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STRK(スタークネット)の将来性は?急騰の理由「L1化で2027年に量子耐性」の中身と、日本での買い方【2026年10月最新】

Starknetが量子コンピュータに強いL1を目指すイメージ 相場・ニュース

本記事はアフィリエイト広告(PR)を含みます(広告ポリシー・評価の方法)

この記事の結論(2026年10月11日15時15分 日本時間 時点)

  • STRK(スタークネット)が急騰したきっかけは、Starknet公式Xの10月8日の投稿「L1になることを積極的に検討している。2027年を目標に、最初の完全な量子耐性ネットワークになれる」です。投稿の直前に約0.049ドルだったSTRKは、10月11日15時15分に0.1084ドル(約17.2円)と約2.2倍になりました。
  • ただしL1化は「検討」の段階で、正式な提案や投票はまだありません。公式も「決定ではなく問いかけ」と書いています。2027年に量子耐性を実現できると決まったわけではありません。
  • STRKは、確認した国内7社(OKJ・bitbank・bitFlyer・GMOコイン・コインチェック・BitTrade・Binance Japan)では扱っていません。買うなら海外取引所のMEXC(現物・先物)か、分散型取引所Hyperliquid(先物)になります。

STRKを扱っている取引所(2026年10月11日6時台、公開APIで確認)

  • 国内7社:取扱いなし
  • MEXC:現物(STRK/USDT)と先物(最大100倍)
  • Hyperliquid:先物(最大5倍)

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MEXCは日本の金融庁に登録していない海外の取引所です。金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。2026年2月5日から本人確認(KYC)をしないと入金・出金ができません。STRKは1週間で約2倍になったばかりの値動きの大きい銘柄なので、少額で判断してください。

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2026年10月11日朝、STRK(スタークネット/Starknet)が仮想通貨の上昇率ランキングの上位に入りました。CoinGeckoでは24時間で約53%、7日間で約102%の上昇です。

話題の中心は「Starknetがイーサリアムから独立したL1になり、2027年に量子コンピュータに強いネットワークを目指す」という投稿です。この記事では、Starknet公式の投稿とブログを原文で読み、何が決まっていて何が決まっていないのか、STARK証明が本当に量子に強いのか、日本からどう買うのかを整理します。この記事は投資を勧めるものではなく、価格の予想もしません。

STRK(スタークネット)とは?イーサリアムの上で動くL2のトークン

STRKは、イーサリアムのレイヤー2(L2)ネットワーク「Starknet(スタークネット)」のトークンです。Starknetは、取引をまとめて処理し、その計算が正しいことを「STARK証明」という数学的な証明でイーサリアムに示す仕組みで、手数料を安くしています。

開発したのはイスラエルのStarkWare(スタークウェア)で、CEOはSTARK証明の考案者の一人であるEli Ben-Sasson(イーライ・ベンサソン)氏です。STRKは2024年2月に配布と取引が始まりました。

項目 内容(2026年10月11日15時台)
ネットワーク Starknet(イーサリアムのL2、ZKロールアップ)
開発 StarkWare
価格 0.1084ドル(約17.2円)
時価総額 約8.06億ドル(88位)
発行上限 100億STRK(流通は約74.2億STRK=74%)
過去最高値 4.41ドル(2024年2月20日)。今は最高値から約97.5%下
主な使い道 Starknetの手数料の支払い、ステーキング(預けて報酬を得る)、ネットワークの方針を決める投票

出典:CoinGecko API(2026年10月11日15時15分)、Starknet公式ドキュメント(ステーキング)

StarknetのステーキングにはSTRKだけでなく、ビットコインを預けてSTRKで報酬を受け取る仕組みもあります(Starknet公式ドキュメント)。ステーキングをやめるときは、申請から7日間は引き出せず、その間の報酬もありません。

何が発表された?「L1化を検討、2027年に量子耐性」は正式な提案ではない

発表されたのは「L1になることを積極的に検討している」という方針の表明で、L1化を決める正式な提案や投票は、10月11日時点でまだありません。(10月15日に非拘束の投票が始まりました。詳しくは10月18日の値動きの節)流れは次のとおりです。

日時(日本時間) 発信元 内容
6月30日 StarkWare Starknetの量子対策ロードマップ(3段階)を公表。L1化には触れていない
10月8日 17時19分 StarkWare CEO(個人のX) 「量子への機動力のためにStarknetがL1になるのは良い考えか、悪い考えか」と問いかけ
10月8日 17時32分 Starknet公式X 「L1になることを積極的に検討している。2027年を目標に、最初の完全な量子耐性ネットワークになれる」
10月9日 23時15分 Starknet公式X(記事) 「Quantum-Safe Bitcoin, Today」。L1化は「決定ではなく問いかけで、議論は公開で行う」と明記

出典:Starknet公式X、Eli Ben-Sasson氏のX、Starknet公式X記事(いずれも原文を2026年10月11日に確認)

Starknet公式Xの投稿の中身(日本語の要約)

私たちは、L1になることを積極的に検討している。これにより、Starknetは2027年を目標に、最初の完全な量子耐性ネットワークになれる。

Starknet公式X(@Starknet)、2026年10月8日。Coin Mapによる要約

この投稿は、同じ日の13分前に投稿されたStarkWare CEOの問いかけを引用する形でした。CEOは、量子コンピュータの脅威は「思っているよりずっと近いかもしれない」とし、将来に備えるチェーンに必要なものとして①正しい暗号 ②暗号を素早く切り替えられること ③L1であることの3つを挙げています。

翌9日の公式X記事では、この問いを「決定ではなく問いかけ」と明記しています。「2027年に量子耐性」はStarknet側の目標で、実現が約束されたものではありません。L1化には、ネットワークの方針を決める手続き(提案と投票)が必要になります。

なぜL1化の話になる?L2はイーサリアムの量子対策を待つしかない

理由は、L2のStarknetは、最後の部分の安全をイーサリアムに頼っているため、イーサリアムの量子対策が終わるまで「完全な量子耐性」になれないからです。

StarkWareが6月30日に出したロードマップは3段階で、3段階目の「イーサリアムとつながる部分(ブリッジのメッセージ、データの置き場)」は、イーサリアム自身の移行を待つ必要があります。イーサリアムは完全な量子耐性を2029年末までに目指していると報じられており(Bankless、CoinPost)、イーサリアム財団も「L1の更新は2029年までに完了しうる」としています。

L1になれば、イーサリアムの予定を待たずに自分で暗号を入れ替えられる、というのがStarkWare側の考えです。裏を返すと、L1化は「イーサリアムの安全に乗るL2」という今のStarknetの位置づけを変えることになり、賛否が分かれうる大きな変更です。

段階 中身(StarkWareのロードマップ) 状況(10月11日時点)
1. 中核の暗号 状態の記録やアドレスの計算に使う楕円曲線系のハッシュ(Pedersen)をBLAKE2に置き換え、合意形成の署名を耐量子にする 進行中(公式ブログ8月7日)
2. 移行の道具 既存のコントラクトを新しい仕組みへ移す手段 予定
3. イーサリアムとの接続 ブリッジのメッセージ、データの置き場(blob) イーサリアムの移行しだい。L1化はここを自分で解決する案

出典:Starknet公式X記事(2026年10月9日)、Starknet公式ブログ「Starknet’s Upgrade to Quantum Resistance」(2026年8月7日)、The Block(2026年6月30日)

STARK証明は量子コンピュータに強い?ハッシュに基づく部分と、まだ弱い部分

Starknetの「計算が正しいことの証明」(STARK証明)は、楕円曲線ではなくハッシュ関数に基づくため、量子コンピュータに強いとされています。ただし、Starknetのすべての部分が今すぐ量子に強いわけではありません。

ビットコインやイーサリアムの署名は「楕円曲線暗号」で、十分に大きな量子コンピュータが「ショアのアルゴリズム」を動かすと、公開鍵から秘密鍵を割り出せると考えられています。一方、ハッシュ関数に対しては、知られている量子の攻撃(グローバーのアルゴリズム)は総当たりを速くする程度で、ハッシュを少し長くすれば打ち消せる、とStarknet公式ブログは説明しています。


Starknet公式ブログの一節。STARKは楕円曲線ではなくハッシュ関数で計算を証明すると書かれている

Starknet公式ブログ(2026年8月7日)。赤枠:STARKは「楕円曲線ではなくハッシュ関数で計算を証明する」。出典:starknet.io(2026年10月11日撮影)

同じブログは、まだ楕円曲線に頼っている部分として「アカウントの署名」と「イーサリアムとの接続」を挙げています。整理すると次のとおりです。

Starknetの部分 今の暗号 量子への強さ 対策
計算の証明(STARK) ハッシュ関数 ○ 強いとされる 作り替え不要(公式)
アドレス・状態の記録 楕円曲線系のハッシュ(Pedersen)が残る △ BLAKE2へ置き換え中(1段階目)
ウォレット(アカウント)の署名 楕円曲線の署名が主流 ×(今のままでは) アカウントごとに耐量子の署名(Falcon-512)へ切り替え可能な設計
イーサリアムとの接続 イーサリアムの暗号 ×(イーサリアムしだい) イーサリアムの移行待ち。L1化はここを外す案

出典:Starknet公式ブログ(2026年8月7日)、Starknet公式X記事(2026年10月9日)。○△×はCoin Mapが公式の説明を整理したもの

Starknetでは、すべてのアカウントがスマートコントラクトで、どの署名を受け付けるかをアカウントごとに決められます。そのため、ネットワーク全体のルールを変えなくても、持ち主が自分の都合で耐量子の署名に切り替えられる、というのが公式の説明です。ただし、10月11日時点でどのウォレットアプリが耐量子の署名に対応しているかは、公式ブログには書かれていません。「Starknetに置けば量子から守られる」とは言えない点に注意してください。

StarkWareの研究「Quantum-Safe Bitcoin」とは?

10月9日の公式X記事の大半は、StarkWareの研究者が考えたQuantum-Safe Bitcoin(QSB)の説明でした。ビットコインのルールを変えずに、秘密鍵ではなく大量のハッシュ計算でコインを守る方法で、2026年8月26日にビットコインの本番ネットワーク(ブロック964,199)で初めて使われました。1回の利用にかかるGPUの計算費用は、約320ドルから約50ドルまで下がったとしています。

ただし公式自身が「ビットコインを量子耐性にするものではない」と書いています。通常の送金をこの方法で行うと1日に数千万ドルの計算費用がかかり、ウォレットもなく、普通のノードは中継しません。個人がビットコインを守る手段として使える段階ではありません。ビットコインの量子対策の全体像は量子コンピュータでビットコインはどうなる?で解説しています。

STRKはなぜ上がった?値動きを実データで確認

STRKはL1化の投稿の直前の約0.049ドルから、10月11日15時15分の0.1084ドルまで約2.2倍になりました。8月18日の過去最安値(0.0222ドル)から見ると約4.9倍です。


STRKの直近60日の価格チャート。10月8日のL1化の投稿のあとに0.05ドル前後から0.10ドル台まで上昇している

STRKの直近60日の価格(米ドル)。赤の点線の10月8日の投稿のあとに上げが加速したことがわかる。データ:CoinGecko API(2026年10月11日6時25分取得)、Coin Map作成

時点(日本時間) 価格(ドル) できごと
8月18日 0.0222 過去最安値
10月8日 15時 0.0485 L1化の投稿の直前
10月9日 18時 0.0761 投稿の翌日
10月10日 21時 0.0711 いったん横ばい
10月11日 15時15分 0.1084 24時間で約53%、7日で約102%の上昇

出典:CoinGecko API(1時間ごとの価格、2026年10月11日6時30分取得。最終行のみ15時15分の値)

上がった理由として考えられるのは、次の3つです。

  1. 量子コンピュータという話題:ビットコインやイーサリアムの量子対策が議論になる中で、Starknetは「2027年」というはっきりした目標年を出しました。発表の後もZcash(CoinPost、10月10日)やNEAR(10月10日)の量子対策のニュースが続き、関連する銘柄に関心が集まっています
  2. L1化という大きな方針転換:L2のトークンから、独立したL1のトークンになる可能性が意識されました
  3. 投稿の前から上げていた:10月4日〜5日にも約0.043ドルから0.059ドル前後まで上げています。ビットコインをStarknetへ移す手数料の負担(最初の100BTC分)などの施策が報じられていました(Crypto Times、10月4日)

10月10日21時から11日6時25分までの約46%の上げについては、理由を特定できる公式発表は確認できませんでした。材料が「検討」の段階なのに値動きが先に進んでいる状態で、反対の材料が出たときの下げも大きくなりやすい点は覚えておきましょう。

その後の値動き(10月18日):高値から約48%の反落

STRKは10月18日8時10分(日本時間)に0.0644ドル(約10.2円)と、10月12日9時の高値0.1230ドルから約48%下げました。24時間で−11.8%、7日で−37.8%です。この7日間には、毎月のアンロック日(10月15日)も含まれています。それでもL1化の投稿の直前(10月8日15時、0.0485ドル)よりは約33%高い水準です。同じ時間に、時価総額の上位100銘柄のうち80銘柄が24時間で下げており、相場全体が下がっていました(上位100銘柄の中央値−1.5%、BTC−0.5%、ETH−1.3%)。STRKの下げ幅はその中でも大きいものの、Starknet公式ブログや報道を2026年10月18日に確認した範囲では、STRKだけが下がる固有の理由になる発表は見つかりませんでした。一方、Starknet公式ガバナンスでは、10月15日18時32分から10月22日18時32分(日本時間)まで、Snapshot投票「Should Starknet become an independent post-quantum L1?」が行われています。L1化を決める投票ではなく、L1化の研究を進めるかどうかを聞く拘束力のない投票で、公式の説明文も「賛成はL1への移行の承認ではない」としています(Starknet公式ガバナンスの投票ページ、公式フォーラムの議論、2026年10月18日確認)。理由を決めつけず、この投票の結果(10月22日)と、その後に正式な提案が出るかどうかを確かめるのが先です(データ:CoinGecko API(starknet)とCoinGecko API(時価総額の上位100銘柄)、2026年10月18日8時10分 日本時間取得。高値は1時間ごとの価格から、下落率・中央値はCoin Map計算)。

STRKの将来性は?プラスの材料とマイナスの材料

STRKの将来性は、L1化と量子対策が実際に進むかどうかと、2027年3月まで続く毎月のアンロック(売れるようになるトークンの放出)をどう吸収するかで決まります。価格を予想するのではなく、判断の材料を並べます。

材料 内容 向き
量子対策の進み具合 証明の部分はもともとハッシュ型。1段階目は進行中で、目標の年(2027年)を出している +
ビットコインとの連携 BTCのステーキング(報酬はSTRK)、BTCを移す施策 +
L1化は未決定 正式な提案・投票なし。見送り・延期の可能性もある -
毎月のアンロック 毎月15日に1億2,700万STRK(発行上限の1.27%)。2027年3月15日まで -
過去の値動き 最高値から約97.5%下。1年前と比べても約10%下 -
短期の過熱 30日で約272%の上昇 -

出典:CoinGecko API(2026年10月11日15時15分)、The Block(2024年2月22日、StarkWareのアンロック日程の変更)、Starknet公式ブログ・ドキュメント

10月15日のアンロックはどれくらいの量?

STRKは、初期の貢献者と投資家の分が毎月15日に1億2,700万STRKずつ解除される日程で、2027年3月15日まで続く予定です(StarkWareが2024年2月に発表した日程。The Block)。10月15日も解除の日にあたります。

10月11日15時15分の価格(0.1084ドル)で計算すると、1回分は約1,377万ドルです。STRKの24時間の売買代金(約8.02億ドル)と比べると約1.7%で、売買が今の水準なら一度に吸収できない量ではありません(当サイト計算)。ただし、急騰のあとは売買代金が細りやすく、解除された分が売られるかは保有者しだいです。アンロックと値動きの関係はENAのアンロックの記事でも過去の例を整理しています。

STRKはなぜ下がり続けた?最高値から約97%下げた5つの理由

STRKが長く下がり続けた主な理由は、ネットワークの手数料収入が大きく減ったことと、毎月のアンロックで売れるトークンが増え続けていることで、10月の急騰のあともこの2つは変わっていません。STRKは10月12日9時に0.1230ドルと、L1化の投稿の直前(0.0485ドル)の約2.5倍まで上げ、同日18時55分は0.1043ドルです(CoinGecko)。

発行上限の100億STRKすべてに価格を掛けた「完全希薄化後の時価総額(FDV)」で見ると、配布初日(2024年2月20日)の終値1.965ドルで約197億ドル、最高値4.41ドルでは約441億ドルありました。それが2026年8月18日の最安値(0.0222ドル)では約2.2億ドルまで縮み、10月12日18時55分でも約10.4億ドルです(当サイト計算)。

下がった理由 数字・事実 出典
1. 手数料収入が減った 最も多かった2023年11月の約628万ドルから、直近30日は約23万ドル(ピークの約3.7%)。2024年3月にイーサリアムの更新(Dencun)でL2がデータを安く置けるようになり、翌4月は約7.8万ドルまで下がった DefiLlama(10月12日取得)
2. 毎月のアンロック 初期の貢献者(20.04%)と投資家(18.17%)の分が、2024年4月から毎月15日に解除。最初の1年は毎月6,400万STRK、2025年4月からは毎月1億2,700万STRK Starknet公式ドキュメント
3. 配布初日の急落 配布が始まった2024年2月20日に最高値4.41ドルを付けたあと、同じ日の終値は1.965ドル(約55%下) CoinGecko、Binanceの公開API
4. ネットワークの停止 2025年9月2日(大型更新の直後、ブロックの生成が止まり2回巻き戻し)、2026年1月5日(約4時間35分止まり、直前の18分ぶんの取引を巻き戻し) Starknet公式ブログの障害報告
5. 開発会社の縮小 2026年4月、StarkWareが組織を2つの部門に分け、人員を削減すると報じられた(人数は公表されていない) Cointelegraph(2026年4月13日)

出典:DefiLlama(Starknetの手数料、2026年10月12日18時56分取得)、Starknet公式ドキュメント「STRK」、CoinGecko API(10月12日18時55分取得)、Binance公開API(STRKUSDTの日足)、Starknet公式ブログ(2025年9月11日・2026年1月8日の障害報告)、Cointelegraph。FDVは当サイト計算

STRKのアンロックはいつまで?財団が持つ約51%には日程がない

初期の貢献者と投資家の分のアンロックは2027年3月15日で終わりますが、財団が持つ約51%には決まった解除の日程がありません。

公式ドキュメントによると、初期の貢献者と投資家の分は2027年3月15日までに合計約38.2%(7.68%+30.48%)が解除されます。10月15日を含めると、残りは6回・合計7億6,200万STRKです(当サイト計算)。

一方、財団が持つ分(助成12.93%、配布9%、リベート9%、戦略準備10%、財団の財源8.1%、寄付2%)は合計約51%あります。公式は、これらを「契約上は解除済みだが、助成や配布で外に出るまで流通しているとは数えない」としています。つまり、いつ・どれだけ市場に出るかは、財団の配布しだいです。さらに、ステーキングの報酬として新しいSTRKが発行されるため、発行済みの総量は少しずつ増えます。「2027年3月でアンロックが終われば売りが止まる」とは言えません。

Starknetの注目点はどう移った?拡張性→プライバシー→量子対策と、L1化で変わること

Starknetの売りは「イーサリアムの取引を安く速くする」から、プライバシー、量子対策へと移ってきましたが、プライバシーの機能を次々に出した2026年前半もSTRKは下がり続け、大きく上がったのは10月の量子対策・L1化の話からです。

時期 注目点と出来事 その日のSTRK(ドル)
トークン配布(2024年2月)まで 拡張性:STARK証明でイーサリアムの取引をまとめて、安く速く処理するL2 -(配布前)
2026年3月10日 プライバシー:STRK20を発表(Starknet上のトークンを、金額や相手を見せずに送れる枠組み) 0.0587
2026年5月12日 strkBTC(中身を見せずに送れるビットコイン)が稼働 0.0503
2026年6月9日 STRK20が稼働。法的な要請があれば、第三者の監査役が「閲覧キー」で特定の取引だけを確認できる仕組みつき 0.0342
2026年6月30日 量子対策:StarkWareが3段階のロードマップを公表 0.0301
2026年8月18日 過去最安値 0.0222
2026年10月8日 公式Xが「L1になることを積極的に検討」と投稿 0.0491

出典:Starknet公式ブログ(2026年3月10日・5月12日・6月9日)、The Block(6月30日)、Starknet公式X(10月8日)。価格はCoinGecko APIの日足(各日9時=世界標準時0時の値、8月18日のみ最安値)、10月12日取得。注目点の移り変わりは、Bitget Wallet日本語公式のXの解説(2026年10月12日)も参考にした

L1になるとSTRKの役割はどう変わる?移行の時期は未定

L1になると、ネットワークの最終的な安全はイーサリアムではなく、STRKを預ける検証者が支えることになり、STRKの役割は「手数料と投票のトークン」から「チェーンを守る担保」へと重くなります。

今のStarknetは、計算の証明をイーサリアムで確かめてもらうことで、イーサリアムの安全に乗っています。L1になれば、その支えを自分で持つことになります。物差しとして時価総額を並べると、イーサリアムの約3,119億ドルに対して、STRKは約7.8億ドルで、約400分の1です(CoinGecko、10月12日18時57分)。実際の守りの強さはステーキングで預けられている量で決まるため、時価総額はあくまで目安です。

移行の時期は決まっていません。公式は2027年を量子耐性の目標の年にしていますが、L1化そのものは「決定ではなく問いかけ」としています。10月12日19時時点で、Starknetのコミュニティフォーラムに、L1化の正式な提案は出ていません。

これから確かめること(チェックリスト)

値動きではなく、次の5つが動いたかを見ると、話が中身をともなってきたかがわかります。

  • 正式な提案と投票:L1化の提案(SNIP)と投票が出たか。Starknet公式Xとコミュニティフォーラムで確認できる(10月12日時点で提案なし)
  • 手数料収入:直近30日の約23万ドルから増えるか。DefiLlamaのStarknetのページで、月ごとに見られる
  • ステーキング:預けられているSTRKの量が増えるか。L1になれば、これがチェーンの守りの厚さになる。公式ドキュメントが案内するダッシュボード(Voyagerなど)で見られる
  • 希薄化:毎月15日のアンロック(残り6回)、財団の配布、ステーキング報酬の新規発行で、流通する量がどれだけ増えるか
  • ネットワークの安定:公式ブログに新しい障害報告が出ていないか

取引所に置かず、自分のウォレットでSTRKを持ちたい人もいるでしょう。Bitget Walletの公式ページは、StarknetのメインネットでSTRKを送る・受け取る・スワップできると案内しています(10月12日確認)。Bitget Wallet(紹介リンク)は、取引所の口座ではなく、復元フレーズを自分で管理するウォレットです。スワップのレートとネットワークの手数料は、確定する前に画面で確かめてください。

STRKは日本で買える?国内取引所の取扱いと買い方

STRKは、確認した国内7社では扱っておらず、日本から買うなら海外取引所のMEXCか、分散型取引所のHyperliquid(先物のみ)になります。

取引所 現物 先物 手数料 24時間の売買代金
国内7社 × × - -
MEXC ○ STRK/USDT ○ 最大100倍 現物 メイカー0%/テイカー0.05%、先物 0.01%/0.04% 現物 約681万USDT
Hyperliquid × ○ 最大5倍 紹介リンク経由で4%割引 先物 約8,377万ドル

国内7社=OKJ・bitbank・GMOコイン・コインチェック・BitTradeの公開API、bitFlyerの手数料ページ、Binance Japanの取扱一覧で確認した範囲(2026年10月11日6時台)。MEXC・Hyperliquidは各社の公開APIで確認(同時刻)

MEXCでSTRKの現物を買う手順

  1. MEXCに登録する:メールアドレスか電話番号で登録します。当サイトの招待リンクからだと取引手数料の20%が戻ります
  2. 本人確認(KYC)をする:2026年2月5日から、本人確認をしないと入金・出金ができません。パスポートなどの身分証で初級の確認を済ませます
  3. 国内取引所から送金する:国内取引所で買ったXRPなどをMEXCに送り、USDTに替えます。手順はMEXCの口座開設・登録方法で画像付きで解説しています
  4. STRK/USDTで買う:現物取引の画面で「STRK」を検索し、STRK/USDTを選んで注文します。値動きが大きいときは、成行より指値の方が想定外の値段で買うのを防げます


MEXCのSTRK/USDT現物取引の画面

MEXCの現物取引の画面。赤枠の「STRK/USDT」を選ぶとSTRKを売買できる。出典:MEXC(2026年10月11日撮影)

STRKの現物を買うならMEXC

MEXCではSTRK/USDTの現物と、STRKの先物を取引できます(2026年10月11日、公開APIで確認)。

MEXCに登録する(手数料20%還元)

MEXCは金融庁に登録していない海外の取引所で、金融庁から2回(2023年3月・2024年11月)、関東財務局から1回(2025年6月20日)の警告を受けています。本人確認(KYC)が必須です。手数料の詳しい内訳はMEXCの手数料一覧、ほかの海外取引所との違いは海外取引所おすすめランキングで比べています。

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Hyperliquidでは先物だけ(最大5倍)

分散型取引所のHyperliquidでは、STRKの無期限先物を最大5倍で取引できます(10月11日6時台、公開API)。24時間の売買代金は約8,377万ドルで、MEXCの現物より大きい市場です。現物は扱っていないため、STRKそのものを持つことはできません。

Hyperliquidの口座は紹介コードHIDARI付きのリンクから開くと、公式の紹介制度で取引手数料が4%割引になります(最初の取引量2,500万ドルまで。Hyperliquid公式ドキュメント)。Hyperliquidはウォレットをつないで使う分散型取引所で、金融庁の登録業者ではないため、日本の利用者保護は受けられません。始め方はHyperliquidの始め方・使い方、入金はHyperliquidの入金方法で解説しています。

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STRKを買う前の注意点は?

STRKは「検討」の段階の材料で約2倍になった銘柄で、L1化の議論の行方しだいで大きく下がることもあります。買う前に次の4点を確かめてください。

  1. レバレッジは低く:1週間で2倍になる銘柄は、逆に動くのも速いです。MEXCの先物は最大100倍ですが、値動きの大きい銘柄で高い倍率を使うと、少しの逆行で強制決済されます。
  2. アンロックの日を把握する:毎月15日に1億2,700万STRKが解除されます。次は10月15日です
  3. 「STRKのエアドロップ」「量子対策のための移行」を名乗る連絡は詐欺を疑う:話題に便乗した偽サイトがよく出ます。ウォレットの復元フレーズ(シード)を入力させるサイトや、接続して「承認」させるサイトには近づかないでください。Starknetの公式サイトは starknet.io です
  4. 利益は税金の対象:海外取引所での売買でも、日本に住む人の利益は雑所得として申告が必要です。詳しくは会社員の仮想通貨の税金で解説しています

よくある質問

Q. STRK(スタークネット)とは何ですか?

STRKは、イーサリアムのレイヤー2ネットワーク「Starknet」のトークンです。手数料の支払い、ステーキング、ネットワークの方針を決める投票に使われます。発行上限は100億STRKで、2026年10月11日時点で約74億STRKが流通しています。

Q. StarknetがL1になることは決まったのですか?

決まっていません。Starknet公式Xは2026年10月8日に「L1になることを積極的に検討している」と投稿しましたが、翌9日の公式X記事で「決定ではなく問いかけ」と書いています。10月11日時点で、正式な提案や投票はありません。(10月15日に非拘束の投票が始まりました。詳しくは10月18日の値動きの節)

Q. Starknetは量子コンピュータに強いのですか?

計算の正しさを示すSTARK証明はハッシュ関数に基づくため、量子コンピュータに強いとされています。ただし、ウォレットの署名やイーサリアムとつながる部分には楕円曲線の暗号が残っており、Starknet全体が今すぐ量子に強いわけではありません。Starknetは2027年を目標にしていますが、L1化が前提の目標です。

Q. STRKの将来性はありますか?

プラスの材料は量子対策の目標年(2027年)とビットコインとの連携、マイナスの材料はL1化が未決定であること、2027年3月まで毎月1億2,700万STRKが解除されること、最高値から約97.5%下にあることです。価格の予想はできないので、材料と値動きの大きさを理解したうえで判断してください。

Q. STRKは日本の取引所で買えますか?

確認した国内7社(OKJ・bitbank・bitFlyer・GMOコイン・コインチェック・BitTrade・Binance Japan)では、2026年10月11日時点で扱っていません。海外取引所のMEXCで現物と先物、分散型取引所のHyperliquidで先物を取引できます。

Q. STRKのアンロックはいつですか?

初期の貢献者と投資家の分が、毎月15日に1億2,700万STRK(発行上限の1.27%)ずつ解除され、2027年3月15日まで続く予定です。2026年10月15日の分は、10月11日15時15分の価格で約1,377万ドル相当です。このほか、財団が持つ約51%には決まった解除の日程がなく、助成や配布で外に出たときに流通に加わります。

Q. STRKはなぜ下がり続けたのですか?

主な理由は、ネットワークの手数料収入が2023年11月の約628万ドルから直近30日の約23万ドルに減ったこと(DefiLlama、2026年10月12日)と、2024年4月から毎月続くアンロックで売れるトークンが増えたことです。配布初日の急落、2025年9月と2026年1月のネットワーク停止、2026年4月のStarkWareの人員削減も重なりました。

Q. StarknetのL1移行はいつですか?STRKはどう変わりますか?

時期は決まっていません。公式は2027年を量子耐性の目標の年にしていますが、L1化は「決定ではなく問いかけ」で、2026年10月12日時点で正式な提案はありません。L1になれば、ネットワークの安全をイーサリアムではなく、STRKを預ける検証者が支えることになり、STRKはチェーンを守る担保の役割を持ちます。

Q. STRKのステーキングはできますか?

Starknetのステーキングでは、STRKを預けて報酬を受け取れます。ビットコインを預けてSTRKで報酬を受け取る仕組みもあります。やめるときは申請から7日間は引き出せません(Starknet公式ドキュメント)。

Q. 量子コンピュータに強い仮想通貨はほかにありますか?

最初から耐量子の署名を使うQRL(2018年から稼働)などがあります。既存のチェーンでは、NEARが2026年7月に耐量子の署名を導入し、Zcashでも耐量子署名の計画が出ています。一覧は量子コンピュータとビットコインの記事の「耐量子の仮想通貨」で比べています。

まとめ:STRKは「L1化の検討」で約2倍、決まっていないことを分けて判断する

  • きっかけはStarknet公式Xの「L1化を積極的に検討、2027年に量子耐性」(10月8日)。正式な提案・投票はまだない
  • STARK証明はハッシュ型で量子に強いとされるが、ウォレットの署名とイーサリアムとの接続は未対応
  • 価格は投稿の直前の約0.049ドルから0.1084ドルへ約2.2倍(10月11日15時15分)。最高値からはまだ約97.5%下
  • 毎月15日に1億2,700万STRKのアンロックが2027年3月まで続く。次は10月15日
  • 弱みは、手数料収入の減少(ピークの約4%)と、アンロック・財団の配布・報酬の発行による供給の増加。L1化の正式な提案、手数料、ステーキングの量が動くかを確かめる
  • 国内7社では買えない。MEXC(現物・先物)かHyperliquid(先物)で、少額・低い倍率で

L1化の提案や投票、量子対策の次の段階について新しい発表があれば、この記事に追記します。

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本記事の価格データは2026年10月11日15時15分(日本時間)、取扱い・取引所のデータは同日6時台の時点です(Starknet公式X・公式ブログ・公式ドキュメント、CoinGecko・MEXC・Hyperliquid・国内各社の公開データで確認)。「なぜ下がり続けた?」と「注目点はどう移った?」の節は、10月12日18時55分〜19時の時点です(DefiLlama・CoinGecko・Starknet公式ドキュメント・公式ブログ・コミュニティフォーラムで確認)。投資を勧めるものではありません。

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