「UPCXは日本の会社が関わっていて、NTTとも提携した決済のコイン」「今のうちに安く分けてあげる」――。知人やSNS、セミナーでUPCX(ユーピーシーエックス)/UPCを勧められ、「詐欺じゃないの?」「怪しい」と調べている人が増えています。
この記事は、UPCX公式サイト、開発に関わるペイクル社の公式発表、国内で唯一UPCを扱うBitTrade(ビットトレード)の公式ページ、金融庁の登録業者一覧、MEXC・Bitgetなどの公開API、CoinMarketCap・CoinGeckoのデータを、Coin Map編集部が2026年10月9日に開いて確かめた事実だけでまとめたものです。投資をすすめる記事でも、やめさせる記事でもありません。
この記事の結論(2026年10月10日時点)
- UPCXは「実在しないコイン」ではありません。UPCは金融庁に登録した国内の暗号資産交換業者BitTradeが販売所で扱っており、海外ではMEXC・Bitgetなどで売買されています
- ただし、価格は最高値の5.37ドル(2025年3月)から約0.16ドルまで、約97%下がっています。NTT Digitalとの話は2025年8月の「基本合意書」の段階で、サービスの開始時期は発表されていません
- UPCX公式は「UPCXの名前をかたるディスカウント販売・勧誘」に注意を呼びかけています。UPCXは代理店販売・仲介・ディスカウント販売を一切していない、と公式に書いています
- 知人・セミナー・SNSの紹介者から直接UPCを買う話は、受けないのが安全です。買うなら金融庁に登録した業者で、自分で。迷ったら消費者ホットライン188へ
すでに勧誘を受けている人は、先に「勧誘を受けたときの見分け方」を読んでください。
| 確かめたこと | 結果 | 中身(2026年10月9日確認) |
|---|---|---|
| 国内の登録業者で買えるか | ○ BitTradeだけ | 金融庁の登録一覧(令和8年9月1日現在、27業者)でUPCの記載はBitTradeの行だけ。BitTradeでは販売所のみ |
| BitTradeから外部へ送れるか | × 出金非対応 | BitTrade公式の手数料ページに「UPCについては出金の対応はおこなっておりません」 |
| 海外の取引所で売買されているか | ○ あり | MEXC・Bitgetは公開APIで取引中。Gateは「上場廃止」と表示 |
| NTT Digitalとの提携 | △ 基本合意 | 2025年8月22日に3社で「基本合意書」を締結。内容は「現時点における予測で、今後変更の可能性」とリリースに明記 |
| 価格 | × 約97%下落 | 最高値5.37ドル(2025年3月24日)→ 約0.16ドル(約25円) |
| 公式の勧誘への注意 | ! あり | UPCX公式(2025年8月28日)・ペイクル公式(2025年8月28日、2026年4月9日に再掲載)が、名前をかたる勧誘に注意 |
| 金融庁の警告・大手メディアの不正報道 | ― なし | 金融庁の無登録業者の警告一覧にUPCX・ペイクルの記載なし。大手メディアの不正の報道も見つからず |
UPCX(UPC)は詐欺?結論から
UPCX(UPC)を「詐欺」と決めつける公式な根拠は、2026年10月9日時点ではありません。金融庁の警告一覧にも載っておらず、国内の登録業者BitTradeが審査を経て扱っています。
一方で、「UPCXは詐欺ではない」ことと「UPCXに投資して安全」であることは別の話です。UPCの価格は最高値から約97%下がり、国内で買える場所はBitTradeの販売所だけで、BitTradeで買ったUPCは外部に送れません。
そしてもう1つ、銘柄とは別の問題があります。UPCX公式は「UPCXの名前をかたり、UPCのディスカウント販売や勧誘をする者がいる」と注意を出しています。「詐欺かどうか」を考えるときは、次の2つを分けてください。
| 分けて考えること | 確認できた事実 | 読者がやること |
|---|---|---|
| ① 銘柄(UPC)そのもの | 国内の登録業者が扱う実在のトークン。ただし価格は約97%下落、取引の多くは海外の取引所 | 値下がりで失う可能性を理解したうえで、自分で判断する |
| ② 誰から・どう買うか | UPCX公式・ペイクル公式は、代理店販売・仲介・ディスカウント販売を一切していないと明言 | 個人や紹介者から買う話は受けない。お金を渡す前に相談する |
UPCXとは?どんな仮想通貨?
UPCXは、決済と金融サービスに特化した高速ブロックチェーン(レイヤー1)で、UPCはそのネットワークで手数料の支払いなどに使うトークンです。開発元はシンガポールのUPCX-Platforms Pte. Ltd.で、福岡市の株式会社ペイクルが技術開発のパートナーとして関わっています。
UPCX公式サイトとホワイトペーパーでは、次のような機能を挙げています。
- ネームドアカウント:長い英数字のアドレスではなく、メールアドレスのように好きな名前で送金先を指定できる
- プッシュ型・プル型の決済:NFC(タッチ決済)、QRコード、定期支払いなど、ふだんの支払い方に近い形
- エスクロー・マルチシグ:高額の取引で、代金を一時的に預かる仕組み
- オフライン決済:通信できない場所でも支払える仕組み(開発項目)
| 項目 | 内容(2026年10月9日確認) |
|---|---|
| 名前・ティッカー | UPCX(ネットワーク)/UPC(トークン)。UPCは「Coordinated Universal Payment」の略と公式が説明 |
| 開発・運営 | UPCX-Platforms Pte. Ltd.(シンガポール、マリーナベイ・フィナンシャル・センター) |
| 技術パートナー | 株式会社ペイクル(福岡市中央区)。2023年11月15日に業務提携を発表 |
| CEO(公式のチーム紹介) | Co-Founder兼CEO・CFOとして中野誠氏。共同創業者・CTO・CMO・アドバイザーを含め6人を掲載 |
| 発行上限 | 7億8,000万UPC(CoinMarketCap・CoinGecko) |
| 取引所で売買されているUPC | Ethereum上のトークン(ERC-20)として扱われている(MEXCの公開API・CoinGeckoのコントラクト情報) |
公式サイトでは、店舗向けの決済サービス(UPCX Walletの加盟店向けゲートウェイ)も案内しています。ただし、このゲートウェイが受け付けるのはEthereumとBNBチェーンのUSDTで、UPCで払う仕組みとしては案内されていません(10月9日時点の公式サイトの表示)。また、公式サイトの上部には「UPCXアプリは改善のためアップグレード中」という表示が出ています。
UPCXが「怪しい」と検索される3つの理由
UPCXが「怪しい」「詐欺」と検索される主な理由は、①名前をかたる勧誘が実際に確認されていること、②価格が大きく下がったこと、③2025年4月に大きな不正流出があったこと、の3つです。どれも、公式発表や大手メディアの報道で確かめられる事実です。
理由1:UPCXの名前をかたる「ディスカウント販売」の勧誘がある
UPCX公式は2025年8月28日、「UPCXの名称をかたり、『ペイクルから依頼を受けて業務を行っている』などと称して、UPCのディスカウント販売や暗号資産の勧誘を行う者が確認されている」と発表しました。同じ日、ペイクル公式も同じ内容の注意を出しています。

UPCX公式は、無登録業者や第三者を使った代理店販売・仲介・ディスカウント販売を一切していないと明言しています。ペイクルは2026年4月9日に、「ペイクルや関連プロジェクトの名前を使った説明・勧誘が行われている」として、注意を再び掲載しました。ペイクルは、投資勧誘のための営業・説明会・セミナー、代理店やエージェントによる勧誘を一切許可していない、と書いています。
つまり、「UPCXの関係者から特別に安く買える」という話は、公式が否定している売り方です。知人からの勧誘やセミナー経由で知った人が多いことが、「ネットワークビジネス」「怪しい」という検索につながっていると考えられます。
理由2:価格が最高値から約97%下がっている
UPCの最高値は2025年3月24日の5.37ドル(CoinMarketCap・CoinGecko)で、2026年10月10日は約0.16ドルです。約97%の下落で、CoinGeckoでは2026年9月20日に0.108ドルの最安値をつけています。「勧められた時より大きく下がった」という体験が、「詐欺だったのでは」という検索になりやすい状況です(詳しくは価格の推移)。
理由3:2025年4月に約1,847万UPCの不正流出があった
CoinPostの報道(2025年4月4日)によると、UPCXは4月1日、プロキシ管理契約のアップグレードと複数の管理アカウントからの資金移動に関わる不正な動きがあったと報告しました。流出したのは1,847万3,290 UPC(当時の価格で約7,000万ドル相当)です。UPCXは入出金機能を一時停止し、「顧客資産への影響はない」と説明しました。
セキュリティ企業のHalbornは、原因について「プロジェクトのアドレスの秘密鍵が漏れ、管理者権限で契約を書き換えられた可能性が高い」と分析しています。これはプロジェクトの管理アカウントが被害を受けた事件で、運営が利用者のお金を持ち逃げした、という話ではありません。
事実で確認:国内上場・海外上場・時価総額・取引量
国内ではBitTradeだけが扱う(販売所のみ)
国内でUPCを扱う暗号資産交換業者は、BitTrade(ビットトレード株式会社、関東財務局長第00007号)だけです。金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」(令和8年9月1日現在、全27業者)で、UPC(ユーピーシーエックス)の記載があるのはBitTradeの行だけでした。

BitTradeは2025年3月27日にUPCの取り扱いを始めました。取扱いは販売所(BitTradeが提示する価格で売買する形)だけで、板で売買する「取引所」の銘柄一覧にUPCはありません(10月9日確認)。販売所では、買う価格と売る価格の差(スプレッド)が実質的なコストになります。
国内で扱いがあることについて、注意点が1つあります。BitTradeのページにも書かれているとおり、金融庁・財務局は、交換業者が扱う暗号資産の価値を保証したり、推奨したりしているわけではありません。「金融庁が認めたコインだから安全」という説明は正しくありません。
海外の取引所:MEXC・Bitgetなど
| 取引所 | ペア | 状態(10月9日確認) | 24時間の売買代金 |
|---|---|---|---|
| BitTrade(国内・登録業者) | UPC/JPY | ○ 販売所のみ・出金非対応 | 約83万円(公開API) |
| MEXC(海外・日本未登録) | UPC/USDT | ○ 現物で取引中(上場廃止の警告マークなし) | 約361万ドル(公開API) |
| Bitget(海外・日本未登録) | UPC/USDT | ○ 取引中 | 約271万ドル(公開API) |
| WEEX・LBank(海外) | UPC/USDT | UPCX公式サイトの上場先一覧に掲載 | WEEX約580万ドル・LBank約3万ドル(CoinGecko) |
| Gate(海外) | ― | × 公開APIで「delisted(上場廃止)」 | ― |
※ MEXC・Bitget・BitTradeは各社の公開API、WEEX・LBankはCoinGeckoの取引所別データ(いずれも2026年10月9日2時台に取得)。売買代金はUSDT建ての値をドルとして表示。数字は時間とともに変わります。
UPCの売買の大部分は、日本の金融庁に登録していない海外の取引所で行われています。国内のBitTradeの24時間の売買代金(約83万円)は、海外の主な取引所と比べると数百分の1です。
時価総額:サイトによって30倍以上違う
| データ(10月9日取得) | CoinMarketCap | CoinGecko |
|---|---|---|
| 時価総額 | 約2,260万ドル(約670位) | 約65万ドル(約3,470位) |
| 流通量 | 約1億4,356万UPC | 約415万UPC |
| 発行上限 | 7億8,000万UPC | 7億8,000万UPC |
| 24時間の取引量 | 約986万ドル | 約1,203万ドル |
時価総額は「価格×流通量」で計算するため、流通量をどう数えるかで大きく変わります。「時価総額○○位」「時価総額○億円」という勧誘の数字は、どのサイトの数字かを必ず確かめてください。同じ日でも、サイトによって30倍以上違うことがあります。
NTT Digitalとの提携の中身は?
UPCX・ペイクル・NTT Digitalの3社は、2025年8月22日に「次世代分散型決済システムの社会実装に向けた基本合意書」を締結しました。サービスの開始時期や、NTT DigitalがUPCを使う・持つといった内容は、発表の中に書かれていません。

UPCX公式のプレスリリースに書かれた3社の役割は、次のとおりです。
| 会社 | 主な連携事項(公式リリースの記載) |
|---|---|
| UPCX | UPCXブロックチェーンの運営、エコシステムの育成など |
| ペイクル | 技術情報の提供、技術仕様の調整支援、SDK・APIなどの整備 |
| NTT Digital | 法人(特に金融機関や暗号資産取引所)向けのユースケースに対応できるインフラ機能の提供「又は市場投入の協議」、プロモーション活動の支援 |
リリースの末尾には、「連携事項等は、現時点における予測であり、今後変更される可能性があります」「投資・取引の勧誘を目的とするものではありません」と書かれています。基本合意書は、本契約の前に方向性を確認する段階の文書です。
NTT Digitalは、NTTドコモ・グローバルグループの会社です(リリースの会社紹介)。「NTTがUPCXを保証している」「NTTのコインになる」という説明は、リリースのどこにも書かれていません。勧誘でそう言われたら、根拠になる公式の文書を見せてもらってください。
なお、3社は2025年8月25〜26日のWeb3カンファレンス「WebX 2025」で、この提携を発表しています(UPCXはタイトルスポンサー)。UPCX公式サイトのニュース欄の最新記事は、このイベントの報告(2025年9月19日)で、10月9日時点でそれ以降の更新はありません。
UPCXの価格の推移と今後の予定は?
UPCの価格は、2025年3月を山にして下がり続け、2026年10月10日は約0.16ドル(BitTradeでは約25円)です。MEXCの月足の終値で見ると、2025年3月末の3.99ドルから約96%下がっています。

| 日付 | できごと(出典) |
|---|---|
| 2023年11月 | ペイクルがUPCX-Platformsと業務提携(ペイクル公式)。MEXCでUPC/USDTの取引が始まる(MEXCの月足データの開始月) |
| 2024年10月18日 | メインネットが稼働(CoinPost) |
| 2025年3月24日 | 最高値5.37ドル(CoinMarketCap・CoinGecko) |
| 2025年3月27日 | BitTradeが国内で初めてUPCの取り扱いを開始(販売所) |
| 2025年4月1日 | 管理アカウントから1,847万UPCの不正流出。入出金を一時停止(CoinPost) |
| 2025年8月22日 | UPCX・ペイクル・NTT Digitalが基本合意書を締結(UPCX公式・ペイクル公式) |
| 2025年8月28日 | UPCX公式・ペイクル公式が「名前をかたる勧誘」に注意喚起 |
| 2026年4月9日 | ペイクル公式が勧誘への注意を再掲載 |
| 2026年9月20日 | 最安値0.108ドル(CoinGecko) |
| 2026年10月10日 | 約0.16ドル/約25円(MEXC・BitTradeの公開API) |
最高値の数字は、出典によって少しずつ違います。CoinMarketCap・CoinGeckoは5.37ドル、MEXCの月足の高値は5.80ドル、円建てではCoinGeckoが約808円です。どの数字で見ても、最高値から95%以上下がっていることは変わりません。
今後の予定:決まった日付の発表はない
ホワイトペーパーやCoinPostの解説では、NFT、EVM互換、シャーディング、オフライン決済、ゼロ知識証明、クロスチェーンブリッジなどが開発項目として挙げられています。ただし、10月9日時点で、日付の決まった大きな予定(新しい取引所への上場、NTT Digitalとのサービス開始など)は公式に発表されていません。「来月○○に上場するから必ず上がる」という話は、公式の発表があるかを必ず確かめてください。
価格の予想は、この記事ではしません。「90%以上下がったから、あとは上がるだけ」とは限らず、ここからさらに半分以下になることもあります。
UPCXの勧誘を受けたときの見分け方は?
UPCXの勧誘を受けたら、「誰から買うのか」「お金をどこに払うのか」を最初に確かめてください。金融庁に登録した業者の自分の口座以外にお金を送る話なら、受けないのが安全です。
国民生活センターには、暗号資産のトラブルの相談が毎年度7,000〜8,000件台寄せられています(2023年度8,498件、2024年度7,261件、2025年度8,132件)。最近の事例として「知人から儲かると言われて暗号資産の投資を始めたが、出金できない。追加で入金すれば出金できると言われた」というケースも紹介されています。
こんな話が出たら、お金を渡さない
| 勧誘で言われること | 事実・確かめ方 |
|---|---|
| 「関係者から特別に安く分けてもらえる」「ディスカウント価格で買える」 | UPCX公式・ペイクル公式は、代理店販売・仲介・ディスカウント販売を一切していないと発表している |
| 「ペイクル(UPCX)から頼まれて販売している」 | ペイクルは第三者に自社名義の営業・勧誘を許可していないと発表している |
| 「NTTと提携したから必ず上がる」 | NTT Digitalとは基本合意の段階で、内容は「今後変更の可能性」とリリースに明記。価格を約束するものではない |
| 「金融庁が認めたコインだから安全」 | 金融庁・財務局は交換業者が扱う暗号資産の価値を保証していない |
| 「指定の口座・アドレスにお金(USDT)を送って」 | 個人や登録のない業者に送ると、取り戻すのは非常に難しい。暗号資産の売買を仕事として行うには、金融庁・財務局への登録が必要 |
| 「人を紹介すれば報酬が出る」「上のランクに上がれる」 | 紹介で報酬が出る販売は、形によっては特定商取引法の「連鎖販売取引(マルチ)」に当たる。書面を受け取った日から20日以内ならクーリング・オフできるルールがある |
| 「出金するには手数料・税金を先に払って」 | 出金の前に追加の支払いを求めるのは、出金トラブルの典型的な形。払わずに相談する |
勧誘を受けたら、この順で確かめる
- 相手の名前・会社名を聞く。会社なら、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」に名前があるかを確かめる
- お金の送り先を聞く。BitTradeなど登録業者の「自分の口座」で、自分で買う形でなければ受けない
- 公式の情報と照らす。UPCXの公式情報はUPCX公式サイト(upcx.io)と公式X(@Upcxofficial)だけ、とUPCXは書いている。それ以外の資料・グループ・LINEの説明は、公式ではない前提で読む
- その場で決めない。「今日だけ」「枠が残りわずか」と急がせる話は、持ち帰って家族や相談窓口に話す
- やりとりを残す。トーク画面・振込先・資料は、消さずに保存しておく
出金の前に「手数料を先に」と言われている人は仮想通貨の出金に「税金・手数料を先に払って」は詐欺を、副業や保証金の話から始まった人は副業の「保証金を暗号資産で」は詐欺も読んでください。
相談先
| 相談先 | こんなとき |
|---|---|
| 消費者ホットライン 188 | 勧誘を受けた・契約した・お金を払ってしまった。最寄りの消費生活センターにつながる |
| 警察相談専用電話 #9110 | お金をだまし取られた疑いがある・脅されている |
| 金融庁 金融サービス利用者相談室 0570-016811(IP電話は03-5251-6811)平日10〜17時 |
相手が登録業者かどうか、暗号資産の取引についての相談 |
| UPCX公式(info@upcx.io) | UPCXの名前をかたる勧誘を見つけたとき(UPCX公式の注意喚起に記載の窓口) |
「お金を取り戻してあげる」と後から連絡してくる業者は、二次被害の入口です。相談は、上の公的な窓口にしてください。
UPCXを買う場合の手順とリスクは?(BitTrade/MEXC)
UPCを買うなら、個人や紹介者からではなく、自分の名義の取引所の口座で買ってください。国内ならBitTrade、海外ならMEXCなどで売買されています。ここでは、2つの違いと注意点だけを並べます。買うかどうかは、価格が大きく下がっていることを理解したうえで、自分で決めてください。
| 項目 | BitTrade(国内) | MEXC(海外) |
|---|---|---|
| 日本の登録 | ○ 金融庁登録の暗号資産交換業者 | × 未登録。金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)警告 |
| 買い方 | 日本円で、販売所で買う | USDTを用意して、現物(UPC/USDT)を板で買う |
| コスト | 販売所のスプレッド(買値と売値の差) | 現物の取引手数料(MEXCの標準は0%/0.05%) |
| 外部への送金 | × UPCの出金に対応していない | 入出金できるネットワークは入出金画面で確認 |
| 本人確認 | 必要(口座開設時) | 必要(2026年2月から初級以上のKYCがないと入出金できない) |
| トラブル時 | 国内の法律のもとで分別管理・苦情処理の仕組みがある | 日本の法律で守られにくい |
国内のBitTradeで買う場合
- BitTradeで口座を開設し、本人確認を終える
- 日本円を入金する
- 販売所でUPC(ユーピーシーエックス)を選び、金額を入れて買う

BitTradeは、UPCの出金に対応していません(公式の手数料ページ、10月9日確認)。BitTradeで買ったUPCは、ウォレットや海外の取引所に移せず、売るときもBitTradeの販売所で売ることになります。勧誘で「BitTradeで買って、このアドレスに送って」と言われても、送ることはできません。
BitTradeの公式サイト:https://www.bittrade.co.jp/ja-jp/
海外のMEXCで買う場合
MEXCでは、UPC/USDTの現物が取引されています(公開APIで確認、10月9日)。MEXCの口座を作り、本人確認(KYC)を終えてからUSDTを入金し、現物の取引画面でUPC/USDTを選んで買います。登録から入金・取引までの手順はMEXCの口座開設・登録方法で画像つきで解説しています。
※MEXCは日本の金融庁に登録されておらず、無登録で暗号資産交換業を行っているとして、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)警告を受けています。2026年2月からは本人確認(初級KYC以上)をしないと入出金ができません。利用は自己責任となる点を理解したうえで判断してください。
UPC以外の銘柄も含めて海外の取引所を比べたい人は、海外仮想通貨取引所おすすめランキングで、手数料・KYC・日本語サポートを表で比べています。
どちらで買う場合も守ること
- なくなっても生活に困らない金額にとどめる(約97%下がった実績がある銘柄です)
- 売買代金が少ない取引所では、売りたいときに思った価格で売れないことがある
- 利益が出たら、暗号資産の利益は原則として雑所得として確定申告が必要になる
- 取引所の口座の中身を、他人に代わりに操作させない・ログイン情報を教えない
よくある質問
Q. UPCXは金融庁に登録されていますか?
UPCXの開発会社(UPCX-Platforms、シンガポール)は、日本の暗号資産交換業者ではありません。トークンのUPCは、金融庁に登録した交換業者BitTradeが扱っています(金融庁の登録一覧、令和8年9月1日現在)。登録業者が扱っていることは、金融庁がUPCの価値を保証しているという意味ではありません。
Q. UPCXはネットワークビジネス(マルチ)ですか?
UPCX公式は、代理店販売・仲介・ディスカウント販売を一切していないと発表しています。UPCXの名前を使った勧誘が確認されていることも、UPCX公式とペイクル公式が注意しています。紹介報酬がつく形でUPCを売る人がいたとしても、それはUPCX公式の販売ではありません。
Q. UPCXはNTTの会社ですか?NTTが保証していますか?
いいえ。NTT Digital(NTTドコモ・グローバルグループ)は、2025年8月にUPCX・ペイクルと基本合意書を結んだ相手です。リリースには、連携事項は現時点の予測で今後変わる可能性があること、投資の勧誘が目的ではないことが書かれています。
Q. 日本で買える取引所はどこですか?
金融庁の登録一覧(令和8年9月1日現在)で確かめた範囲では、国内でUPCを扱う登録業者はBitTradeだけです。BitTradeでは販売所でのみ買え、外部への出金には対応していません。海外ではMEXC・Bitgetなどで売買されています。
Q. BitTradeで買ったUPCを、ウォレットや海外の取引所に移せますか?
移せません。BitTradeの公式の手数料ページに「UPCについては出金の対応はおこなっておりません」と書かれています(2026年10月9日確認)。
Q. UPCXの社長は誰ですか?
UPCX公式サイトのチーム紹介では、Co-Founder兼CEO・CFOとして中野誠氏が掲載されています。ほかに共同創業者、CTO、CMO、アドバイザーが紹介されています(2026年10月9日確認)。
Q. UPCXは今後上がりますか?
価格の予想はできません。2026年10月9日時点で、日付の決まった新規上場やNTT Digitalとのサービス開始などの公式発表はありません。「必ず上がる」と言い切る勧誘は、根拠になる公式の発表があるかを確かめてください。
Q. 知人から買ってしまいました。どうすればいいですか?
まず、受け取ったUPCが本当に自分の取引所の口座にあるか、出金できるかを確かめてください。追加のお金を払う前に、やりとりを保存して、消費者ホットライン188か警察相談専用電話#9110に相談してください。
まとめ:UPCX(UPC)は詐欺?(2026年10月9日時点)
- UPCは国内の登録業者BitTradeが扱う実在のトークンで、金融庁の警告一覧にも載っていない。「詐欺」と決めつける公式の根拠はない
- ただし価格は最高値から約97%下落。NTT Digitalとは基本合意の段階で、日付の決まった大きな予定の発表はない
- UPCX公式・ペイクル公式は、名前をかたるディスカウント販売・勧誘に注意している。個人や紹介者から買う話は受けない
- 買うなら自分の名義の口座で。BitTradeはUPCの出金に対応していない点に注意
ほかの仮想通貨の詐欺・出金停止・金融庁の警告は、仮想通貨の詐欺・出金停止・金融庁警告の一覧にまとめています。
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- MEXCの口座開設・登録方法を画像付きで解説
※本記事のデータは2026年10月9日時点のものです。価格・取扱い・公式の発表は変わることがあります。本記事は特定の暗号資産の購入をすすめるものではありません。(Coin Map編集部)




