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この記事の結論(2026年10月14日12時34分 日本時間 時点)
- OP(オプティミズム)は1日で約20%上がり、bitbankで24.85円(0.1574ドル)になりました。売買の量も前日の数倍に増えています。1日で+20%は、bitbankのOP/JPYの日足(10月12日の終値20.79円→10月13日の終値25.12円、+20.9%)にもとづきます。ただし、どの発表が引き金だったかを示す一次情報はありません。
- 背景として公式に確認できる材料は3つです。①Uniswapのネットワーク「Unichain」がOptimismの運用サービスへ移る(テストネット10月13日、本番10月29日)、②韓国のKB証券がOptimismの上でトークン化ファンドを作る覚書(MOU、商品はまだ出ていない)、③Superchainの収入の50%でOPを買い戻す12か月の計画(2026年2月開始)です。
- 将来性は「材料はあるが、数字はまだ小さい」です。Superchainの収入は2026年4〜9月に毎月20万ドル未満で、最大の稼ぎ手だったBaseは収入の分配をやめました。一方、2027年4月までに約2.1億OPが新たに出回る見込みです。OPの価格は最高値から約97%安いままです。
- OPは国内の登録業者で日本円で買えます。板(取引所)で買えるのはOKJ・bitbank・BitTradeなどです。急に上がった直後なので、成行ではなく指値で、なくなっても困らない金額にとどめてください。
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OP(オプティミズム)とは?イーサリアムのL2「OP Mainnet」と「Superchain」のトークン
OP(オプティミズム)は、イーサリアムのレイヤー2(L2)ネットワーク「OP Mainnet」と、その技術で作られたチェーンのグループ「Superchain」の方針を決める投票に使うトークンです。L2は、イーサリアムの取引をまとめて処理し、手数料を安く・速くする仕組みです。
OP Mainnetは2021年12月に動き始めました。OP Mainnetの手数料(ガス代)はETHで払うため、OPを持っていなくてもOP Mainnetは使えます。OPの役割は、ガバナンス(ネットワークの更新や資金の使い道を決める投票)と、2026年に始まった買い戻しの対象になることです(Optimism公式ブログ)。
OP Stack・Superchain・OP Enterpriseの違い
| 名前 | 何か | OPとの関係 |
|---|---|---|
| OP Stack | L2を作るための公開ソフトウェア(設計図) | 誰でも無料で使える。使っただけではOPに収入は入らない |
| OP Mainnet | Optimismが支える本家のL2(2021年12月〜) | 利益はOptimismの金庫(トレジャリー)へ入る |
| Superchain | OP Stackで作られ、Optimismに収入の一部を納めるチェーンのグループ | この収入の50%がOPの買い戻しに使われる |
| OP Enterprise | 企業のチェーンの運用をOptimismが請け負う有料サービス | 収入は財団に入るが、2026年2月時点では買い戻しの対象外 |
出典:Optimism公式ブログ「OP Token Buybacks」(2026年1月8日)、Optimismガバナンスフォーラムの財団の回答(2026年2月27日)、Optimism公式ブログ(OP Mainnetの稼働開始)。2026年10月14日確認
Optimismの統計ページによると、L2・L3の月間の取引のうち64.6%(2026年9月)がOP Stackのチェーンで処理されています(Optimism公式「Stats」、10月14日確認)。ただし「OP Stackが使われている」ことと「OPに収入が入る」ことは別で、この違いが将来性を考えるうえでいちばん大事な点です(後の章で数字で説明します)。
BaseもOP Stack?2026年に独自の基盤へ移行中
Coinbaseが作ったL2「Base」はOP Stackで作られましたが、2026年2月18日にBase自身が運用する独自の基盤への移行を発表しました。Optimism財団はガバナンスフォーラムで、Baseからの収入の分配(Superchainの収入)は続かないこと、Baseは今後OP Enterpriseの顧客として関係を続けることを回答しています。

BaseはSuperchainの収入の大半を占めていました。財団の公開シートでは、Baseがこれまでに納めた収入は合計約8,390ETHで、OP Mainnet(約11,955ETH)に次ぐ2位です(Optimism財団「Optimism Collective Revenue」、10月14日取得)。Baseの移行の発表の前後、bitbankのOP/JPYは2月17日の28.64円から2月20日の20.04円へ約30%下がりました。
OPの基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前・記号 | オプティミズム(OP) |
| 運営 | Optimism Foundation(財団)、開発はOP Labs |
| トークンの配布開始 | 2022年5月(エアドロップ) |
| 総供給量 | 4,294,967,296OP(約42.9億OP)。年2%の追加発行の仕組みはあるが、設定は0% |
| 流通量 | 2,290,952,415OP(約22.9億OP、総供給量の53.3%、2026年9月30日) |
| 価格・時価総額 | 0.1597ドル(25.29円)、時価総額3.67億ドル(約582億円)、時価総額順位131位 |
| 過去最高値・最安値 | 最高値4.84ドル(2024年3月6日)、最安値0.0807ドル(2026年8月18日) |
| 国内の取扱い | OKJ(取引所・販売所・積立)、bitbank(取引所)、BitTrade など |
出典:CoinGecko API(2026年10月14日11時49分取得)、Optimism財団「OP Token Unlock」シート(流通量は2026年9月30日時点、追加発行0%の注記あり。10月14日取得)。国内の取扱いは「日本円で買う方法」の章で確認方法と一緒に載せています
OPはなぜ上がった?1日で+20%、分かっていることと分からないこと
OPの今回の上昇について、「これが原因」と示す公式の発表はありません。公式に確認できるのは、上昇の前後に出ていた3つの材料と、「いつ・どの市場で買われたか」のデータです。
値動き:8月の安値から約2倍、今年1月の水準にはまだ届かない

| どこの数字か | いまの価格 | 24時間前 | 変化 |
|---|---|---|---|
| bitbank(OP/JPY) | 24.85円 | 21.34円 | +16.5% |
| OKJ(OP/JPY) | 24.99円 | 20.69円 | +20.8% |
| CoinGecko(ドル建て) | 0.1574ドル | — | 24時間+16.6%、7日+27.8%、30日+63.4%、1年−67.9% |
出典:bitbank公開API、OKJ公開API、CoinGecko API(いずれも2026年10月14日12時34分 日本時間取得)
1時間ごとの価格で見ると、上昇は2回に分かれています。10月13日10時の0.1271ドルから17時の0.1398ドルまで約+10%、いったん止まったあと、10月14日0時の0.1426ドルから6時の0.1595ドルまで約+12%です(CoinGeckoの1時間足、日本時間)。bitbankのOP/JPYの売買量は、10月13日(UTCの日足)が約39万OPで、前日の約8万OPの約4.9倍でした。
1年前と比べると−68%、最高値の4.84ドル(2024年3月)からは約−97%です。「1日で+20%」は、長く下がり続けた後の戻りの途中でもあります。
先物の売買は現物の約6倍:前の週より少し先物寄り
世界最大の取引所Binanceの公開データでは、10月13日(UTC)のOPの先物(レバレッジ取引)の売買代金は約1億2,430万ドルで、現物の約2,000万ドルの約6.2倍でした。10月7〜12日は4.3〜5.4倍だったので、いつもより少し先物に寄った上昇です。
| 日付(UTC) | 先物の売買代金 | 現物の売買代金 | 先物÷現物 |
|---|---|---|---|
| 10月10日 | 8,810万ドル | 1,720万ドル | 約5.1倍 |
| 10月11日 | 4,430万ドル | 930万ドル | 約4.8倍 |
| 10月12日 | 4,400万ドル | 820万ドル | 約5.4倍 |
| 10月13日 | 1億2,430万ドル | 2,000万ドル | 約6.2倍 |
出典:Binanceの公開API(OPUSDTの先物と現物の日足、2026年10月14日11時57分取得)。UTCの10月13日は日本時間の10月13日9時〜14日9時
先物の建玉(決済されずに残っている先物の量)は、10月13日0時(UTC)の約1億3,380万OPから、10月14日11時57分(日本時間)の約1億5,560万OPへ約16%増えました。資金調達率(ファンディングレート)は+0.0081%で、買いに偏りすぎた水準ではありません(Binance公開API)。
材料①Unichainが「OP Enterprise」へ移行:テストネット10月13日、本番10月29日
Uniswap(世界最大級の分散型取引所)のL2「Unichain」は、10月9日にOptimismの運用サービス「OP Enterprise」へ移ると発表しました。テストネット(試験用のネットワーク)は10月13日、本番のメインネットは10月29日に移ります(Uniswap公式ブログ、2026年10月9日)。今回の1回目の上昇(10月13日10時〜)は、テストネットの移行日と重なっています。

- 変わること:シーケンサー(取引を並べる仕組み)・RPC・監視・障害対応をOptimismが運用する。将来、ブリッジ(橋渡しのサービス)を使わずに他のOP Stackのチェーンへ資産を送れるようになる(最初はETHから。時期は未定)
- 変わらないこと:チェーンID、コントラクト、利用者の残高、アプリ、Uniswap v2・v3・v4。Unichainを使っている人がやることはありません
注意したいのは、OP Enterpriseの収入は、2026年2月時点の財団の説明では買い戻しの対象外だという点です(ガバナンスフォーラムの財団の回答)。Unichainの移行後の収入がOPの買い戻しに回るかどうかは、10月14日時点で発表されていません。財団は「OP Enterpriseの収入を買い戻しに使うことは、組織の再編の中で検討する」とも書いています。
材料②KB証券×Securitize×Optimismの覚書(MOU):商品はまだ出ていない
韓国の大手証券会社KB証券は、トークン化(証券をブロックチェーン上の記録にすること)の基盤会社Securitize、Optimismと覚書(MOU)を結びました。Optimismの公式ブログが9月23日に発表しています(Optimism公式ブログ)。
- 最初の計画:トークン化したMMF(マネー・マーケット・ファンド)と、KBアセットマネジメントの主力戦略のファンドを、韓国の機関投資家向けにOP Mainnetの上で出す
- 将来の検討:トークン化した株式・ADR・社債・韓国国債(韓国の制度づくりに合わせて段階的に)
- 役割:KB証券が発行と販売、Securitizeがトークン化の基盤とファンドの管理、Optimismが技術の基盤
MOUは「一緒に取り組む意思」を示す文書で、商品が発売されたわけではありません。また、対象は韓国の機関投資家で、日本の個人が買える商品ではありません。発表の日(9月23日)、bitbankのOP/JPYの終値は19.47円で、前日の21.43円から下がっていました。
材料③OPの買い戻し:Superchainの収入の50%で12か月
Optimism財団は2026年1月8日、Superchainの収入の50%でOPを毎月買い戻す計画を発表し、1月28日に投票で可決されました。2026年1月分の収入を使って2月に始め、12か月続けたあと見直す試験的な計画です(ガバナンスフォーラムの提案、可決の記録)。賛成は約84%と報じられています(The Block)。

| 項目 | 買い戻しの決まり(提案の原文より) |
|---|---|
| 原資 | Superchainの収入(各チェーンが納めるETH)の50% |
| 買い方 | 財団がOTC(取引所を通さない相対取引)の業者と組み、毎月決まった時間帯にETHをOPに換える。価格は問わない |
| 止まる条件 | その月の収入が20万ドル相当に届かない、手数料の上限を超える、決まった時間帯に換えられない、のどれか。止まった分は翌月に繰り越し |
| 買ったOP | Optimismの金庫に置く。将来、燃やす(バーン)・エコシステムの資金・ステーキングの報酬などに使う可能性 |
| 期間 | 2026年2月から12か月の試験。終わったら見直す |
出典:Optimismガバナンスフォーラム「Proposal to Align the OP Token with Superchain Success」(2026年1月7日投稿、1月15日更新。2026年10月14日確認)
買い戻しの規模は、次の章で月ごとの収入の数字と一緒に見ます。なお、一部の海外記事は「買い戻しはUpgrade 20で2027年2月から始まる」と書いていますが、Optimism公式ブログのUpgrade 20(2026年9月25日)は不正証明(fault proof)の仕組みの更新で、買い戻しには触れていません(Optimism公式ブログ「Upgrade 20」、10月14日確認)。
分かっていること・分からないこと
| 分かっていること(一次情報あり) | 分からないこと |
|---|---|
| 上昇は10月13日10時〜17時と、14日0時〜6時の2回 | 最初に大きく買ったのが誰か |
| Unichainのテストネットの移行日(10月13日)と1回目の上昇が重なった | 移行が上昇の引き金だったか。移行後の収入が買い戻しに回るか |
| KB証券とのMOUは9月23日発表。商品は未発売 | 商品の発売時期・規模 |
| 買い戻しは1月28日に可決、2月開始の12か月の計画 | 毎月いくら買ったか(財団が出すとした実行の記録は、10月14日時点で見つけられなかった) |
| 先物の売買が現物の約6.2倍、建玉は約16%増 | 建玉のうち買いと売りのどちらが多いか |
値動きの理由を「〇〇が原因」と言い切っている記事やSNSの投稿は、公式の発表に基づいていない可能性があります。理由がはっきりしない上昇は、同じように理由なく下がることもあります。
OPの将来性は?発行枚数・アンロックと買い戻しの規模を公式の数字で検証
結論は「OP Stackは広く使われているが、OPに入るお金はまだ小さく、新しく出回るOPのほうがずっと多い」です。Optimism財団が公開している2つのシート(収入とアンロック)で確かめます。
Superchainの収入は月いくら?2026年4月から毎月20万ドル未満
| 月(2026年) | Superchainの収入(ETH) | ドル換算 | うちBase |
|---|---|---|---|
| 1月 | 148.2ETH | 約45.6万ドル | 118.8ETH |
| 2月 | 703.6ETH | 約153.9万ドル | 650.9ETH |
| 3月 | 100.3ETH | 約19.9万ドル | 79.0ETH |
| 4月 | 21.7ETH | 約4.9万ドル | 0 |
| 5月 | 17.4ETH | 約3.8万ドル | 0 |
| 6月 | 33.4ETH | 約5.8万ドル | 0 |
| 7月 | 20.5ETH | 約3.7万ドル | 0 |
| 8月 | 25.4ETH | 約5.4万ドル | 0 |
| 9月 | 44.8ETH | 約11.7万ドル | 0 |
出典:Optimism財団「Optimism Collective Revenue」(買い戻しの提案の中で「月ごとの収入はここで確認できる」と案内されている公開シート。各チェーンから実際にETHが送られた月の値で、稼いだ時期から数週間遅れることがある。2026年10月14日取得)
Baseからの入金は4月以降ゼロで、いま収入のほとんどはOP Mainnet自身の利益です。買い戻しの決まりでは「その月の収入が20万ドルに届かなければ、その月の換金は止めて翌月に繰り越す」ので、4〜9月はこの条件に当てはまります。財団が実際に何か月分を換金したかの記録は、10月14日時点で見つけられませんでした。
OPの発行枚数とアンロック:流通は53%、2027年4月までに約2.1億OPが増える見込み
OPの総供給量は4,294,967,296OP(約42.9億OP)で、2026年9月30日時点で出回っているのは約22.9億OP(53.3%)です。投資家向けの分はすべて出回り終わり、残りの多くは財団が管理する資金です。
| 配分先 | 割当(OP) | 出回っている量(2026年9月30日) | 出回った割合 |
|---|---|---|---|
| 投資家 | 7億3,586万 | 7億3,586万 | 100% |
| 初期の開発メンバー | 8億1,033万 | 6億8,692万 | 約85% |
| エアドロップ | 8億1,604万 | 2億6,911万 | 約33% |
| パートナー・シード基金ほか | 8億4,181万 | 4億1,777万 | 約50% |
| 公共財の資金(Retro Funding) | 8億5,899万 | 7,628万 | 約9% |
| ガバナンス基金 | 2億3,193万 | 1億501万 | 約45% |
| 合計 | 42億9,497万 | 22億9,095万 | 53.3% |
出典:Optimism財団「OP Token Unlock」シート(財団の予算報告から案内されている公開の集計。2026年10月14日取得)。万未満は切り捨て
同じシートの財団の見込み(概算)では、2027年4月末の流通量は約25.0億OP(58.3%)です。9月30日から約2億1,354万OP増える計算で、7か月で割ると月に約3,000万OP、今の価格(0.1597ドル)で月に約490万ドル分になります。過去1年(2025年5月〜2026年4月)には約5.9億OPが新たに出回り、流通量は約36%増えていました。
買い戻しと新しく出回るOP、どちらが大きい?(当サイト計算)
月あたりの比較(2026年10月14日11時49分の価格 0.1597ドルで計算)
- 新しく出回る見込みのOP:月に約3,050万OP=約490万ドル分(財団の見込みの2027年4月末の流通量 − 9月30日の流通量 ÷ 7か月)
- 買い戻しに使える額:9月の収入 約11.7万ドルの50%=約5.8万ドル(20万ドル未満の月は規定上いったん止まる)
- 差:新しく出回る量は、買い戻しの約80倍
前提:財団の見込みは「非常に大まかな推計」と注記されている。買い戻しの額は9月の収入をそのまま使った場合の上限の目安で、実際の換金額ではない。出典は上の2つの表と同じ
つまり、いまの収入の規模では、買い戻しがOPの値段を下から支える力は小さいと言えます。買い戻しの効果が大きくなるのは、Superchainの収入が増えるか、OP Enterpriseの収入も買い戻しの対象になったときです。どちらも、10月14日時点で決まっていません。
OPの将来性をまとめると:プラスとマイナス
| 項目 | いまの状況 | 評価 |
|---|---|---|
| OP Stackの利用 | L2・L3の取引の64.6%(2026年9月) | ◎ 大きい |
| 企業・金融機関の採用 | Unichainの移行(10月29日)、KB証券のMOU(商品は未発売) | ○ 増えている |
| OPに入る収入 | Baseが抜け、4〜9月は毎月20万ドル未満 | × 小さい |
| 買い戻し | 仕組みはある(2027年1月ごろまで)。今の収入では月数万ドル規模 | △ 規模が小さい |
| 新しく出回るOP | 2027年4月までに約2.1億OP(月約490万ドル分) | × 売りの重し |
| 価格の位置 | 最高値から約97%安、8月の最安値から約2倍 | △ 戻りの途中 |
出典:Optimism公式「Stats」、Uniswap公式ブログ、Optimism公式ブログ、Optimism財団の公開シート2つ、CoinGecko(いずれも2026年10月14日確認)。評価は当サイトの判断
「2030年にいくらになるか」を示せる一次情報はありません。将来性を確かめるなら、①Superchainの月の収入が20万ドルを超えるか、②OP Enterpriseの収入が買い戻しの対象になるか、③10月29日のUnichainの移行が予定どおり終わるかの3つを見てください。
OPは日本で買える?国内取引所の取扱いと手数料・板の比較
OPは、金融庁に登録された国内の取引所で日本円で買えます。2026年10月14日に各社の公開APIで確かめた範囲は次のとおりです。
| 取引所 | OPの扱い | 確かめた方法 |
|---|---|---|
| OKJ | ◎ 取引所(板)・販売所・積立 | 公開API(OP-JPY)、取引ルール(最小1OP)、積立の対象銘柄(10月5日) |
| bitbank | ◎ 取引所(板) | 公開API(op_jpy) |
| BitTrade | ○ 取引所(板) | 公開API(opjpy、24時間の出来高 約1,277OP) |
| コインチェック・GMOコイン・bitFlyer | × 見つからない | 各社の公開APIの銘柄一覧にOPなし |
出典:OKJ、bitbank、BitTrade、コインチェック、GMOコイン、bitFlyerの公開API(2026年10月14日11時49〜53分確認)。Binance Japan・SBI VCトレードなどは確認していません
OKJとbitbankを比べる:手数料・板の厚さ・出来高
| 項目 | OKJ | bitbank |
|---|---|---|
| 取引所の手数料(メイカー/テイカー) | 0.07%/0.14% | −0.02%/0.12%(指値はもらえる) |
| いちばん安い売り・高い買い | 25.38円/25.26円 | 25.33円/25.28円 |
| 価格差(スプレッド) | 約0.47% | 約0.20% |
| 真ん中の価格から+1%以内の売り注文 | 約6,600OP(約17万円分) | 約16,350OP(約41万円分) |
| 24時間の出来高 | 約7,800OP | 約44.8万OP |
| 3万円を成行で買うときの費用の目安 | 約113円(手数料42円+価格差の半分71円) | 約66円(手数料36円+価格差の半分30円) |
| 紹介特典 | 2,000円分のBTC(90日以内に2万円以上の約定) | 当サイトの紹介リンクはなし |
出典:OKJの板・ティッカー、bitbankの板・ティッカー(2026年10月14日11時49分取得、当サイト計算)、OKJ手数料一覧、bitbank手数料(10月14日確認)。費用の目安は板が動かない前提の概算
手数料・板の厚さ・出来高は、bitbankのほうが上です。OKJのOP/JPYは出来高がbitbankの約60分の1で、まとまった量を成行で買うと値段が飛びやすいので、OKJでは指値で注文してください。一方、初めて口座を作るなら、OKJの紹介特典(2,000円分のBTC)は3万円を買うときの費用の差(約50円)より大きくなります。
- 初めて国内の口座を作る・少額で試したい → OKJ(紹介特典の条件の2万円以上の取引をOPの指値で満たせる)
- すでにbitbankの口座がある・まとまった金額を売買する → bitbank(板が厚く、指値なら手数料がもらえる)。bitbankからの送金の手順はbitbankからの送金方法で解説しています
- 毎月少しずつ買いたい → OKJの積立(1,000円から。OKJの積立のやり方)
OKJでOPを買う手順(取引所で指値)
- 口座を作る:紹介リンクからメールアドレスを登録し、本人確認をする(手順はOKJの口座開設・始め方)。紹介特典の90日は、メールアドレスを登録した日から数えます
- 日本円を入金する:銀行振込で入金(入金手数料は無料。振込手数料は銀行による)
- 取引所の画面でOP/JPYを選ぶ:販売所ではなく「取引所」を選ぶ(違いは販売所と取引所の違い)
- 指値で注文する:買いたい価格と数量(1OPから)を入れる。いまの価格より少し下に置くと、メイカー手数料(0.07%)で買える

OPを買う前の注意点は?
OPは1日で20%上がる銘柄で、同じくらいの速さで下がることもあります。買う前に次の4つを確かめてください。
- 上がった直後は下がりやすい:10月の中でも、bitbankのOP/JPYは10月11日の22.76円から12日の20.79円へ1日で約−8.6%下げています(UTCの日足終値)。先物の建玉が増えた上昇は、利益確定や強制決済が重なると急に下がることがあります
- 10月29日のUnichainの本番移行が「材料出尽くし」になりうる:予定どおり終わっても、OPに入る収入が増えるかは別の話です(上の章のとおり、OP Enterpriseの収入は2026年2月時点で買い戻しの対象外)
- 新しく出回るOPがある:2027年4月までに約2.1億OPが出回る見込みです(財団の概算)
- 税金:OPを売って利益が出たら、原則として雑所得として確定申告が必要です。計算のしかたは仮想通貨の確定申告のやり方で解説しています
買ったOPを長く持つ場合の保管のしかたは、仮想通貨はどこに保管するのが安全?を参考にしてください。この記事は投資を勧めるものではなく、価格の予想もしません。なくなっても困らない金額にとどめてください。
よくある質問
Q. OP(オプティミズム)とは何ですか?
OP(オプティミズム)は、イーサリアムのL2「OP Mainnet」と、その技術で作られたチェーンのグループ「Superchain」の方針を決める投票に使うトークンです。2026年2月からは、Superchainの収入の50%でOPを買い戻す計画も動いています。OP Mainnetの手数料はETHで払うため、OPを持たなくてもOP Mainnetは使えます。
Q. OPはなぜ上がったのですか?
OPが2026年10月13〜14日に約20%上がった理由を示す公式の発表はありません。背景として確認できるのは、Unichainの移行(テストネット10月13日、本番10月29日)、KB証券とのMOU(9月23日発表、商品は未発売)、2月から続く買い戻しの計画の3つです。1回目の上昇はUnichainのテストネットの移行日と重なりました。
Q. OPの発行枚数(総供給量)はいくつですか?
OPの総供給量は4,294,967,296OP(約42.9億OP)です。2026年9月30日時点で約22.9億OP(53.3%)が出回っていて、Optimism財団の見込みでは2027年4月末に約25.0億OP(58.3%)になります。年2%の追加発行の仕組みはありますが、設定は0%です。
Q. OPの将来性はありますか?2030年にいくらになりますか?
OPの将来の価格を示せる一次情報はありません。OP StackはL2・L3の取引の約65%で使われていますが、OPに入るSuperchainの収入は2026年4〜9月に毎月20万ドル未満で、新しく出回るOPのほうがずっと多いのが今の状況です。収入の増加、OP Enterpriseの収入の扱い、Unichainの移行の3つを見て判断してください。
Q. OPとBaseの違いは何ですか?
OPはOptimismのトークンで、BaseはCoinbaseが作ったL2ネットワークです。BaseはOP Stackで作られましたが、2026年2月18日に独自の基盤への移行を発表し、Optimismへの収入の分配も続かないことになりました。Baseを使うのにOPは必要ありません。
Q. OPは日本のどこで買えますか?
OPは、OKJ(取引所・販売所・積立)、bitbank(取引所)、BitTrade(取引所)などで日本円で買えます(2026年10月14日、各社の公開APIで確認)。コインチェック・GMOコイン・bitFlyerの公開APIの銘柄一覧にはOPがありませんでした。
Q. OPの買い戻しはいつまで続きますか?
OPの買い戻しは、2026年2月に始まった12か月の試験的な計画で、終わったあとに見直されます。2026年1月分の収入から始めて11か月続ける決まりなので、2027年1月ごろが区切りです。収入が月20万ドルに届かない月は、その月の換金を止めて翌月に繰り越す決まりがあります。
Q. Unichainの移行で、OPやUnichainを持っている人は何かする必要がありますか?
Unichainの公式ブログによると、移行してもチェーンID・コントラクト・残高・アプリは変わらず、利用者がやることはありません。OPを持っている人も、手続きは必要ありません。
まとめ:OPは「材料はあるが、OPに入るお金はまだ小さい」
- OP(オプティミズム)は2026年10月13〜14日に約20%上がった。引き金を示す公式の発表はない
- 背景はUnichainの移行(本番10月29日)、KB証券のMOU(商品は未発売)、2月からの買い戻しの計画
- 将来性の数字:Superchainの収入は4〜9月に毎月20万ドル未満、Baseは収入の分配をやめた。2027年4月までに約2.1億OPが出回る見込み
- 国内ではOKJ・bitbank・BitTradeなどの板で日本円で買える。急騰の直後は指値で、少額で
本記事のデータは2026年10月14日11時49分(日本時間)時点です。Unichainの本番移行(10月29日)や買い戻しの変更など、新しい発表があればこの記事に追記します。
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