言われたら 事実
「Upbitの関係者から上場予定を聞いた」 Upbitは社員が個別に上場予定を知らせることはないと説明している
「上場前の今なら安く買える」 上場予定はお知らせまで公表されない。上場前のトークンを個人に売る話は、架空のトークンのことがある
「上場したら必ず何倍になる」 10月の6銘柄でも、PONSは最高値が基準の1.1倍で、5日後には基準を27%割った
「上場を仲介するので手数料を」 Upbitは対価の要求も外部の仲介もしないと発表している
「このサイト(アプリ)で買って」 暗号資産の交換業は金融庁・財務局への登録が必要。登録業者の一覧で確かめる

出典:日本暗号資産等取引業協会「暗号資産(仮想通貨)をかたった投資詐欺 ご注意!!」、Bloomingbit(2025年1月22日)、Blockmedia(2025年11月6日)、Upbit公開API

お金を払ってしまった・勧誘を受けて不安なときは、消費者ホットライン「188」や、金融庁の金融サービス利用者相談室に相談してください。上場をうたう別の勧誘の例は、UPCXは詐欺?勧誘の見分け方でも解説しています。

よくある質問

Q. Upbitに上場するとなぜ価格が上がるのですか?

A. 韓国の個人のウォンが短い時間に集まり、取引開始から約5分は買い注文が出せないため、5分後に買いが高い売り注文から順に約定するからです。10月の最初の6銘柄では、最高値は基準価格の1.1〜3.1倍、10月15日のPUFFERは3.3倍でした。

Q. Upbitの上場予定はどこで分かりますか?

A. Upbit公式サイトの「お知らせ(공지사항)」だけです。「신규 거래지원 안내」(新規上場)や「KRW 마켓 디지털 자산 추가」(ウォン市場への追加)という題名で、取引開始の10分〜2時間ほど前に出ます。

Q. Upbitに上場した銘柄は、上場後も上がり続けますか?

A. 10月の7銘柄では続いていません。10月17日21時36分の時点で、7銘柄とも上場後の最高値から30〜54%下にあります(Upbit公開API、7銘柄を同じ時刻に取得)。10月15日のPUFFERは、取引開始から35分で最高値から34%、2日あまりで54%下げました。この記事は今後の値動きを予想するものではありません。

Q. 日本からUpbitの口座は作れますか?

A. 作れません。Upbitのウォン取引には韓国のKバンクの本人名義の口座が必要で、外国人は韓国の外国人登録証などと滞在の証明書が求められます(Upbit公式サポート)。

Q. Upbitに上場した銘柄は日本の取引所で買えますか?

A. 銘柄によります。10月の7銘柄では、KAIAだけがOKJとbitbank(表記はKLAY)で買えました。RSR・GTC・NMR・POD・PONS・PUFFERは、確認した国内6社では扱いがありません(2026年10月13日、PUFFERは10月15日、各社の公開API)。

Q. 「Upbit上場が決まっているコイン」を勧められました。本当ですか?

A. 詐欺を疑ってください。Upbitは、上場の情報は公式のお知らせだけで伝え、社員が個別に知らせることも、上場のための金銭を求めることもないと説明しています。

Q. アップビットはハッキングされたことがありますか?

A. あります。2025年11月27日、UpbitはSolanaのネットワークの資産を入れていたホットウォレットから約540億ウォン相当が外部に送られたと公表し、利用者の分は会社の資産で全額補うとしました(Decryptの報道)。

Q. Upbit上場の銘柄で利益が出たら税金はかかりますか?

A. 日本に住む人の暗号資産の売却益は、国内・海外の取引所を問わず雑所得として確定申告の対象です。会社員の20万円のルールなどは会社員の仮想通貨の税金で解説しています。

まとめ

  • Upbit上場で急騰しやすいのは、韓国の個人のウォンが集中し、取引開始から5分間は買えない仕組みのため。10月のRSR・GTCは1時間以内に基準の約2倍になった。
  • 上がった値段は続きにくく、10月の7銘柄は10月17日21時36分の時点で全銘柄が最高値から30〜54%下。PONSは基準価格も下回った(0.79倍)。いちばん新しいPUFFERは、基準の3.3倍を付けた2日あまり後に最高値から54%下。
  • 上場予定はUpbitのお知らせでしか分からない。「上場確約」「上場前に安く買える」は詐欺の典型。
  • Upbitは日本から使えない。国内で扱いがある銘柄(10月の7銘柄ではKAIAだけ)は国内の登録業者で、ない銘柄は海外の取引所で、リスクを理解して少額から。

本記事のデータは2026年10月13日(日本時間)時点のものです(6銘柄の価格は10時20分のUpbit公開API、他は9時台のCoinGecko API、MEXC公開API、国内各社の公開API)。2026年10月15日に、PUFFERのウォン市場への追加(Upbitのお知らせ id 6659)を追記しました(PUFFERの値は14時40分のUpbit公開API・CoinGecko API、MEXCと国内各社は14時台の公開API)。2026年10月17日に、7銘柄の「最高値から」の表と棒グラフを、同じ時刻(21時36分のUpbit公開API)の値に取り直し、海外の価格の表に同じ時刻のCoinGeckoの値を加えました。この記事は情報提供を目的としたもので、特定の暗号資産の売買を勧めるものではありません。

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