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Abstract(アブストラクト)が12月15日に終了|ブリッジで資産を移す方法・手数料と時間、AGW・PENGU・NFTの扱い、偽サイトの見分け方【2026年10月最新】

Abstractの終了と資産の移行を表すイラスト 詐欺・トラブル対処

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます(広告ポリシー・評価の方法)

「Abstractが終わるって本当?」「Pudgy Partyで使っていたAGWの残高はどうなる?」「どのサイトでブリッジすれば安全?」――イーサリアムのレイヤー2(L2)のAbstract(アブストラクト)が、2026年10月7日4時32分(日本時間)、公式Xで2026年12月15日にチェーンを停止すると発表しました。期限までに移さなかった資産には、アクセスできなくなります。

この記事では、Abstract公式Xの発表(全文)、公式の移行ハブ(migrate.abs.xyz)の表示と利用規約(Migration Terms)、公式ドキュメントをもとに、いつまでに何をすればいいか、資産の移し方と手数料・時間、AGW(Abstract Global Wallet)を使っている人の落とし穴、PENGU・NFT・アプリの扱い、偽サイトの見分け方をまとめました。公式がまだ発表していないことは、推測で埋めずに「公式の発表待ち」と書いています。

この記事の結論(2026年10月8日18時時点)

  • Abstractは2026年12月15日に停止します。それまでに移さなかった資産には、アクセスできなくなります(Abstract公式X)。
  • 今すぐ移せます。公式の入口は、移行ハブ migrate.abs.xyz と、ネイティブブリッジ native-bridge.abs.xyz(約3時間の待ち時間あり)の2つです。
  • AGW(Abstract Global Wallet)のアドレスを送り先にしないでください。ほかのチェーンでは使えず、資産を失うおそれがあります。送り先は、MetaMaskなど自分で管理する別のウォレットにします。
  • 移行ハブの利用料は無料。ネットワークの手数料(ガス代)とブリッジの手数料はかかります。
  • 公式はX(@AbstractChain・@Abstract_Eco)とDiscordだけ。「移行サイト」をうたうDMや広告のリンクは開かないでください。

移したETHを日本円にする口座(国内の取引所)が無い人は → 移したETHを日本円にするには?。ウォレットや海外から国内の取引所へ送るときの流れはOKJを日本円の出口に使う方法にまとめています。

Abstract公式Xの発表(日本語訳の要約)

約3年続けてきましたが、残念ながらAbstractを終了(ワインドダウン)することになりました。

Abstractに資産がある人は、移行ハブ(migrate.abs.xyz)か、ネイティブブリッジ(native-bridge.abs.xyz)で、資産をチェーンの外へ移し始めてください。チェーンは2026年12月15日に停止し、それまでにブリッジされなかった資産にはアクセスできなくなります。

消費者向けの暗号資産に特化したチェーンは、単独では続けられないとわかりました。DeFiが限られていたこと、チェーン上の流動性の薄さ、機関の参加の少なさ、競合より小さい予算で、成長が止まりました。

ネイティブブリッジも使えますが、約3時間の待ち時間があります。Abstractのチームは、Abstract上のプロジェクトがほかのチェーンへ移るのを手伝います。

なりすまし、偽の移行サイト、Abstractを名乗るDMに注意してください。公式のリンクだけを使い、Discordなどの公式の窓口と照らし合わせてください。

出典:Abstract公式X「Abstract is Winding Down」(2026年10月7日4時32分)。当サイトによる要約・翻訳です。

Abstract公式の移行ハブ。「On December 15, Abstract will be shutting down.」と「All users will have until December 15th 2026」に赤枠
Abstract公式の移行ハブ。12月15日に停止し、それまでに資産を移す必要があることと、停止までのカウントダウンがわかる 出典:migrate.abs.xyz(2026年10月8日撮影)

Abstractはいつ終わる?期限までに今やること

Abstractは2026年12月15日に停止し、利用者はそれまでに、Abstract上の資産をほかのチェーン(イーサリアムなど)へ移す必要があります。引き出しを止める期間はなく、発表の時点から、移行ハブとネイティブブリッジのどちらでも移せます。

期限と状態の一覧

時期 移せるか やること
2026年10月7日(発表)〜 ○ 移行ハブ・ネイティブブリッジ・ほかのブリッジ 残高を確かめ、送り先のウォレットを用意し、早めに移す
2026年12月15日(停止) × チェーンの通常の処理が終わる この日までに、受け取り(Claim)まで終えておく
12月15日を過ぎたら × 残した資産にアクセスできない 救済の手続きは約束されていない。「代わりに取り出す」という誘いは相手にしない

出典:Abstract公式X(2026年10月7日)、移行ハブ(migrate.abs.xyz)の表示と利用規約(Migration Terms)第8条。2026年10月8日18時確認。

移行ハブのページに出ている停止までのカウントダウンは、日本時間12月15日の午前9時(世界標準時の0時)に0になります(当サイトが10月8日18時27分に表示から計算)。ただし利用規約は、移行の「開始の締め切り」が停止日より早く設定されることがあるとしています。ネイティブブリッジは待ち時間のあとにイーサリアム側で受け取りの手続きも要るので、12月に入る前に終えるのが安全です。

今やること5つ

  1. Abstractに何が残っているかを見る:公式のブロックエクスプローラー(abscan.org)で自分のアドレスを開くと、ETH・USDC・PENGUなどの残高を確かめられます。ゲームやアプリに預けたもの(ステーキング・流動性など)は、それぞれのアプリの画面でも確かめます
  2. 送り先のウォレットを用意する:MetaMaskなど、自分でシードフレーズ(復元用の12〜24語)を管理するウォレット。AGWのアドレスは送り先にしない
  3. 公式の入口をブックマークする:migrate.abs.xyz と native-bridge.abs.xyz。検索広告・DM・リプライのリンクからは開かない
  4. ガス代を確かめる:Abstract側の手数料はETHで払います。ネイティブブリッジを使う場合は、イーサリアム側の受け取りの手数料(ETH)も要ります
  5. Abstractへの入金を止める:取引所の出金先やアプリの自動の送金がAbstractになっていたら、変えておきます(利用規約5.3)

Abstractとは?何が終わるのか

Abstractは、Pudgy Penguinsを運営するIglooが手がけたイーサリアムのL2で、2025年1月にメインネットを始めましたが、2026年12月15日にチェーンそのものが止まります。チェーンの上で動いていたアプリ、ポータル(portal.abs.xyz)、AGWも、終了の手続きの対象です。

Abstractは「消費者向けの暗号資産」をうたい、メールやSNSのアカウントでログインできるウォレット「AGW」と、アプリを探せる「ポータル」を軸にしていました。公式の発表によると、144以上のアプリが公開され、40万人以上が使い始めました。

一方で、Abstractに預けられた資産(TVL)は、DefiLlamaによると2025年8月14日の約5,784万ドルが最大で、発表の当日(2026年10月7日)は約939万ドルでした。発表後は資産の引き出しが進み、10月8日は約563万ドル(同日途中の値)まで減っています。

終わるもの・まだ日付が出ていないもの

項目 状態 内容
Abstractのチェーン ○ 公式発表あり 2026年12月15日に停止
移行ハブ ○ 稼働中 利用料は無料。終わる日は公式の窓口で告知するとしている
ネイティブブリッジ ○ 稼働中 待ち時間は約3時間
AGW・ポータル ― 個別の日付は発表待ち 利用規約で終了の手続きの対象とされている
XP(ポータルのポイント) ○ 記録だけ残る 利用規約に同意した人の記録は、停止から6か月間保存。トークンやエアドロップの権利にはならない
Abstractのトークン ― 発行されていない Abstract独自のトークンは出ていない。「Abstractトークンの配布」は偽物
プロジェクトごとの移行の案内 ― 公式の発表待ち 移行ハブの「プロジェクト別の案内」欄は、10月8日時点で空欄

出典:Abstract公式X(2026年10月7日)、移行ハブの表示と利用規約(第1・5・7.3・8条)、DefiLlama「Abstract」(TVL)。2026年10月8日18時確認。2025年1月のメインネット開始と、Abstract独自のトークンを発行しなかったことは、BlockchainGamerBiz(10月7日)の報道(Igloo CEOの発言)によります。

影響を受けるのはどんな人?

  • AGWでゲームやアプリを使っていた人:メールやSNSでログインしたウォレットに、ETH・USDC・PENGU・NFTなどが残っていないか確かめます
  • MetaMaskなどでAbstractにつないでいた人:同じアドレスのAbstract側の残高を確かめます
  • アプリにステーキング・流動性を預けている人:移行ハブは、アプリの中のポジションを自動で解約しません。先に各アプリで引き出してから移します

資産の移し方は?公式ブリッジの手順・手数料・時間

Abstractの資産は、公式の移行ハブ(migrate.abs.xyz)か、ネイティブブリッジ(native-bridge.abs.xyz)で、イーサリアムなどほかのチェーンへ移せます。迷ったら移行ハブを使い、送り先は自分で管理する別のウォレットのアドレスにします。

3つの方法の比較

項目 移行ハブ ネイティブブリッジ ほかのブリッジ(Stargate・Relay・Jumper)
入口 migrate.abs.xyz native-bridge.abs.xyz 移行ハブの「Alternative Bridges」欄から
運営 ◎ Abstractの運営会社(Cube, Inc.) ◎ Abstract公式 △ それぞれ別の会社
送り先 ○ 画面に出るチェーンから選ぶ △ イーサリアムだけ ○ 各ブリッジの対応による
時間 ○ 画面に目安が出る △ 約3時間待ち+イーサリアム側で受け取り ○ 各ブリッジの表示による
利用料 ◎ 無料(ガス代・ブリッジ側の手数料は別) ◎ 無料(ガス代は別) △ 各ブリッジの手数料
移せるもの ○ 画面に出るトークン(NFTは対象外の可能性) △ ETHとERC-20トークン(NFTは不可) △ 各ブリッジの対応による
向いている人 AGWの人・初めての人 MetaMaskでイーサリアムへ戻したい人 ブリッジに慣れている人

出典:Abstract公式X(2026年10月7日)、移行ハブの表示と利用規約(第5.5条:移行ハブの利用料なし)、Abstract公式ドキュメント「Bridges」(ネイティブブリッジは無料・ガス代別、ETHとERC-20に対応)。2026年10月8日確認。

移行ハブ(migrate.abs.xyz)での移し方

  1. ブックマークから migrate.abs.xyz を開く:ページ上部に「On December 15, Abstract will be shutting down.」と停止までのカウントダウンが出ていれば公式の画面です
  2. 「Connect Wallet」で、資産が入っているウォレットをつなぐ:AGW(メール・SNSのログイン)か、MetaMaskなど
  3. 移行の利用規約(Migration Terms)を読んで同意する:移行ハブで操作したことによる損失について、運営会社への請求を放棄する条項(第5.8条)があります。同意しない場合は、ネイティブブリッジなどほかの方法も選べます
  4. 移す資産と量を選ぶ
  5. 送り先のチェーンと、送り先のアドレスを入れる:AGWのアドレスではなく、MetaMaskなど自分で管理するウォレットのアドレスにします
  6. 手数料と、受け取る資産・量を確かめて署名する:画面に、手数料の見込み、届く資産と量、最低受取額が出ます
  7. 送り先のウォレットに届いたか確かめる:届く前に同じ操作をやり直さない(二重の送金と手数料になる)

移行ハブの公開されているプログラムの設定では、Abstractから移せるトークンはETH・WETH・USDT・USDC・PENGUの5つで、送り先にはイーサリアム・Base・Arbitrum・Optimism・Polygon・Solanaなどが含まれていました(当サイトが10月8日に確認)。実際に選べるものは、つないだあとの画面の表示が正です(利用規約第5.1条)。

AGWを使っている人の落とし穴:送り先は別のウォレットに

AGWのアドレスを、ほかのチェーンでの送り先にしてはいけません。AGWは、Abstractだけで動く仕組み(アカウントの抽象化)のスマートコントラクトのウォレットで、公式ドキュメントも「AGWのSDKはAbstractでしか動かない」としています。

移行ハブの利用規約(第5.6条)は、AbstractのスマートコントラクトウォレットのアドレスはほかのチェーンではAbstractと同じように使えず、自分で管理できないことがあると注意しています。移行ハブの画面でも、AGWのアドレスを送り先に入れると「ほかのチェーンのAGWのアドレスにブリッジすると資産を失う」という警告が出て、外部のウォレットのアドレスを入れるよう求める仕組みになっています(当サイトが移行ハブのプログラムで確認)。

  • MetaMaskなどのウォレットをまだ持っていない人は、先に作り、シードフレーズを紙に書いて誰にも見せずに保管してから移します
  • 送り先のアドレスは、コピーしたあと先頭と末尾の数文字を見比べます
  • 国内の取引所の入金アドレスを、ブリッジの送り先に直接入れるのはおすすめしません。いったん自分のウォレットで受け取り、そこから送るほうが、送り主の登録(トラベルルール)や確認がしやすくなります

ネイティブブリッジ(native-bridge.abs.xyz)での移し方

ネイティブブリッジは、Abstractとイーサリアムの間で資産を動かす公式のブリッジです。公式ドキュメントでは、ガス代を除いて無料で、ETHとERC-20トークンに対応しています。

Abstract公式ドキュメント「Bridges」。ネイティブブリッジは「for free (excluding gas fees)」に赤枠
ネイティブブリッジはガス代を除いて無料で、ETHとERC-20トークンに対応している 出典:Abstract公式ドキュメント「Bridges」(2026年10月8日撮影)
  1. Abstract側で引き出しを申請する:送り元をAbstract、送り先をイーサリアムにして、資産と量を選んで送る
  2. 待つ:公式の発表では約3時間(公式ドキュメントの通常の説明は「最大24時間」)
  3. イーサリアム側で受け取る(Claim):待ち時間が終わったら、イーサリアムのネットワークで受け取りの取引を送る。イーサリアム側にガス代のETHが必要です

利用規約(第8.5条)は、期限より前に申請した引き出しでも、送り先のチェーンでの手続きが残ることがあるとしています。申請しただけで終わりにせず、受け取りまで終えてください。

手数料と時間の目安

かかるもの 移行ハブ ネイティブブリッジ
利用料 0円(運営会社は取らない) 0円
ガス代 Abstract側(ETH) Abstract側(ETH)+イーサリアム側の受け取り(ETH)
ブリッジ・両替の手数料 ルートによってかかる。署名の前に画面に出る なし
時間 ルートごとに画面に目安が出る 約3時間(公式発表)+受け取りの操作

出典:移行ハブの利用規約(第5.5条)、Abstract公式ドキュメント「Bridges」、Abstract公式X(2026年10月7日)。失敗した取引でもガス代はかかり、戻らないことがあります(利用規約第5.5条)。

移したETHを日本円にするには?

イーサリアムのメインネットに移したETHは、ETHを扱う国内の取引所へ送って売れば、日本円にできます。ETHは、OKJ・bitbank・GMOコイン・bitFlyer・コインチェックで日本円と売買できます(各社の公開API、10月8日確認)。

  • 送る前に、国内の取引所の入金(入庫)画面で、ETHのイーサリアムのネットワークが選べるかを確かめます。選べなければ送らないでください。BaseやArbitrumなどほかのチェーンに移したETHは、いったんイーサリアムに移してから送ります
  • 自分のウォレット(MetaMaskなど)から国内の取引所へ送るときは、トラベルルールの決まりで、送り主の情報の登録が必要になることがあります。OKJの場合は、入庫履歴の画面で送付人の名前などを自分で登録します
  • PENGUは、OKJ・bitbank・GMOコイン・bitFlyer・コインチェックの公開APIで確かめた範囲では、扱いがありません(10月8日)。PENGUを国内の取引所へ送ることはできません

国内の取引所の口座がまだ無い人は、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者のOKJで作れます。ウォレットからOKJへ送って日本円にする流れはOKJを日本円の出口に使う方法、ほかの海外のサービスからの戻し方は海外取引所から日本円に戻す方法にまとめています。

移したETHの日本円の出口に:国内の登録業者のOKJ

当サイトの紹介リンク特典:上のリンクからOKJに登録し、メールアドレスの登録から90日以内に2万円以上の取引(取引所・販売所・積立の約定)をすると、2,000円分のビットコインがもらえます(OKJ公式「お友達紹介プログラム」、2026年10月2日確認)。

OKJ(関東財務局長 第00020号)は、金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者です。当サイトはOKJと紹介提携しており、このリンクから登録があると報酬を受け取ることがあります。暗号資産は価格が動き、元本を下回ることがあります。

ETHを売って利益が出ると、原則として雑所得として所得税の対象になります(国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」)。ブリッジや両替の記録は、利用規約(第8.7条)も勧めているとおり、使える間に保存しておきましょう。

NFT・トークン・アプリの資産はどうなる?

Abstractの上にあるトークン・NFT・アプリの資産は、どれも12月15日までに自分で移す必要があり、移行ハブで移せないものは、それぞれの発行元やアプリの案内に従います。移行ハブの利用規約(第5.2条)は、NFT、移行ハブが対応していないトークン、ステーキング・ロック中の資産、流動性のポジション、アプリの中の資産は、移行ハブの外での手続きが要ることがあるとしています。

資産の種類ごとの扱い

資産 移行ハブ ネイティブブリッジ やること
ETH・WETH ○ ○ 移行ハブかネイティブブリッジで移す
USDC・USDT ○ ○(ERC-20) 同上
PENGU(Abstract版) ○ ―(画面で確かめる) 移行ハブで移す。届くチェーンと量を署名の前に確かめる
そのほかのトークン △ 画面に出るものだけ △ ERC-20なら対象になりうる 発行元の案内を確かめる。移せなければ、Abstract上でETHなどに換えてから移す
NFT × 外での手続きが要ることがある × 非対応 発行したプロジェクトの移行の案内を待つ・確かめる
アプリに預けた資産(ステーキング・流動性・ゲーム内) × 自動では解約しない × 先に各アプリで引き出し、ウォレットに戻してから移す

出典:移行ハブの利用規約(第5.1・5.2・5.3条)、移行ハブの公開プログラムの設定(対応トークン、当サイトが10月8日に確認)、Abstract公式ドキュメント「Bridges」。

PENGUはどうなる?

Abstractが終わっても、PENGUというトークン自体がなくなるわけではありません。PENGUの本体はSolanaで発行されたトークンで、Abstract上のPENGUは、イーサリアム・BNBチェーン・HyperEVMなどと並ぶ別のチェーン版の1つです(CoinGeckoのコントラクト一覧)。

止まるのは「Abstract上のPENGU」です。AbstractのウォレットにPENGUがある人は、移行ハブでほかのチェーンへ移してください。PENGUの価格は、10月8日18時時点で約0.0087ドル(約1.38円)でした(CoinGecko)。

Pudgy PenguinsのNFTは大丈夫?

Pudgy Penguinsの元のNFT(8,888体のコレクション)は、イーサリアムのメインネットで発行されたもの(コントラクト 0xBd35…2cf8、ERC-721)で、Abstractの停止の影響を直接は受けません。影響を受けるのは、Abstractの上で発行・保管しているNFTです。Abstract上のNFTの移し方は、移行ハブの「All Project Specific Instructions(プロジェクト別の案内)」欄に載る予定ですが、10月8日時点では「まだ案内は出ていない」と表示されています。

公式Xは、Abstractのチームが、Abstract上のプロジェクトがほかのチェーンへ移るのを手伝うとしています。持っているNFTのプロジェクトの公式Xと、移行ハブの案内欄の両方を確かめてください。

XPやバッジはどうなる?

ポータルのXP(ポイント)は、移行の利用規約に同意した人について、記録だけが停止日から6か月間保存されます(第7.3条)。トークン・エアドロップ・報酬を受け取る権利にはならないと書かれています。「XPをトークンに換えます」という誘いは偽物と考えてください。

偽の移行サイトの見分け方は?公式URLの確かめ方

Abstractの公式な移行の入口は migrate.abs.xyz と native-bridge.abs.xyz の2つで、公式の告知はX(@AbstractChain・@Abstract_Eco)とDiscordで出ます。公式Xは発表の最後で、なりすまし、偽の移行サイト、Abstractを名乗るDMに注意し、公式のリンクをDiscordなどの窓口と照らし合わせるよう呼びかけています。

Abstract公式Xの発表。「All users will have until December 15th, 2026」と「Please beware of impersonation, fake migration sites, and DMs claiming to represent Abstract.」に赤枠
Abstract公式Xは、12月15日の期限と、なりすまし・偽の移行サイト・DMへの注意を呼びかけている 出典:Abstract公式X(2026年10月7日、2026年10月8日撮影)

公式の窓口の一覧

種類 公式のURL・アカウント
移行ハブ https://migrate.abs.xyz
ネイティブブリッジ https://native-bridge.abs.xyz
X @AbstractChain・@Abstract_Eco
移行のサポート(Discord) https://discord.gg/abstractchain
ドキュメント・エクスプローラー https://docs.abs.xyz ・ https://abscan.org

出典:移行ハブの利用規約 第21条(Contact:公式の移行ハブのアドレスと公式の窓口)、Abstract公式ドキュメント「Block Explorers」。2026年10月8日確認。公式の窓口が変わるときは、今ある公式の窓口で告知するとしています。

開く前に確かめる3つのこと

  1. アドレスバーのドメインが「.abs.xyz」(abs.xyzの直前がドット)で終わり、その前が「migrate」か「native-bridge」だけになっているか:migrate-abs.xyz(ハイフン)、abs-migrate.com、abs.xyz.com などは偽物です。1文字ずつ見ます
  2. リンクの出どころ:自分で打ち込んだURLかブックマークから開く。検索広告、DM、リプライ、知らない人の「まとめ」からは開かない
  3. 何を求められているか:移行は、ウォレットをつないで自分で署名するだけです。シードフレーズや秘密鍵の入力を求めるサイトは、例外なく偽物です。利用規約も、サポートの担当者がシードフレーズや秘密鍵を聞くことはないとしています(第6.2条)

こんな誘いは詐欺を疑う

よくある誘い 公式の発表との違い
「Abstractサポートです。移行を手伝います」というDM 公式は、Abstractを名乗るDMに注意するよう呼びかけている。サポートの窓口はDiscord
「シードフレーズを入れれば自動で移行」 移行は自分のウォレットで署名して行う。シードフレーズは誰にも求められない
「Abstractトークン・移行ボーナスを受け取って」 Abstractのトークンは発行されていない。移行しても報酬はない(利用規約第7.1条)
「XPをトークンに交換」 XPは記録が残るだけで、トークンの権利にはならない(第7.3条)
「12月15日を過ぎた資産を取り出します」 停止後の救済の手続きは約束されていない(第8.5条)。代行は案内していない

偽サイトでウォレットをつなぎ、「承認(Approve)」や署名をしてしまうと、資産を抜かれることがあります。不審なサイトで承認してしまったときは、revoke.cashで承認を取り消す手順を見てください。MetaMaskを名乗る偽サポート・偽サイトの手口はMetaMaskを名乗る詐欺の見分け方にまとめています。

12月15日を過ぎたらどうなる?

12月15日までに移さなかった資産には、アクセスできなくなります(Abstract公式X)。移行の利用規約(第8条)も、停止日にAbstractの通常の処理が終わり、停止後に資産を取り戻す手続きは約束されていないと書いています。

  • エクスプローラーに残高が表示されていても、送れる・取り戻せるとは限らない(第8.5条)
  • 期限の前に申請した引き出しでも、送り先のチェーンでの受け取りなどが残っていれば、その手続きの期限に従う(第8.5条)
  • 運営会社は、移さなかった資産の補償・払い戻しをする義務を負わないとしている(第8.6条)
  • 期限は変わることがあり、停止日を延ばすには基盤の事業者の合意が要る(第8.2条)。延長を当てにしない

Blastも同じ時期に終了を発表しています。Blastに資産がある人は、Blastが終了、引き出しは10月26日までも確かめてください。

Abstractの終了についてよくある質問

Q. Abstractはいつ終わりますか?

Abstractのチェーンは2026年12月15日に停止します(Abstract公式X、10月7日)。移行ハブのカウントダウンは、日本時間12月15日の午前9時(世界標準時0時)に0になります。

Q. 今すぐ移せますか?

はい。移行ハブ(migrate.abs.xyz)とネイティブブリッジ(native-bridge.abs.xyz)は、発表の時点から使えます。引き出しを止める期間は発表されていません(10月8日時点)。

Q. 手数料はいくらですか?

移行ハブの利用料と、ネイティブブリッジの利用料は無料です。ガス代(ETH)と、移行ハブのルートによってはブリッジ・両替の手数料がかかり、署名の前に画面に表示されます。

Q. 移すのにどのくらい時間がかかりますか?

ネイティブブリッジは約3時間の待ち時間のあと、イーサリアム側で受け取りの操作が要ります(公式X)。移行ハブは、ルートごとに目安が画面に出ます。

Q. AGWのアドレスにそのまま送っていいですか?

いいえ。AGWはAbstractだけで動くウォレットで、ほかのチェーンのAGWのアドレスに送ると資産を失うおそれがあります。MetaMaskなど、自分で管理する別のウォレットのアドレスを送り先にしてください。

Q. NFTはどうやって移しますか?

ネイティブブリッジはNFTに対応していません。Abstract上のNFTは、発行したプロジェクトの移行の案内に従います。移行ハブの「プロジェクト別の案内」欄は、10月8日時点でまだ空欄です。

Q. PENGUはなくなりますか?

なくなりません。PENGUの本体はSolanaで発行されたトークンで、止まるのはAbstract上のPENGUです。Abstract上のPENGUは、移行ハブでほかのチェーンへ移せます。

Q. Abstractのエアドロップはありますか?

Abstract独自のトークンは発行されておらず、移行しても報酬はありません(利用規約第7.1条)。XPは記録が6か月残るだけで、トークンの権利にはなりません。

Q. 12月15日を過ぎても取り戻せますか?

期待しないでください。公式は、期限までに移さなかった資産にはアクセスできなくなるとし、停止後の救済の手続きも約束していません。

まとめ

  • Abstract(イーサリアムのL2)は、成長が止まり単独で続けられないとして、2026年12月15日に停止します(10月7日発表)。
  • 今すぐ移せます。入口は migrate.abs.xyz と native-bridge.abs.xyz(約3時間待ち+受け取り)。
  • 送り先はAGWではなく、自分で管理する別のウォレット。
  • NFT・アプリに預けた資産は、各プロジェクトの案内に従って自分で移す。PENGUは移行ハブで移せる。
  • 公式はX(@AbstractChain・@Abstract_Eco)とDiscordだけ。シードフレーズを求めるサイト・DMは偽物。

プロジェクト別の移行の案内や、期限の変更が公式から出たら、この記事に追記します。ほかのサービスの終了・出金停止は仮想通貨の詐欺・出金停止・金融庁警告の一覧で、毎日更新しています。

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出典(一次情報)

本記事のデータは2026年10月8日18時(日本時間)時点の、Abstract公式の発表・移行ハブの表示と利用規約・公式ドキュメント、各取引所の公開データにもとづきます。状況は変わる可能性があるため、行動する前にAbstract公式(X @AbstractChain・Discord)の最新の案内も確認してください。特定の暗号資産の売買を勧めるものではありません。

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