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「TradingViewで使っていた招待制のインジが、急に消えた」「規約が変わって、利用者1人あたり月29.95ドルかかると聞いた。自分も請求されるの?」
2026年9月下旬、TradingViewの利用規約に、招待専用スクリプト(招待制インジ)の作成者に「技術料」を請求する条文が、告知なしで追加されていました。9月29日に海外の作成者が見つけてXで広まり、日本のインジ作成者の中にも、利用者の権限をいったん外す人が出ました。その後、この条文は9月30日までに利用規約から削除されています。
【10月1日追記】その後TradingViewは、公式ブログ(2026年9月30日付、日本時間10月1日1時26分)で、招待専用スクリプトへのアクセスを売ることを2026年11月1日から認めないと発表しました。販売はTradingViewの「Marketplace」に一本化され、利用規約には新しい23条「招待専用スクリプトの商用利用の禁止」が加わっています。料金(技術料)ではなく、販売の仕組みが変わる形の改定です。
この記事では、TradingViewの利用規約の4つの時点の保存版(Wayback Machine)と現行版を比べて、条文に何が書かれていたか、誰が払う決まりだったか、インジが使えなくなった人は何をすればいいかをまとめます。
インジが使えない間も、Hyperliquidの建玉・清算・ファンディングレートなら、TradingViewの標準のチャートで表示できます。手順はTradingViewでHyperliquidの建玉・清算を表示する方法で解説しています。
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この記事の結論(2026年10月9日更新)
TradingViewは、招待専用スクリプト(招待制インジ)へのアクセスを売ることを2026年11月1日から禁止し、販売をTradingViewのMarketplaceに一本化します。9月30日の公式ブログで発表し、利用規約に新しい23条「招待専用スクリプトの商用利用の禁止」を加えました。無料(非商用)で配る招待制インジは、これまでどおり使えます。
11月1日より前に代金を払った人は、買った期間(買い切りを含む)はそのまま使えます。ただし11月1日以降、作成者はMarketplaceの外で更新・延長の代金を受け取れず、守らない作成者の招待制インジはブロックされます。月額で買っている人は、次の更新をどうするかを作成者に確認してください。
一方、9月下旬に一時追加された22A条「技術料」(作成者に利用者1人あたり月29.95ドル)は、2026年10月9日の時点でも利用規約にありません。22A条で払う決まりだったのは作成者で、インジを使う側への請求ではありませんでした。
TradingViewの規約変更で何が起きた?時系列で整理
TradingViewは、9月21日から25日のあいだに利用規約へ「22A条 招待専用インジケーターの技術料」を追加し、騒ぎになった後、英語版からは9月30日朝までに削除されました。追加も削除も、TradingViewからのお知らせはありませんでした。
当サイトは、インターネットの保存サービス「Wayback Machine」に残っているTradingViewの利用規約(英語版)を4つの時点で取り出し、本文を1行ずつ比べました。日時はすべて日本時間です。
| 日時(日本時間) | 出来事 | 根拠 |
|---|---|---|
| 9月21日 23:50 | 利用規約に22A条はない | Wayback Machineの保存版 |
| 9月21日〜25日 | 22A条が追加される(正確な日時は不明) | 前後の保存版の比較 |
| 9月25日 23:29 | 22A条がある | Wayback Machineの保存版 |
| 9月29日 1:41 | 22A条がまだある | Wayback Machineの保存版 |
| 9月29日 2:28 | 海外のインジ提供者SigChartsが「告知なしで規約に入れられた」とXに投稿し、話題になる | SigChartsのX投稿 |
| 9月29日 18:43 | 日本のインジ作成者さとちん氏が「いったんすべての権限を削除する」と告知 | さとちん氏のX投稿 |
| 9月29日 21:25 | 海外の作成者が「TradingViewの担当者から、公開される予定ではなかった・まだ最終決定ではない、と返事が来た」と投稿 | 作成者のX投稿(公式発表ではない) |
| 9月30日 5:38 | 22A条が消えている | Wayback Machineの保存版 |
| 9月30日 10:44 | さとちん氏が、規約から削除されたことを確認し、権限の復旧を始めると告知 | さとちん氏のX投稿 |
| 9月30日 15:40ごろ | 英語版・日本語版とも、利用規約に22A条はない | TradingView利用規約の現行版 |
| 10月1日 1:26 | TradingViewが公式ブログ「Commercial scripts are moving to the TradingView Marketplace」を公開。招待専用スクリプトの販売を2026年11月1日から認めず、Marketplaceに移すと発表 | TradingView公式ブログ(9月30日 16:26 UTC) |
| 10月1日(確認) | 利用規約に新しい23条「招待専用スクリプトの商用利用の禁止」が入り、それまでの23条「Publications(投稿)」は24条に繰り下がる。22A条はないまま | TradingView利用規約の現行版(英語版・日本語版) |
出典:TradingView「Terms of Use, Policies, and Disclaimers」のWayback Machine保存版(2026年9月21日・25日・28日・29日〔UTC〕)と現行版、各X投稿、TradingView公式ブログ「Commercial scripts are moving to the TradingView Marketplace」(2026年9月30日〔UTC〕)。2026年9月30日確認(公式ブログと23条は10月1日確認)。
話題のきっかけになったSigChartsの投稿は、約149万回表示されました(9月30日時点)。投稿の内容を日本語で要約すると、次のとおりです。
TradingViewが利用規約にこっそり条文を入れた。まだ始まっておらず、告知もない。招待専用スクリプトの利用者が100人を超えたら、利用者1人につき月29.95ドルを作成者が払うことになる。
SigCharts(@SigCharts)のX投稿(2026年9月29日 2:28)の要約
日本でも、FXや仮想通貨のインジを配っている作成者が相次いで反応しました。インジが急に使えなくなった人の多くは、この時に作成者が権限を外したことが原因と考えられます。
規約22A条「技術料」には何が書かれていた?
22A条は、招待専用スクリプトを公開している作成者に、月末に有効な利用者が100人を超えたら、利用者1人につき月29.95ドルを請求するという条文でした。下の画像は、9月28日(UTC)に保存された利用規約の22A条の部分です。

条文の中身を、日本語で項目ごとに整理しました(当サイトの訳)。
| 項目 | 22A条に書かれていた内容 |
|---|---|
| 払う人 | 招待専用スクリプトを1つ以上公開している人(作成者) |
| 金額 | 月末にアクセスが有効な利用者1人につき、月29.95ドル |
| かかる条件 | 月末に、その作成者の招待専用スクリプト全体で、有効な利用者が100人を超えたとき |
| 人数の数え方 | 毎月最終日に、TradingViewの記録(権限の付与と利用状況)で数える |
| 請求と支払い | 月末から30日以内に登録メールへ請求書。請求日から14日以内に支払い。登録済みの支払い方法から引き落とすこともある |
| 返金 | 返金なし |
| 料金の変更 | TradingViewが書面の通知でいつでも変えられる |
| 払わなかったとき | 新しい権限の付与を止める、今ある利用者のアクセスも制限・取り消す、スクリプトやプロフィールを削除する、ベンダーの資格を取り消す、アカウントを停止・解約する、利息と費用をつけて回収する |
| 対象の範囲 | すべての招待専用スクリプトと利用者。すでに公開しているスクリプトと、すでに販売している作成者も含む |
| 始まる日 | 条文に開始日の記載はなし |
出典:TradingView利用規約 22A条(Wayback Machine保存版、2026年9月25日・28日〔UTC〕)。訳と整理はCoin Map。
100人を超えたら「超えた分」ではなく「全員分」と読める
22A条の文言は「有効な利用者1人につき29.95ドル」で、「100人を超えたとき」は料金がかかるかどうかの条件です。条文どおりに読むと、101人になった月は、101人全員分の料金がかかります。海外の作成者の間でも同じ読み方がされていました。一方で、Xのトレンドの要約など「100人を超えた分だけ」と説明しているものもあるので注意してください。
条文どおりに計算した金額は次のとおりです。円の金額は、欧州中央銀行の参考レート(2026年9月29日、1ドル=157.12円)で当サイトが計算した目安です。
| 月末の有効な利用者 | 1か月の技術料(ドル) | 円の目安 |
|---|---|---|
| 100人 | 0ドル(100人を超えていない) | 0円 |
| 101人 | 3,024.95ドル | 約47.5万円 |
| 200人 | 5,990ドル | 約94万円 |
| 500人 | 14,975ドル | 約235万円 |
| 1,000人 | 29,950ドル | 約471万円 |
計算:利用者数×29.95ドル(100人以下は0)。円は1ドル=157.12円(欧州中央銀行の参考レート、2026年9月29日)で換算。22A条は削除済みのため、いま請求される金額ではありません。
利用者が100人から101人に1人増えただけで、月約47.5万円の支払いが発生する計算です。無料でインジを配っている作成者や、買い切りで販売している作成者にとっては、続けられない金額でした。これが、作成者が一斉に権限を外した理由です。
22A条と一緒に入り、一緒に消えた変更もある
9月25日の保存版では、22A条のほかにも、作成者に関わる条文が変わっていました。9月29日(UTC)の保存版では、これらもすべて9月21日の文に戻っています。
| 条文 | 9月25日版で足された内容 | いま(9月30日) |
|---|---|---|
| 18条(アカウントの停止) | 停止の理由に「22A条の技術料を期限までに払わないこと」を追加 | 元に戻った |
| 18条(投稿の扱い) | アカウントを削除・停止されても、公開したスクリプトなどはTradingViewの判断で残る、と明記 | 元に戻った |
| 20条(ハウスルール) | スクリプト公開ルールとベンダー要件も利用規約の一部になる、と明記 | 元に戻った |
| 22条(スクリプトのライセンス) | ライセンスを第三者に再許諾できる形にし、アカウントがなくなった後も、TradingViewが新しい利用者を含めてスクリプトを公開し続けられる、と追加 | 元に戻った |
出典:TradingView利用規約のWayback Machine保存版(2026年9月21日・25日・29日〔UTC〕)を当サイトが比較。
22A条だけを見ると「料金の話」ですが、一緒に入った変更は「作成者がやめた後もスクリプトを公開し続けられる」という内容でした。料金と合わせて、作成者の側から見るとかなり厳しい改定だったことが分かります。
22A条はいまも規約にある?削除されたかの確認方法
2026年10月9日の時点でも、TradingViewの利用規約(英語版・日本語版)に22A条はありません。ただし条の番号が変わっています。22条「スクリプト」のすぐ後は、10月1日時点では新しい23条「Prohibition on commercial use of invite-only scripts(招待専用スクリプトの商用利用の禁止)」です。9月30日15時40分ごろまで23条だった「Publications(投稿)」は、24条に繰り下がりました。

当サイトは、英語版に加えて日本語・ドイツ語・フランス語・スペイン語・韓国語・中国語の各版も取得し、どれにも「29.95」や「22A」「技術料」の文字がないことを確かめました。
9月30日の昼には、Xで「英語版からは消えたが、日本語版にはまだ残っている」という投稿もありました。規約を自分で確かめたいときは、TradingViewの「利用規約と会社方針」のページを開き、22条「スクリプト」と23条のあいだに「22A」という条がないかを見てください。23条の題名は、英語版では「Prohibition on commercial use of invite-only scripts」、日本語版では「招待専用スクリプトの商用利用の禁止」です(10月1日時点は日本語版でもこの条だけ英語でしたが、10月9日には日本語になっていました)。「23条があるから22A条も残っている」というわけではありません。表示が古い場合は、ページを再読み込みします(利用規約の1条にも、再読み込みで最新版が表示されると書かれています)。
11月1日から何が変わる?新しい23条「招待専用スクリプトの商用利用の禁止」
2026年11月1日から、TradingViewの招待専用スクリプトは非商用でしか使えなくなり、アクセスを売るときはTradingViewのMarketplaceを通すことが必要になります。TradingViewは9月30日(日本時間10月1日1時26分)の公式ブログでこれを発表し、利用規約に23条を加えました。22A条のような「作成者がTradingViewに払う料金」の話ではなく、Marketplaceの外での販売そのものを認めないという変更です。

23条が「商用利用」としているのは、次のような使い方です(利用規約23条の要約)。
| 「商用」にあたる使い方 | 具体的には |
|---|---|
| お金や価値のあるものを受け取る | 利用料・サブスク・寄付・投げ銭・ギフト・暗号資産などを、スクリプトを使わせる代わりに受け取る・求める |
| 事業として配る | 会社などの法人や、個人事業主を含む事業として公開・配布・利用する |
| 有料のサービスや紹介報酬に誘導する | スクリプト・公開ページ・説明文・プロフィールを使って、有料シグナル・有料コミュニティ・有料講座、証券会社や取引所の紹介プログラムなどに誘導する |
| 間接的に行う | 関係者・従業員・代理人・共同の公開者などを通して行う場合も同じ扱い |
出典:TradingView利用規約 23条「Prohibition on commercial use of invite-only scripts」(2026年10月1日確認)。商用かどうかは、TradingViewが手元の情報から判断すると書かれています。

11月1日以降に商用利用があったとTradingViewが判断した場合、その利用者のTradingViewと招待専用スクリプトへのアクセスを止めたり、スクリプトやプロフィールの内容を削除したり、アカウントを停止したりできると23条に書かれています。公式ブログも、Marketplaceへの参加を相談せずにMarketplaceの外で代金を受け取った作成者の招待専用スクリプトはブロックすると明記しています。
日本の利用者・作成者にはどう影響する?
| 立場 | 11月1日からどうなる? | 今やること |
|---|---|---|
| 有料の招待制インジを買った人 | 11月1日より前に払った分は、買った期間(買い切りを含む)はそのまま使える。その後の更新・延長は、作成者がMarketplaceの外で代金を受け取れない。作成者がルールに従わずに外で受け取り続けると、そのインジはブロックされることがある | 作成者に、Marketplaceへ移るか・次の更新をどうするかを確認する。買い切りなら、購入の記録(領収書・メール)を保存しておく |
| 無料の招待制インジを使っている人 | 非商用の配布はこれまでどおり(公式ブログ) | 配布の条件に、支払いや、取引所の紹介リンクからの口座開設が付いていないかを確認する。付いている場合は23条の「商用」に当たり、11月1日以降に止まる可能性があるので、作成者の告知を確認する |
| 招待制インジを売っている作成者 | Marketplaceの外での販売・更新はできない。続けて売るならMarketplace(クリエイタープログラム)に移る | 11月1日より前に creators@tradingview.com に連絡し、移行期間・移る手順・今のお客さんの扱いを相談する(公式ブログの案内) |
| 講座・サロン・紹介リンクとセットで配っている作成者 | 有料の講座やコミュニティの特典として配る形、取引所や証券会社の紹介プログラムに誘導する形も、23条の文言では「商用」に含まれる | 配り方が23条に当たらないかを確認し、当たるならMarketplaceへの移行を相談する |
出典:TradingView公式ブログ「Commercial scripts are moving to the TradingView Marketplace」(2026年9月30日〔UTC〕)、利用規約23条、クリエイタープログラムのページ。2026年10月1日確認。
Marketplaceで売るには、TradingViewのクリエイタープログラムに参加します。公式ページによると、PremiumかUltimateのプランで、公開の招待専用スクリプトを1本以上出してから申し込み、承認を待つ流れです。料金は作成者が月額で決め、請求・更新・アクセスの管理や付加価値税(VAT)・売上税の処理はTradingViewが行います。売上は残高が100ドル以上になると月ごとに引き出せます。手数料の率は、このページには書かれていません(下の「作成者にはどんな影響がある?」の表も参照)。
インジを使っている人は請求される?使えなくなったときにやること
インジを使っている側(利用者)は、22A条で請求される立場ではありません。22A条で払う決まりだったのは、招待専用スクリプトを公開している作成者です。しかも22A条はもう規約にありません。ただし有料のインジを使っている人は、11月1日以降の更新がMarketplace経由になるかどうかで、使い続け方が変わります(前の章)。
ただし、作成者が負担を避けるために利用者の権限を外したため、インジが急に使えなくなった人がいます。TradingViewのヘルプセンターによると、招待専用のインジはどの有料プランにも含まれておらず、使えるかどうかは作成者が権限を付けるかで決まります。自分のプランを上げても直りません。
使えなくなったときは、次の順番で確認してください。
- インジケーターの一覧で「招待専用スクリプト」のタブを見る
チャートの「インジケーター」を開き、「招待専用スクリプト」のタブにそのインジがあるか確認します。TradingViewのヘルプによると、このタブは招待専用スクリプトの権限を1つでも持っていると表示され、1つも持っていないとタブ自体が出ません。 - 作成者の告知を確認する
作成者のX、販売ページ、Discordなどで、権限を外したのか、復旧中なのかを確かめます。9月30日には、権限を外していた作成者が復旧を始めています。 - 復旧を待つ
利用者が多い作成者は、権限を付け直すのに時間がかかります。さとちん氏は9月30日に「1日に付けられる権限の数に上限があるようで、作業が止まっている」と告知しています(TradingViewの公式の説明ではなく、作成者の報告です)。 - お金を払って買ったのに戻らないときは、作成者(販売元)に連絡する
TradingViewのヘルプは、招待専用のインジを使いたいときは作成者に連絡するよう案内しています。支払った先が作成者なら、返金や再付与の相談も作成者にします。 - 「追加料金」を求める連絡に注意する
規約変更を理由に、作成者を名乗るDMなどで追加料金や別の支払い先を求められたら、作成者の公式アカウントの告知と同じ内容かを必ず確かめてください。22A条は作成者がTradingViewに払う決まりで、利用者が払う料金ではありませんでした。なお、11月1日以降にMarketplaceの外での支払いを求められた場合は、23条で認められない販売方法です。 - 有料のインジは、11月1日以降の更新方法を作成者に確かめる
11月1日より前に払った期間(買い切りを含む)は使えますが、その後の更新・延長はMarketplaceを通す必要があります。作成者がMarketplaceに移るのか、移らない場合はいつまで使えるのかを確認し、支払いの記録を手元に残しておきます。
ここで、実際に権限を外した日本の作成者の告知を、日本語の投稿のまま短く紹介します。
9月29日:規約の変更で1人あたり約30ドルと負担が大きすぎるため、いったんすべての権限を削除し、TradingViewの公式発表を待って今後の対応を考える。
9月30日:規約は今朝の時点で削除されていて、サポートに聞くとまだ確定していないとのこと。削除した権限を復旧するが、数が多いので完了まで数時間かかる見込み。
インジ作成者 さとちん(@satotin_fx)のX投稿(2026年9月29日18:43・9月30日10:44)の要約
インジが戻るまでの代わりに見られるデータ
招待制インジで清算の集中や建玉を見ていた人は、TradingViewの標準機能や無料のサービスでも、近いデータを確認できます。
- Hyperliquidの建玉・清算・資金調達率は、TradingViewの標準のチャートで表示できます。手順はTradingViewでHyperliquidの建玉・清算・ファンディングレートを表示する方法で解説しています。そのチャートを見ながらHyperliquidで取引する場合の、ウォレットの接続・入金・出金の手順はHyperliquidの始め方にまとめています(Hyperliquidは日本の金融庁の登録を受けたサービスではありません)。Hyperliquid以外のPerp DEXと手数料・流動性を比べたい人は、PerpDEXおすすめランキング9選を参考にしてください。
- 取引所をまたいだ清算マップやロングショート比率は、CoinGlassで無料で見られます。使い方はCoinGlass(コイングラス)の使い方にまとめています。
インジ作成者(ベンダー)にはどんな影響がある?
いまは22A条が削除されているので、作成者に技術料はかかりません。その代わり、2026年11月1日からは、招待専用スクリプトへのアクセスをMarketplaceの外で売ることができなくなります(利用規約23条、公式ブログ)。続けて売りたい作成者は、11月1日より前に creators@tradingview.com に連絡するよう公式ブログが案内しています。詳しくは前の「11月1日から何が変わる?」の章にまとめました。
技術料そのものについては、TradingViewの担当者が「まだ最終決定ではない」と答えたという作成者の報告があり、公式ブログも技術料には触れていません。料金が改めて導入される可能性は否定できません。
作成者の立場で押さえておきたい点を、TradingViewの公式ルールから整理しました。
| 項目 | 公式ルール(2026年9月30日確認) | 出典 |
|---|---|---|
| 招待専用スクリプトを出せるプラン | PremiumかUltimateのプランが必要 | ベンダー要件 |
| 非公開(プライベート)の招待専用スクリプト | 使えるのは最大5人まで。販売には使えない | ベンダー要件 |
| 販売するスクリプト | 公開の招待専用スクリプトとして出し、モデレーターの審査を受ける | ベンダー要件 |
| TradingView内の有料販売(有料スペース) | TradingViewの招待制のプログラム。手数料は現在0%。2026年4月1日より前に承認された作成者は、手数料が変わっても0%のまま | クリエイタープログラム規約 |
| 利用規約の変更 | TradingViewはいつでも規約を変えられ、変更後も使い続けると新しい規約に同意したことになる | 利用規約1条 |
出典:TradingView ヘルプセンター「Vendor requirements」「TradingView Creator Program (Paid Spaces) Terms」、利用規約 1条。2026年9月30日確認。
この表は9月30日時点のルールです。2026年11月1日以降、招待専用スクリプトへのアクセスを売る場合はMarketplace(クリエイタープログラム)経由に限られます(前の「11月1日から何が変わる?」の章)。
22A条が有料スペース(TradingViewの中で月額課金するしくみ)のスクリプトにも当てはまる予定だったのかは、条文にも公式の説明にも書かれていません。条文は「すべての招待専用スクリプト」と書いていましたが、有料スペースの扱いは分かりません。
作成者ができる備えは、次の3つです。
- 利用規約のページを定期的に確認する
今回は告知なしで条文が追加されました。規約1条により、変更後も使い続けると同意したとみなされます。 - 利用者への連絡手段をTradingViewの外にも持っておく
権限を外す・戻すときに、利用者へすぐ知らせられるようにしておきます。今回も、作成者はXで理由と今後の対応を告知していました。 - 権限の付け直しに時間がかかる前提で動く
一度外した権限を戻すのに数時間以上かかった例があります。外す前に、再付与の手間も考えておきます。
TradingViewの公式な説明はある?削除の理由は
2026年10月9日に確認した範囲でも、TradingViewは22A条の追加と削除の理由を説明していません。一方で、9月30日(日本時間10月1日1時26分)には公式ブログ「Commercial scripts are moving to the TradingView Marketplace」で、招待専用スクリプトの販売を11月1日からMarketplaceに一本化すると発表しました。このブログは、22A条や技術料には触れていません。以下は、9月30日15時時点で確認した内容です。当サイトは、TradingViewの公式ブログの最新記事、公式X(@tradingview)の9月25日以降の投稿、ヘルプセンターのベンダー要件のページを確認しましたが、技術料についての記載は見つかりませんでした。
公式の発表ではありませんが、作成者がXで「サポートに問い合わせた結果」を書いています。
| 投稿した人 | 「サポートからの返事」として書かれた内容 |
|---|---|
| 海外の作成者(@DLewTrades、9月29日21:25) | 公開される予定ではなかった。まだ最終決定ではない |
| 日本の作成者 さとちん(@satotin_fx、9月30日10:44) | まだ確定していない |
どちらも「決まっていない」という返事で、「やめた」とは言っていません。22A条が規約から消えたことは確かですが、TradingViewが技術料の導入そのものを取りやめたとは、公式には確認できていません。
削除の理由について、Xでは「大手のインジ業者(LuxAlgoなど)への対策だったのでは」「TradingView内の有料スペースへ作成者を誘導したいのでは」といった説が出ています。どれもTradingViewが認めたものではなく、当サイトも根拠を確認できていない憶測です。
続報(TradingViewの公式発表や、規約の再変更)が出たら、この記事に追記します。
TradingViewの規約変更についてよくある質問
Q1. TradingViewの規約変更で、Premiumなどのプラン料金は変わりましたか?
A. 今回話題になった22A条は、招待専用スクリプトの作成者に技術料を請求する条文で、プラン料金を変える条文ではありません。しかも22A条は2026年9月30日の時点で削除されています。
Q2. 招待制インジを使っているだけの私が、29.95ドルを請求されますか?
A. 請求されません。22A条で払う決まりだったのはスクリプトの作成者で、しかも条文はすでに削除されています。作成者を名乗る相手から追加料金を求められても、公式の告知と同じか確かめてください。
Q3. インジが急に使えなくなったのは、規約のせいですか?
A. 規約が直接止めたのではなく、負担を避けるために作成者が権限を外したケースが多いと考えられます。作成者の告知を確認してください。9月30日から権限を戻し始めた作成者もいます。
Q4. 22A条は完全になくなりましたか?また出てくることはありますか?
A. 利用規約からは削除されています(10月1日・10月9日にも確認)。ただ、作成者の報告ではTradingViewの担当者が「まだ最終決定ではない」と答えており、再び導入される可能性は否定できません。
Q5. 利用者がちょうど100人の作成者は対象でしたか?
A. 対象外でした。22A条は「100人を超えたとき」に料金がかかる条文で、100人ちょうどなら0ドルです。101人になると、条文の文言では101人全員分がかかります。
Q6. オープンソースや保護スクリプト(プロテクト)も対象でしたか?
A. 22A条の対象は招待専用スクリプトだけで、オープンソースや保護スクリプトについての記載はありませんでした。
Q7. 技術料はいつから請求される予定でしたか?
A. 条文に開始日の記載はありませんでした。人数は毎月最終日に数える決まりでしたが、22A条は9月の月末(9月30日)より前に削除されています。
Q8. 利用規約が変わったかどうかは、どこで確かめられますか?
A. TradingViewの「利用規約と会社方針」のページで確かめられます。過去の版と比べたいときは、Wayback Machine(web.archive.org)でページのURLを入れると、保存された日ごとの版を見られます。
Q9. 11月1日になったら、買った招待制インジは使えなくなりますか?
A. 11月1日より前に代金を払った分は、買った期間(買い切りを含む)はそのまま使えると、TradingViewの公式ブログに書かれています。その後の更新・延長は、作成者がMarketplaceの外で代金を受け取れません。作成者がMarketplaceに移らず、外で代金を受け取り続けると、その招待制インジはブロックされます。
Q10. 無料で配られている招待制インジも禁止されますか?
A. 禁止されません。公式ブログは、非商用の目的なら招待専用スクリプトをこれまでどおり使えるとしています。ただし、取引所の紹介リンクからの口座開設や有料講座への参加などを条件に配る形は、23条の文言では「商用」に含まれます(商用かどうかを最終的に判断するのはTradingViewです)。
Q11. 新しい23条の日本語訳はありますか?
A. あります。2026年10月9日に確認したところ、日本語版の利用規約の23条は日本語になっていて、題名は「招待専用スクリプトの商用利用の禁止」です(英語版は「Prohibition on commercial use of invite-only scripts」)。日本語版にも、商用利用が可能なスクリプトはマーケットプレイスを通じてのみ配布できると書かれています。10月1日の時点では、日本語版のページでも23条だけは英語でした。
Q12. TradingViewのMarketplace(マーケットプレイス)はどこで見られますか?
A. TradingViewのマーケットプレイスのページで見られます(2026年10月9日に表示を確認)。使っている有料の招待制インジの作成者がMarketplaceに移ったかは、このページで作成者名やスクリプト名を探すか、作成者の告知で確かめてください。作成者がMarketplaceで売る場合は、TradingViewのクリエイタープログラムに申し込みます。
Q13. 11月1日まであと何日?10月のうちにやっておくことは?
A. 2026年10月9日の時点で、11月1日まで残り23日です。有料の招待制インジを月額で使っている人は、10月中に作成者へ「11月以降の更新はMarketplace経由になるか」を確かめ、支払いの記録(日付・金額・使える期間)を残してください。11月1日より前に払った期間は使えます(公式ブログ)。作成者は、11月1日より前に creators@tradingview.com に連絡するよう公式ブログが案内しています。
まとめ
- TradingViewの利用規約に、9月21〜25日のあいだに22A条「技術料」が追加され、9月30日朝までに削除された
- 22A条は、招待専用スクリプトの有効な利用者が月末に100人を超えた作成者に、1人月29.95ドルを請求する内容。101人なら全員分で約47.5万円
- 払うのは作成者で、インジを使う側への請求ではない
- インジが使えない人は、「招待専用スクリプト」のタブと作成者の告知を確認し、復旧を待つ。買ったのに戻らなければ作成者に連絡
- 22A条の削除の理由について、TradingViewの公式説明はない。「最終決定ではない」との作成者の報告があり、再導入の可能性は残る
- 別の変更として、TradingViewは2026年11月1日から招待専用スクリプトの販売をMarketplaceに一本化する(利用規約23条、9月30日の公式ブログ)。11月1日より前に払った期間は使えるが、その後の更新はMarketplace経由。無料配布はこれまでどおり
本記事の情報は2026年9月30日15時40分ごろ(日本時間)時点のものです。11月1日からの販売の一本化(利用規約23条)と、22A条が無いままであることは、2026年10月1日に利用規約(英語版・日本語版)と公式ブログで確認して追記しました。2026年10月9日にも利用規約(英語版・日本語版)を確認し、22A条が無いこと、23条があること(日本語版の23条が日本語になったこと)を確かめました。TradingViewの利用規約・ヘルプセンター・公式発表に変更があった場合は、この記事を更新します。
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