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コインチェックのレバレッジは何倍?国内は2倍まで、海外は何倍か|ロスカット・追証の違いを証拠金10万円で比較【2026年9月最新】

国内の小さなレバーと海外の大きなレバーを比べるイラスト 海外取引所

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます(広告ポリシー・評価の方法)

コインチェックが2026年9月24日、約6年半ぶりにレバレッジ取引「Coincheckレバレッジ」を始めました。倍率は最大2倍です。一方で、海外の取引所には100倍、500倍といった倍率が並んでいます。「国内はなぜ2倍しかないのか」「海外は何倍まで使えて、何が違うのか」「自分はどちらを使えばいいのか」。この記事では、この3つの疑問に一次情報と計算で答えます。

比べるのは、国内のコインチェック・GMOコイン・bitFlyerと、海外のMEXC・BTCC・BingX・Hyperliquidです。証拠金10万円で2倍・10倍・50倍にしたとき、いくら値下がりするとロスカット(強制決済)になるかも、各社のルールで計算しました。

結論:コインチェックのレバレッジは最大2倍。国内はどこも2倍まで、海外はBTCで40〜500倍。ただし倍率の差より「ロスカットと追証のしくみの差」の方が大事

  • コインチェックのレバレッジは最大2倍。2026年9月24日にiOSアプリで開始し、対象はBTC・ETH・XRPの3ペア(Android・Webは2026年内の予定)
  • 国内の個人は、法令で証拠金が取引額の50%以上=最大2倍と決まっている(2020年5月から)。どの国内取引所でも2倍より上はない
  • 海外のBTC先物の最大倍率はMEXC 500倍、BTCC 250倍、BingX 150倍、Hyperliquid 40倍(2026年9月時点)
  • 国内はロスカット後も証拠金が残りやすい代わりに、追証(追加の入金)や証拠金を超える損失の請求がある。海外は追証がない代わりに、ロスカットでその証拠金がほぼ全部なくなる
  • 証拠金10万円で計算すると、ロスカットまでの値下がり幅は2倍で約12〜50%、10倍で約9〜10%、50倍で約2%。BTCが1日のうちに始値から約1.9%以上下がった日は、2020年以降で約4割あった

本記事のデータは2026年9月26日時点のものです(コインチェックの提供環境・口座開設の条件・Android版とWeb版の予定は10月9日に公式プレスリリースと公式FAQで再確認。コインチェック・金融庁・BingXは9月26日、MEXC・Hyperliquid・BTCC・GMOコイン・bitFlyerの条件は9月25日に各社の公式サイト・公式API・取引説明書で確認)。レバレッジ取引は証拠金を上回る損失が出ることもある取引です。本記事は仕組みの解説で、特定の取引や高い倍率を勧めるものではありません。

※当サイトはMEXC・BTCC・BingX・Hyperliquidと紹介提携しており、記事内の紹介リンクから登録があると当サイトに報酬が入ることがあります。比較や計算の内容は提携の有無に左右されません。

コインチェックのレバレッジは何倍?2026年9月24日に最大2倍で再開

コインチェックのレバレッジ取引は最大2倍(必要証拠金率50%)です。2026年9月24日に、iOS版のCoincheckアプリ(バージョン5.0.0以降)で「Coincheckレバレッジ」として提供が始まりました(コインチェック公式プレスリリース)。

コインチェック公式プレスリリースのCoincheckレバレッジ提供開始のお知らせ(最大2倍)
Coincheckレバレッジの提供開始日・対象ペア・最大2倍が書かれた公式発表。出典:コインチェック株式会社 プレスリリース(2026年9月24日発表、9月26日取得)

Coincheckレバレッジの主な条件

項目 内容
開始日 2026年9月24日(木)
最大レバレッジ 2倍(個人。必要証拠金率50%)
取引できるペア BTC/JPY、ETH/JPY、XRP/JPY
使えるアプリ iOS版アプリのみ。Android版・Web版は2026年内に提供予定
取引の種類 CFD(差金決済)。暗号資産そのものは受け取れず、送金もできない
取引手数料 無料(売値と買値の差=スプレッドはある)
レバレッジ手数料 建玉の時価評価額×0.04%/日(午前0時をまたいで持つと発生)
ロスカット 証拠金維持率75%を下回ると、すべての建玉を強制決済
追証 毎日16時に証拠金維持率100%未満だと発生。翌日15時までに解消しないと強制決済
使える人 現物口座を開設済みで、適合性の確認などを済ませた個人(法人は2027年以降)

出典:コインチェック プレスリリース、Coincheckレバレッジの手数料・数量制限、Coincheckレバレッジとは?(公式コラム)、Coincheckレバレッジ取引説明書(2026年9月24日版)。いずれも2026年9月26日確認。

取引説明書を読むと、見落としやすい決まりが2つあります。1つ目は、新しく注文できるのは「実預託額(証拠金+含み損益)の95%」までという条件です。10万円を入れても、2倍ちょうどの20万円分ではなく、約19万円分(実質1.9倍)までしか建てられません。

2つ目は、証拠金維持率の分母が「建玉の今の価格×50%」で計算し直されることです。値下がりすると分母も小さくなるので、後の章で計算するとおり、GMOコインよりロスカットまでの距離が長くなります。

コインチェックのレバレッジのやり方(3ステップ)

  1. 現物口座を用意する:Coincheckの口座(販売所などで使う口座)が必要です。現物口座とレバレッジ口座は同時に申し込めます
  2. レバレッジ口座を開く:iOSアプリの案内から申し込み、重要事項を確認します。マイナンバーカードの提出などの本人確認と、適合性の確認があります
  3. 日本円を振り替えて注文する:現物口座の日本円をレバレッジ口座へ振り替えます(振替手数料は無料、Webからも可)。現物口座の円やBTCは、そのままでは証拠金になりません

実際のお金を使う前に、アプリのデモ取引で注文の流れを試せます。「レバレッジができない」「画面が出てこない」ときの原因と対処は、下の早見表にまとめました。

2020年にやめたレバレッジを、なぜ今再開したのか

コインチェックは2020年3月13日にレバレッジ取引の提供を終えています(コインチェック公式のお知らせ「『レバレッジ取引』のサービス提供終了について」(2019年12月16日))。公式のお知らせは終了の理由を詳しく書いていませんが、同じ年の5月には、暗号資産の証拠金取引が金融商品取引法の対象になり、個人の倍率が2倍に制限されました。

今回の再開では、コインチェックは第一種金融商品取引業(関東財務局長(金商)第3540号)の登録を受け、法令の2倍の枠の中で提供しています。「コインチェックだけが2倍」ではなく、国内の登録業者はどこも2倍が上限です。

コインチェックでレバレッジ取引ができない?原因と対処の早見表

コインチェックでレバレッジ取引ができないときは、多くが「iOSアプリ以外で開いている」「レバレッジ口座の開設が終わっていない」「日本円をレバレッジ口座へ振り替えていない」のどれかです。2026年10月9日に、コインチェックの公式プレスリリースと公式FAQで確かめた条件を、当てはまりやすい順に並べました。

できない原因 当てはまる人 どうすればいい?
Androidアプリ・パソコン(Web)には取引の画面がまだない Android・パソコンで開いている人 公式の案内では、Android版・Web版は2026年内に提供予定。今すぐ取引したいなら、iPhoneのCoincheckアプリか、Android・Webで使えるGMOコイン・bitFlyer(下の比較表)
アプリが古い iOS版アプリが5.0.0より前の人 App Storeでアプリを最新版に更新する(対応はバージョン5.0.0以降)
レバレッジ口座の開設・審査が終わっていない 現物口座(販売所などの口座)しか持っていない人 iOSアプリの案内からレバレッジ口座を申し込み、マイナンバーカードの提出などの本人確認と適合性の確認を済ませる
証拠金が入っていない 現物口座に日本円を入れたままの人 現物口座からレバレッジ口座へ日本円を振り替える(Webからも可)。販売所の円やBTCは、そのままでは証拠金にならない
注文が通らない(金額が多すぎる) 入れた額の2倍ちょうどで注文した人 新規注文は実預託額の95%まで。10万円なら約19万円分までにする
外国籍 日本国籍でない人 現時点ではレバレッジ口座を選べず、現物口座だけの開設になる(公式FAQ)
年齢 18歳未満・75歳以上の人 コインチェックの口座開設そのものを受け付けていない(公式FAQ)
法人 法人口座の人 Coincheckレバレッジの法人への提供は2027年以降の予定
2倍より高い倍率が選べない 全員 個人は法令で2倍が上限。どの国内の登録業者でも同じで、不具合ではない

出典:コインチェック プレスリリース(サービス概要)、Coincheck FAQ「アプリから口座開設する方法を教えてください」(2026年10月2日更新)、Coincheckレバレッジとは?(公式コラム)、Coincheckレバレッジ取引説明書。いずれも2026年10月9日確認。

Androidやパソコンしか持っていない人は、2026年10月9日時点ではCoincheckレバレッジで取引できません。公式の案内は「2026年内に提供予定」のままで、開始日は発表されていません。年内を待つか、Android・Webで2倍のレバレッジ取引ができるGMOコインやbitFlyerを使うかの2択です(手数料・ロスカットの違いは下の比較表)。

「コインチェック レバレッジ 終了」と調べると、2020年3月にサービスを終えたときのお知らせが出てきます。終了したのは2020年3月13日で、2026年9月24日に「Coincheckレバレッジ」として再開しています。古い記事やSNSの「コインチェックはレバレッジができない」という情報は、再開前のものです。

国内の取引所はなぜレバレッジ2倍までなのか

国内の取引所のレバレッジが2倍までなのは、法令で個人の証拠金が「取引額の50%以上」と決められているからです。取引所の方針ではなく、国のルールです。

金融庁の資料によると、暗号資産の証拠金取引は2020年5月の改正(資金決済法・金融商品取引法とその政府令)で金融商品取引法の対象になり、倍率の上限が次のように決まりました(金融庁「暗号資産に関連する制度整備について」)。

対象 上限の決め方 倍率
個人 暗号資産の種類によらず一律 2倍
法人 ペアごとの値動きから週1回計算 ペアごとに変わる
(参考)個人の外国為替FX 通貨の種類によらず一律 25倍

金融庁は個人を一律2倍にした理由として、主要な暗号資産でも値動きが激しいものが複数あること、ルールを分かりやすくすることを挙げています。為替FXの25倍に比べて低いのは、それだけ暗号資産の値動きが大きいと判断されたためです。

この2倍は、日本で登録を受けた業者(コインチェック、GMOコイン、bitFlyerなど)に対する規制です。海外の取引所は日本で登録していないため、この上限の外で高い倍率を出しています。海外の取引所を使うと、倍率だけでなく、日本の法律による利用者保護の外に出ることになります(後の章で詳しく説明します)。

海外の取引所は何倍までレバレッジをかけられる?

海外の取引所のBTC先物の最大倍率は、MEXCが500倍、BTCCが250倍、BingXが150倍、PerpDEX(分散型の先物取引所)のHyperliquidが40倍です(2026年9月時点)。

取引所 種類 BTCの最大レバレッジ 補足
MEXC 海外取引所(CEX) 500倍 建玉5BTCまで。大きくなるほど上限が下がり、最大レベルでは10倍
BTCC 海外取引所(CEX) 250倍 公式トップページの本文の表記(登録ページ等には「最大500倍」の表示もある)
BingX 海外取引所(CEX) 150倍 ETHは125倍。建玉の大きさで段階的に上限が下がる
Hyperliquid PerpDEX(DEX) 40倍 ETHは25倍。口座を作らずウォレットから取引
(参考)国内3社 国内の登録業者 2倍 法令の上限

出典:MEXC先物公式API(BTC_USDT)・MEXCリスク限度額、BTCC公式サイト、BingX公式告知、Hyperliquid公式API(metaAndAssetCtxs)。2026年9月25日確認。

海外の取引所は、最大倍率のほかに、手数料・本人確認(KYC)・日本語サポートも大きく違います。MEXC・BingX・BTCCなどを並べて比べた結果は最大レバレッジと手数料で海外取引所8社を比べた表にまとめています。どれも金融庁に登録していない海外の事業者で、日本の利用者保護は受けられません。MEXCは金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)警告を受けています。2026年2月からは本人確認をしないと入金・出金ができません。

注意したいのは、最大倍率は「建玉が小さいときだけ使える上限」だという点です。MEXCのBTCは、建玉が5BTCを超えると上限が200倍に下がり、さらに大きくなると100倍・50倍・20倍・10倍と段階的に下がります。BingX・BTCCも同じく段階制です。

そして、上限が高いことと、高い倍率を使ってよいことは別の話です。次の章の比較表と、その次のシミュレーションで、倍率を上げると何が起きるかを数字で確認してください。

国内と海外のレバレッジ比較表:最大倍率・手数料・ロスカット・追証・税金

国内と海外の違いは倍率だけではありません。国内は「倍率が低く、法律の保護があるが、追証や証拠金を超える損失の請求がある」。海外は「倍率が高く、追証はないが、日本の規制の外にある」と整理できます。

国内の取引所(最大2倍)

項目 コインチェック
(Coincheckレバレッジ)
GMOコイン
(暗号資産FX)
bitFlyer
(Crypto CFD)
最大倍率(個人) 2倍 2倍 2倍
取引手数料 無料(スプレッドあり) 無料(スプレッドあり) 無料
保有コスト 0.04%/日 0.04%/日 0.04%/日+ファンディングレート(8時間ごと)
ロスカット 証拠金維持率75%未満(分母は今の価格×50%) 証拠金維持率75%未満(分母は約定時の価格×50%) 証拠金維持率50%(分母は直近の価格で再計算)
追証 あり(16時判定、翌15時期限) あり(毎日6:30判定) あり(18時判定、翌17時期限)
証拠金を超える損失 不足額を支払う 不足金を請求される 急変時は起こりうる
税金 雑所得(総合課税) 雑所得(総合課税) 雑所得(総合課税)
使える環境 iOSアプリのみ(Android・Webは2026年内予定) アプリ・Web アプリ・Web

出典:コインチェック(上の章の出典)、GMOコイン 手数料・ロスカットの仕組み・追証、bitFlyer 手数料一覧・Crypto CFD。GMOコイン・bitFlyerは2026年9月25日確認。

海外の取引所(BTCで40〜500倍)

取引所 BTC最大倍率 先物手数料
(メイカー/テイカー)
ロスカット 追証 税金 登録
MEXC 500倍 0%/0.02%(BTC・ETHの特別料率。標準は0.01%/0.04%) 証拠金が維持証拠金(BTCは0.1%〜)を下回ると清算 なし(保険基金で補填) 雑所得 MEXCに登録(手数料20%還元)
BTCC 250倍 0.03%/0.055%(VIP0) 維持証拠金率を下回ると清算(建玉の大きさで段階制) なし(保険基金で補填) 雑所得 BTCCに登録
BingX 150倍 0.02%/0.05% リスク率100%で清算(維持証拠金+清算手数料) なし(保険基金で補填) 雑所得 BingXに登録
Hyperliquid 40倍 0.015%/0.045% 証拠金が維持証拠金(BTCは1.25%)を下回ると清算 なし(清算用ボールトが引き受け) 雑所得 Hyperliquidを使う

出典:MEXC先物公式API・MEXC保険基金、BTCC公式のVIP手数料データ・BTCC 清算と保険基金、BingX公式API(BTC-USDT)・BingX 強制決済ルール、Hyperliquid Docs(手数料)・(清算)。BingXは2026年9月26日、ほかは9月25日確認。手数料は一般ユーザーの料率。

当サイトの招待リンク特典:上記リンクからMEXCに登録すると、現物・先物・予測取引の取引手数料の20%がキャッシュバックされます(2026年9月時点)。

MEXCは日本の金融庁に登録していない取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)警告を受けています。また2026年2月5日から本人確認(初級KYC以上)が必須で、本人確認をしないと入金・出金ができません。BTCC・BingXは2026年9月25日時点で金融庁・財務局の警告を受けていませんが、日本で登録していない業者です。Hyperliquidは取引所の運営会社に資産を預けないDEXで、日本の登録業者ではありません。

ひと目でわかる評価表(◎○△×)

見るポイント 国内3社 MEXC BTCC BingX Hyperliquid
日本の法律による保護 ◎ × × × ×
追証・証拠金を超える請求がない × ◎ ◎ ◎ ◎
ロスカット後に証拠金が残りやすい ○ × × × ×
取引手数料の安さ ◎(無料・スプレッドあり) ◎ △ ○ ○
長く持つときのコスト △ ○ ○ ○ ○
取引できる銘柄の多さ △ ◎ ○ ◎ ○
日本円で直接入金できる ◎ × × × ×

※当サイトの評価。保有コストは、国内の0.04%/日と、海外の資金調達率が落ち着いている時期(0.01%/8時間=約0.03%/日)を比べたもの。資金調達率は相場によって大きく変わり、マイナス(受け取り)になることもあります。

証拠金10万円でシミュレーション:2倍・10倍・50倍のロスカットライン

証拠金10万円を全額使ってBTCを買った(ロング)場合に、何%値下がりするとロスカットになるかを計算しました。10倍では約9〜10%、50倍では約2%の値下がりで、入れた10万円がほぼなくなります。

2倍(建玉20万円):国内3社と海外の比較

取引所 ロスカットまでの値下がり幅 ロスカット時に残る証拠金(目安) 追証になる値下がり幅
GMOコイン 約12.5% 約7.5万円 少しでも下がると(翌朝6:30に判定)
コインチェック(建玉19万円=上限) 約24.2% 約5.4万円 約5.3%(16時に判定)
bitFlyer 約33.3% 約3.3万円 少しでも下がると(18時に判定)
MEXC(維持証拠金率0.1%) 約49.9% ほぼ0円 追証なし
Hyperliquid(同1.25%) 約49.4% ほぼ0円 追証なし

※当サイト試算。手数料・スプレッド・資金調達率は含めていません。GMOコイン:必要証拠金は約定時の価格×50%(10万円)で固定、その75%=7.5万円を割る値下がり。コインチェック:新規注文は実預託額の95%までのため建玉は最大19万円。(10万円−19万円×下落率)÷(19万円×(1−下落率)×50%)が75%になる下落率。bitFlyer:同じ式で50%になる下落率。海外:(1÷倍率−維持証拠金率)÷(1−維持証拠金率)。

同じ2倍でも、ロスカットまでの距離は取引所によって約12.5%〜約50%と4倍近く違います。国内は「維持率75%(bitFlyerは50%)」でロスカットされるので、ロスカットの時点で証拠金がまだ残ります。そのぶん、ロスカットまでの距離は短くなります。

もう1つの違いは追証です。国内で証拠金を全部使って2倍にすると、GMOコインでは少し下がっただけで追証になり、期限までに入金か決済が必要になります。コインチェックでも約5%の値下がりで追証の状態になります。国内で2倍を使うときは、証拠金に余裕を持たせるのが前提です。

10倍(建玉100万円)・50倍(建玉500万円):海外だけ

倍率 建玉 MEXC(維持証拠金率0.1%) Hyperliquid(同1.25%) ロスカット時の損失
10倍 100万円分 約9.9%の下落 約8.9%の下落 ほぼ10万円(全額)
50倍 500万円分 約1.9%の下落 使えない(BTCは最大40倍) ほぼ10万円(全額)

※当サイト試算。分離マージン(その取引に入れた証拠金だけでロスカットを判定する方式)で、手数料・資金調達率は含めていません。BTCC・BingXも維持証拠金方式のため、同じ倍率なら「1÷倍率」(10倍なら10%、50倍なら2%)より少し手前で清算されます。正確な清算価格は各社の注文画面に表示されます。

グラフで見る:ロスカットまでの値下がり幅(証拠金10万円・ロング)

海外・2倍(MEXC):約49.9%
49.9%
国内・2倍(bitFlyer):約33.3%
33.3%
国内・2倍(コインチェック):約24.2%
24.2%
国内・2倍(GMOコイン):約12.5%
12.5%
海外・10倍(MEXC):約9.9%
9.9%
海外・50倍(MEXC):約1.9%
1.9%

※バーの長さは値下がり幅(最大50%)に比例。当サイト試算。

ビットコインの実際の値動きで見ると、何倍が危ない?

計算したロスカットラインに、BTCが実際どれくらいの頻度で届いていたかを、Binance BTC/USDTの日足2,459日分(2020年1月1日〜2026年9月24日)で集計しました。各日の終値で買ったとして、その後30日間の安値がロスカットラインに届いた日の割合です。

ケース ロスカットまでの値下がり幅 30日以内に届いた割合 翌日1日だけで届いた割合
海外・2倍(MEXC) 約49.9% 約1.2% 0%
国内・2倍(bitFlyer) 約33.3% 約4.9% 0%
国内・2倍(コインチェック、建玉19万円) 約24.2% 約10.9% 約0.1%
国内・2倍(GMOコイン) 約12.5% 約34.0% 約1.1%
海外・10倍(MEXC) 約9.9% 約42.8% 約1.8%
海外・10倍(Hyperliquid) 約8.9% 約47.2% 約2.4%
海外・50倍(MEXC) 約1.9% 約86.1% 約41.0%

※当サイト集計。元データ:Binance公式API(BTCUSDT日足)。ロングの場合。ショート(売り)で30日以内に届いた割合は、10倍(MEXC)で約55%、50倍で約91%と、ロングより高くなりました。過去の値動きは将来を保証しません。

この集計から言えるのは、50倍は「翌日1日だけで約4割」の確率でロスカットラインに届く、ほぼ運任せの倍率だということです。BTCが1日のうちに始値から1.9%以上下がった日は、2020年以降で約41%ありました。10倍でも、1か月持つと4割以上のケースでロスカットに届いています。

逆に、実効2倍(証拠金の2倍までの建玉)なら、海外でも30日以内に届いたのは約1%です。倍率の上限が何倍でも、実際に使う倍率を低くすれば、ロスカットはぐっと遠くなります。何倍まで安全かは倍率ではなく「1回に失ってよい金額」から決めるのが基本で、詳しい決め方は「仮想通貨のレバレッジは何倍まで安全?証拠金100万円でロスカットラインを計算」で解説しています。

保有コストも倍率に比例して重くなる

ポジションを持ち続けるコストは、証拠金ではなく建玉の金額にかかります。証拠金10万円で30日間持った場合の目安は次のとおりです。

ケース 建玉 30日間の保有コスト(目安) 証拠金10万円に対する割合
国内・2倍(0.04%/日) 20万円 約2,400円 約2.4%
海外・2倍(資金調達率0.01%/8時間) 20万円 約1,800円 約1.8%
海外・10倍(同) 100万円 約9,000円 約9%
海外・50倍(同) 500万円 約45,000円 約45%

※当サイト試算。資金調達率は相場が落ち着いている時期の標準的な水準(0.01%/8時間)で計算。相場が過熱すると何倍にもなり、マイナス(受け取り)になることもあります。MEXC・BingXは8時間ごと、Hyperliquidは1時間ごとに精算されます。

50倍で1か月持つと、値動きがなくても証拠金の半分近くがコストで消える計算です。高い倍率は、短時間の売買以外には向きません。

国内で足りる人・海外が向く人

多くの人は国内の2倍で足ります。海外が向くのは「倍率が欲しい人」ではなく、「低い倍率でも、国内に無い銘柄や安い手数料が必要な人」です。

国内(2倍)で足りる人

  • BTC・ETH・XRPなど主要銘柄の売買が中心
  • 日本円で入金・出金したい
  • 日本の法律の保護(登録業者・分別管理)を重く見る
  • レバレッジは初めて。まず少額・1倍台で試したい
  • 確定申告の書類を取引所から取りやすい方がよい

海外が向く人

  • 国内で扱いのないアルトコインや、金・原油・米国株の先物も取引したい
  • 手数料を抑えて回数の多い売買をする
  • 追証(追加の入金)が発生しない仕組みで、損失を入れた証拠金までに区切りたい
  • USDTの入出金や、ウォレットの管理に慣れている
  • 日本の規制の外にあるリスクを理解している

30秒で決まる選び方

あなたの状況 向いている選択 理由
レバレッジは初めて、主要銘柄だけ 国内(コインチェック・GMOコイン・bitFlyer) 2倍で十分。証拠金に余裕を持たせて1倍台から
手数料を抑えて先物を回数多く取引したい MEXC BTC先物はメイカー0%/テイカー0.02%。当サイト経由で手数料20%還元
取引所に資産を預けたくない Hyperliquid ウォレットから直接取引するDEX。本人確認なし
金融庁の警告を受けていない海外取引所を選びたい BingX・BTCC 2026年9月25日時点で警告なし(ただし日本の登録業者ではない)
高い倍率で一気に増やしたい おすすめしない 50倍は翌日だけで約4割がロスカットラインに届いた

海外を使う場合も、使う倍率は国内と同じ2〜3倍以下に抑え、損切り注文を必ず置くことをおすすめします。海外の取引所は倍率を1倍単位で自分で決められるので、最大倍率を使う必要はありません。

各社の登録方法は、「MEXCの口座開設・登録方法」「BingXの登録方法」「BTCCの登録・口座開設方法」「Hyperliquidの始め方」で画像付きで解説しています。海外取引所をまとめて比べたい人は「海外仮想通貨取引所おすすめランキング」をご覧ください。

コインチェックの2倍と、海外の先物を同じ条件で比べたい人へ:証拠金10万円・2倍(建玉20万円)でBTCを持つと、コインチェックは取引手数料が無料(スプレッドあり)の代わりに、日をまたぐたびにレバレッジ手数料80円(20万円×0.04%)がかかり、30日持てば約2,400円です。MEXCの先物は倍率を1倍から選べ、BTCの手数料はメイカー0%/テイカー0.02%で、20万円分を成行で買って売る往復は約80円(ほかに、持っている間は資金調達料のやり取りがあり、率は変動します)。振替・注文・損切り(TP/SL)の置き方と強制決済価格の計算は「MEXCの先物取引のやり方」で画像付きで解説しています。MEXCは日本の登録業者ではなく、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月)警告を受けています。2026年2月からは本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。

低い倍率・安い手数料で先物を使うなら:MEXC(BTC先物はメイカー0%/テイカー0.02%)

倍率は1倍から自分で設定できます。登録後、先物を使うには本人確認(初級KYC以上)が必要です。金融庁から警告を受けている海外取引所である点を理解したうえで利用してください。

MEXCに登録する(手数料20%還元)

MEXCの紹介リンクから開いた新規登録画面
当サイトのリンクから開いたMEXCの登録画面。登録後、先物を使うには本人確認が必要。出典:MEXC公式サイト(2026年9月26日取得)

海外の取引所でレバレッジ取引をする前に知っておくこと

海外の取引所は、日本の金融庁に登録していない業者です。トラブルが起きても日本の法律による利用者保護は受けにくく、日本からのサービスが急に止まることもあります。2026年にはBybitが日本居住者向けの取引を終了し、Bitgetも日本居住者の新規登録を止めました(「海外取引所の日本撤退まとめ」)。

改正金融商品取引法で、海外取引所の扱いが変わる可能性

2026年に成立した改正金融商品取引法では、暗号資産の取引が金融商品取引法の枠組みに移り、無登録の業者に対する規制が強まります。施行は公布から1年以内の政令で定める日です(「暗号資産の規制、資金決済法から金融商品取引法へ」)。施行後は、海外の取引所の日本向けサービスや、日本語での案内が変わる可能性があるので、海外の口座に大きな資金を置きっぱなしにしないことをおすすめします。

税金は国内も海外も「雑所得」

2026年9月時点では、暗号資産のレバレッジ取引(先物・CFD)の利益は、国内の取引所でも海外の取引所でも雑所得(総合課税)です。給与などと合算して税率が決まり、所得によっては住民税と合わせて最大約55%になります。申告分離課税(約20%)への見直しが進んでいますが、対象は国内の登録業者を通じた取引になる見込みで、海外の取引所は対象外とされています。

海外の取引所は取引所から年間の損益報告書が届かないことが多いので、取引履歴を自分でダウンロードして保存しておきましょう。詳しくは「仮想通貨の確定申告のやり方」と「仮想通貨の利益、税金はいくら?」をご覧ください。

高い倍率で起きやすい失敗

  • クロスマージンで口座の全残高を失う:口座の残高すべてを証拠金として使う「クロス」にすると、1つの取引の損失で口座全体がロスカットされることがあります。最初は「分離(アイソレーテッド)」を選びましょう
  • ロスカットを損切りの代わりにする:ロスカットは証拠金がほぼなくなる地点です。損切り注文はそれより手前に自分で置きます
  • ナンピンで倍率が上がる:下がるたびに買い増すと、気づかないうちに実効レバレッジが上がります
  • 急変時のすべり:大きなニュースの直後は、損切り注文が想定より悪い価格で約定することがあります(「LSKの1日500%急騰→暴落」の例)

よくある質問(FAQ)

Q1. コインチェックのレバレッジは何倍までですか?

コインチェックのレバレッジ(Coincheckレバレッジ)は、個人で最大2倍です。必要証拠金率は50%で、新規注文は実預託額の95%までなので、実際に建てられるのは証拠金の約1.9倍までです。

Q2. コインチェックのレバレッジはAndroidやパソコンで使えますか?

2026年10月9日時点の公式の案内では、取引できるのはiOS版のCoincheckアプリ(バージョン5.0.0以降)だけです。Android版とWeb版は2026年内に提供予定と発表されています。現物口座とレバレッジ口座の間の日本円の振替は、Webからもできます。

Q3. コインチェックはなぜ一度レバレッジ取引をやめたのですか?

コインチェックは2020年3月13日にレバレッジ取引の提供を終えました。公式のお知らせは詳しい理由を書いていませんが、同年5月に暗号資産の証拠金取引が金融商品取引法の対象になり、倍率が2倍に制限される時期でした。2026年9月24日、第一種金融商品取引業の登録のもとで再開しています。

Q4. 国内でレバレッジ2倍より上をかける方法はありますか?

国内の登録業者では、個人は2倍より上をかけられません。法人口座は、ペアごとの値動きから週1回計算される倍率になります。2倍より高い倍率を出しているのは、日本で登録していない海外の取引所だけです。

Q5. 海外の取引所でレバレッジ取引をするのは違法ですか?

金融庁の警告は、日本で登録を受けずに日本居住者向けに営業している業者に向けたものです。たとえばMEXCへの警告(2024年11月28日)は、「MEXC Global」がインターネットを通じて日本居住者を相手に暗号資産交換業を行っていたことを理由に、業者に対して出されています(金融庁の公表資料)。

利用者の側には、はっきりした不利益があります。金融庁は、登録業者には預かった資産の分別管理やトラブル時の対応窓口などの態勢が求められる一方、無登録業者ではそれを確認できないと説明し、無登録業者と取引しないよう注意を呼びかけています(金融庁「無登録業者との取引は要注意!!」)。海外の無登録業者とは、トラブルが起きても業者への追及は「極めて困難」とされています(金融庁)。

また、改正金融商品取引法の施行後は、海外の取引所の扱いが変わる可能性があります。

Q6. 追証とロスカットの違いは何ですか?

ロスカットは、証拠金維持率が基準を下回ったときに取引所が自動で建玉を決済することです。追証は、維持率が100%を下回ったときに、期限までに入金か決済を求められる仕組みです。国内のコインチェックとGMOコインには両方ありますが、MEXC・BTCC・BingX・Hyperliquidには追証がなく、基準を割るとロスカットになります。

Q7. 海外の取引所なら、損失は入れた証拠金までで済みますか?

MEXC・BTCC・BingXは、清算価格より悪い価格で約定した損失を保険基金で補い、利用者に追加の支払いを求めない仕組みです。Hyperliquidにも追証の制度はありません。ただし、ロスカットになればその証拠金はほぼ戻らず、「クロス」を選んでいると口座全体の残高が対象になります。

Q8. レバレッジ取引の利益にかかる税金は国内と海外で違いますか?

2026年9月時点では、国内・海外とも雑所得(総合課税)で、計算方法は同じです。申告分離課税への見直しは国内の登録業者での取引が対象になる見込みで、海外の取引所は対象外とされています。

Q9. コインチェックでレバレッジ取引ができないのはなぜですか?

コインチェックでレバレッジ取引ができない原因は、多くが「Android・Webで開いている(2026年10月9日時点で取引はiOSアプリだけ)」「レバレッジ口座の開設が終わっていない」「日本円を現物口座からレバレッジ口座へ振り替えていない」のどれかです。外国籍の人はレバレッジ口座を選べず、法人は2027年以降の予定です。原因ごとの対処は早見表をご覧ください。

Q10. コインチェックのレバレッジ取引はいつ再開しましたか?

コインチェックのレバレッジ取引は、2026年9月24日に「Coincheckレバレッジ」としてiOSアプリで再開しました。2020年3月13日にいったん終了してから約6年半ぶりで、倍率は最大2倍、取引できるのはBTC/JPY・ETH/JPY・XRP/JPYの3ペアです。

まとめ:国内の2倍で足りる人が多い。海外を使うなら倍率は低く

  • コインチェックは2026年9月24日にレバレッジ取引を再開。最大2倍、iOSアプリのみ、BTC・ETH・XRPの3ペア
  • 国内が2倍までなのは法令(個人の証拠金は取引額の50%以上)のため。国内の登録業者はどこも同じ
  • 海外のBTCの最大倍率はMEXC 500倍、BTCC 250倍、BingX 150倍、Hyperliquid 40倍
  • 国内は追証・証拠金を超える損失の請求があるが、ロスカット後に証拠金が残りやすい。海外は追証がないが、ロスカットで証拠金がほぼなくなる
  • 証拠金10万円なら、ロスカットまでの値下がり幅は10倍で約9〜10%、50倍で約2%。50倍は翌日だけで約4割がロスカットラインに届いた
  • どこを使っても、実際に使う倍率は2〜3倍以下、損切り注文は必ず置く

レバレッジの上限が高い取引所を選ぶ理由は、「高い倍率を使うため」ではなく、手数料や銘柄の多さのためであるべきです。まずは国内・海外どちらでも、少額と低い倍率で仕組みを確かめてから取引してください。

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※本記事のデータは2026年9月26日時点です。最大レバレッジ・維持証拠金率・手数料・資金調達率・ロスカットの基準は各社の都合で変わります。取引前に必ず各社の公式ページで最新の条件を確認してください。本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言ではありません。レバレッジ取引は元本を超える損失が生じる可能性があります。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。

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