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本記事にはアフィリエイト広告(MEXC・BingX・Hyperliquidの招待リンク)が含まれます。本記事は投資の助言ではありません。先物・レバレッジ取引は証拠金を失うおそれがあります。
「CoinGlass(コイングラス)の清算マップって、黄色い帯は何を意味するの?」「資金調達率がマイナスだとどうなる?」「ロングショート比率は信じていい?」「CoinMarketCapに買収されて、無料で使えなくなる?」
CoinGlass(コイングラス)は、ビットコインなど仮想通貨の先物取引のデータを、主要な取引所からまとめて無料で見られるサイトです。清算(強制ロスカット)の集中しやすい価格帯、資金調達率(ファンディングレート)、建玉(未決済のポジションの量)、ロングとショートの比率などを、1つのサイトで確認できます。
この記事では、CoinGlassの実際の画面(日本語表示)を使って、それぞれのデータの見方と、先物取引での使い方を解説します。CoinMarketCapによる買収で何が変わるのか、有料プランは必要か、日本語やアプリに対応しているかもまとめました。
この記事の結論(2026年9月26日時点)
- 買収の影響:CoinMarketCapは2026年9月25日にCoinGlassの買収を完了(金額は非公開)。CoinGlassは独立したブランドのまま運営され、サイト・アプリ・無料ツール・API・料金は変わらない
- 無料で十分使える:清算ヒートマップ(BTC・ETH)、資金調達率、建玉、ロングショート比率、清算データはログインなしで見られる。日本語にも対応
- 見るのは3つ:先物で取引するなら「清算マップ(どこで強制決済が起きやすいか)」「資金調達率(どちらに偏っているか)」「建玉(お金が増えているか)」の3つで、相場の偏りがわかる
- 有料プラン:CoinGlass Primeは月28ドル。全銘柄の清算ヒートマップと自動更新が必要な人だけでよい
先に使い方を知りたい人は清算マップの見方へ、取引所を選びたい人はCoinGlassのデータで取引できる取引所の比較へ進んでください。
先物取引の口座をまだ持っていない人は、手数料・最大レバレッジ・本人確認・金融庁の警告の有無で海外取引所8社を比べた海外仮想通貨取引所おすすめランキングから選べます。
本記事の画面と数値は、2026年9月26日2時30分ごろ(日本時間)にCoinGlassの公開ページ、Hyperliquid公開API、MEXC・BingX公式APIで確認したものです。先物のデータは数秒〜数分ごとに変わります。
CoinMarketCapがCoinGlassを買収|何が変わる・変わらない?
CoinMarketCapは2026年9月25日、CoinGlassの買収を完了したと発表しました。CoinGlassの無料ツールは、買収後もこれまでどおり使えます。
CoinMarketCapは、仮想通貨の価格を調べるときに世界中で使われている価格サイトです。公式発表によると、CoinMarketCapを毎月見ている人は1億1,500万人。一方のCoinGlassは2019年に始まり、28の取引所・2,500以上の取引ペア(銘柄)の先物データを集め、毎月500万人以上が利用しています。

買収で変わること・変わらないこと
| 項目 | 買収後の扱い(公式発表) |
|---|---|
| 買収の状況 | 完了(2026年9月25日発表) |
| 買収額 | 非公開 |
| CoinGlassのブランド | CoinGlassのまま、独立した事業として運営 |
| サイト・アプリ | 変更なし |
| 無料ツール | 変更なし |
| API・料金 | 変更なし |
| 今後 | CoinGlassの先物データを、CoinMarketCapの利用者にも届ける |
出典:CoinMarketCap公式発表(2026年9月25日)
CoinGlassの利用者にとって、今日から何かを変える必要はありません。ブックマークもアプリもそのまま使えます。
CoinMarketCapのCEOは発表の中で、「先物は市場のリスクの大半がとられる場所で、CoinGlassは多くの人がそれを見に行く場所だ」という趣旨を述べています。今後は、CoinMarketCapの価格ページでも、建玉や清算の集中、資金調達率などが見られるようになる可能性があります。ただし、具体的な機能や時期は発表されていません。
CoinGlass(コイングラス)とは?無料で見られるデータ一覧
CoinGlass(コイングラス)は、主要な取引所の先物データを集めて、無料で一覧・グラフにしているデータサイトです。取引所ではないので、CoinGlassで売買はできません。お金を預ける必要もありません。
先物取引では、価格のチャートだけでは見えない「ほかの人がどちら向きに、どれだけのレバレッジで賭けているか」が相場を動かします。CoinGlassは、その裏側のデータをBinance・OKX・Bybit・MEXC・BingX・Hyperliquidなど複数の取引所から集めて見せてくれます。
ログインなしで見られる主なデータ
| データ(メニュー名) | わかること | 無料 |
|---|---|---|
| 清算ヒートマップ・清算マップ(清算) | 強制決済が起きやすい価格帯 | ○(BTC・ETH) |
| 資金調達率(資金調達率) | ロングとショートのどちらに偏っているか | ○ |
| 未決済建玉(OI) | 先物に入っているお金が増えているか減っているか | ○ |
| ロング/ショート比率(データ) | 買い・売りの人数や金額の比率 | ○ |
| 清算データ(清算) | 過去1時間〜24時間に実際に清算された金額 | ○ |
| Hyperliquid クジラ追跡 | Hyperliquidの大口アドレスの売買とポジション | ○ |
| お気に入り(Watchlist)・アラート設定 | 気になる銘柄の登録、通知 | ログインが必要 |
| 全銘柄の清算ヒートマップ・自動更新 | BTC・ETH以外の清算ヒートマップ | 有料(Prime) |
2026年9月26日、CoinGlassの公開ページとPrimeページで確認。
日本語で使いたい人は、画面右上の言語の切り替えで「日本語」を選ぶか、https://www.coinglass.com/ja を開いてください。メニューも公式の解説文も日本語で表示されます。
最初に覚えておきたい4つの言葉
- 清算(せいさん):レバレッジ取引で損が膨らみ、証拠金が足りなくなったときに、取引所がポジションを強制的に決済すること。「強制ロスカット」とほぼ同じ意味
- 資金調達率(ファンディングレート、FR):無期限先物で、ロングとショートの間で定期的にやり取りされる手数料の率
- 建玉(たてぎょく、OI=Open Interest):まだ決済されずに残っているポジションの総量。「未決済建玉」と表示される
- ロングショート比率:買い(ロング)と売り(ショート)の人数や金額の比率
清算マップ(清算ヒートマップ)の見方
清算ヒートマップは、「この価格まで動いたら、たくさんのポジションが強制決済される」という価格帯を、色の明るさで示した図です。黄色に近い帯ほど、清算が集中しやすい価格帯です。
開き方
- CoinGlassの上部メニュー「清算」を開く
- 「清算ヒートマップ」を選ぶ(直接開くなら 清算ヒートマップのページ)
- 取引所・ペア(初期表示はBinanceのBTC/USDT無期限)と期間(24時間など)を選ぶ

色の意味:紫は少ない、黄色は多い
図の横軸は時間、縦軸は価格です。紫の背景の上に、横向きの帯が何本も重なっています。帯の色が紫→緑→黄色と明るくなるほど、その価格帯に集まっている清算の量が多いことを表します。
上の画面(2026年9月26日5時30分ごろ)では、BTCの価格は約8万4,000ドルでした。その上の約8万5,200〜8万5,700ドル付近に黄色の帯が3本、すぐ上の約8万4,400ドル付近にも黄色の帯が出ています。さらに下の約8万2,700ドル付近にも、直近の時間帯で黄色の帯が出ています。
- 上の黄色い帯(約8万5,200〜8万5,700ドル):ここまで上がると、ショート(売り)のポジションが多く強制決済される可能性がある
- 下の黄色い帯(約8万2,700ドル):ここまで下がると、ロング(買い)のポジションが多く強制決済される可能性がある
CoinGlassの公式解説も、色は紫から黄色に変わり、黄色が清算レベルの集中を示すと説明しています。

なぜ価格が黄色い帯に向かいやすいのか
強制決済は「成行の反対売買」です。ショートが強制決済されると、取引所がそのポジションを買い戻すため、買い注文が一気に出て価格がさらに上がります。上がった先でまた別のショートが清算され、連鎖します(ショートスクイーズ)。
そのため、清算が集まる価格帯は、大口の投資家にとって「大量の注文が出る場所」になり、価格が吸い寄せられやすいと言われます。CoinGlassの公式解説はこれを「マグネットゾーン」と呼んでいます。
ただし、清算ヒートマップは「予測」で、実際の注文や清算の記録ではありません。公式も、ヒートマップが示すのは「清算が始まりやすい場所」であって「どこで終わるか」ではなく、実際の清算件数は見かけより少なくなると注意しています。帯の強さは、同じ図の中のほかの帯と比べて判断します。
ヒートマップはどうやって計算している?(レバレッジと清算価格の例)
清算ヒートマップは、取引所ごとの取引量と、よく使われるレバレッジの倍率から、「その価格で入った人がどこで清算されるか」を推定して重ねています。レバレッジが高いほど、清算価格は今の価格の近くになります。
| 8万4,000ドルでロングした場合 | 清算の目安(維持証拠金を考えない単純計算) |
|---|---|
| 10倍 | 約7万5,600ドル(−10%) |
| 25倍 | 約8万640ドル(−4%) |
| 50倍 | 約8万2,320ドル(−2%) |
| 100倍 | 約8万3,160ドル(−1%) |
実際の清算価格は、取引所の維持証拠金率や手数料によって、この表より少し今の価格に近くなります。
今の価格のすぐ近くに明るい帯があるときは、高いレバレッジのポジションがたくさん溜まっているということです。少しの値動きで清算が連鎖しやすい状態なので、自分もレバレッジを上げすぎないことが大切です。倍率ごとに何%の値動きで清算されるかは、レバレッジ取引は何倍まで安全か?(証拠金100万円のシミュレーション)で詳しく計算しています。
清算ヒートマップ・清算マップ・清算データの違い
| メニュー | 表示 | 使い方 |
|---|---|---|
| 清算ヒートマップ | 時間×価格の図に、清算が集まる価格帯を色で重ねる | どの価格帯に清算が溜まっているかを、時間の流れで見る |
| 清算マップ | 価格ごとの清算の量を棒グラフで表示 | 今の価格の上下に、どれだけ清算が溜まっているかを量で比べる |
| 清算データ(総清算) | 実際に清算された金額(1時間・4時間・12時間・24時間) | すでに起きた清算の大きさ、ロングとショートのどちらが多く飛んだかを見る |
清算マップのページは、上部メニュー「清算」→「清算マップ」から開けます。Hyperliquid専用の清算マップもあります。
清算データのページでは、実際に清算された金額が見られます。2026年9月26日5時30分ごろの過去24時間の清算は約2億7,274万ドルで、ロングが約1億3,921万ドル、ショートが約1億3,353万ドルでした。

大きく動いた日に、清算がロングとショートのどちらに偏ったかを見ると、「買いすぎていた人が振り落とされた下げ」なのか「売りすぎていた人が買い戻させられた上げ」なのかがわかります。1日で500%以上急騰したあと暴落した例はLSK(Lisk)急騰と暴落の正体で解説しています。
資金調達率(ファンディングレート)の見方
資金調達率がプラスならロングがショートに手数料を払い、マイナスならショートがロングに払います。プラスが大きいほど「買いに偏っている」状態です。
資金調達率とは?
無期限先物(パーペチュアル)には満期がないため、先物の価格が現物の価格から離れていきやすくなります。そこで、先物が現物より高いときはロングが、安いときはショートが、反対側に手数料を払う仕組みにして、価格を現物に近づけています。この手数料の率が資金調達率です。
CoinGlassの公式解説のとおり、資金調達率は取引所が受け取る手数料ではなく、ロングとショートの間でやり取りされるお金です。
| 資金調達率 | 払う人 | 受け取る人 | 市場の状態 |
|---|---|---|---|
| プラス(例:+0.01%) | ロング | ショート | 買いが多い(強気) |
| 0% | やり取りなし | 中立 | |
| マイナス(例:−0.01%) | ショート | ロング | 売りが多い(弱気) |
CoinGlassの資金調達率一覧の見方
上部メニュー「資金調達率」を開くと、銘柄ごとに、取引所ごとの資金調達率が一覧で並びます。BTCの行には、Binance・OKX・Bybit・MEXC・BingXなどの値が横に並びます。
ここで注意が2つあります。
- 表示はすべて「8時間あたり」に換算されている:1時間ごとに支払う取引所の値は、8倍して表示されています
- 赤と緑の意味が日本の株アプリと違う:CoinGlassでは0.01%を超えると赤(強気)、0.005%未満は緑(弱気)。0.01%ちょうどは黒で、これが基準の値です

2026年9月26日2時30分ごろのBTCの資金調達率(8時間あたり)は次のとおりでした。多くの取引所で基準の0.01%を下回っており、強い買いの偏りはない状態でした。
| 取引所 | BTCの資金調達率(8時間あたり) | 支払いの間隔 |
|---|---|---|
| Binance | 0.0030% | — |
| Bybit | 0.0024% | — |
| MEXC | 0.0029% | 8時間ごと |
| BingX | 0.0100% | 8時間ごと |
| Hyperliquid | 0.0100%(1時間0.00125%×8) | 1時間ごと |
出典:CoinGlass資金調達率一覧(Binance・Bybit・MEXC・BingX)、Hyperliquid公開API、MEXC・BingX公式API(支払いの間隔)。2026年9月26日2時30分ごろ。
Hyperliquidは1時間ごとに支払うので、アプリに表示される1時間の値を8倍してから、ほかの取引所と比べます。TradingViewでHyperliquidの資金調達率を見る方法はTradingViewでHyperliquidの建玉・清算・ファンディングレートを見る方法で解説しています。
資金調達率の計算:ポジションを持ち続けるといくらかかる?
資金調達率は「ポジションの金額×率」で、支払いのたびにかかります。証拠金10万円・レバレッジ10倍(ポジション100万円)のロングを、8時間ごとの取引所で30日持ち続けた場合の例です。
| 資金調達率(8時間) | 1回 | 1日(3回) | 30日 | 証拠金10万円に対して |
|---|---|---|---|---|
| +0.01%(基準) | 100円 | 300円 | 9,000円 | 9% |
| +0.03% | 300円 | 900円 | 2万7,000円 | 27% |
| +0.05% | 500円 | 1,500円 | 4万5,000円 | 45% |
基準の0.01%でも、10倍のレバレッジで1か月持つと、証拠金の9%が資金調達率で消えます。資金調達率が高い(赤が濃い)銘柄で長くロングを持つと、価格が動かなくても証拠金が減っていくので注意してください。
資金調達率がマイナスのとき・大きくプラスのとき
- 大きくプラス(赤が濃い):多くの人がレバレッジをかけて買っている。価格が少し下がると、ロングの清算が連鎖して急落しやすい
- マイナス(緑が濃い):売りが多い。価格が上がると、ショートの買い戻しで急騰しやすい(ショートスクイーズ)
「資金調達率で稼ぐ」方法として、現物を買って同じ量の先物をショートし、資金調達率を受け取る取引(アービトラージ)が紹介されることがあります。ただし、資金調達率がマイナスに変わると逆に支払う側になり、取引手数料や急な値動きでの清算リスクもあります。CoinGlassには取引所ごとの差を並べた「資金調達率アービトラージ」のページもありますが、表示される率がそのまま利益になるわけではありません。
建玉(OI)とロングショート比率の見方
建玉(OI)は「先物に入っているお金の量」、ロングショート比率は「買いと売りのどちらの人・お金が多いか」を示します。価格・建玉・資金調達率をセットで見ると、相場の動きの中身がわかります。
建玉(未決済建玉・OI)の見方
上部メニュー「未決済建玉」を開くと、取引所ごとの建玉が並びます。2026年9月26日2時30分ごろ、ビットコイン先物の建玉は全取引所の合計で約66万7,000BTC。取引所別では、Binanceが約13万1,000BTC、米国のCMEが約11万9,000BTCでした。

建玉は、価格と組み合わせて読みます。
| 価格 | 建玉 | 読み方 |
|---|---|---|
| 上がる | 増える | 新しい買いのお金が入っている(上昇に勢いがある) |
| 上がる | 減る | ショートの買い戻し(決済)が中心。勢いは続きにくいことがある |
| 下がる | 増える | 新しい売りが入っている(下落に勢いがある) |
| 下がる | 減る | ロングの決済・清算が中心。売りが一巡すると止まりやすい |
建玉が短い時間で急に増えたときは、レバレッジのポジションが一気に積み上がったサインです。そのあと価格が逆に動くと、清算の連鎖が起きやすくなります。
ロングショート比率の見方
上部メニュー「データ」→「ロング/ショート比率」を開くと、全体のテイカー売買比(成行で買った量と売った量)と、取引所ごとの比率が見られます。2026年9月26日2時30分ごろの4時間のテイカー売買比は、ロング約48.8%、ショート約51.2%でした。

ロングショート比率には、いくつかの種類があります。
| 種類 | 何を数えているか |
|---|---|
| テイカー売買比 | 成行注文で買った量と売った量 |
| アカウントのロング/ショート比率 | ロングを持っている口座の数とショートを持っている口座の数 |
| トップトレーダーのロング/ショート比率(口座) | 取引額が大きい上位の口座のうち、ロングとショートの口座の数 |
| トップトレーダーのロング/ショート比率(ポジション) | 上位の口座が持っているロングとショートの金額 |
大事なのは、先物のロングとショートの総量は、必ず同じだということです。誰かが1BTC分ロングすれば、反対側で誰かが1BTC分ショートしています。CoinGlassの公式FAQもこの点を最初に説明しています。つまりロングショート比率は、「人数」や「上位の口座」に絞ったときに、どちらに偏っているかを見る指標です。
「人数」と「金額」のズレ:Hyperliquidクジラ追跡の例
CoinGlassの「Hyperliquid クジラ追跡」ページでは、分散型取引所Hyperliquidの大口アドレスのポジションが見られます。Hyperliquidは取引がブロックチェーン上に記録されるため、アドレスごとのポジションを誰でも確認できます。

| Hyperliquid(2026年9月26日2時30分ごろ) | ロング | ショート |
|---|---|---|
| 全トレーダーの人数(1日) | 7万1,204人 | 2万5,580人 |
| 大口(クジラ追跡の対象アドレス)のポジション金額 | 約56.4億ドル(46.94%) | 約63.8億ドル(53.06%) |
出典:CoinGlass「Hyperliquid クジラ追跡」ページ。全体ではロングとショートの金額は必ず同じなので、ここは大口アドレスだけの合計です。
人数ではロングがショートの約2.8倍なのに、金額ではショートのほうが多い状態でした。小口の多くは買っていて、大口は売っているということです。人数だけのロングショート比率を見て「みんな買っているから上がる」と考えるのは危険だとわかります。
3つを組み合わせた「偏り」のチェック表
清算マップ・資金調達率・建玉を組み合わせると、今の相場がどちらに偏っているかを判断しやすくなります。
| 状態 | 資金調達率 | 建玉 | 清算マップ | 起きやすいこと |
|---|---|---|---|---|
| 買いに偏っている | 大きくプラス(赤が濃い) | 急に増えた | 今の価格の下に明るい帯 | 少しの下げでロングの清算が連鎖し、急落しやすい |
| 売りに偏っている | マイナス(緑が濃い) | 急に増えた | 今の価格の上に明るい帯 | 少しの上げでショートの買い戻しが連鎖し、急騰しやすい |
| 偏りが小さい | 0.01%前後 | 横ばい | 上下に同じくらい | 清算の連鎖は起きにくい |
この表は売買のタイミングを示すものではありません。偏りがあっても、その方向にさらに進むことはよくあります。自分のレバレッジを下げる、損切りの位置を明るい帯の手前に置かない、といった「守り」に使うのがおすすめです。
CoinGlassのデータを使って先物取引できる取引所(MEXC・BingX・Hyperliquidの比較)
CoinGlassはデータを見るサイトなので、実際の先物取引は取引所で行います。CoinGlassの資金調達率一覧に載っているMEXC・BingX、クジラ追跡や清算マップがあるHyperliquidが候補です。
| 項目 | MEXC | BingX | Hyperliquid |
|---|---|---|---|
| 種類 | 海外の取引所(CEX) | 海外の取引所(CEX) | 分散型の先物取引所(PerpDEX) |
| 先物の手数料(メイカー/テイカー) | ◎ 標準0.01%/0.04%(BTC・ETHは0%/0.02%) | △ 0.02%/0.05% | ○ 0.015%/0.045% |
| BTCの最大レバレッジ | ◎ 500倍 | ○ 150倍 | △ 40倍(上げすぎ防止には○) |
| 本人確認(KYC) | △ 必要(2026年2月から必須) | △ 必要(2024年11月から入金・取引に必須) | ◎ 不要(ウォレットで接続) |
| 資金調達率の支払い | 8時間ごと | 8時間ごと | 1時間ごと |
| CoinGlassでの見え方 | 資金調達率一覧に掲載 | 資金調達率一覧に掲載 | クジラ追跡・専用の清算マップ |
| 金融庁 | × 未登録。警告あり | ○ 未登録。警告はなし | △ 未登録(分散型) |
| 当サイト経由の特典 | ◎ 取引手数料20%還元 | — | ○ 手数料4%割引(取引額2,500万ドルまで) |
出典:MEXC・BingX公式API(手数料・レバレッジ・資金調達の間隔)、MEXC公式告知(KYC)、BingX公式ヘルプ(KYC)、Hyperliquid公開API・公式ドキュメント(手数料・レバレッジ・紹介割引)。2026年9月26日時点。手数料は取引量や銘柄で変わります。
目的別:どれを選ぶ?
- 手数料を抑えてBTC・ETHの先物を取引したい→MEXC(BTC・ETHはメイカー0%、当サイト経由で手数料20%還元)
- 金融庁の警告がない取引所を使いたい・デモ取引で練習したい→BingX
- 本人確認なしで、取引の記録が公開される取引所を使いたい→Hyperliquid(最大40倍と控えめ)
MEXC:手数料の安さと銘柄の多さ
MEXCはBTC・ETHの無期限先物のメイカー手数料が0%、テイカーが0.02%と、手数料が安い取引所です。CoinGlassの資金調達率一覧にも表示されるので、MEXCの資金調達率をほかの取引所と比べながら取引できます。
当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。
MEXCを使う前に確認してください
MEXCは2026年2月から本人確認(KYC)が必須です。本人確認をしていないアカウントは、入金・出金ができず、取引も制限されます。また、MEXCは日本の金融庁に登録された業者ではなく、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)警告を受けています。この点を理解したうえで利用してください。登録手順はMEXCの口座開設・登録方法を画像付きで解説で説明しています。
BingX:金融庁の警告なし、デモ取引あり
BingXは2026年9月時点で金融庁の警告を受けていない海外取引所です(金融庁に登録はしていません)。10万仮想USDTで練習できるデモ取引があるので、CoinGlassで見たデータを使って、実際のお金を入れる前に練習できます。
登録から本人確認・デモ取引までの手順はBingXの始め方(登録と本人確認)、MEXCとの違いはMEXCとBingXの手数料・安全性の比較で解説しています。
Hyperliquid:取引が公開される分散型の先物取引所
Hyperliquidは、本人確認なしでウォレットをつないで使う分散型の先物取引所です。取引がブロックチェーン上に記録されるため、CoinGlassの「Hyperliquid クジラ追跡」のように、大口のポジションを誰でも見られます。資金調達率は1時間ごとに支払います。
招待リンクからHyperliquidを開く(手数料4%オフ)
始め方はHyperliquidの始め方(登録・入金・取引・出金)で画面付きで解説しています。ほかの分散型の先物取引所との比較はPerpDEXおすすめランキングをご覧ください。
海外取引所全体の比較は海外仮想通貨取引所おすすめランキングにまとめています。
CoinGlassのよくある質問
Q1. CoinGlassは日本語に対応している?
A. はい。CoinGlassは日本語に対応しています。画面右上の言語の切り替えで「日本語」を選ぶか、https://www.coinglass.com/ja を開くと、メニュー・データの名前・公式の解説文が日本語で表示されます(2026年9月26日確認)。
Q2. CoinGlassは無料で使える?有料プランは必要?
A. CoinGlassの主なデータ(BTC・ETHの清算ヒートマップ、資金調達率、建玉、ロングショート比率、清算データ)は無料で、ログインなしで見られます。有料プラン「CoinGlass Prime」は、全銘柄の清算ヒートマップ(モデル1〜3の全機能)と自動更新が使えるもので、BTC・ETHを中心に取引する人には必須ではありません。

| CoinGlass Prime | 料金 |
|---|---|
| 月額 | 28ドル |
| 四半期(3か月) | 78ドル |
| 年額 | 268ドル(月額で1年払うより68ドル安い) |
| 使える場所 | ウェブのみ(アプリは未対応) |
| 返金 | 不可 |
出典:CoinGlass Primeページ(2026年9月26日確認)。
Q3. CoinGlassのアプリはある?
A. あります。CoinGlassの公式アプリは、App StoreとGoogle Playで配布されています(CoinGlass公式のダウンロードページから開けます)。ただし、有料プランPrimeの清算ヒートマップ機能は、2026年9月時点ではウェブのみの対応です。
Q4. CoinGlassのお気に入りに登録できないのはなぜ?
A. お気に入り(Watchlist)はログインして使う機能です。ログインしていない状態でWatchlistを開くと、ログイン画面が表示されます。メールアドレスまたはGoogleアカウントで登録してから使ってください。アラート(通知)の設定もログインが必要です。
Q5. CoinGlassのAPIは無料で使える?
A. CoinGlassのAPI料金ページに無料プランは載っておらず、個人向けの一番安いプラン(HOBBYIST)で月29ドルからです(2026年9月26日、CoinGlassのAPI料金ページで確認)。ウェブサイトでデータを見るだけならAPIは必要ありません。
Q6. CoinGlassの「Legend」とは?
A. CoinGlass Legendは、CoinGlassが提供する上級者向けのチャートツールです。公式ページでは、流動性のヒートマップ、フットプリント(価格ごとの売買の量)、大口の取引の表示などが紹介されています。資金調達率や清算ヒートマップを見るだけなら、通常のCoinGlassで十分です。
Q7. CoinGlassのCVDとは?
A. CVD(累積出来高デルタ)は、成行で買われた量から成行で売られた量を引いて、積み上げた値です。CVDが上がっていれば買いの成行注文が多く、下がっていれば売りの成行注文が多いことを示します。CoinGlassは学習センター(Learn)でCVDの解説を公開しており、CVDのデータはAPI(有料)でも提供しています。価格・建玉と一緒に見ると、上昇が成行の買いに支えられているかを確かめられます。
Q8. CoinGlassのデータは正確?
A. 資金調達率・建玉・清算データは各取引所の公開データを集めたもので、取引所ごとの値の確認に使えます。一方、清算ヒートマップは取引量とレバレッジから推定した「予測」です。公式も、実際の清算件数は見かけより少なくなると説明しています。売買の判断は、ひとつのデータだけで決めないでください。
Q9. MEXCの資金調達率はCoinGlassで見られる?
A. はい。CoinGlassの資金調達率一覧には、BTCやETHなどの行にMEXCの列があり、BinanceやBybitの値と並べて比べられます。MEXCの取引画面でも、次の支払いまでの時間と現在の資金調達率が表示されます。
Q10. 先物の利益に税金はかかる?
A. 日本に住んでいる人が海外取引所の先物で得た利益は、2026年9月時点では雑所得として総合課税の対象です(所得によって最大55%)。申告分離課税の対象や時期については仮想通貨の分離課税はいつから?で解説しています。
まとめ:CoinGlassは「相場の偏り」を無料で見る道具
- CoinMarketCapがCoinGlassを買収(2026年9月25日完了、金額は非公開)。CoinGlassの無料ツール・アプリ・APIはそのまま使える
- 清算ヒートマップ:黄色に近い帯ほど、強制決済が集まりやすい価格帯。予測なので、ほかの帯との比較で使う
- 資金調達率:プラスはロングが払う、マイナスはショートが払う。CoinGlassは8時間換算で、0.01%超が赤
- 建玉とロングショート比率:価格と建玉をセットで読み、人数と金額のズレに注意する
- 取引は取引所で:手数料重視ならMEXC、金融庁の警告がない取引所ならBingX、本人確認なしならHyperliquid
CoinGlassで偏りを確認したら、自分のレバレッジを下げる、清算の帯の手前に損切りを置かない、といった形で、まず損を小さくすることに使ってください。
本記事のデータは2026年9月26日時点のものです(CoinGlass公開ページ、CoinMarketCap公式発表、Hyperliquid公開API・公式ドキュメント、MEXC・BingX公式API・公式告知で確認)。本記事は投資の助言ではありません。
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