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「KASTカードって日本に住んでいても作れるの?」「還元率4〜8%と書いている記事と、1.5%と書いている記事があるけど、どっちが本当?」
この記事では、KAST公式サイト・利用規約で2026年9月24日に確認した最新条件と、App Store・Trustpilotに寄せられた第三者の評判をもとに、KASTカードの作り方・手数料・還元率・注意点を解説します。
KASTカードは日本居住者も利用可能です(2026年9月時点)。MEXCグローバルカード・Based・Bitget Wallet Cardなど他のカードと比べて、月10万円使ったら1年でいくら戻るかも計算しました(2026年10月11日に数字を更新)。
この記事の結論(2026年10月13日に公式ヘルプ・規約で再確認)
この記事の数字(還元率・手数料・ATMの上限・Apple Pay)は、KASTの公式ヘルプセンターと利用規約で2026年10月13日に確認しました。数字のすぐ後ろに、確認したページへのリンクを付けています。
- KASTカードは、トークンを買ってロックせずに、無料で持てるステーブルコイン決済カードです。無料のStandardは還元1.5%(月2,000ドル分まで)で、還元はUSD(米ドル建て)です。還元は決済の承認時にロックされた状態で付き、14日後から自分で受け取りを申請でき、受け取った分は次のカード払いに使われます(還元は出金できません)。
- 日本で使えるか:KASTカードは日本居住者も利用可能です(2026年10月時点)。KAST公式ヘルプ「Apple Pay Availability for KAST Cards」は、KASTに登録した居住国でApple Payの可否を決めるとしたうえで、その一覧に日本を載せています(2026年10月13日確認)。対応国は変わることがあるため、登録時に本人確認の居住国リストで「Japan」を選べるか確認してください。
- 向いている人:資金をロックしたくない人、還元をトークンではなくドルで受け取りたい人、USDT・USDCを日常の支払いに使いたい人。
- 向いていない人:還元率の高さを最優先する人(MEXCグローバルカードは4〜10%、Based Goldは4%)。KASTの円での支払いの為替手数料は、公式ヘルプ(2026年10月12日更新、10月13日確認)で0.5〜1.75%(居住国・利用国・カードの種類で変わり、確定前にアプリに表示。25ドル未満の支払いは別に1回0.10ドル)と案内され、カード会員規約(米国外向け)上の上限は最大2%(同じ規約の別の章では最大3%)です。
- 1年でいくら残る?:日本のお店で円払いすると、為替手数料(公式ヘルプの0.5〜1.75%)を引いた実質は、月5万円で年−1,500〜+6,000円、月10万円で年−3,000〜+12,000円、月30万円で年−9,000〜+36,000円です(1ドル=157円、2026年10月11日のCoin Map試算。規約上の上限2%なら月10万円で年−6,000円)。米ドル建ての支払いなら為替手数料がかからず、還元1.5%が残ります。ほかのカードと比べたい人は「日本で申し込める仮想通貨カードを、年間の実質還元(円)で比べた一覧」へ。
- 評判:App Storeは5点中4.1(28件)と「海外で問題なく使える」声がある一方、Trustpilotは5点中2.5(219件)で「アカウントの審査・凍結」「サポートの対応」への不満が目立ちます。
- 所要時間の目安:アプリの登録と本人確認で数分〜、バーチャルカードは審査通過後すぐ発行。物理カードは公式案内で注文から7〜10営業日。
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KASTカードは、USDT・USDCなどのステーブルコインを入金して、Visa加盟店で支払いに使えるカードです。KASTは「ステーブルコインで動く、銀行のようなお金のアプリ」を掲げるフィンテック企業で、カードのほかにドル建ての口座、送金、残高への報酬(Reserve)などをアプリで提供しています。
KASTカードはクレジットカードではなく、入金した残高から支払うデビット(プリペイド)型です。そのため与信審査はなく、必要なのは本人確認(KYC)だけです。公式サイトによると、170以上の国と地域、1億5,000万以上のVisa加盟店で使え、30以上の通貨で送金できるとしています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| カードの種類 | Visaのデビット(プリペイド)型。バーチャルカード・物理カード |
| 国際ブランド | Standard:VISA Platinum/Premium・Private:VISA Infinite |
| 入金できる通貨 | USDT・USDCなどのステーブルコイン(公式は「10以上のチェーン」と説明)。BTC・ETH・SOLなど25種類以上のコインも入金でき、USDCに自動で換算される |
| 還元 | USD(米ドル建て)のキャッシュバック。Standard 1.5%/Premium 2%/Private 3% |
| スマホ決済 | Apple Pay・Google Pay(Apple Wallet・Google Wallet) |
| ATM | Visa対応ATMで引き出し可(物理カード)。上限は1回500ドル(手数料込み)・24時間で3回または1,500ドルまで(公式ヘルプの手数料のページ〈2026年10月12日更新〉と上限のページ〈10月18日更新〉で同じ。2026年10月19日確認) |
| 運営会社 | KAST Tech(規約上の契約主体。コモロ連合アンジュアン島で登録)。カード発行・口座・保管などは提携する免許業者が提供 |
| アプリ | iOS・Android(日本のApp Storeでも配信。アプリの表示言語は英語) |
2026年2月の旧版から何が変わった?
KASTの還元の仕組みは、2026年に「シーズンごとのポイント制」から「会員ランク制(USDキャッシュバック)」に大きく変わりました。「還元率4〜8%」「1ポイント=1トークン」と書いている記事は、旧条件のままの可能性が高いので注意してください。当サイトの旧版(2026年2月)もその一つで、今回すべて書き直しています。
| 項目 | 旧版(2026年2月時点の記載) | 現在(2026年9月24日確認) |
|---|---|---|
| 還元の形 | KASTポイント中心(シーズン制) | USDのキャッシュバック(Premium以上はポイントも上乗せ) |
| 無料ランクの還元率 | 「4%〜」と記載 | 1.5%(Standard) |
| 上位ランク | 50 SOLステーキングで最大8% など | Premium 年1,000ドル(2%+ポイント1%)、Private 年10,000ドル(3%+ポイント2%) |
| ポイントの行方 | 将来トークンになる前提 | 公式は「通常のトークン発行は予定していない」と説明。代わりの仕組みを2026年第4四半期に導入する目標(国によって内容が変わる可能性あり) |
| 物理カードの送料 | 40ドル | Standardは40ドル(Premium・Privateは無料) |
KASTカードは日本で使える?
KASTカードは日本居住者も利用可能です(2026年10月時点)。バーチャルカードをApple Pay・Google Payに入れれば、Visaのタッチ決済に対応した日本のお店やネット通販で支払えます。KASTの公式ヘルプ「Apple Pay Availability for KAST Cards」は、Apple Payが使えるかをKASTに登録した居住国で決めるとしており、その対象国のアジア太平洋の欄に日本(Japan)が入っています(2026年10月13日確認、下の画像)。

KASTの利用規約(2026年7月7日発効)と公式ヘルプ「Is the KAST Card Available in My Country?」では、本人確認の画面で対応国のリストから居住国を選ぶ仕組みになっており、リストに無い国ではKASTを利用できないとされています(2026年10月13日確認)。対応国は予告なく変わることがあるため、登録を始めたら、本人確認の国選択の画面で「Japan」が選べるかを最初に確認してください。選べなければ、下の比較表にある別のカードを検討してください。
なお、KASTは日本の金融庁に登録された事業者ではありません。2026年9月24日時点で、金融庁の「無登録で暗号資産交換業を行う者」の警告リスト(海外)にKASTの名前は載っていませんが、日本の利用者保護の仕組みは使えない前提で、カードには使う分だけを入金するのが安全です。
KASTはどこの国の会社?アプリは日本語に対応している?
KASTの利用規約上の契約相手は、コモロ連合のアンジュアン島で設立されたKAST Tech(登録番号16223)です。アプリと公式サイトは日本語に対応しておらず、表示もサポートも英語です(2026年10月1日時点)。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 規約上の契約相手 | KAST Tech(登録番号16223、コモロ連合アンジュアン島で設立) | KAST利用規約(2026年7月7日発効) |
| 紛争の解決方法 | シンガポール国際仲裁センター(SIAC)の規則による仲裁 | KAST利用規約 |
| 規約の準拠法 | セーシェルの法律 | KAST利用規約 |
| 日本のApp Storeでの販売元 | Troia Limited | App Store(日本) |
| 事業の位置づけ | 「KASTは銀行ではなく金融テクノロジー企業で、口座・カード・資産の保管などは免許を持つ提携先が提供する」と明記 | KAST公式サイト |
| 日本での登録 | 金融庁の暗号資産交換業者の登録一覧(2026年9月1日現在)に名前はない。無登録で営業する海外業者への警告の一覧(2026年9月1日更新)にも名前はない | 金融庁 |
| アプリの言語 | 英語のみ | App Store(日本) |
| 公式サイトの言語 | 英語・スペイン語・ポルトガル語・中国語(簡体字・繁体字)。日本語はない | KAST公式サイト |
英語が苦手な人は、登録の前に、この記事のステップ3〜4(本人確認)の画面の流れを見ておき、スマホのカメラ翻訳などを使いながら進めると迷いにくくなります。サポートへの問い合わせは、翻訳ツールで短い英文にして送ります。契約相手はコモロ連合の会社で、日本の利用者保護の仕組みは使えないため、入金は使う分だけにしてください。
KASTカードの評判は?(App Store・Trustpilot)
KASTカードの評判は、「海外でも問題なく使える」という声と、「アカウントの審査・凍結やサポートの対応が不満」という声に分かれています。日本のApp Storeと、海外の口コミサイトTrustpilotの評価をまとめると次のとおりです。
| 口コミの場所 | 評価 | 良い評判 | 悪い評判 |
|---|---|---|---|
| App Store(日本) | 5点中4.1(28件) | アジアの旅行先で支払い・ATM引き出しが問題なくできた | 本人確認で書類のアップロードを何度も求められた/物理カードの作成でつまずいた/不正利用の後のカード再発行が遅い |
| Trustpilot(海外) | 5点中2.5(219件。★5が35%、★1が61%) | 複数の国でカードが止まらずに使えた/アプリが使いやすい/機能追加が多い/トラブルが24時間以内に解決した例も | アカウントが「審査中」になり数週間使えない/収入証明など追加書類を求められる/サポートの返答が定型文/資金の引き出しが遅れる |
悪い評判で多いのは、アカウントが審査のために一時的に止められ、その間は残高を動かせないという不満です。KASTの規約でも、本人確認やマネーロンダリング対策の確認のために、追加の書類を求めたり、資産の一部または全部を凍結して利用を制限したりできると定められています。生活費や大きな資産をKASTに集めず、使う分だけを入金するのが、評判から分かるいちばんの対策です。
KASTカードの会員ランクと還元率は?
KASTカードの還元率は、無料のStandardが1.5%、年1,000ドルのPremiumが2%、年10,000ドルのPrivateが3%です。還元は米ドル建てで、決済が承認された時点でロックされた状態で付きます。14日間のロックが終わると、アプリで自分で受け取りを申請でき(自動では受け取られません)、受け取った還元は次のカード払いに自動で使われます。還元を出金したり、外部に送ったりすることはできません(KAST還元プログラム規約、2026年4月29日発効。14日のロックと出金できないことは公式ヘルプ「How Do Cashback Rewards Work on KAST?」にも記載。2026年10月13日確認)。
ただし、KASTの会員規約(2026年4月13日発効)と公式ヘルプの手数料のページ(「1.5% on the first $2,000/month」、2026年10月13日確認)では、還元が付く利用額をStandardは「最初の2,000ドル分」、Premiumは「最初の1万ドル分」、Privateは「最初の4万ドル分」と定めています。還元プログラム規約(2026年4月29日発効)は、カードの還元の月ごとの利用上限を会員ランクで決めると定めているため、Standardは月2,000ドル(約31.6万円)分まで1.5%が付き、超えた分には還元が付きません(2026年10月1日確認)。たくさん使う予定の人は、アプリの還元の表示でも上限を確かめてください。
| 項目 | Standard | Premium | Private |
|---|---|---|---|
| 年会費 | 無料 | 1,000ドル(約15.8万円) | 10,000ドル(約158万円) |
| キャッシュバック(USD) | 1.5%(月2,000ドル分まで) | 2%(月1万ドル分まで) | 3%(月4万ドル分まで) |
| KASTポイント | なし | 利用額の+1% | 利用額の+2% |
| カード | VISA Platinum 2枚まで無料(バーチャル・物理。地域によってはバーチャルカード1枚につき2ドルの発行手数料) | VISA Infinite Premiumカード1枚+Standard分 | VISA Infinite 金メッキカード1枚+他ランク2枚 |
| 物理カードの送料 | 40ドル | 無料 | 無料 |
| Reserve(残高への報酬) | 年8% | 年10%(5万ドルまで) | 年12%(20万ドルまで) |
| Visaの付帯特典 | — | 旅行保険・購入保護・コンシェルジュ・空港ラウンジ割引など(Visa Infiniteの特典。地域によって異なる) | 同左 |
Standardの還元率
1.5%
USD建て・14日後に受け取り
年会費(Standard)
0円
物理カードは送料40ドル
月10万円使うと
1,500円
還元のみ(為替手数料は別)
Premiumに上げる価値はある?
日常の支払いだけでPremiumの年会費1,000ドル(約15.8万円)を回収するのは現実的ではありません。Standardとの還元の差は0.5%なので、キャッシュバックだけで元を取るには年20万ドル(約3,160万円)の利用が必要です。
KASTポイントの+1%を足しても年約6.7万ドル(約1,050万円)で、しかもポイントの価値は現時点で決まっていません。Visa Infiniteの旅行保険やラウンジ割引をよく使う人以外は、Standardで十分です。
KASTポイントはどうなる?
KASTポイントは、公式が「通常のトークン発行は予定していない」と明言しています。代わりに、条件を満たすコミュニティのメンバーが経済的に参加できる仕組みを検討中で、2026年第4四半期の導入を目標にしています。
ただし内容は国によって変わる可能性があり、ポイントが少ない人には別の交換方法や固定額の現金払いになる可能性もあると説明されています。ポイントは譲渡・売却できません。「ポイントでエアドロップを狙う」目的でKASTを作るのはおすすめしません。還元はあくまでUSDのキャッシュバック(1.5%)で考えてください。
KASTカードの手数料は?
KASTカードは、年会費・ステーブルコインの入金手数料が無料です。物理カードの送料(Standardは40ドル)と、ATMの利用には費用がかかります。日本円での支払いにかかる為替手数料は、公式ヘルプ(2026年10月12日更新、10月13日確認)で0.5〜1.75%(居住国・利用国・カードの種類で変わり、確定前にアプリに表示)と案内されています。カード会員規約(米国外向け、2025年3月20日発効)上の上限は「最大2%」で、同じ規約の別の章(外貨での取引)には「最大3%」ともあり、規約の中で上限が分かれています。
| 費用 | 金額 | 確認できた情報源 |
|---|---|---|
| 年会費(Standard) | 無料(カード会員規約上の上限は年20ドル) | 公式サイト・カード会員規約 |
| バーチャルカード | 2枚まで無料(物理カードと合わせて) | 公式サイト |
| 物理カードの送料 | Standard 40ドル(約6,320円)/Premium・Private無料。メタルなど一部のデザインは別料金 | 公式サイトFAQ |
| ステーブルコインの入金 | KAST側の手数料なし(送る側の取引所・ウォレットの出金手数料は別) | 公式サイト(Reserve・入金の説明) |
| 円での支払いの為替手数料 | 公式ヘルプで0.5〜1.75%(規約上の上限は最大2%、別の章では最大3%)。25ドル(約3,950円)未満の米ドル以外の支払いは、別に1回0.10ドル(約16円) | 公式ヘルプ(2026年9月1日更新)・カード会員規約(米国外向け)。実際の額は確定前の画面と取引明細で確認 |
| ATM | 手数料は1回3ドル+2%(規約・公式ヘルプとも同じ)。上限は1回500ドル(手数料込み)・24時間で3回または1,500ドルまで(KAST公式ヘルプ、2026年10月19日確認)。ATM運営者の手数料が別にかかる場合あり | 公式ヘルプ(手数料)・公式ヘルプ(上限)・カード会員規約(2026年10月13日確認) |
| 残高不足で決済が拒否されたとき | 1回0.50ドル(約79円)。チャージ残高が足りない状態で支払いを試すと、支払えないうえにこの手数料だけかかる | 公式ヘルプ(手数料)「Declined Transaction Fee (Insufficient Balance) $0.50」・カード会員規約「up to USD 0.5」(2026年10月13日確認) |
| 銀行口座への送金 | 確定前に金額・手数料・着金時間を表示 | 公式サイト |
為替手数料が分からないと損得はどうなる?
KASTのStandardは還元1.5%なので、円での支払いにかかる手数料が1.5%未満なら得、1.5%を超えると損になります。月10万円を日本のお店で使ったときの損得を、手数料の仮定ごとに計算すると次のとおりです。
| 円での支払いの手数料(仮定) | 月10万円の還元 | 手数料 | 月の実質 | 1年の実質 |
|---|---|---|---|---|
| 0% | 1,500円 | 0円 | +1,500円 | +18,000円 |
| 0.5% | 1,500円 | −500円 | +1,000円 | +12,000円 |
| 1.0% | 1,500円 | −1,000円 | +500円 | +6,000円 |
| 1.5% | 1,500円 | −1,500円 | ±0円 | ±0円 |
| 2.0% | 1,500円 | −2,000円 | −500円 | −6,000円 |
実際の手数料を確かめる方法:最初に1,000円程度の少額を日本のお店で支払い、KASTアプリの取引明細で「引かれたドルの額」と「その日の為替レート(1ドル=何円)」を比べてください。最初は1,000円程度の少額で試すのがポイントです。
たとえば1,000円の支払いで6.40ドル引かれ、その日のレートが1ドル=158円なら、本来の額は約6.33ドルなので、差の約1.1%が為替などの上乗せと分かります。上乗せが1.5%を超えるようなら、円での支払いには別のカードを使い、KASTはドル建ての支払い(海外のネット通販やサブスク)に回すのが得です。
他の仮想通貨カードと比べてKASTはどう?
KASTの強みは「無料・ロック不要・還元がドル建て」の3点で、弱みは「還元率が1.5%と控えめ」「円での支払いの為替手数料(ヘルプ0.5〜1.75%、規約上の上限2%)が還元の大半を打ち消すことがある」「審査によるアカウント凍結の口コミが多い」です。日本居住者が申し込める主なカードと比べると次のとおりです。
| 項目 | KAST (Standard) | MEXC グローバルカード | Based Gold | Bitget Wallet Card | ether.fi Cash (Core) |
|---|---|---|---|---|---|
| 還元率 | ○ 1.5% (月2,000ドル分まで) | ◎ 4〜10% (新規は4%) | ◎ 4% | ○ 2% (新規・月200〜400ドル以上で3%) | ○ 3% (月2,000ドル分まで) |
| 年会費・発行費 | ◎ 無料 (物理は送料40ドル) | ◎ 無料 (発行費は期間限定で無料) | ◎ 無料 | ◎ 無料 (物理は49ドル) | ◎ 無料 (物理は公式ヘルプの会員特典の表で「無料・送料は別」、カードの特典のページで「50ドル」と表記が分かれる。2026年10月19日確認) |
| 資金ロック不要 | ◎ 不要 | ◎ 不要 | × 10万BASED (約103万円) | ◎ 不要 | ◎ 不要 |
| 円払いの手数料 | △ ヘルプ0.5〜1.75%/規約上 最大2% | ○ 上乗せ0%+決済手数料1% | ◎ 0% | △ 為替1.7%+交換0.05〜0.2% | △ 約1.5%(基準レート+上乗せ0.5%。公式ヘルプ、2026年10月19日確認) |
| 還元の受け取り | ○ USD建て(14日後に受け取りを申請。次のカード払いに使う) | ○ USDTで翌月15日まで | △ BASEDトークン | ○ BTC・金・米国株・USDCから選ぶ | △ ETHFIトークン |
| 日本居住者の申込 | ○ 利用可能 | ○ 公式で対応 | × 新規申込不可(2026年10月11日時点) | ○ 公式で対応 | ○ 公式で対応 |
| 物理カード | ○ あり | × バーチャルのみ | ◎ メタル・配送無料 | ○ あり(日本に届く) | ○ あり(日本に届く) |
| Apple Pay・Google Pay | ○ 両方 | ○ 両方 | ○ 両方 | △ Google Payのみ(日本で作るカードはApple Payに追加できない) | ○ 両方 |
| 日本の登録・注意 | 日本の登録なし | 日本の登録なし。金融庁2回・関東財務局1回の警告。KYC必須 | 日本の登録なし | 日本の登録なし | 日本の登録なし |
◎とても良い ○良い △注意が必要 ×できない/不向き。各社の公式情報(KASTは2026年9月24日、ほかは2026年10月11日に確認)よりCoin Map作成。Based Goldのロック額は1 BASED=約10.3円(10月9日)で換算。Based Goldは2026年10月11日時点で、アプリの申込画面に日本が「対象地域外」と表示され、日本から新規に申し込めない
月10万円使うと1年でいくら戻る?
月10万円を日本のお店で円払いしたときの、1年間の実質還元(還元から為替・決済手数料を引いた額)を比べました。KASTは還元だけで年18,000円ですが、これは手数料を引く前の数字です。規約上の上限(2%)の手数料がかかると年−6,000円になります(公式ヘルプの0.5〜1.75%なら年+12,000円〜−3,000円)。
月10万円利用・1年間の実質還元(Coin Map試算、2026年10月11日)
1ドル=157円。日本のお店で円払いし、還元から為替・決済手数料と年会費を引いた額(各社の公式情報、2026年10月11日時点でCoin Map試算)。Based Goldは10万BASED(約103万円、10月9日時点)を21日ロックする必要があり、その値動きは含まない。ether.fi・Basedの還元はトークンで受け取るため、受け取り時の価格で円換算額が変わる。Bitget Wallet Cardは新規や月200〜400ドル以上の利用で還元3%になり、その場合は年13,200〜15,000円。KASTは規約上の上限2%なら年−6,000円。MEXCは日本未登録で、金融庁2回・関東財務局1回の警告あり、上級KYCが必要。オレンジ=KAST、緑=国内発行。棒の長さはKASTが幅の上限の額
結局、KASTを選ぶべきなのはどんな人?
KASTが向いている人
・トークンを買ってロックしたくない
・還元をドル建てで受け取り、次のカード払いに回したい
・海外のネット通販・サブスクなどドル建ての支払いが多い
・USDT・USDCをそのまま日常で使いたい
還元率を最優先するなら
MEXCグローバルカード
上級KYCだけで作れて還元4〜10%。為替の上乗せ0%(決済手数料は通常1%で、10月30日までは0%。0%はMEXC公式ヘルプの手数料表、期間はMEXCの日本向けX(@MEXC_Japan)の資料による)。バーチャルのみ
BASEDを長く持つなら
Based Gold
2026年10月11日時点で日本から新規申込不可。条件は10万BASEDを21日ロックで還元4%・為替0%・AIサブスク還元月100ドルまで
国内の安心感なら
Binance Japan Card
国内のカード会社が発行する後払い型。還元1.6%(BNB)。円建てなので為替手数料なし
複数のカードを使い分けるのも合理的です。たとえば円での支払いはMEXCグローバルカード、ドル建てのサブスクや海外通販はKASTにすると、KASTの為替手数料の心配がなくなり、還元もドル建てで受け取れます(14日後に受け取りを申請し、次のカード払いに使う)。全カードの詳しい比較は「仮想通貨クレジットカード比較」にまとめています。
KASTカードの作り方(画像で8ステップ)
KASTカードは、スマホアプリだけで申し込めます。登録からバーチャルカードの発行までは、本人確認がすぐ通れば当日中に終わります。用意するものは次の3つです。
- スマートフォン(iOS 15.5以降、またはAndroid)と電話番号
- 政府発行の顔写真付き身分証(使える書類は国によって違うため、アプリの案内に従います。迷ったらパスポートが確実です)
- 入金用のUSDTまたはUSDC(まだ持っていない人は、下のステップ6で用意の仕方を説明します)
KASTカードを使い始めるまでの流れ
③で「Japan」が選べない場合は、その時点で中止して別のカードを検討
ステップ1:紹介リンクからKASTを開く
下のリンクをスマホで開くと、KASTの登録ページが表示され、紹介コード(RFZ87WXT)が入った状態でアプリのダウンロードに進めます。
▶ KAST公式サイトを開く(紹介コード:RFZ87WXT)
※当サイトはKASTと紹介提携しており、上のリンクから登録があると報酬を受け取ることがあります。紹介の特典の内容は国や時期で変わるため、この記事では金額を書いていません。登録する前に、KASTアプリの紹介ページの表示を確認してください(2026年10月11日)。
ステップ2:アプリをダウンロードして電話番号で登録する

日本のApp Storeで配信されている公式アプリ(2026年9月24日時点)
App Store・Google Playで「KAST: Global USD Account」を入れます。App Storeの提供元は「Troia Limited」です。同じ名前の別アプリもあるので、紹介リンクから開くか、提供元の名前を確認してから入れてください。アプリを開いたら、電話番号とパスワードを登録します。規約上、アカウントは1人1つまでです。
ステップ3:本人確認で居住国に「Japan」を選ぶ
KASTの本人確認の流れ(KAST利用規約・公式サイトの説明をもとにCoin Map作成)
本人確認(KYC)を始めると、最初に居住国をリストから選びます。ここで「Japan」を選んで進めます。KASTの規約では、リストに無い国ではKASTを利用できないとされています。Japanが無い場合は、無理に別の国を選ばずに中止してください。住所と違う国で登録すると、あとでアカウントが止められる原因になります。
ステップ4:身分証と顔を撮影する
身分証の種類を選んで表・裏を撮影し、続けて顔を撮影します。撮影のコツは、明るい場所で、身分証の四隅が画面に収まるようにすること、光の反射で文字が消えないようにすることです。入力するローマ字の氏名は、身分証(パスポートなら記載どおり)とそろえてください。審査が通ると、アプリにカードを作るボタンが表示されます。
ステップ5:バーチャルカードを発行する

出典:App Store(KAST公式のスクリーンショット、2026年9月24日時点)
アプリのホームでカードのアイコンをタップし、カードを作ります。公式の案内では、カードの一覧に「Virtual Card」と表示されていれば発行済みで、すぐ使える状態です。表示されない場合は同じ画面から作成できます。
物理カードも欲しい場合は、カードのアイコン →「Order a card」→ カードを選んで「Physical + Virtual」→ 配送先を入力 → 内容を確認して支払い、の順で注文します。Standardは送料40ドルで、公式案内では7〜10営業日で届きます。配送先の住所はローマ字(英語表記)で入力します。
ステップ6:USDT・USDCを入金する
出金:ネットワークA
入金:ネットワークA
送る側(取引所)と受け取る側(KAST)で、同じネットワークを選ぶ(Coin Map作成)
アプリの「Receive(受け取り)」から、入金する通貨(USDTかUSDC)とネットワークを選ぶと、入金用のアドレスが表示されます。取引所やウォレットから、このアドレスに送金します。受け取れるネットワークの一覧、BTC・XRPなどで入金したときの扱い、反映されないときの確かめ方は、下のKASTへの入金(チャージ)方法にまとめています。
送金で失敗しないための3つの注意
- 送る側と受け取る側で、ネットワークを必ず同じにする(例:KASTでSolanaのUSDTアドレスを表示したら、取引所でもSolanaを選んで出金)。違うネットワークで送ると資産が戻らないことがあります
- 初回は少額でテスト送金してから、残りを送る
- Ethereumネットワークは送金手数料が高くなりやすいので、Solana・Polygon・TRONなど手数料の安いネットワークを選ぶ(実際の手数料は取引所の出金画面に表示されます)
USDTを持っていない場合:日本の取引所ではUSDTを扱っていないところが多いため、海外取引所でUSDTを用意するのが一般的です。たとえばMEXCは日本語に対応し、USDTの出金ネットワーク(Solana・TRONなど)を複数選べます。MEXCの口座の作り方は「MEXCの口座開設方法」で解説しています。
▶ MEXCでUSDTを用意する(取引手数料20%還元つき)
当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。
なお、MEXCも日本の金融庁に登録された業者ではなく、無登録営業について金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)警告を受けています。USDTを用意したら、必要な分だけKASTに送り、取引所に大きな資産を置きっぱなしにしないようにしてください。
ステップ7:Apple Pay・Google Payに登録する
KASTアプリのカード画面から、Apple Wallet(iPhone)またはGoogle Wallet(Android)への追加を選びます。画面の案内に沿って進めると、SMSなどで届く確認コードの入力を求められることがあります。追加が終わると、iPhone・Androidをかざすだけで、コンビニやスーパーなどVisaのタッチ決済に対応したお店で支払えます。
ステップ8:日本のお店で使ってみる

キャッシュバックはリワード画面に貯まり、Redeemで受け取る(出典:App Store、KAST公式のスクリーンショット、2026年9月24日時点)
支払うと、KASTの残高からその場でドルが引かれ、キャッシュバックがリワード画面にロックされた状態で付きます。14日後に「Redeem」をタップすると受け取れて、次のカード払いに自動で充てられます(還元は出金できません)。最初の支払いのあと、取引明細で引かれたドルの額を確認し、上の「為替手数料が分からないと損得はどうなる?」の方法で手数料を確かめておくと安心です。
KASTへの入金(チャージ)方法は?対応ネットワークと、反映されないとき
KASTへの入金(チャージ)は、アプリの「Receive」→「Stablecoin」で通貨とネットワークを選び、表示されたアドレスへUSDTかUSDCを送る方法が基本です。KAST側の入金手数料はかからず、反映は通常数分です。日本円で入金する方法は公式に案内されていないため、日本に住む人は、取引所やウォレットからステーブルコインを送ってチャージします。
KASTが受け取れる通貨とネットワークは?
KAST公式ヘルプ(2026年9月10日更新)が挙げる、受け取れるステーブルコインとネットワークは次のとおりです。表に無いネットワークで送ると自動では反映されず、取り戻せるかは保証されません。
| ネットワーク | USDT | USDC | 送金手数料の目安(公式の区分) |
|---|---|---|---|
| Tron | ○ | × | 安い(数セント・数秒) |
| Solana | ○ | ○ | 安い(数セント・数秒) |
| Polygon | ○ | ○ | 安い(数セント・数秒) |
| BNB Smart Chain | ○ | × | 安い(数セント・数秒) |
| Stellar | × | ○ | 安い(数セント・数秒) |
| Arbitrum | ○ | ○ | 中くらい(1分以内・1ドル未満) |
| Avalanche C-Chain | ○ | ○ | 中くらい(1分以内・1ドル未満) |
| Base | × | ○ | 中くらい(1分以内・1ドル未満) |
| Optimism | × | ○ | 中くらい(1分以内・1ドル未満) |
| Ethereum | ○ | ○ | 高い(混雑時は数ドル以上・遅れやすい) |
| TON | ○ | × | 公式の区分に記載なし |
| Sonic | × | ○ | 公式の区分に記載なし |
出典:KAST公式ヘルプ「Which Stablecoins Are Supported on the KAST App?」「What Tokens and Blockchains Does KAST Support?」(いずれも2026年9月10日更新、2026年10月10日確認)。このほかPYUSD(Ethereum・Solana)とRLUSD(Ethereum・XRP Ledger)も受け取れる。手数料の目安は公式の区分で、実際の額は送る側の出金画面に表示される。
対応する通貨とネットワークは変わることがあり、公式ヘルプも「送る前にアプリで確かめる」よう案内しています。送り元の出金画面とKASTの受け取り画面で、同じネットワークを選べるときだけ送ってください。少額で届くのを確かめてから、残りを送ると安全です。
BTC・ETH・XRPなどでも入金できる?
KASTは、BTC・ETH・SOL・XRPなどの暗号資産も、アプリの「Receive」→「Crypto」から受け取れます。受け取った暗号資産は自動でステーブルコインに換えられ、そのまま持っておくことはできません。換えるときは手数料がかかり、率は通貨とネットワークで変わります(実際の額は取引の詳細に表示)。XRPで送るときは、受け取り画面に出る宛先タグ(メモ)も必ず入れてください。
日本の取引所からKASTに送るには?
OKJなど多くの国内取引所では、送り先を一覧から選ぶ方式です。OKJの公式ヘルプが挙げる送り先の一覧(2026年5月28日時点)に、KASTは載っていません。国内の取引所から直接送れるかは、その取引所の出庫先の一覧で確かめ、一覧に無ければ送らないでください。
国内の登録業者から直接送るなら、SBI VCトレードのUSDCが候補です。SBI VCトレードはUSDCを扱う電子決済手段等取引業者で、送付手数料は0円(Ethereumのネットワーク手数料は別)、USDCの入出庫はEthereumネットワークだけです(SBI VCトレード公式、2026年10月11日確認)。KASTはEthereumのUSDCを受け取れるので、KASTの受け取り画面で「USDC」と「Ethereum」を選んでアドレスを表示し、SBI VCトレードの送付画面で送り先にKASTを指定できるかを確かめてから送ってください。指定できなければ送らず、下の方法を使います。
国内の取引所から直接送れない場合によく使われるのは、海外の取引所を経由する方法です。
- 国内の取引所でXRPを買い、海外の取引所(例:MEXC)へ送る(OKJから送る手順はOKJからMEXCへ送金する方法)
- 海外の取引所で、XRPをUSDTに換える
- USDTの出金画面で、KASTの受け取り画面と同じネットワークを選んで送る。手数料の安いTron・Solanaなどのうち、出金側でも選べるものを使う
MEXCは日本の金融庁に登録されていない海外の取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)、無登録で営業しているとして警告を受けています。2026年2月からは、入出金に本人確認(KYC)が必要です。MEXCへの送り方はMEXCの入金方法で解説しています。
KASTへの入金が反映されないときは?
KAST公式ヘルプによると、暗号資産の入金は、送金がブロックチェーンで承認されてから通常数分で反映され、混雑時は最大1時間ほどかかります。承認されたのに30分ほどたっても反映されないときは、次の順に確かめます。
- 金額:送金手数料を引いたあとの受取額が1ドル未満だと、入金として反映されないことがある
- 状態:アプリのホームの「See more」から入金を選び、Pending(処理中)・Received(反映済み)・Failed(失敗)のどれかを見る。取引ID(TxID)を押すと、ブロックチェーンの記録も確かめられる
- アドレスとネットワーク:送り元で入れたものが、KASTのアプリに表示されたものと同じか
- サポート:それでも反映されなければ、TxID・日時・金額を添えて、アプリからKAST Concierge(サポート)に連絡する
対応していないネットワークで送ってしまった場合、KASTが手作業で取り戻せることもありますが、保証はなく、手数料がかかることがあり、目安は1〜2週間です。取り戻せたときも、資金はKASTの残高ではなく送り元のアドレスへ返されます。
出典:KAST公式ヘルプ「How Do I Fund My KAST Account?」「How Do I Deposit Crypto with KAST Convert?」「How Can I Check the Status of My Deposit on KAST?」「Why Haven’t I Received My Deposit on KAST?」「What are Some Important Tips to Keep In Mind Before Depositing to KAST?」「Can I Recover Funds Sent to KAST on an Unsupported Blockchain?」、OKJ公式ヘルプ「入庫・出庫が可能な取引所はどこですか」(2026年10月10日確認)
KASTカードの使い方と便利な機能は?
カードの凍結・利用上限の設定
KASTアプリでは、カードを一時的に止める(Freeze)、カード・銀行送金・オンチェーン送金ごとに自分で利用上限を決める、といった操作がいつでもできます。カード払いに1日・1か月の上限はなく、残高の範囲で使えますが、極端に大きな支払いは確認のために止められることがあります。普段は利用上限を低めに設定し、大きな買い物のときだけ上げておくと、カード情報が盗まれたときの被害を小さくできます。
ATMで現金を引き出す
KASTカードは、Visaに対応したATMで現金を引き出せます。上限は1回500ドル(手数料込み)、24時間で3回または1,500ドルまでです。以前は公式ヘルプのページによって1回250ドルと書かれていましたが、今は手数料のページ(2026年10月12日更新)も上限のページ(10月18日更新)も500ドルにそろっています(2026年10月19日確認)。500ドルより多く引き出したいときは、アプリでは上げられず、KASTのサポートに相談する形です。カード会員規約上のKAST側の手数料は1回3ドル+2%で、ATMの運営会社が独自の手数料を取る場合もあります。ATMの引き出しはキャッシュバックの対象になりません(多くのカードと同じ扱い)。
KASTのATMで10万円分(約637ドル)を引き出すと、1回500ドル(手数料込み)の上限のため2回に分ける必要があり、KAST側の手数料は約2,900円になります(Coin Map試算。1ドル=157円、米ドルで引き出す場合。USDTを用意する費用とATMの運営会社の手数料は含まない)。両替・海外キャッシング・ほかのカードと10万円で比べた結果は「海外旅行のお金はどう用意する?両替・ATM・カードの手数料を10万円で比較」にあります。
SOLのステーキングでポイントを上乗せする
KASTの「Solanaカード」を持っている人は、Phantom・SolflareなどのウォレットでSOLをKASTのバリデーターにステーキング(委任)し、ウォレットをKASTアプリにつなぐと、SOLのステーキング報酬に加えてKASTポイントを受け取れます。
ただし上で説明したとおり、KASTポイントは通常のトークンにはならない方針なので、ポイント目当てにSOLを買い増すのはおすすめしません。SOLを長く持つ予定の人の「おまけ」と考えてください。
USD Reserve(残高への報酬)
KASTには、ドル残高の一部を「Reserve」に移すと毎日報酬が付く機能があります。公式サイトでは、Standardで年8%(2027年7月1日までの導入キャンペーン料率)とされ、ロックや引き出し手数料はありません。
報酬はKASTが自社の収益から出す「特典」で、利息ではなく、預金保険の対象でもないと公式が説明しています。日本居住者のアカウントでReserveが使えるかは、アプリで確認してください。
KASTカードで決済できないときは?
KASTカードで支払いが通らないときは、まず残高、次にカードの状態、最後にお店側の条件の順に確認すると、ほとんどの原因が見つかります。
| よくある原因 | 確認する場所 | 対処 |
|---|---|---|
| 残高が足りない | アプリのホームの残高 | KASTはデビット型なので、残高を1円でも超えると通らない。為替手数料の分も見込んで、少し多めに入金しておく |
| 入金がまだ反映されていない | 取引所の出金履歴とKASTの入金履歴 | ネットワークの混雑で時間がかかることがある。送金元とKASTでネットワークが同じか確認。違っていたら、送金元の取引所のサポートに連絡する |
| カードを一時停止(Freeze)したまま | アプリのカード画面 | Freezeを解除する |
| 自分で設定した利用上限を超えた | アプリの利用上限(Limits)の設定 | 上限を上げる。大きな買い物のあとは元に戻す |
| 金額が大きく、確認のために止められた | アプリの通知・メール | 公式は、極端に大きな支払いは確認のために止まることがあると説明。案内に沿って対応する |
| お店がプリペイド型のカードを受け付けない | お店の支払い方法の案内 | ガソリンスタンドや高速道路料金、一部の月額サービスなどは、プリペイド型・デビット型のカードを受け付けないことがある。別のカードで支払う |
それでも解決しないときは、アプリ内のサポート(Concierge)から英語で問い合わせます。「日時・金額・お店の名前・表示されたエラー」の4点を短く書くと、やり取りが1回で済みやすくなります。
たとえば「My card was declined at [お店の名前] on Sep 24, 2026, amount JPY 1,500. Could you check the reason?」のような文面で通じます。
KASTをやめたいときは?
使わなくなったら、先に残高をすべて外部のウォレットや取引所に送金してから、カードを止め、サポートに解約を依頼するのが安全です。
解約の前に、確定申告に使う月の取引明細(PDFかCSV)をすべて書き出して保存してください。明細はアプリから1か月ずつしか出せず、解約したあとも取り出せるかは公式ヘルプに書かれていません(出し方は下の「確定申告・取引明細の出し方」)。
有料のPremium・Privateは年払いで、公式は更新の30日前に通知すると案内しているため、更新しない場合はその時点で手続きしてください。Standardは年会費がかかりませんが、長く使わない口座の扱いは変わることがあるため、使わないなら残高を0にしたうえで解約までしておくと安心です。
KASTカードの注意点とリスクは?
① 審査でアカウントが止まることがある
規約上、KASTは本人確認・マネーロンダリング対策のために追加書類を求めたり、資産を凍結したりできます。Trustpilotでも「審査中で数週間使えない」という口コミが目立ちます。対応国も変わるため、登録時は国選択で「Japan」が選べるかを確認してください。
② 円での支払いの為替手数料はヘルプ0.5〜1.75%(規約上の上限は最大2%)
公式ヘルプでは0.5〜1.75%(国・通貨で変わり、確定前にアプリに表示)と案内され、カード会員規約上の上限は最大2%(別の章では最大3%)です。手数料が還元1.5%を上回ると損になります(公式ヘルプの試算でも、Standardの実質〈還元−為替〉は「最大1%」)。少額で試し、明細で実際の手数料を確かめてください。
③ 日本の利用者保護の対象外
KASTは銀行ではなく、口座は保険の対象外と規約に明記されています。契約主体はコモロ連合で登録された会社で、日本の金融庁の登録業者でもありません。大きな資産を置きっぱなしにせず、使う分だけ入金しましょう。
④ サポートは英語
アプリの表示とサポート(アプリ内チャット・メール)は英語です。問い合わせは翻訳ツールを使って短い英文で送ると通じやすくなります。
⑤ 条件はいつでも変わる
還元率・手数料・制限国は、規約上KASTが予告なく変更できます。2026年だけでもポイント制から会員ランク制へ大きく変わりました。申し込む前と、使い続ける間も、公式サイトとアプリの表示を確認してください。
偽アプリ・詐欺に注意
「KAST」という名前のアプリは他にもあります。公式アプリはApp Storeの提供元が「Troia Limited」の「KAST: Global USD Account」です。また、SNSのDMで「KASTのサポートです」「ポイントの受け取りに手続きが必要です」と連絡してくる相手には応じないでください。パスワード・認証コード・カード番号を他人に教えることは絶対にしないでください。
KASTカードの税金はどうなる?
USDTやUSDCで支払うと、その時点で暗号資産を手放したのと同じ扱いになり、買ったときより値上がりしていれば差額が課税の対象になります。ステーブルコインは値動きが小さいものの、円とドルの為替の変動で差額が出ることがあります。
USDで受け取ったキャッシュバックも、受け取った時点の価値で所得として扱われる可能性があります。取引明細(日付・金額)を残し、判断に迷う場合は税務署や税理士に確認してください。日本の暗号資産税制は「仮想通貨の確定申告のやり方」「仮想通貨の利益、税金はいくら?」で解説しています。カードで払うたびの損益の計算例と、還元の扱い(国税庁に明記がない点)は「仮想通貨カード(クリプトカード)の税金」でまとめています。
KASTカードの確定申告・取引明細の出し方
KASTでは、アプリで月ごとの取引明細(Statement of Account)をPDFかCSVで書き出せます。KASTは税金の報告書を作らないため、この明細をもとに自分か税理士が計算します(KAST公式ヘルプ)。
書き出し方は、KASTアプリで「Account」を開く→口座を開いて「Statements」を選ぶ→「All transactions」(すべての取引)か特定のカードを選び、月を選ぶ→「View statement」→ダウンロード(PDFかCSV)です(KAST公式ヘルプ「What Is a Statement of Account and How Do I Request One?」、2026年9月30日更新)。当月の明細は前日までの取引が対象で、取引が明細に載るのは取引から約2日後です。還元を支払いに使った分は、明細の「Money in」に「Cash Rewards Used」として載ります。明細は1か月単位で、期間を自由に決めることはできないため、毎月保存します。カード払いは、承認・取り消し・確定・返金がそれぞれ別の行として載ることがあるので、計算するときは同じ支払いを二重に数えないようにします(同じ公式ヘルプ)。
なお、税金について説明した別の公式ヘルプ(「Does KAST Provide Tax Reports or Tax Filing Documents?」、2026年7月13日更新)には、「明細は今アプリで使えない」という注意書きと、古い手順(Accounts→USD口座→All transactions→Statement)が残っています。新しいのは9月30日更新の上の手順です。アプリに「Statements」が見当たらないときは、アプリを最新版に更新し、それでも出ないときはアプリ内のサポート(Concierge)に問い合わせてください。
課税されうるのは次の3つです(1ドル=158円、USDTを1ドル=150円で買っていた場合の例)。
- カード決済:国税庁FAQ1-2では、暗号資産で買い物をすると値上がり分が所得になります。USDTで月10万円(約633 USDT)払うと差額は月約5,000円になる可能性があります
- キャッシュバック:Standardの1.5%なら月1,500円分を、受け取った時点の価値で所得に含める可能性があります
- Reserve(残高への報酬):年8%の報酬も同じく所得になる可能性があります
年末調整を受けた会社員は、給与以外の所得が年20万円以下なら所得税の確定申告は不要ですが、住民税の申告は別に必要です。申告漏れのリスクは仮想通貨の税務調査の解説へ。
KASTカードのよくある質問
Q. KASTカードは日本で使えますか?
KASTカードは日本居住者も利用可能です(2026年9月時点)。Apple Pay・Google Payに登録すれば、Visaのタッチ決済に対応した日本のお店で使えます。対応国は変わることがあるため、登録時は本人確認の国選択で「Japan」を選べるか確認してください。
Q. KASTはどこの国の会社ですか?
KASTの利用規約(2026年7月7日発効)上の契約相手は、コモロ連合のアンジュアン島で設立されたKAST Tech(登録番号16223)です。規約の準拠法はセーシェルの法律で、紛争はシンガポール国際仲裁センター(SIAC)の規則による仲裁で解決するとされています。日本のApp Storeでのアプリの販売元はTroia Limitedです。KAST公式サイトは「銀行ではなく金融テクノロジー企業で、口座・カードなどは免許を持つ提携先が提供する」と説明しており、日本の金融庁の登録業者ではありません(2026年10月4日確認)。
Q. KASTのアプリは日本語で使えますか?
使えません。日本のApp StoreでのKASTアプリの対応言語は英語だけで、公式サイトにも日本語はありません(2026年10月4日確認)。登録の前にこの記事のステップ3〜4(本人確認)の画面の流れを見ておき、スマホのカメラ翻訳を使いながら進めると迷いにくくなります。サポートへの問い合わせは、翻訳ツールで短い英文にして送ります。
Q. KASTのアカウントが止められることはありますか?
あります。KASTの利用規約では、本人確認やマネーロンダリング対策の確認のために、追加の書類を求めたり、資産を凍結して利用を制限したりできると定められています。Trustpilotでも「審査中で数週間使えなかった」という口コミが多いため、KASTには使う分だけを入金し、求められた書類には早めに対応してください。
Q. KASTカードはクレジットカードですか?
いいえ。KASTカードは、入金したステーブルコインの残高から支払うデビット(プリペイド)型のVisaカードです。与信審査はなく、本人確認だけで作れます。後払いではないので、残高以上は使えません。
Q. 還元率4%や8%と書いている記事があるのはなぜ?
2026年春までのポイント制(シーズン制)の数字です。現在は会員ランク制に変わり、無料のStandardは1.5%のUSDキャッシュバック、年1,000ドルのPremiumは2%+ポイント1%、年10,000ドルのPrivateは3%+ポイント2%です(2026年9月24日、公式サイトで確認)。
Q. 年会費はかかりますか?
Standardは年会費無料で、バーチャル・物理あわせて2枚までカードを無料で持てます。物理カードの送料だけ40ドルかかります。Premiumは年1,000ドル、Privateは年10,000ドルで、年払いのみです(月払いは無し)。
Q. 物理カードは必要ですか?
ネット通販やApple Pay・Google Payのタッチ決済が中心なら、無料のバーチャルカードだけで足ります。タッチ決済に対応していないお店や、ATMで現金を引き出したい人は物理カード(Standardは送料40ドル、7〜10営業日で到着)を注文してください。
Q. 日本円で入金できますか?
日本円を直接入金する方法は、公式サイトでは案内されていません。USDT・USDCなどのステーブルコインを、取引所やウォレットから送金して入金します。
Q. KASTにはどの通貨・ネットワークでチャージ(入金)できますか?
USDTはTron・Solana・Polygon・BNB Smart Chain・Arbitrum・Avalanche C-Chain・Ethereum・TON、USDCはSolana・Polygon・Stellar・Arbitrum・Avalanche C-Chain・Base・Optimism・Ethereum・Sonicで受け取れます(KAST公式ヘルプ、2026年9月10日更新)。BTC・ETH・XRPなどの暗号資産も送れますが、自動でステーブルコインに換えられ、換えるときに手数料がかかります。手順と注意点はKASTへの入金(チャージ)方法を見てください。
Q. KASTポイントでエアドロップはもらえますか?
公式は「通常のトークン発行は予定していない」と説明しています。代わりの仕組みを2026年第4四半期に導入する目標ですが、内容は国によって変わる可能性があり、少額のポイントは別の交換方法や固定額の現金払いになる可能性もあります。エアドロップ目的での利用はおすすめしません。
Q. 残高を引き出すにはどうすればいいですか?
KASTアプリから、ステーブルコインを外部のウォレットや取引所に送金できます。ATMでの現金引き出しも可能です(上限は1回500ドル・1日1,500ドル。KAST公式ヘルプ、2026年10月19日確認)。銀行口座への送金は、確定前に金額・手数料・着金時間が表示されます。使える機能は国によって違うため、アプリの表示を確認してください。
Q. KASTで月10万円を円で払うと、1年でいくら残りますか?
還元1.5%(年18,000円)から為替手数料を引くと、公式ヘルプの0.5〜1.75%の幅で年−3,000〜+12,000円です。月5万円なら年−1,500〜+6,000円、月30万円なら年−9,000〜+36,000円です(1ドル=157円、2026年10月11日のCoin Map試算)。規約上の上限2%かかると、月10万円で年−6,000円になります。円払いが中心なら、ほかのカードも比べてから決めてください。
Q. 日本の取引所から直接KASTに入金できますか?
SBI VCトレードのUSDC(Ethereumネットワーク)なら、送付手数料0円(ネットワーク手数料は別)で送れる可能性があります。KASTはEthereumのUSDCを受け取れます。送る前に、SBI VCトレードの送付画面で送り先にKASTを指定できるか、KASTの受け取り画面で「USDC」と「Ethereum」を選べるかを確かめてください(2026年10月11日)。USDTは日本の取引所では買えないため、USDTで入れたい人は海外の取引所で用意します。手順はKASTへの入金(チャージ)方法にまとめています。
Q. KASTカードはApple Pay・Google Payで使えますか?
使えます。KASTカードはApple Pay・Google Payの両方に対応していて(日本はKAST公式ヘルプ「Apple Pay Availability for KAST Cards」の対象国。2026年10月13日確認)、アプリのカード画面からApple Wallet・Google Walletに追加できます。追加すると、Visaのタッチ決済に対応した日本のお店で、スマホをかざして払えます。
Q. KASTのATMの手数料はいくらですか?
カード会員規約と公式ヘルプ上のKAST側の手数料は1回3ドル+2%です。1回に引き出せる額は500ドル(手数料込み)、24時間で3回までです(KAST公式ヘルプ、2026年10月19日確認)。ATMの運営会社が別に手数料を取ることがあります。たとえば200ドル(約31,400円)を引き出すと、KAST側の手数料は7ドル(約1,100円)です(1ドル=157円の試算)。ATMの引き出しはキャッシュバックの対象外です。
Q. MEXCカードとKAST、どちらを作るべきですか?
還元率を優先するならMEXCグローバルカード(4〜10%、為替の上乗せ0%、10月から決済手数料1%)、還元をドル建てで受け取りたい・物理カードも欲しいならKASTです。両方作って、円払いはMEXC、ドル払いはKASTと使い分けるのも合理的です。ただしMEXCは日本未登録で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)警告を受けており、2026年2月から本人確認(KYC)が必須です。MEXCカードの作り方は「MEXCカードとは?日本で作れるのはグローバルカードだけ|作り方・Apple Pay登録」で解説しています。
まとめ:KASTは「無料・ロック不要・ドル建て還元」のカード
まとめ
- KASTカードは、無料のStandardで還元1.5%(USD建て・月2,000ドル分まで。14日後に受け取りを申請)、トークンのロック不要で作れるステーブルコイン決済カード
- KASTカードは日本居住者も利用可能(2026年10月時点)。登録時は本人確認の国選択で「Japan」を選ぶ
- 評判はApp Store 4.1、Trustpilot 2.5。審査によるアカウント凍結の口コミが多いため、使う分だけ入金する
- 円での支払いの為替手数料は公式ヘルプで0.5〜1.75%(規約上の上限は最大2%)。少額で試して明細で確かめる。還元率を優先するならMEXCグローバルカード(Based Goldは2026年10月11日時点で日本から新規申込不可)
▶ KAST公式サイトで無料登録する(紹介コード:RFZ87WXT)
▶ 入金用のUSDTはMEXCで用意する(取引手数料20%還元つき)
還元率・手数料・ATMの上限・Apple Pay対応国は、2026年10月13日に本文のリンク先(KAST公式ヘルプ・利用規約)で再確認しました(ATMの上限は2026年10月19日に再確認。公式ヘルプの2ページとも1回500ドル・24時間で3回または1,500ドルにそろった)。本記事のデータは2026年9月24日時点のKAST公式サイト・規約・公式FAQと、2026年10月9日時点のApp Store・Trustpilotの評価にもとづきます(手数料・還元の条件は2026年10月9日に公式ヘルプで再確認。入金〈チャージ〉の節は2026年10月10日に公式ヘルプで確認)。手数料(カード会員規約)・還元の上限(会員規約)・App Storeの評価は、2026年10月1日に再確認しました。年間の実質還元・比較表・棒グラフの数字は、2026年10月11日に当サイトの比較記事(293)と同じ条件(1ドル=157円、各社の公式情報)で更新しました。9月24日時点の円換算(Premiumの年会費・少額テストの例・税金の例の1ドル=158円)はそのまま残しています。条件は変わることがあるため、申し込む前に公式サイトとアプリの表示を確認してください。
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