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Paytend(ペイテンド)のカードが使えない理由は?免許取消の経緯と残高の引き出し方、BingXカードはどうなった【2026年10月最新】

発行元の免許取消で使えなくなったPaytendのカードと、残高の引き出しを表すイラスト 仮想通貨カード

Paytend(ペイテンド)のカードが使えないのは、発行元のPaytend Europe UAB(リトアニア)が電子マネー事業の免許を取り消され、2026年3月3日から決済ができなくなったためです。BingXのアプリから申し込んだ旧BingXカードもPaytendの発行で、BingXは3月10日に「利用停止」と告知しました。

この記事では、BingXの告知とPaytend公式サイトの告知(いずれも2026年10月9日に確認)をもとに、何が起きたか、カードの残高はどうなるか、今やることを順番にまとめます。「返金を代行する」という連絡には応じないでください。Paytendは、メール・電話・第三者を通した引き出しの依頼は受け付けないと告知しています。

この記事の結論(2026年10月9日時点)

  • 使えない理由:リトアニア中央銀行が、Paytend Europe UABの電子マネー機関免許(No.41)を取り消した。2026年3月3日から、Paytendは電子マネーの発行と決済サービスができない。
  • カードは:Paytend発行のカードは、BingX経由のものも含めて決済できない。Paytendは「新しい決済取引は実行しない」と告知している。再開の告知はない。
  • 残高は:Paytendは「資金は法律の要件に従って保全されている」とし、残高の引き出しはPaytendアプリの「Withdraw Your Balance」だけで受け付けている。
  • 受取口座:引き出し先は本人名義の銀行などの口座だけ。手元に受取口座の情報を用意してからアプリを開く。
  • BingXは:3月10日の告知のあと、残高の扱いについて続報を出していない。
  • 代わりのカード:今のBingXカードはWirexの発行で、Paytendとは別のカード。ほかの候補は仮想通貨カードのランキングで比べられる。

→ 今やること(残高の引き出し手順)へ

免許の取消(決済の停止)
2026年3月3日
リトアニア中央銀行の決定
BingXの停止告知
2026年3月10日
続報なし(10月9日時点)
残高の引き出し窓口
Paytendアプリ
メール・電話は不可

出典:BingX「BingXカードサービス停止に関するお知らせ」(2026年3月10日)、Paytend「Client Fund Withdrawal Notice」(2026年10月9日確認)

Paytendのカードが使えないのはなぜ?結論

Paytendのカードが使えないのは、Paytend Europe UABが2026年3月3日に電子マネー機関の免許を失い、決済サービスを提供できなくなったためです。カード側の不具合や、利用者のアカウントの問題ではありません。

Paytend自身の告知では、免許の取り消しはリトアニア中央銀行の理事会の決定によるもので、3月3日から電子マネーの発行と決済サービスができず、新しい決済取引は実行しないとしています。BingXも同じ内容を3月10日に告知し、BingX経由で申し込んだPaytend発行のカードは「取引や支払い機能を利用できません」と案内しました。

BingXカードサービス停止に関するお知らせ。Paytend Europe UABが発行したカードは現在利用停止と書かれた部分を赤枠で囲んだ画面
BingXの告知(2026年3月10日)。BingX経由で申し込んだPaytend発行のカードは、取引や支払いができない(出典:BingX公式サポート、2026年10月9日取得)

カードを作ったのがBingX経由でも、Paytendのアプリから直接でも、発行元は同じPaytend Europe UABです。どの経路で作ったカードでも、決済が再開するという告知は2026年10月9日時点で出ていません。

Paytend(ペイテンド)とは?どこの会社?

Paytend Europe UABは、リトアニアの首都ビリニュスに本社を置く電子マネー事業者です。個人・法人向けの口座(IBAN口座)、送金、MastercardとUnionPayのカードの発行、お店向けの決済(アクワイアリング)を提供していました。BingXなどのサービスに、カードの発行元として機能を提供していた会社です。

項目内容
会社名Paytend Europe UAB(UAB “Paytend Europe”)
所在地リトアニア ビリニュス(16 Gynėjų St.)
持っていた免許リトアニア中央銀行の電子マネー機関免許(Licence No.41)
免許の状態2026年3月3日に取り消し(電子マネーの発行・決済サービスは不可)
主なサービス個人・法人の口座、送金、カードの発行、店舗向け決済
アプリApp Storeの「Paytend」(提供元 PAYTEND EUROPE UAB)。最終更新は2026年4月21日
BingXとの関係旧BingXカードの発行パートナー(BingXの告知)

出典:Paytend公式サイト、BingXの告知、App Store(Apple公式の情報、2026年10月9日確認)

Paytendの公式サイトの下部には、今も「EMIライセンス」の表記が残っています。ただし同じサイトの告知で、Paytend自身が免許の取り消しを明記しています。サイトの表記だけを見て「今も営業している」と判断しないでください。

Paytendに何が起きた?免許取消までの時系列

リトアニア中央銀行は検査で重大な違反を見つけ、2026年3月3日にPaytend Europe UABの免許を取り消しました。リトアニアの公共放送LRTは、3月4日にこの決定を報じています。

日付出来事出典
2026年3月3日リトアニア中央銀行の決定で、Paytend Europe UABの電子マネー機関免許(No.41)が取り消される。この日から電子マネーの発行・決済サービスができなくなるPaytendの告知、BingXの告知、リトアニア中央銀行
2026年3月4日LRT(リトアニア公共放送)が、取り消しの理由と「顧客に精算の手続きを知らせる義務」を報道LRT
2026年3月10日BingXが「BingXカードサービス停止に関するお知らせ」を出す。資金の扱いは「対応策が明確になり次第案内」BingXの告知
2026年4月21日Paytendアプリ(App Store)の最後の更新(バージョン2.70)App Store
2026年7月13日BingXが新しいBingXカードを発表。発行はWirexBingX公式ブログ
2026年10月9日BingXの告知に続報なし。Paytendの公式サイトに「残高の引き出し」の告知が出ている当サイトが確認

免許が取り消された理由は?

LRTの報道によると、リトアニア中央銀行が検査で指摘したのは、主に次の4点です。

  1. 取引の監視が不十分:疑わしい取引を見つける仕組みが足りず、警告(アラート)を適時に分析していなかった
  2. 届け出をしなかった:疑わしい取引を、金融犯罪の捜査機関に届け出るべきときに届け出なかった
  3. マネーロンダリング対策と内部統制の欠陥:管理の機能が事業の利益から十分に切り離されていなかった
  4. 決算書の未提出:2024年の監査済みの財務諸表を期限までに出さなかった

LRTは、会社が5営業日以内に、口座の精算の手続きを顧客に知らせる必要があるとも伝えています。Paytendが公式サイトに出している「残高の引き出し」の告知が、その案内にあたります。

Paytendのカードと残高はどうなる?

カードは使えないままで、残高はPaytendアプリから本人名義の口座へ引き出す形で精算されています。Paytendは、資金は法律の要件に従って保全(セーフガード)されていると説明しています。

Paytend公式の告知。2026年3月3日から電子マネーの発行と決済サービスができず、資金は保全されていると書かれた部分を赤枠で囲んだ画面
Paytend公式の告知。リトアニア中央銀行の決定で免許No.41が取り消され、2026年3月3日から決済サービスができない(出典:Paytend公式サイト、2026年10月9日取得)
項目公式に書かれていること書いた会社
カードの決済できない。新しい決済取引は実行しないPaytend・BingX
サービスの再開再開の告知はない(BingXは「明確になり次第案内」)BingX
預けていた資金法律の要件に従って保全されている。既存の顧客との精算を行っているPaytend
引き出しの窓口Paytendアプリだけ(Profile → Support → Withdraw Your Balance)Paytend
引き出し先本人名義の、銀行・電子マネー機関・決済機関の口座だけPaytend
受け付けない方法メール・電話・第三者のサービスを通した引き出しの依頼Paytend
問い合わせ先Paytendの告知:clients@paytend.com/BingXの告知:operation@paytend.comPaytend・BingX
BingXカードの残高の扱い「対応策が明確になり次第案内」とだけあり、10月9日時点で続報なしBingX

出典:Paytend「Client Fund Withdrawal Notice」、BingX「BingXカードサービス停止に関するお知らせ」(2026年10月9日確認)

BingX経由で作ったカードの残高が、Paytendアプリの引き出し手順の対象になるかは、BingXとPaytendのどちらの告知にも明記されていません。BingXは「詳しくはPaytendの公式サイトを見て、分からないことはPaytendに問い合わせて」と案内しています。まずPaytendアプリにログインできるかを確かめ、できなければ問い合わせる、という順番が確実です。

いつまでに引き出す必要があるか(期限)と、受取口座に日本の銀行を使えるかは、Paytendの告知に書かれていません。

Paytendのカードを持っている人が今やることは?

まずPaytendアプリにログインして残高を確かめ、残っていれば「Withdraw Your Balance」から本人名義の口座へ引き出しを申請します。Paytendの告知にある手順を日本語にすると、次のとおりです。

Paytend公式の告知。残りの資金の引き出しはPaytendアプリが唯一の公式の窓口と書かれた部分を赤枠で囲み、その下に引き出しの手順が写った画面
残高の引き出しはPaytendアプリだけ。Profile → Support → Withdraw Your Balance の順に進む(出典:Paytend公式サイト、2026年10月9日取得)
  1. Paytendアプリを開いてログインする(App Storeの「Paytend」、提供元 PAYTEND EUROPE UAB)
  2. 画面下のいちばん右のアイコン「Profile」を開く
  3. 「Support」を選ぶ
  4. 「Withdraw Your Balance」を押す
  5. 受取口座の情報を入れて申請する(本人名義の口座だけ。銀行・電子マネー機関・決済機関の口座)

アプリにログインできない、BingX経由のカードの残高が表示されない、という場合は、次のように進めます。

状況やること
Paytendアプリにログインできる上の手順で「Withdraw Your Balance」から申請する
アプリにログインできない・残高が出ないPaytendの告知にある clients@paytend.com に、手続きの方法を質問する(BingXの告知の窓口は operation@paytend.com)
BingX経由で作ったカードの残高があるBingXのアプリ内サポートにも、カードの残高の扱いを問い合わせて記録を残す
「返金を手伝う」という連絡が来た応じない。Paytendは第三者経由の引き出しの依頼を処理しないと告知している

問い合わせるときは、カードの下4けた、BingXのUID、残高、カードを作った時期をまとめて書くと、やり取りが少なく済みます。カード番号の全桁、パスワード、認証コード、ウォレットの秘密鍵は、誰にも送らないでください。メールで引き出しの依頼は受け付けないとPaytendが告知しているため、メールで「口座情報を送れば返金する」と求めてくる相手は疑ってください。

BingXのアカウント自体で出金できない・凍結された、という別の困りごとはBingXで出金できない・凍結・ログインできないときの原因と対処にまとめています。

Paytendの代わりのカードは?

BingXを使い続けるなら、今のBingXカード(2026年7月開始、Wirex発行)がPaytendに代わるカードです。Paytendとは発行元が別で、今回の免許取消の影響は受けていません。ほかの取引所やウォレットのカードと比べてから決めるのもおすすめです。

今回のように発行元が止まると、カードに入れていた残高ごと動かせなくなります。カードには使う分だけを入れるか、資産を自分のウォレットに置いたまま払える「ウォレット直結型」のカードを選ぶと、発行元のトラブルの影響を小さくできます。

カード還元率年会費資産を預かるのは
BingXカード(Wirex発行)2〜3%(バーチャル)無料事業者(BingXの口座)
ether.fi Cash3%無料(Core)本人(自己管理型)
Triaカード1.5〜6%(月の上限あり)年20ドル〜本人(自己管理型)
KASTカード1.5%無料事業者(提携先が保管)

数値は当サイトの「仮想通貨クレジットカード比較」の総合比較表の値(各社の公式情報、2026年9月24日〜10月3日確認)。円での支払いの手数料・物理カード・ATMの条件はリンク先で比べています。

どのカードも、日本の暗号資産交換業の登録を受けていない海外の事業者のサービスです。トラブルがあっても日本の利用者保護の仕組みは使えません。

BingXカードの還元の条件・手数料・日本での申し込みは、仮想通貨カード比較のBingXカードの節で解説しています。

Paytendについてよくある質問

Q. Paytendのカードはまた使えるようになる?

2026年10月9日時点で、Paytendのカードが再び使えるようになるという告知はありません。Paytendは免許を失っており、「新しい決済取引は実行しない」と告知しています。BingXは「サービス再開の対応も含め、明確になり次第案内する」としていますが、3月10日以降に続報はありません。

Q. Paytendのアプリがまだストアにあるのは営業しているから?

アプリがストアにあることは、決済サービスを続けていることを意味しません。App Storeの「Paytend」アプリは今も掲載されていますが(最終更新2026年4月21日)、Paytendの告知では、アプリは残高を引き出すための窓口として案内されています。新しく口座やカードを作って使うことはできないと考えてください。

Q. PaytendのカードはApple Payで払える?

払えません。Apple Payに登録していても、支払いはカードの発行元が処理するため、Paytendが決済サービスを止めている今は使えません。Paytendの公式サイトにはApple Payの案内が残っていますが、告知のほうが新しい情報です。

Q. 残高は全額戻ってくる?

全額が戻るかどうかは、Paytendの告知にもBingXの告知にも書かれていません。Paytendは「資金は法律の要件に従って保全されている」「既存の顧客との精算を行っている」と説明し、アプリからの引き出しを案内しています。BingX経由のカードの残高の扱いは、BingXが「対応策が明確になり次第案内する」としたままです。

Q. 問い合わせ先はoperation@paytend.comとclients@paytend.comのどちら?

Paytend公式サイトの今の告知は、質問の窓口を clients@paytend.com としています。BingXの3月10日の告知は operation@paytend.com を案内しています。どちらのアドレスも、メールでの引き出しの依頼は受け付けられないため、メールは手続きの方法を聞くために使い、引き出しの申請はPaytendアプリから行います。

Q. 今のBingXカードも止まる?

今のBingXカードは、2026年7月にBingXが発表したWirex発行のカードで、Paytendの免許取消とは関係がありません。BingXは新しいカードの発表でPaytendに触れておらず、今のカードが止まるという告知もありません(2026年10月9日時点)。

Q. Paytend Europe UABとPaytendは同じ会社?

同じです。Paytendのサービスを欧州で提供していたのがPaytend Europe UABで、公式サイトの運営者もPaytend Europe UABです。免許を取り消されたのも、このPaytend Europe UABです。

まとめ:Paytendのカードは使えない。残高はアプリから引き出しを申請する

まとめ(2026年10月9日時点)

  • Paytend Europe UABは、2026年3月3日にリトアニア中央銀行から電子マネー機関の免許を取り消され、カードの決済はできない。
  • BingX経由のPaytend発行カードも停止。BingXは3月10日の告知のあと、残高の扱いについて続報を出していない。
  • 残高の引き出しは、Paytendアプリの「Profile → Support → Withdraw Your Balance」から、本人名義の口座へ。メール・電話・第三者経由は受け付けない。
  • 代わりのカードは、今のBingXカード(Wirex発行)か、仮想通貨カードの比較で選ぶ。カードには使う分だけを入れる。

本記事の内容は2026年10月9日(日本時間)に、BingXの告知(日本語版・英語版)、Paytend公式サイトの告知「Client Fund Withdrawal Notice」、リトアニア中央銀行の発表とそれを報じたLRT(2026年3月4日)、App Store、BingX公式ブログで確認したものです。BingX・Paytendから続報が出た場合は、この記事を更新します。

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