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Nado(ナド)は、Krakenが立ち上げたイーサリアムL2「Ink」上で動く、板取引(オーダーブック)型のDEXです。現物・無期限先物(パーペチュアル)・レンディングを1つの口座で扱え、2026年5月21日からは招待コードなしで誰でも使えるようになりました。
「Nadoは本当に使いやすいのか」「手数料はHyperliquidより安いのか」「INKトークンのエアドロップはあるのか」。この記事では、Nadoの公式ドキュメント、Ink・Kraken・Ink Foundationの公式発表をもとに、使い方と評価、Inkチェーンへの期待を「確定している事実」と「まだ期待の段階のこと」に分けて解説します。
この記事の結論
- Nadoは、預かり資産(TVL)でInk上最大のDEX。テイカー手数料は0.035%で、Hyperliquidの基本料率0.045%より安い
- 暗号資産だけでなく、米国株・金・原油・ドル円(USDJPY)の無期限先物も同じ口座で取引できる
- INKトークンは「発行予定」を公式に発表済み。ただし配布日・配布量は未発表(2026年9月24日時点)
- Nado公式は「ポイントを将来のINKエアドロップ配分の判断に使う」と明言。ただし配布は保証されていない
- 日本居住者はKraken本体を使えないため、INKを狙うならNadoなどInk上のアプリを使うのが現実的
NadoとHyperliquid・Aster・edgeXなど、日本から使えるPerpDEX9社を流動性・安全性・手数料などの100点満点で比べた結果はPerpDEXおすすめランキング9選にまとめています(2026年10月4日時点でNadoは57点の8位、1位はHyperliquidの72点)。
- Nado(ナド)とは?Kraken系L2「Ink」上のオーダーブック型DEX
- Nadoの特徴は?ほかのDEXとの違い5つ
- Nadoの手数料はいくら?Hyperliquidと比べて安い?
- Nadoで取引できる銘柄とレバレッジは?
- Inkチェーンとは?Krakenが作ったL2に寄せられる期待
- INKトークンとは?公式に発表されていること・未発表のこと
- INKのエアドロップはありそう?Nadoのポイントの仕組み
- Nadoの始め方|ウォレット準備から初取引まで
- Nadoは安全?運営・監査・リスクを確認
- 日本からNadoは使える?規制と税金の注意点
- Nadoはどんな人に向いている?
- Nado・Ink・INKトークンのよくある質問
- まとめ:Nadoは「安い手数料」と「INKへの備え」を両立できるDEX
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Nado(ナド)とは?Kraken系L2「Ink」上のオーダーブック型DEX
Nadoとは、Krakenが立ち上げたL2「Ink」上で動く、中央指値注文板(CLOB)方式の分散型取引所(DEX)です。Uniswapのような自動マーケットメーカー(AMM)ではなく、BinanceやBybitと同じ「板」で売買するため、指値・成行・TWAPなどの注文を細かく使い分けられます。
Nadoの公式ドキュメントは、Nadoを「Krakenを手がけたチームが支援する(backed by)DEX」と説明しています。資金はユーザー自身のウォレットとスマートコントラクトで管理され、取引所に預ける必要はありません。

Nadoの基本スペック
| 項目 | Nadoの内容 |
|---|---|
| 基盤チェーン | Ink(KrakenのL2。OP Stack採用、Superchainの一員) |
| 取引方式 | オーダーブック(CLOB)。注文照合はオフチェーン、決済はInk上 |
| 約定速度 | 5〜15ミリ秒(公式ドキュメント) |
| 取引できるもの | 無期限先物82銘柄・現物14銘柄(2026年10月9日時点、Nado API) |
| 最大レバレッジ | BTC・ETHで最大50倍、FXで最大40倍、米国株で最大20倍(銘柄ごとに異なる) |
| 取引手数料(初期) | テイカー0.035%/メイカー0.01% |
| 証拠金の通貨 | USDT0(Ink上のUSDT)。wETH・kBTC・USDCなども担保にできる |
| 本人確認(KYC) | 不要(クレジットカード入金を使う場合のみ、決済代行Fun.xyzの確認あり) |
| 画面の言語 | 日本語に切り替えられる(右上の地球のアイコン。英語・スペイン語・日本語・中国語(簡体)・ドイツ語・ロシア語の6つ、2026年10月4日確認) |
| 招待コード | 2026年5月21日から不要(任意で紐づけ可能) |
| 預かり資産(TVL) | 約5,380万ドル(DefiLlama、2026年9月24日) |
Nadoを作ったのは誰?Krakenとの関係
Nadoは、Inkを支える非営利団体「Ink Foundation」に合流した旧Vertex Protocolのチームが開発したDEXです。2025年7月8日、Vertex ProtocolはチームとオーダーブックエンジンをInk Foundationに移すと発表し、Arbitrumなど他チェーンでの取引を終了しました。その技術を土台に、Ink専用として作り直されたのがNadoです。
つまり、NadoはKraken(取引所)そのものが運営するサービスではありません。「Krakenが立ち上げたInkのエコシステムの中核として、Ink Foundation側のチームが作ったDEX」と理解するのが正確です。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2024年12月 | Inkのメインネットが公開(当初予定の2025年第1四半期より前倒し) |
| 2025年6月 | Ink FoundationがINKトークンの発行とエアドロップ計画を発表 |
| 2025年7月8日 | Vertex ProtocolのチームがInk Foundationに合流 |
| 2026年1月20日 | Nadoのプライベートアルファが終了 |
| 2026年1月30日 | オープンベータとポイントのシーズン1が開始 |
| 2026年5月21日 | シーズン2開始。招待制を廃止し、誰でも利用可能に |
Nadoの特徴は?ほかのDEXとの違い5つ
Nadoのいちばんの特徴は、現物・先物・レンディングを1つの証拠金口座でまとめて扱える「統合証拠金(Unified Margin)」です。ここでは、ほかのDEXと比べたときの違いを5つに絞って紹介します。
1. オフチェーンで照合、オンチェーンで決済する仕組み
Nadoは、注文の照合を高速なオフチェーンのシーケンサーで行い、約定した取引をまとめてInk上で決済します。Nadoの公式ドキュメントによると、約定までの時間は5〜15ミリ秒です。
シーケンサーは資金を預かりません。資産はInk上のスマートコントラクトにあり、出金や清算はすべてオンチェーンで検証されます。取引所に資産を預ける中央集権型取引所(CEX)とは、この点が根本的に違います。
- 001 Frontend:統一インターフェースで取引を実行する画面(オフチェーン)
- 002 Matching Engine:Nadoの中核。売買注文を高速でマッチング(オフチェーン)
- 003 Risk Engine:アカウントの証拠金状況・清算をリアルタイムで監視(オフチェーン)
- 004 Settlement Layer:約定・ファンディングをまとめてInk上(オンチェーン)で決済・確定
- 005 Oracle Inputs:公正な価格を保つための価格フィード
2. 統合証拠金で資金効率が上がる
一般的な取引所では、現物口座と先物口座が分かれています。Nadoでは、保有している現物・先物のポジション・預け入れた資産をすべて1つの証拠金として計算します。
統合証拠金の例(公式ドキュメントの例を日本語で整理)
ETHを現物で持ったまま、BTCの先物でショートを立てる場合、ETHの現物とBTCのショートが互いのリスクを一部打ち消すものとして計算されます。その結果、別々の口座で持つよりも必要な証拠金が少なくて済みます。
3. 米国株・金・原油・ドル円まで同じ口座で取引できる
Nadoは暗号資産だけのDEXではありません。2026年9月24日時点で、NVIDIA・Tesla・Apple・S&P500(SPY)などの米国株、金(XAUT)・銀(XAG)・原油(WTI)、ドル円(USDJPY)・ユーロドル(EURUSD)の無期限先物が上場しています。
4. 預けた資産に金利がつくマネーマーケット
Nadoに入金した資産には自動で利回りがつき、逆に証拠金を担保に借り入れることもできます。借り入れた資金で現物を買い増す「現物のレバレッジ取引」もできます。
5. NLP(Nado Liquidity Provider)で受け身の運用もできる
NLPは、USDT0を預けるとNadoの板に流動性を供給する運用口(ボールト)です。清算や値付けの戦略で得た損益を、預けた人で按分します。利回りは変動し、損失が出る可能性もあります。預けてから4日間は引き出せません。
Nadoの手数料はいくら?Hyperliquidと比べて安い?
Nadoの取引手数料は、最初の段階でテイカー(成行など)0.035%、メイカー(板に並ぶ指値)0.01%です。Hyperliquidの基本料率(テイカー0.045%、メイカー0.015%)よりも低く設定されています。
取引量で下がる手数料ティア
Nadoの手数料は、過去30日の取引量(現物と先物の合計)で毎月見直されます。取引量が増えるほどテイカー手数料は下がり、上位ではメイカーにリベート(手数料の払い戻し)が出ます。
- VIP 0(30日出来高$0〜):Taker 3.5bps/Maker 1.0bps
- VIP 1($5M〜):Taker 3.3bps/Maker 0.8bps
- VIP 2($25M〜):Taker 3.0bps/Maker 0.5bps
- VIP 3($100M〜):Taker 2.8bps/Maker 0.0bps
- VIP 4($250M〜):Taker 2.5bps/Maker 0.0bps
- VIP 5($500M〜):Taker 1.8bps/Maker -0.5bps
- VIP 6($1B〜):Taker 1.5bps/Maker -0.8bps
| 段階(公式の例) | 30日取引量 | テイカー | メイカー |
|---|---|---|---|
| 初期 | 0ドル〜 | 0.035% | 0.01% |
| 中位 | 2,500万ドル | 0.03% | 0.005% |
| 最上位(VIP6) | 10億ドル以上 | 0.015% | −0.008%(リベート) |
※FX(ドル円など)はテイカー0.007%・メイカー0.002%と別の料率です(2026年9月24日時点、Nado API)。シーズン2でVIP4〜6に必要な取引量が引き下げられ(手数料率は据え置き)、最上位のVIP6は30日取引量10億ドル以上です(Nado Docs「Season 2」、上の公式図の値)。
取引以外にかかる手数料
| 操作 | 手数料 |
|---|---|
| 入金・注文 | 0(テイカーは取引手数料に含まれる) |
| USDT0の出金 | 1 USDT0 |
| wETHの出金/kBTCの出金 | 0.0006 wETH/0.00004 kBTC |
| サブアカウント間の振替 | 1 USDT0(分離証拠金の口座が関わる場合は0.1 USDT0) |
| 清算されたとき | 1 USDT0(清算した人へ支払い) |
具体的にいくら違う?1,000ドル分の取引で計算
証拠金100ドルにレバレッジ10倍をかけ、1,000ドル分のポジションを成行で建てて成行で決済した場合(テイカー2回)の手数料を計算しました。
1,000ドル分を往復したときのテイカー手数料
出典:Nado Docs「Fees & Rebates」、Hyperliquid Docs「Fees」「Referrals」(2026年9月24日確認)。Hyperliquidは14日間の取引量やHYPEのステーキング量で料率が下がります。
月に1万ドル分を成行で取引する人なら、Nadoは3.5ドル、Hyperliquidの基本料率は4.5ドルです。差は小さいものの、回数が多い人ほど効いてきます。
少額取引の注意:Nadoのテイカー注文には最低手数料があります。各銘柄の最小サイズ(2026年9月24日時点では多くの銘柄で100ドル相当)より小さい注文は、100ドル分の注文として手数料が計算されます。75ドル分の成行でも、手数料は100ドル×0.035%=0.035ドルです。
NadoとHyperliquidの比較表
PerpDEX最大手のHyperliquidと、項目ごとに比べました。◎が最も優れている、×が弱い項目です。
| 比較項目 | Nado | Hyperliquid |
|---|---|---|
| 取引手数料(初期) | ◎ 0.035%/0.01% | ○ 0.045%/0.015% |
| 銘柄数(無期限先物) | ○ 82銘柄 | ◎ 178銘柄(HIP-3を除く) |
| BTCの最大レバレッジ | ◎ 50倍 | ○ 40倍 |
| 米国株・FX・商品 | ◎ 株・金・原油・ドル円あり | ○ HIP-3市場で一部あり |
| 流動性・規模 | △ TVL約5,400万ドル | ◎ TVL約74億ドル |
| 運営実績 | △ 2026年1月にオープンベータ | ◎ 2023年から稼働 |
| 日本語の画面 | ◎ あり(右上の地球のアイコン) | × なし(英語など5言語) |
| 今後のトークン配布の期待 | ◎ INK配布の判断にポイントを使うと公式が明言 | × HYPEは配布済み |
※2026年9月24日時点。銘柄数・レバレッジは各社APIの設定値、TVLはDefiLlama。日本語の画面は2026年10月4日に各社のWeb画面の言語メニューで確認。
まとめると、手数料の安さと株・FXまで扱える幅、INKへの期待ではNado、流動性と実績ではHyperliquidが上です。大きな金額を動かすなら、板が厚いHyperliquidと使い分けるのが無難です。
流動性を重視するならHyperliquidも用意しておく
当サイトの紹介リンクからHyperliquidを始めると、公式ルールにより最初の2,500万ドル分の取引まで手数料が4%割引になります。Hyperliquidを紹介リンクで開く(始め方はHyperliquidの始め方ガイドで解説)
Nadoで取引できる銘柄とレバレッジは?
Nadoでは、2026年10月9日時点で無期限先物82銘柄と現物14銘柄を取引できます。レバレッジの上限は銘柄ごとに決まっており、BTCとETHが最も高い50倍です。
| 種類 | 主な銘柄 | 最大レバレッジ |
|---|---|---|
| 暗号資産(主要) | BTC、ETH、SOL、BNB、XRP | BTC・ETH 50倍、SOL 40倍、BNB・XRP 20倍 |
| 暗号資産(アルト) | HYPE、DOGE、ZEC、ENA、SUIなど | 2〜10倍 |
| 米国株・ETF | NVDA、TSLA、AAPL、MSFT、SPY、QQQなど | 3〜20倍 |
| コモディティ | 金(XAUT)、銀(XAG)、原油(WTI) | 10倍 |
| FX | USDJPY、EURUSD、GBPUSD | 40倍(分離証拠金のみ) |
| 現物 | wETH、kBTC、USDC、トークン化株式(xStocks)など13銘柄 | 現物マージンあり |
※レバレッジはNado APIの証拠金設定値(初期証拠金の掛け目)から算出した上限です。上限は予告なく変わるため、発注前に取引画面で確認してください。
ドル円の無期限先物がある点は、日本の読者にとって珍しい特徴です。ただし、FXは分離証拠金(ポジションごとに証拠金を分ける方式)でしか取引できません。
Inkチェーンとは?Krakenが作ったL2に寄せられる期待
Inkとは、米大手取引所Krakenが立ち上げた、イーサリアムのレイヤー2(L2)ブロックチェーンです。Optimismの開発キット「OP Stack」で作られ、Base(Coinbase系)などと同じ「Superchain」というL2のネットワークに参加しています。Inkの公式ドキュメントは、Inkを「Superchainの中のDeFiの拠点」と位置づけています。
| 項目 | Inkの内容 |
|---|---|
| 立ち上げ | Kraken(2024年12月にメインネット公開) |
| 技術 | OP Stack、Superchainの一員。EVM互換 |
| ブロック生成 | 1秒 |
| ガス代の通貨 | ETH(INKではない) |
| チェーンID | 57073 |
| チェーン全体のTVL | 約2億900万ドル(DefiLlama、2026年9月24日) |
- Kraken(取引所)が立ち上げ
- Ink(イーサリアムL2/OP Stack・Superchain)上でNado(DEX・先物)、Tydro(レンディング)、Velodrome(DEX)、Uniswap(DEX)が稼働
- Ethereum(L1)が決済・セキュリティを担保
- Ink Foundationが発行予定のINKトークン(総供給10億枚)を、利用者へのインセンティブ(エアドロップ)としてNado・Tydro等の利用者に配分予定
Inkの主なアプリ(dApp)
Inkの預かり資産は、レンディングのTydro(約1億3,790万ドル)とDEXのNado(約5,380万ドル)に集中しています。
Ink上の主なアプリの預かり資産(TVL)
出典:DefiLlama(2026年9月24日取得)
Tydroは、Aave v3をInk向けにカスタマイズしたレンディングアプリです。2025年10月に公開され、wETH・kBTC・USDT0などを預けたり借りたりできます。仕組みは元になったAaveと同じなので、Aaveの解説記事も参考になります。

Inkに期待されている4つのこと
- Krakenの顧客との接続:Krakenは2025年7月、INKトークンとInk上のアプリを自社の主要な商品に組み込む計画を公式ブログで発表しました。取引所の顧客がそのままDeFiに流れてくれば、Ink上のアプリの利用は増えます
- Superchainの相互運用:Base・OP Mainnetなど同じSuperchainのL2と資金がやり取りしやすくなる設計です。InkはOP Mainnet以外で初めて「誰でも異議申し立てできる不正証明(permissionless fault proofs)」を導入したSuperchainのL2でもあります
- INKトークンによる利用者への還元:Ink Foundationは、INKをエアドロップで初期ユーザーに配ると発表しています(詳しくは次の章)
- Kraken自体の上場(IPO):Krakenの運営会社Paywardは2025年11月、米SECに上場申請書類(S-1)を非公開で提出したと発表しました。2026年9月24日時点で上場日は決まっていません。上場すればKraken系プロジェクトへの注目が高まる可能性はありますが、Inkへの直接の影響は発表されていません
一方で気をつけたい点
2026年6月2日には、インフラ提携先Gelatoの障害が原因で、Inkのチェーン全体で取引やブリッジが不安定になりました(Ink公式Xが障害を報告)。L2はまだ運営側のシーケンサーに依存しており、止まるときは止まる、という前提で使う必要があります。
INKトークンとは?公式に発表されていること・未発表のこと
INKトークンは、Ink Foundationが発行を予定しているInkエコシステムのユーティリティトークンです。2026年9月24日時点で、発行と配布の方針は公式に発表されていますが、配布日・配布量・対象条件の詳細は発表されていません。CoinGeckoにもまだ上場していません。
| 項目 | 公式の発表内容(2026年9月24日時点) |
|---|---|
| 発行者 | Ink Foundation(の子会社)確定 |
| 総供給量 | 10億枚で固定。ガバナンスで変更できない確定 |
| 役割 | 流動性とアプリ利用のインセンティブ。Inkのガバナンス(運営の投票)には使わない確定 |
| 配布方法 | エアドロップ。Krakenの特典プログラム「Kraken Drops」でも、対象となるKraken顧客とエコシステム参加者に配布確定 |
| 旧Vertex保有者への配分 | 総供給量の1%(2025年7月8日にスナップショット済み)確定 |
| Nadoのポイント | 「将来のINKエアドロップ配分の判断に使う」とNado公式が明言確定 |
| 発行日(TGE) | 未発表(一部メディアの「2026年7〜9月」などは予想で、公式日程ではない) |
| 配布量・配分比率 | 未発表 |
| 対象条件・スナップショット日 | 未発表 |
| 上場する取引所 | 未発表 |
Ink Foundationは、エアドロップ狙いだけの利用(エアドロップファーミング)を抑える仕組みを入れると説明しています。大量のウォレットを使い分けるなどの行為は、対象外になるおそれがあります。
Kraken Proの「Ink Points」とNadoのポイントは別物
Krakenは2026年4月、取引所Kraken Proの利用者向けに「Ink Points」を始めました。ただしKrakenの公式ブログは、Ink Pointsを「トークン化されず、換金できず、現金価値はない」と説明しており、INKとの交換は発表していません。
また、Krakenは2023年1月末に日本の登録を廃止して撤退しています。日本居住者はKraken ProのInk Pointsを集められないため、INKに備えるなら、NadoのようにInk上のアプリを直接使う方法が現実的です。
INKのエアドロップはありそう?Nadoのポイントの仕組み
INKのエアドロップが行われること自体は公式に発表されていますが、Nadoを使えば必ずもらえるわけではありません。Nado公式は「ポイントを将来のINKエアドロップ配分の判断に使う」としていますが、ポイント1点あたり何枚のINKになるかは未発表です。
シーズン2のポイントの配られ方
- 毎週配布:週ごとのポイント総量は、最低30万ポイントから最大95万ポイント。Nado全体の取引量が増えるほど多くなる
- 個人の取り分:自分の取引が全体に占める割合で決まり、手数料ティアや「有害な取引かどうか」で調整される
- NLP:NLPに預けた金額の割合に応じてポイントがつく
- 紹介:紹介したユーザーが実際に取引するとポイントがつく
- 引き継ぎ:シーズン1のポイント残高・ティアの履歴・NFTの倍率はシーズン2に引き継がれる
シーズン1までに配られたポイントの合計は、約2,494万ポイントです(プライベートアルファ・オフシーズン・シーズン1の合計)。ポイントは譲渡も売買もできません。

ポイントを貯めるときの注意
自分同士の売買(ウォッシュトレード)は逆効果
Nadoの公式ルールでは、自己対当(自分の注文同士をぶつける取引)などの不自然な取引をした週は、ポイントが減らされるか0になることがあります。ポイント目当てで取引量を水増しすると、手数料だけを払って終わる可能性があります。
Nado以外にTydroなどInk上の別のアプリも含めて、INKエアドロップに向けて何をすればよいかは、INK(Ink Network)エアドロップ完全ガイドでチェックリストにまとめています。
Nadoの始め方|ウォレット準備から初取引まで
Nadoは、メールアドレスやGoogleアカウントだけでも始められます。2026年9月時点の公式ガイドでは、始め方は大きく3通りです。自分に合うルートを選んでください。
A. ウォレットを持っていない
メール・Google・Xでログイン。Nado内にウォレットが自動で作られる
B. 取引所にUSDTがある
Nadoの入金専用アドレスへ、取引所から直接送る(Ink以外のチェーンも可)
C. MetaMaskなどを使っている
ウォレットを接続し、Ink上のUSDT0を入金する
STEP1:招待リンクからNadoを開く
まず、当サイトの招待リンク(コード:CUmPpZE)からNadoのアプリを開きます。2026年5月21日から招待コードは必須ではなくなりましたが、コード経由で登録すると紹介関係が紐づきます。コードを使っても、あなたの手数料が上がることはありません。
偽サイトを避けるため、Nadoの正しいURLは nado.xyz と app.nado.xyz だけだと覚えておきましょう。
画面が英語で表示されたら、右上の地球のアイコンを押して「日本語」を選ぶと、メニュー・板・注文欄が日本語になります。ログインしていなくても切り替えられます(2026年10月4日確認)。この記事では、ボタンの名前を英語の表示で書いています。日本語の表示では「Sign In」が「サインイン」、「Trade」が「取引」、「Portfolio」が「ポートフォリオ」になります。


STEP2:「Sign In」からログインする
画面右上の「Sign In」(日本語の表示では「サインイン」)を押すと、ログイン画面が開きます。
- ルートA:メールアドレスを入力して届いたコードを入れる、またはGoogle・Xでログインする。これでNado内にウォレットが作られる
- ルートC:「Continue with a wallet」からMetaMask・Rabbyなどを選び、接続を承認する

STEP3:(ルートCのみ)ウォレットにInkネットワークを追加する
MetaMaskなどを使う場合は、ウォレットにInkネットワークを追加します。ChainList(chainlist.org)で「Ink」を検索して追加するのが簡単です。手動で追加する場合は次の設定を入れます。
| ネットワーク名 | Ink |
| RPC URL | https://rpc-gel.inkonchain.com |
| チェーンID | 57073 |
| 通貨記号 | ETH |
| ブロックエクスプローラー | https://explorer.inkonchain.com |
Ink上で自分のウォレットから入金する場合は、ガス代としてInk上のETHが少し必要です。公式ガイドは0.01〜0.05ETHの用意を勧めています。

STEP4:入金する(Deposit)
画面上部の「Deposit」を押し、「Use Crypto」タブで「Transfer Crypto」を選ぶと、QRコードと入金専用アドレスが表示されます。送金元のチェーンは、Ethereum・Base・Arbitrum・Optimism・Polygon・BSC・Solana・Tron・Bitcoin・HyperEVM・Inkから選べます。
- 送る通貨と、送金元のチェーンを選ぶ(例:Arbitrum上のUSDT)
- 表示されたアドレスをコピーする
- 取引所やウォレットから、同じチェーンを選んで送金する
- 着金すると自動でUSDT0などに変換され、残高に反映される
チェーンを間違えると資金を失うおそれがあります。入金アドレスは選んだチェーン専用です。初めては少額でテスト送金しましょう。最低入金額はチェーンごとに3〜10ドル程度です。
クレジットカードやApple Payで入金する「Use Cash」タブもあります。初回は決済代行のFun.xyzによる本人確認(氏名・生年月日など)があり、使える地域やカードは決済画面で確認が必要です。
- 右上の「Deposit」
- 「Use Crypto」タブ
- 「Transfer Crypto」
- 送金元のチェーンと通貨を選ぶ(例:Arbitrum・USDT)
- 表示されたアドレスへ取引所から送金 → 自動でUSDT0に変換され残高に反映
注意:送金元と表示されたチェーンは必ず同じものを選び、初回は少額でテストしてください。
STEP5:残高を確認する
入金がチェーン上で承認されると、ポートフォリオ画面の残高に表示されます。確認用の別画面はありません。反映されない場合は、送金のトランザクションを各チェーンのエクスプローラーで確認します。
STEP6:最初の取引をする
取引画面で銘柄(例:BTC-PERP)を選び、注文を出します。初めてなら、次の順番がおすすめです。
- 証拠金の方式を選ぶ:最初は、損失をそのポジションの証拠金だけに限定できる「分離証拠金(Isolated)」が安心
- レバレッジを低めに設定:まずは2〜3倍程度にする
- 注文方法を選ぶ:指値(Limit)ならメイカー手数料0.01%で済む可能性がある
- 利確・損切り(TP/SL)を同時に設定する
- 最小サイズ(多くの銘柄で100ドル相当)以上で発注する

STEP7:ポイントを確認する
ポイントは毎週配布され、アプリ内の「Points」ページで週ごとの配分と履歴を確認できます。
STEP8:出金する
ポートフォリオ画面の「Withdraw」から、接続しているウォレットへ出金できます。USDT0の出金手数料は1 USDT0です。出金はほかの出金とまとめて処理され、画面で状況を確認できます。
Nadoは安全?運営・監査・リスクを確認
Nadoは資金を自分で管理する仕組みで、取引所の破綻リスクはありませんが、スマートコントラクトやチェーン障害のリスクは残ります。2026年9月24日時点で確認できた安全面の情報を整理しました。
| 確認項目 | 評価 | 内容 |
|---|---|---|
| 資金の管理 | ◎ | 資産はInk上のコントラクトにあり、シーケンサーは資金を預からない |
| バグ報奨金 | ○ | HackenProofで最大50万ドルのバグバウンティを実施中 |
| コントラクトの公開 | ○ | GitHubでソースコードを公開。管理権限はマルチシグが持つと公式が説明 |
| 監査レポート | △ | Nadoの公式ドキュメントとGitHubでは、監査レポートの公開を確認できず |
| チェーンの安定性 | △ | 2026年6月2日にInk全体で障害が発生 |
| 運営実績 | △ | オープンベータ開始から約8か月。前身のVertexには他チェーンでの運営実績あり |
Nadoを使う前に知っておきたい5つのリスク
- レバレッジと清算:価格が少し動くだけで証拠金が減り、自動で清算されることがあります。公式も、無期限先物は複雑で高リスクな商品だと注意しています
- エアドロップは保証されない:INKの配布量・条件は未発表です。もらえない、または期待より少ない可能性があります
- スマートコントラクトとブリッジのリスク:バグや、チェーンをまたぐ送金(ブリッジ)の不具合で資金を失う可能性があります
- NLPの損失とロック:NLPは損失が出ることもあり、預けてから4日間は引き出せません。引き出し時は1 USDT0に加え、1 USDT0か金額の0.1%の高いほうがかかります
- 偽サイト・偽エアドロップ:「INKを今すぐ受け取れる」とうたうサイトやDMは、ウォレットの資産を抜き取る詐欺の典型です。INKの受け取り方法は未発表なので、今それを案内するサイトはすべて疑ってください
日本からNadoは使える?規制と税金の注意点
2026年9月24日時点で、日本はNadoの利用制限地域に含まれていません。Nadoの公式ドキュメントでは、ベラルーシ・キューバ・イラン・北朝鮮・パナマ・ロシア・シリアなどが全面制限、米国とカナダは閲覧のみ(取引不可)とされています。
ただし、Nadoは日本の金融庁に登録された暗号資産交換業者ではありません。日本の法律による保護は受けられず、トラブルが起きても自己責任になります。利用制限地域は変わる可能性があるため、使う前に公式の「Restricted Territories」を確認してください。
税金はどうなる?
日本居住者がNadoの無期限先物などで得た利益は、原則として雑所得として総合課税の対象です。エアドロップで受け取ったトークンの扱いは受け取り方などで変わるため、国税庁の情報を確認するか、税理士に相談してください。利益額ごとの税額の目安は仮想通貨の税金シミュレーション、制度改正の動きは仮想通貨の分離課税はいつから?で説明しています。
Nadoの確定申告・取引履歴の出し方
Nadoの入出金の記録は、ポートフォリオ画面の「Account History」で確認できます(Nado公式ドキュメント)。一方、取引履歴をCSVで書き出す機能は、公式ドキュメントでは確認できませんでした(2026年9月30日時点)。そのため、確定申告に使う記録は次の方法で自分で残します。
- 毎月の保存:月末に、Nadoのアプリで見られる取引・損益・入出金の記録を画面ごと保存する
- 入出金の裏付け:Inkのブロックエクスプローラー(explorer.inkonchain.com)で、自分のウォレットアドレスの入出金を確認できる
- 円への換算:損益はドル建てのUSDT0で出るため、確定した日のドル円レートで円にする
Nadoの無期限先物の損益は、国税庁FAQ2-12のとおり暗号資産の証拠金取引として総合課税の雑所得です。DEXは取引所から税務署へ報告される仕組みに当てはまりにくいものの、申告しなくてよいわけではありません。税務署が取引を把握するルートと、申告しなかったときのペナルティは仮想通貨の税務調査は少額でも来る?で解説しています。
Nadoはどんな人に向いている?
手数料の安さ・米国株やFXまで扱える幅・INKへの備えを重視するならNado、大きな金額を動かす・流動性と実績を重視するならHyperliquidが向いています。INKに備えつつ大口の取引はHyperliquidで行う、という使い分けも現実的です。
Nadoが向いている人
- 手数料を少しでも抑えたい
- 暗号資産と米国株・金・ドル円を1つの口座で取引したい
- INKのエアドロップに備えたい
- メールアドレスだけで気軽に始めたい
Hyperliquidが向いている人
- 大きな金額を滑りにくい板で取引したい
- 銘柄数の多さを重視する
- 運営実績の長いDEXを使いたい
ほかのPerpDEXも比べたい人は、edgeXの解説やAsterの始め方も参考にしてください。
Nado・Ink・INKトークンのよくある質問
Nadoの招待コードは必要ですか?
Nadoの招待コードは、2026年5月21日から不要です。任意で当サイトのコード「CUmPpZE」を使って登録でき、コードを使っても手数料は上がりません。一度紐づけた紹介関係は変更できません。
NadoはKrakenが運営しているのですか?
Nadoは、Kraken(取引所)そのものではなく、Ink Foundationに合流した旧Vertex Protocolのチームが開発したDEXです。Nadoの公式ドキュメントは「Krakenを手がけたチームが支援している」と説明しています。
Nadoに本人確認(KYC)はありますか?
Nadoは暗号資産で入金する限り本人確認は不要です。クレジットカードやApple Payで入金する場合のみ、決済代行Fun.xyzの本人確認があります。
INKトークンはいつ発行されますか?
INKトークンの発行日(TGE)は、2026年9月24日時点で公式に発表されていません。Ink Foundationが発表しているのは、総供給量10億枚・エアドロップで配布・ガバナンスには使わない、といった方針までです。
Nadoを使えばINKのエアドロップをもらえますか?
Nado公式は、ポイントを将来のINKエアドロップ配分の判断に使うと明言しています。ただし、配布量や条件は未発表で、受け取りは保証されていません。
Nadoは日本から使えますか?
2026年9月24日時点で、日本はNadoの利用制限地域に含まれていません。ただしNadoは金融庁に登録された業者ではないため、日本の法律による保護はありません。
Nadoは日本語で使えますか?
使えます。NadoのWeb画面(app.nado.xyz)は、右上の地球のアイコンから「日本語」を選ぶと、メニュー・板・注文欄が日本語で表示されます(2026年10月4日確認)。選べる言語は、英語・スペイン語・日本語・中国語(簡体)・ドイツ語・ロシア語の6つです。PerpDEXのうち、画面を日本語にできるものの一覧はPerpDEXおすすめランキングの「日本語で使いたい人は?」にまとめています。
Nadoはいくらから取引できますか?
Nadoの多くの銘柄は最小注文サイズが100ドル相当です。レバレッジを使えば、必要な証拠金はそれより少なくなります。入金は、チェーンごとに3〜10ドル程度から可能です。
Inkのガス代にINKトークンは必要ですか?
Inkのガス代はETHで支払うため、INKトークンは不要です。Nadoに入金専用アドレスで送金するルートなら、Ink上のETHを用意しなくても始められます。
まとめ:Nadoは「安い手数料」と「INKへの備え」を両立できるDEX
まとめ
- NadoはTVLでInk上最大のDEXで、テイカー手数料0.035%とHyperliquidより安い
- 暗号資産に加え、米国株・金・原油・ドル円の無期限先物まで1つの口座で取引できる
- INKトークンは発行予定が公式発表済み。発行日・配布量は未発表
- 日本居住者はKraken本体を使えないため、INKに備えるならNadoなどInk上のアプリが現実的
- 流動性と実績ではHyperliquidが上。金額や目的で使い分けるのがおすすめ
まずは少額で入金し、分離証拠金・低レバレッジで操作に慣れるところから始めてみてください。エアドロップは保証されないため、失っても困らない金額にとどめましょう。
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出典
- Nado Docs(Overview、Fees & Rebates、Points、Onboarding Guide、Restricted Territories、Contracts)
- Nado「Private Alpha Ends. The Choice Begins.」
- Ink Docs
- Kraken Blog「Integrating $INK Token and Ink Layer 2 protocols into our core products」
- Kraken Blog「Introducing Ink Points」
- Vertex Protocol プレスリリース(2025年7月8日)
- DefiLlama(Ink)
本記事のデータは2026年9月24日時点のものです。手数料・銘柄・レバレッジ・ポイント制度・INKトークンの情報は変更される可能性があります。
免責事項
本記事は情報提供を目的としたもので、投資助言や特定の金融商品の勧誘ではありません。暗号資産の取引、特にレバレッジ取引には高い価格変動リスクがあり、元本を失う可能性があります。エアドロップは保証されません。最終的な判断はご自身の責任で行ってください。当サイトは本記事の情報に基づく損害について責任を負いません。




